熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

龍神温泉(紀伊半島)


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3日目になりました。今日は龍神温泉 観光旅館 萬屋に宿泊です。

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3階建ての萬屋外観と玄関入口
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フロント&ロビー
ロビーの左の「ゆ暖簾」をくぐり階段を下りたところに男女別の風呂場があり、
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風呂場前に龍神温泉分析表と当施設のお湯についての説明で、加水なし、給湯方式はかけ流しと循環式の併用、そして飲泉可能と表示されています。そうすると、十津川温泉で言われる「ほんまもんの温泉」ではなさそうです。
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風呂場は大きくはありませんが(3~4人用)、
お湯はさすがヌルヌル
すべすべ
(Ph7.8)
適温に調整されており体の芯まで温まります。
熟年夫婦萬屋9
滞在の部屋は、川に面した3階 8畳の和室に、椅子とテーブルが置かれたベランダ風の3畳ほどの空間があり、洗面所とトイレが併設されています。
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部屋からの眺望
熟年夫婦萬屋6
夕食は同じ3階の個室で、特別会席料理にアユの釜飯を追加しました。
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この旅館の建物の古さは否めませんが、内部の清掃などは行きとどいており清流も望めてよいのですが、エレベーターがない3階の部屋から地下1階の風呂場まで4階分の往復となり、回数を重ねると正直少しキツイです。

尚、今回龍神温泉訪問でこの旅館を選んだ理由は、源泉掛け流しと言われている龍神温泉元湯へ簡単に通える距離と、コストパフォーマンスを考えた結果で、この地には元湯を除き6軒の温泉旅館(上御殿、下御殿、有軒屋 坂井屋、萬屋及び季楽里龍神)が立ち並び、元湯の株主となって源泉を引湯しているようです。
これらの温泉旅館と龍神温泉元湯との位置関係は、下図のように萬屋からは徒歩で2分の距離。
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萬屋で入浴割引券をもらい浴衣姿で下駄を借りて歩いて行けます。
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龍神温泉元湯入口前ですが、「日帰り温泉」、「源泉掛け流し」の垂れ幕と共に「日本三美人の湯」の立て看板が、ここ龍神温泉と、川中温泉(群馬県東吾妻町)、湯の川温泉島根県出雲町)と表記されており、
熟年夫婦龍神温泉元湯熟年夫婦龍神温泉元湯2
入口を入ると右の受付で入浴料(一般700円、割引券550円)を支払い、その奥に渓流を眺める事ができる広い休憩所があります。
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風呂場へはこの休憩所手前左横のエレベーターで女性は2階、男性は地階へ向かい、風呂場入口から脱衣場に進むと、多くのロッカーや洗面台が備えらえています。
浴場入口の扉を開けると二つの大浴槽が眼前に、これで本当に「源泉掛け流し?」なのかと先ずビックリ。
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よく見ると、真ん中の柱に説明板があり、左は大浴槽と表示され、泉温46℃の自噴泉で加温あり。右はヒノキ風呂、泉温48℃のボーリング泉で加温なしと書かれています。ヒノキ風呂から入浴すると、お湯は確かに独特のすべすべというかヌルヌルで肌にしっとり、大浴槽のお湯との差は分かりませんが、ヒノキ風呂は少し温度が低めかなという感じです。
左の扉の外には露天風呂もあります。
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入浴後、脱衣場で当施設のお湯についての説明書きを見つけましたが、これによると大浴槽と露天風呂の給湯方式は、かけ流しと循環式併用とあります。そうするとヒノキ風呂のみが十津川村で言う「ほんまもんの温泉」なのか?疑問が残ります。
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さらに壁伝いに「三美人の湯」の科学的根拠?の説明書きが、

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お湯が
アルカリ性でナトリウムとカルシウムイオンが含まれていることが美人の湯の重要な要素のようです。
ほんまに美人になるのかどうかは別にして、何時までも汗が止まらない不思議な龍神温泉のお湯でした。又近い内に再訪問してみたいところです。