熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

玉造温泉佳翠苑 皆実

本年2月20日日経新聞プラスワンに温泉津温泉島根県)の紹介記事を見つけ、激アツ湯で回復力シャキッとの表題で、「けがで足が曲がらなかったのに、帰りはスタスタ歩けた」、また「温泉に入ったら膝の痛みを感じなくなった」との温泉の効能?に興味を覚え、

温泉津温泉の訪問を主目的として、併せて山陰地方の源泉かけ流し温泉の宿を、ドライブ時間も考慮の上探索し、①泊目 玉造温泉 佳翠苑 皆実、②泊目 温泉津温泉 のがわや旅館、③泊目 岩井温泉 岩井屋、④泊目 京・Tango Resort はなれ空遥(そらはるか)と、4月上旬に予約を取り四泊五日の日程で、自宅より下図の青いドライブルートに沿って巡りました。
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出発前には鳥取市の桜の名所で有名な鳥取城跡、鹿野城跡公園などへの立ち寄りも計画し、鳥取経由のルートでスタートしましたが、ただ、前日の豪雨と風の影響が心配になり、途中で鳥取観光協会に確認したところ、今年は桜の開花が1週間ほど早く、一昨日迄満開であった桜は、昨日の雨ですべて散りましたとの情報 ...。
島根県松江城山公園の桜も同様終わっており、今日のお宿 ①泊目の 玉造温泉 佳翠苑 皆実に直行。
玉造温泉
15時前に、高い建物がそびえる大型旅館「皆実」前に到着。玄関前の駐車場に車を駐めて入館します。
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正面には立派な日本庭園が、右に曲がって館内入口へ。
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入口の自動ドアーを入ると、フロント前に広いロビー、ラウンジへと繋がっています。

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チェックインはこの庭園ラウンジ「茶蔵楽」で、ラウンジの奥まで進むと手入れの行き届いた日本庭園が眺められます。
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席にはウエルカム・ドリンク(お茶とリンゴのジュレ)が提供され、ここでチェックイン手続きを済ませ、売店前のエレベーターで3階へ、
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1階の平面図(下図)に、入口からエレベーターまでのルートを赤い破線で示しています。
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この大型旅館の建物は、9階建ての西の館、6階建ての東の館及び喜多の館の3つの館に分かれており、全部で109室。
予約の部屋は喜多の館、部屋に露天風呂付きの「雲のね」ですが、各館は立面図のみで平面図がなく、各館の配置がよくわからないまま、3階でエレベーターを降り、「雲のね」317号室に案内されます。
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扉を開けると右側に和室、その奥が洋室となった和洋室、但しこの部屋にはトイレが左右に2ヶ所設置されています(上の間取り図ご参照ください)。
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和室の前にベッドルームがあり、
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ベッドルームの窓から見えるテラスですが(洋室からも出入りが可能)、眺望を期待していたわけではないが屋根瓦しか見えないのに少し憤慨するも、予約時に4階以上の部屋とリクエストしなかったことを反省。
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部屋付きの露天風呂は、入口から左側に行くと、トイレ、洗面所、洗い場から露店風呂へと続いています。
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実際には窓が解放できる半露店風呂で、浴槽は広く源泉が常時かけ流されており、湯面にはお湯に浮かべて湯温を管理できる湯温計が置かれています。
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お湯は無色透明 無臭ですが、若干塩辛い味で、少しトロミのある肌に柔らかい良いお湯です。湯上り後は汗が吹き出し収まるまでかなりの時間がかかります。
温泉分析表によると源泉温度62.3℃、Ph8.1 泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)と表記。 

食事の方ですが、夕朝食とも2階の旬の宿り、ダイニング「穀厨(こくり)」で、【グレードアップ】メインが選べる季節の会席料理(車海老の香草オイル焼き、銀鮭香草オイル焼き、又は和牛のステーキ)との宣伝文句に期待させられるが、
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ダイニング「穀厨」の窓の外には目隠しフェンスが設置されており、窓際の椅子に座ると全く見晴らしがなく、個室感覚もない単なる大食堂で、
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おまけに、テーブルには重箱と小鍋がすでに置かれており、朝食の用意かと間違うほどお粗末な演出。
重箱を開けた先附~お造りの内容の周りに、時計周りで後から出てきた洋菜(和牛のステーキを選択)以降の写真を掲載。
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メインの洋菜のなんと薄く小さなステーキに唖然、食堂の雰囲気が悪く、なぜか全て美味しく味わえなかった点は否めません。

