熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

福地温泉Ⅱ(奥飛騨)


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4日目の朝、部屋で朝食を済ませ10時に望雲をチェックアウト。

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今日は泊目の奥飛騨温泉郷に向け国道144、143から158号線を進み、
上高地の入り口 沢渡から安房トンネルを抜けて平湯温泉、さらに国道471号線を北上し福地温泉まで約160kmを走行。

熟年夫婦上信越-2-3

15時30分、今日のお宿 福地温泉 元湯孫九郎に到着。

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玄関口
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フロント&ロビー

百年以上前の古民家を移築したとされる本館のロビーでチェックインを済ませ、
部屋へ案内される途中ですが、衝立の奥にはアンバランスな光景のモダンな椅子が置かれ、その奥にテラス付きの談話室へと続いており、

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談話室に入ると、正に百年前からタイムスリップした感じの家具や調度品が~。
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談話室の前にあるエレベーターで2階に上がり203号の12畳和室へ、
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入室した203号室天領館2Fに位置し、本館1Fの玄関から進んできた道順を赤い破線で下の館内案内図に記入。
天領館は2年ほど前に、地下1F部分(内風呂も含め)から3Fまで大規模リノベーションを経てリニューアルオープンされたとのことで、タイムスリップの理由が頷けます。
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早速浴衣に着替え、奥飛騨温泉郷でも珍しいとされている「にごり湯」の露天風呂へ、天領館地下1Fから一旦外に出て道路を横切り露天風呂入口通路に、通路内には「にごり湯」の説明(2本の源泉の混合によって...)が詳しく掲載。
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確かに緑褐色のにごり湯です。結構広い岩風呂でむしろ野天風呂の雰囲気、温度も丁度適温で快適ですが、鉄分の匂いが少し気になります。
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続いてリニューアル後の内風呂へ、露天風呂とは異なる源泉で、81.8℃の高温が特殊な熱交換器で適温に調整されており、入口には加水、加温、循環、塩素系薬剤投入一切なしの源泉100%の本物の温泉と説明。
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浴室内部は高めの天井で全て檜造り?、何とも言えない爽やかな木の香りが...。
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檜の湯船には本物の温泉を実感してもらう為と、「ぬる湯」と、髪の毛を源泉で洗える洗い場「髪洗いの湯」が設けられている。
湯船に浸かるとナトリウム炭酸水素塩泉(Ph6.5 弱酸性)の本当に肌に柔らかいお湯と、木の香りに癒されます。

食事の方ですが、夕食、朝食共本館1Fのお食事処で、夕食には奥飛騨郷土料理のお任せ炉端風会席を食しました。
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夕食後、何の部屋か分からないまま「音泉リビング・パラゴン」へ入室、
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パラゴンとは「幻のスピーカー」とも言われており、数に限りがあるアメリJBL社のハンドメイドスピーカーのブランド名。
ここでは40年前のものをリストアーされ、当時のサウンドを甦らせていることに先ずは驚かされる一方、古民家の雰囲気とはかけ離れた家具、調度品がこの場に置かれていることにさらなる驚きを覚えます。
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ビンテージ・サウンドの流れる空間で、大きめのチェアーに深く座りコーヒーを飲みながら、普通の温泉宿では味わえない音泉リラックスの時間を過ごしました。

翌日、朝風呂、朝食後、10時に孫九郎をチェックアウト。奥飛騨温泉郷から国道158号線東海北陸自動車道名神と乗り継いで15時半、往復1,165kmを走行し無事帰宅。
尚、孫九郎で見つけた福地温泉そぞろ歩きマップ(下図)ですが、ここにある11件の旅館と民宿が非常にうまくイラストされており、それぞれの古民家旅館の表姿の奥を、またの機会に覗いてみたくなります。(但し、2014年5月草円には宿泊済み
熟年夫婦福地温泉
のくとまりの舎湯(やどりゆ)の「のくとまり」とは方言で「あたたまる」という意味だそうです。