この旅館の大浴場は1階と9階の2ヶ所にありますが、いずれも循環式で塩素消毒との情報あり、このコロナ禍の折、あえて入浴しませんでしたが、ご参考までに佳翠苑 皆実の大浴場の詳細は下の写真をクリックしてご覧下さい。
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1階大浴場(男湯)
尚、朝食(バイキング形式)は同じ食堂で済ませ、10時にチェックアウト。部屋付きの源泉かけ流し風呂(半露店)を除き、高評価する点は余りなかったが、お湯は非常に良かったと思います。

温泉津温泉のがわや旅館

2日目になりました。今日のお宿 ②泊目の温泉津温泉までのルートで、島根県の桜の名所を観光協会に問い合わせたところ、比較的標高の高い飯南町は、まだ桜の開花が続いているかも?との情報を得、玉造温泉から下図のルートで飯南町に向けスタート。

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国道54号線走行途中、道の駅とんばらの観光案内所で、張戸のお大師桜が満開との情報あり、下の地図をもらって臨時駐車場へ、

 

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駐車場に車を駐め、民家の間の路地を矢印の方向に進みます。
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坂を上がると、なんと大木に満開の桜が!
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樹高15メートル・枝幅10メートル・幹周り4メートルの推定年齢200~300年の巨木。根元に弘法大師を祀った小祠が安置され、「お大師桜」と呼ばれており、田に水が張られると水面に花鏡となって映りこむようです。
丁度タイミングよくこの巨大な満開の桜をゆっくり堪能後、今日のお宿 温泉津温泉 のがわや旅館へ急ぎ、15時に旅館前に到着。
玄関を入り、フロント前の応接間でチェックイン手続きを終え、フロント横の階段で2階へ、
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2階の通路を真っすぐ(下図赤い破線)、マッサージチェアーの横を通り抜け、突き当りの階段を上がった部屋(松山)に案内されます。この旅館は全部で10室のみ。
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部屋に入ると7.5畳の控えの間に続き、奥に8畳の主室、周りに廊下、
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廊下に置かれた椅子の後ろに冷蔵庫、廊下入口側奥に洗面所、トイレが設置されています。
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カーテンを開けた窓からは、隣の家の畑?と古びた家屋の屋根瓦が見られます。
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今回の旅行の主目的の温泉入浴ですが、コロナ禍の折、ここの3つの風呂場(岩の湯、石の湯、たぬきの湯)は入浴後の消毒作業のため、すべて50分の貸し切り対応となっており、予約と入浴後の連絡が必要と注意を受け、夕方までの2回、夜及び朝の計4回の予約を済ませ、早速1階のたぬきの湯へ
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浴槽は2人が入れるほどの大きさがあり、お湯はかけ流し、少し鉄分の匂いがして、淡茶褐色でまったりとする感じ、舐めると塩辛い。このお湯は薬師湯温泉から引湯されており、源泉温度は45.3℃(使用位置で41.5℃)、Ph6.4で、ここのお湯の温度は41℃前後で管理されている模様。
尚、薬師湯温泉のお湯は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(低張性中性高温泉)で、日本温泉協会公認の天然温泉、新基準検査の全項目(6項目)で、最高評価の"5"を取得!島根県では薬師湯だけとのことらしいです。
夕方までの予約の石風呂へ、脱衣場から扉を開けると、浴槽は石で区切られ、温泉部分は四角の浴槽のみで、L字部分は沸かし湯。湯量に限りがあることからの苦肉の策?のようです。
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夕食は部屋食で、海の近くの旅館の為か、我々好物の魚づくし料理コースで、配膳された料理順に写真を掲載しています。
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蕎麦、ごま豆腐、河豚の湯引き 
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刺身盛合せ(ヒラマサ、ヒラメ、チカメキントキ)
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とろろのせんぎり、貝柱、甘鯛
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ノドグロの煮つけ
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鰆の野菜巻き蒸し
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穴子、野菜天ぷら
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御飯
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デザート(フルーツの盛合せ)
結構なボリュームで食べ残した料理もありましたが、味付けは全て美味しく満足。ただ、河豚の湯引きにはトラフグを使用してほしい。
就寝前に予約済みの岩風呂へ、浴槽は一番大きなサイズですが、温泉は左の四角部のみでL字部は沸かし湯。前の2つの風呂に比べ、お湯の温度も若干高く、一番落ち着いて入浴できます。ただ、評価の高いお湯ですが、最高のお湯と肌で実感できるほどのものでもありません。
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朝風呂(予約済みの岩風呂)の後、朝食は2階の大広間で、
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朝食の内容は一般的な量ですが、山陰地方独特のカレイの一塩干には舌鼓を打ちました。
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尚、冒頭の日経新聞プラスワンに掲載された温泉津温泉の記事は、元湯のお湯のことでしたが、旅館群に引湯されているお湯は、全て薬師湯のみであることが分かり、のがみや旅館から徒歩で4~5分の距離(下図)にある元湯(公衆浴場)への入浴も考えましたが、旅館でも浴場は貸し切りとして消毒を繰返している実情から、コロナ禍での公衆浴場への入浴の勇気がなく、今回は断念することになりました。
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岩井温泉岩井屋

3日目の朝、のがみや旅館を10時にチェックアウト、岩見銀山などへの訪問アドバイスを受けたが、既に2016年5月に訪問済みの為、③泊目の岩井温泉へ、9号線から山陰自動車道で約220㎞、4時間弱のドライブとなります。

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9号線に入り10分ほど進むと、琴ケ浜鳴き砂海岸の看板を見つけ、チョット立寄ってみることに。
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この看板の裏には見事な白い砂浜の海岸、180度撮影出来ないのが残念ですが、上下の写真をつなぎ合わせてご覧ください。

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ものすごく細かい砂で、確かに砂の上を歩くとキュッ、キュッと鳴る珍しい体験ができました。
尚、今日のお宿 岩井屋はご招待の形での宿泊で、

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2018年6月から2019年12月迄の一年半の期間中、日本秘湯を守る会加入のお宿、上の押印済みのスタンプ帳で2回目となる10軒を訪問。
美郷館(たんげ温泉)
仙狭閣(芦ノ牧温泉)旅館ひのえまた(桧枝岐温泉)旅館大黒屋(甲子温泉)御宿万葉亭(中の沢温泉)岩井屋(岩井温泉)虹岳島荘(虹岳島温泉)まるほん旅館(沢渡温泉)法師温泉長寿館(法師温泉)旅館岩倉(岩倉温泉)

スタンプ帳に押印のある宿から1件を選び、1泊無料での招待を受けられることから、今回、岩井温泉 岩井屋と決めた背景があります。(前回は肘折温泉 丸屋でした
尚、10軒の温泉につきましては過去記事をリンクしておりますので温泉名をクリックでご参照ください。

今回の岩井屋訪問時入手しましたパンフレットに、温泉の内容が詳細に説明されていますので添付しておきます。
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天狗の庭吾妻八景

5日目の朝、雨は止んだものの空は厚い雲に覆われています。原計画では、カイバレーを戻りゴールドラインに入って、⑤地点の二俣温泉に向うルートでしたが、昨日の雨で通れなかったスカイラインを走行したいという強い思いから、米沢市経由で国道13号を通り70号線(スカイラインに入りました。

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スカイライン入口前の高湯温泉、安達屋旅館(一昨日宿泊)を通り過ぎ、山を見上げるといまだに雲が停滞しており、一抹の不安もありましたが幸いなことに標高1350mの「天狗の庭(吾妻八景の一つ)」近くから晴れ間が見え出しました。
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眼下に見られる雲海
小富士
天狗の庭から吾妻小富士撮影
浄土平近くになると様相が一変。
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樹木が全くない白い岩肌の道を過ぎると、濃度の高い火山性ガスが噴出している場所があり、「この付近では駐停車や下車はせず、通過するようにしてください」との注意看板が設置されていたのにはビックリしましたが、危険地帯を素早く通り過ぎ浄土平ビジターセンター前に到着。 
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浄土平の名前の由来は、厳しい山道を歩んできた登拝者にとって、吾妻小富士や一切経山(いっさいきょうざん)に囲まれた鮮やかな花々に満ちた平坦地が、極楽浄土のように思えたことから名付けられたと言われています。
まずは吾妻小富士へ。
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吾妻小富士登山
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浄土平周辺地図
10分ほどで階段道を登り、吾妻小富士登頂地点より噴煙が少し見える一切経山を眺めます。
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山頂までの火口壁道
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雲海
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水のない火口底
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雲海で見晴らしがない為、火口壁道を進むのをやめ、下山してスカイラインのドライブに戻りました。ただ、雲海の中へ突入の為、スカイラインの紅葉は楽しめませんが、標高の下がったイクラインに入ると、綺麗な紅葉の林のなかを疾走することが出来、
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雲も少し切れ始め、随所に車を止めて紅葉を楽しみました。
2紅葉
紅葉のイクラインから望む磐梯山

小野川温泉河鹿荘

4日目の朝、目が覚めると雨の音です。今日は、磐梯吾妻スカイライン、レークライン及びスカイバレーの紅葉ラインを通り、③地点から④の小野川温泉まで約100Kmドライブの途中で、浄土平、中津川渓谷、グランデコ・リゾートや、最上川の源流が流れ落ちる双竜峡等の訪問を予定していたのですが...

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この雨の為、山全体がガスで覆われているではありませんか、景色どころか運転にも支障をきたす恐れがあるため、スカイラインの通行を諦め、福島西経由の国道115号線でレークラインの中津川渓谷へ向いました。
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雨の中でも見事な紅葉が見られます。
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1中津
 中津川橋より撮影
その後、レークラインを通り抜けカイバレーへ、相変わらず雲が厚く、雨が降っています。
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雲に覆われ、残念ながら何も見えませんでした。
東鉢
 東鉢山七曲りの景色
雨がさらに激しくなり、期待していたカイバレーはただ通り抜けただけで、15時前に小野川温泉に到着。小野川スキー場の近くに位置するとあったので、山の中の温泉を想像していたのですが、田んぼの真ん中に今日のお宿、河鹿荘がありました。
玄関
河鹿荘玄関
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               フロント、ロビー付近
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部屋1
           10畳和室(マッサージチェアー付)
部屋は、この宿一番奥の3階10畳和室に。建物自体はかなり古いですが、室内はリニューアルされているようです。早速浴衣に着替え風呂場へ、
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内風呂(上)のすぐ外に露天風呂(下)が位置しています。ネットの写真ではラジウム豊富な美人の湯「せせらぎ」が鶯色だったのですが、実際は無色透明のお湯で少しガッカリ。この温泉は高温の源泉(80.3度)と低温の源泉(35.6度)をブレンドし、適温に調整後かけ流されており、加水は一切されていないのが特長とのことです。Phは7.1とほぼ中性です。
夕食
夕食は米沢牛のすき焼きでした。

高湯温泉安達屋旅館

3日目の今日は、安達太良山登山と、あだたら渓谷自然遊歩道散策を計画しています。その後、磐梯吾妻スカイラインを経由して、②の岳温泉から③の高湯温泉、安達屋旅館に向います。走行距離は約50Km程です。

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空のリゾートから10分ほどで、9時20分安達太良山ゴンドラ乗り場前に到着です。まずはゴンドラで山頂駅を目指します。

ゴンドラ
晴天で紅葉が綺麗です。
ロープウエイ
ゴンドラ乗り場前
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ゴンドラからの眺め
10分程で山頂駅に到着。駅前には皇太子同妃両殿下行啓記念碑が立てられおり、ここが安達太良山登山のスタート地点となります。
記念碑
約50分で、山頂まで1.3Kmの仙女平分岐点に到達。
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仙女平分岐点から山頂
別名を乳首山と呼ばれているように山頂が乳頭みたいです。その後、一気に1,700mの山頂まで約40分で登頂。
山頂
鉄山
前に見える山は、おそらく鉄山でしょう。
急に雲行きが怪しくなってきたので、山頂で長居をせずに下山し、昼食は、ゴンドラ乗場のレストハウスで済ませ、午後から予定の自然遊歩道散策に向いました。
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遊歩道として想像していた平坦な道とは違い、実際はかなりのアップアンドダウンを繰り返す険しい山道でしたが、1時間の間、紅葉真っ只中の景色を満喫。
遊歩
昇龍の橋から撮影
残念ながら、14時頃から雨が降ってきました。
今日のお宿、高湯温泉、安達屋旅館まで、磐梯吾妻スカイラインの紅葉ドライブを楽しみにしていたのですが...
スカイ
雨のスカイライン入口付近
進めば進むほど雨雲が厚くなり、道路も霧状の雲に覆われ景色は何も見えず、10m先が僅かに見える中で徐行を続け、やっとのことで安達屋旅館にたどり着きました。
玄関
玄関
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フロント周辺とロビー
チェックイン後、2階の8畳角部屋に案内され、
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早速温泉へ、ここは温泉場の撮影が禁止となっているため、旅館にあった写真のみ掲載しました。
温泉

この写真は、混浴の露天風呂ですが、実際に入浴してみますと、むしろ野天風呂と言っても過言ではないぐらい周りに自然が残されています。源泉の温度は43.7度、Ph2.7の強酸性のお湯ですが、肌に刺激もなく、ついつい長湯をしてしまいました。

しかし、夕食は狭い食事処で、しかも換気が強くやかましい落ち着かない雰囲気の所で、さらに我々の嫌いな鯉の刺身とか、鯉の味噌汁などが出て最悪でした。 

岳温泉空の庭リゾート

2日目の今日は、①角神温泉から出発し国道459号線を東へ、桧原ビューラインを通って桧原湖五色沼を訪問し、国道115号線②地点の岳温泉に向います。約130Kmのドライブです。

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8時30分にホテルをチェックアウトし、2時間ほどで桧原ビューラインに入ります。さすが紅葉真っ盛りが桧原湖まで続きました。少し曇り空で紅葉が青い空に映えないのが残念です。
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桧原ビ2
11時前に、桧原湖に到着。早速島めぐり35分の遊覧船に、
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肉眼では対岸の紅葉が綺麗に見えていたのですが、この曇り空では残念ながら上手く写真が撮れません。
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星リ
船の発着場すぐ横に、今年の1月末に宿泊した星のリゾート裏磐梯ホテルが見えています。おそらく露天風呂はあの場所?だったかも、氷に埋もれた桧原湖から、雪交じりの寒風に吹きさらされて入浴したのを懐かしく思い出されます。
1桧原湖
桧原湖
3桧原湖
湖上からの紅葉は見頃なのですが、相変わらずの曇り空が続いています。
今日の午後は、ガイド付き五色沼トレッキングを予約していますが、集合時間の13時30分まで少し時間があった為、今回、満室で予約が取れなかった裏磐梯高原ホテルを訪問してみました。
弥六沼からの裏磐梯山は、裏磐梯高原ホテルからのみの眺めとなります。さすが素晴らしい眺めです。
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この景色が眺められる宿泊部屋は、2及び3階の24室のみで、シーズン中に予約を取るのが難しいことが分かりました。

13時30分近くになりましたので、高原ホテルを後に、集合場所の裏磐梯高原駅前(物産館)へ向かいました。今日は我々を含め5名+ガイド1名のグループで13時45分トレッキングスタートです。
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まずは最初の柳沼から最後の毘沙門沼まで、それぞれ特長を持つ沼を見て歩きます。ただ、竜沼は雑木林の奥にあって全体が見渡せない為、撮影していません。
柳沼

柳沼

青沼
青沼
瑠璃沼
瑠璃沼
弁天沼
弁天沼
みどろ (2)
 
みどろ沼
赤沼2
毘沙門沼
途中ガイドから色々説明を受けましたが、綺麗な青色が見られるのは、水の中に、アルミニュームの含水ケイ酸塩の微粒子が大量に含まれており、これらが水の中に入った太陽光を反射するためと説明があったことは覚えていますが、後のことは見学に夢中になりあまり良く覚えていません。
ただ思い出すのは、竜沼は元々滝沼という呼び名であったが、登録時、役場の担当者が「さんづい」を忘れて登録し、竜沼となったこと、そして赤くない赤沼、それと最後の毘沙門沼は個人の所有地であることなどですかな~。

90分のトレッキングを終え、ビジターセンター前から集合場所まで車で送ってもらう途中ですが、看板に赤がない...???
出光
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裏磐梯には環境保護条例で看板に原色が使えなく、出光のアポロマークや、セブンイレブンもこげ茶色になっおり、7の別名をブラックセブンと呼ばれているそうです。

15時30分に集合場所で解散となり、今日のお宿、岳温泉、空の庭リゾートへ急ぎました。
玄関
玄関
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  フロント周辺とロビー
洋室
 ツインベッドルーム
4階のツインベッドの洋室に、17時丁度到着。ただ、このホテルは部屋への案内はおろか、荷物のサポートも全くなく、サービスは安物のビジネスホテル並み。早速風呂場へ、
内湯
露天
内風呂からの眺め&露天風呂 
さすが岳温泉の源泉かけ流し、源泉の温度は56.7度、Ph2.5の強酸性ですが肌に全く刺激を感じず、まことに結構なお湯でした。夕食は食堂でハーフバイキングの料理となっていました。
源泉かけ流し温泉で選んだ宿としては満足でした。 

玉造温泉に長楽園に宿泊【ブログ】。温泉は無色、無臭、透明そのもので特に透明度の高さに驚きです。源泉の温度は、69.7~72度、Ph8.1の弱アルカリ性。その後、館内1階の温泉大浴場にも入浴、露天風呂も結構大きく快適。

9月3日、9時30分に岩井屋旅館をチェックアウトし今日は、①地点から、②地点の玉造温泉へ移動します。

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9号線を戻り鳥取までの途中、鳥取砂丘ジオパークセンター近くの砂丘を見学。今年の長雨で、オアシスと呼ばれているグリーン地帯に水溜まりが出来、砂丘は秋の様相だと観光業者が嘆きの声を上げていました。
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砂丘近くに、「砂の美術館」という看板を見つけ訪問。
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今回の展示は、「砂で世界旅行・ロシア編」ということで、ロシアにまつわる多くの砂像が展示されています。


その後、9号線から山陰道に入り、しばらく行くと「道の駅・はわい」の看板に遭遇。丁度、昼食時間でもあり立ち寄ってみたところ、以前にソフトバンクのコマーシャルで、トリンドルが鳥取の「はわい」出身という役柄で出ていたのを思い出し、道の駅にあった大きな地図で調べてると、東郷池の西岸に「はわい(羽合)温泉」が位置していることが分かりました。
昼食後、少し回り道ですが興味本位で、東郷池西岸まで行ってみると、昼間のせいか、人も殆ど見かけない寂しい場所でしたが、池に面して大きなホテルが数軒建ちならんでおり、このコマーシャルによる効果は、温泉地の宣伝に大きいものがあるでしょうね~?

他にも寄り道をして、今日のお宿、玉造温泉、長楽園には16時20分に到着。

長楽園
長楽園の玄関前
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長楽園のフロント、ロビー風景

案内された部屋は、玉泉閣、5階の和室(十畳)、部屋の浴室にも源泉が引かれている由。

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浴衣に着替え、館外にある日本一大露天風呂(龍宮の湯)へ、
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龍の口、他から源泉が噴出しています。温泉は無色、無臭、透明そのもので特に透明度の高さに驚きです。源泉の温度は、69.7~72度、Ph8.1の弱アルカリ性。その後、館内1階の温泉大浴場にも入浴、露天風呂も結構大きく快適。

夕食は、2階の食事処で、宍道湖産の白魚、シジミなど、さらに島根牛のステーキまで、大変美味しく頂きました。

4日の朝、昨日と同じ場所に用意されていた朝食を済ませ、日本庭園を散策。

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庭園、泉水
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昭和天皇御宿泊処

昭和天皇御宿泊処を外から見て20分程の散策後、10時前に長楽園をチェックアウトし、山陰道及び、178号線を経由して但馬牛の本場豊岡に向う途中、「道の駅・あまるべ」の標識が、上を見上げると、なんと、真っ赤な余部の鉄橋はいつのまにか真っ白のコンクリート橋に変身しているではありませんか。

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2010年8月に橋梁が完成
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余部鉄橋の桁(実物)と、昔の鉄橋の写真が展示されていましたが、1968年の突風による列車転落事故が思い出されます。

引き続き、178号線で豊岡に向かい、ステーキ他、焼肉、すき焼き用など、但馬牛を買い込んで和田山ICから播但連絡道路、福崎ICより中国道で西宮北ICまで高速道路で、16時40分無事自宅に戻り、今回の全走行距離は772.7kmを記録しまた。

岩井温泉 岩井屋に宿泊【ブログ】。1300年の歴史を持つと云われている岩井温泉、中でも、創業130年、江戸時代末期から続く山陰最古と言われる温泉旅館、鳥取県で唯一「日本秘湯を守る会」に加盟。

鳥取から宍道湖玉造温泉まで、9月2~4日、2泊3日で山陰の温泉地を訪問しました。
ドライブ・ルートは、西宮北インターから中国道に入り、佐用ジャンクションから鳥取道を北上し、9号線で岩美方面へ約30分、今日のお宿、①地点岩井温泉、岩井屋に到着。自宅から約3時間(192Km)。
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1300年の歴史を持つと云われている岩井温泉、中でも、創業130年、江戸時代末期から続く山陰最古と言われる温泉旅館、鳥取県で唯一「日本秘湯を守る会」に加盟している岩井屋旅館の入り口に到着。
岩井屋
車を特設駐車場にとめ、チェックインの為入館。
フロント・ロビー
フロント、ロビー、ティー・ラウンジ風景
早速、2階の「すずらん」、八畳間に案内されました。
すずらん
民芸調の落ち着いた部屋で、最初は気づかなかったのですが刺繍畳が敷かれていたのに驚かされます。
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何の刺繍か(家紋?)、聞くのを忘れましたが...。
少し休憩の後、風呂場へ。
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途中、さすが歴史を感じさせられる家具や調度品が随所に展示されています。
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ティー・ラウンジ前の中庭を越えて(なぜか、この緑が癒しを感じさせてくれます)、左に見えるガラス張りの廊下を渡り、下図の赤い破線に沿ってお風呂場へ。
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今日の20時までは、女性が長寿湯、男性は祝いの湯となっています。
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秘湯、祝いの湯
日本秘湯を守る会の提灯が奥に見えます。広くはないが深さは胸まであり、源泉かけ流し、且つ底から湯が沸いているのか、湯面に泡がポコポコと出てきます。癖のない無色透明、無臭のお湯で、源泉温度は49.8度、Ph7.1の中性とのことです。又ここでは、シャワーにも源泉が使用されていることを後で知りました。

20時以降の男女入れ替えを待って、長寿湯へ。
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長寿湯(内湯)
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露天風呂
長寿湯は、併設の露天風呂もあり、祝いの湯より全体的に少し広く、湯は同じですが落ち着いて入浴できる感じです。ただ露天風呂(屋根付)は内湯に比し、湯の温度がかなり高目に設定されており、短時間の入浴に終わりました。

当初、日本秘湯を守る会の温泉旅館は、一般的に古さというイメージからくる一抹の不安もありましたが、ここに来てみて、古く見える建物の外観は別として、館内は全く古さを感じないメンテと工夫がなされています。玄関、通路、ロビーには歴史ある調度品に溢れ、緑溢れる中庭の前には、ティー・ラウンジやロビーが配置され、ここにいるとなぜか心が落ち着く感じがします。
食事は、夕食、朝食とも、個室の食事処が用意され、食べきれないほどの豪華なものでした。(冬場はカニ料理となるそうです)
今後又、機会があれば是非訪問したい温泉旅館の一つです。

ご参考までに、「岩井温泉の由来」としての説明書がありましたので、ご興味のある方はクリックで拡大してご覧ください。
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花巻温泉郷 山の神温泉 優香苑に宿泊【ブログ】。なまはげ館、ゴジラ岩、男鹿半島・大潟ジオパーク展示室に立ち寄り。

5日目の朝、久しぶりに青空が見えます。今日の予定は④地点からスタートし、男鹿半島西海岸沿いをドライブして、寒風山に立ち寄り、花巻温泉郷、山の神温泉、優香苑(⑤地点)へ移動します。

花巻ルート
チェックアウト時、フロントで男鹿半島の観光スポットを聞いてみると、即座になまはげ館と、又しても「なまはげ」!結局その館へ向い車で約10分の距離。
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 館内には、なまはげ行事に使用されてきた面が100面以上も展示されています。
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なまはげの語源や、行事の内容が記されています。(マウスで拡大してご覧ください)

又、隣の男鹿真山伝承館(曲屋民家)では、

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12月31日のなまはげ習俗を実演で見せてくれます。現地の東北弁も非常に興味深いものでした。

以上でなまはげに別れを告げ、西海岸の起点となる入道崎に向い、
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入道崎の灯台
入道崎から約1時間ほど海岸線を走ると、ゴジラ岩の看板に遭遇。
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波の浸食が造った傑作
その後、天気が崩れない内に、急ぎ寒風山へ、
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寒風山回転展望台から大潟村を望むが、霞がかかったようで、よく見えません。

ただ、この展望台には「男鹿半島・大潟ジオパーク展示室」が2階に併設されており、男鹿半島の誕生から大変興味深い、詳しい資料による説明がありました。景色もさることながら、男鹿半島訪問前、最初にここを訪れ、観光の知識を得るべきであったと反省しています。(今回は、天候により、駒ケ岳登山の予定を変更した為、仕方ありませんでした)
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  この看板にも見所ジオサイトマップがありますが...
 
その後、展望台のレストランで昼食後、今日のお宿 花巻温泉郷 山の神温泉 優香苑に、秋田自動車を走り、16時30分(約2時間半)に到着。
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優香苑玄関
優香苑50
フロント&ロビー
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予約済みの和洋室(2階)
小奇麗に清掃された部屋で広さも満足。浴衣に着替え風呂場へ、当館には「とよさわの湯」(大)と、「こもれびの湯」の2つの浴場があり、サイズや趣が異なるようですが、湯は同じとのことでした。最初は大きい「とよさわの湯」に、この日はある団体さんが宿泊で脱衣場は大変混雑していましたが、風呂の広さが混雑を許容 し、内、露天共、余裕で入浴が出来ました。入ってビックリ、ここの湯はヌルヌルです。後で分かりましたが、PH9.3の強アルカリ性、今まで経験したことがない感触でしたが、お湯から上がると逆にサラットして、不思議な感じです。
後で、「こもれびの湯」も試してみましたが、風呂のサイズは小さめながら、目の前に迫った新緑の樹海が夜間照明に映え、すばらしい景観でした。尚、源泉の温度は42.3度とのこと。

6日目の朝、「とよさわの湯」に最後の入浴後、花巻空港10時発の飛行機のため、8時にチェックアウト。空港に戻りレンタカーを返却(全走行距離は857.8kmとなりました)。今回は5泊とも、源泉掛け流し温泉に執着して、宿を選択しましたが、酸性からアルカリ性まで、各種の温泉に入浴でき、大満足して花巻空港を後にしました。

男鹿温泉 元湯雄山閣に宿泊【ブログ】。なまはげなしでは語れない男鹿温泉郷。昭和14年5月1日の男鹿大地震発生時、同社有地から温泉が噴出とのこと。

4日目の朝です。天気予報の晴に反し又しても曇り空。駒ケ岳登山再挑戦のため、宿舎を8時過ぎにチェックアウトして、アルパこまくさ(シャトルバス乗り場)に急ぎました。今日の計画は駒ヶ岳登山の後、③地点から男鹿半島、男鹿温泉         (④地点)へ移動の予定です。

花巻ルート

8時30分アルパこまくさに到着。曇り空ながら、雲が高く、駒ケ岳山頂が見えていたので、シャトルバスの乗車券を購入し、八合目行き8時49分発に乗車。

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アルパこまくさ
9時14分、駒ケ岳八合目に到着し、
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ルート1
(案内図拡大)
出発点の案内板で、当初計画済みの青い破線のルート(所要時間2時間半)確認してスタートしましたが...
ルート2
現実は、赤い破線のルートを行くことに。横岳山頂には焼森行きの標識がなく、迷っている内に、焼砂の方向に出てしまいました。普通は分かれ道に何らかの標識があるはずですが、駒が岳の道案内は全般的にも非常に不親切です。

ただ、赤い破線のルートは、景色に魅了されるものがあり、阿弥陀池から横岳に登頂後、大焼砂行きのルートで素晴らしい景色に遭遇することになりました。
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阿弥陀池
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大焼砂方面ルートからの眺め
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大焼砂に咲くこまくさ
馬場の小路(ムーミン谷)の入り口付近から小雨がぱらついてきました。
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馬場の小路(木道)周辺は高山植物の花畑。この木道は男岳の山麓に通じているのですが、雨も徐々に強くなってきたためカメラをしまい、早足で急ぎました。目の前に男岳が!、なんと驚くべき急勾配に愕然。一瞬、来た道を戻ろうかと考えたほどでしたが、時間の余裕もないことから、最後の力を振り絞って、四つんばいの状態で登りきり、何とか阿弥陀池に戻ってきました。
急勾配
(駒ケ岳ルートで検索、3D画像がありましたので拝借しました。〇印の急勾配をご理解頂ければと思います)
阿弥陀池からは登って来た道を戻り、13時20分八合目に帰着。結局、約4時間の山歩きとなり、13時30分八合目発のバスで13時55分アルパこまくさに到着。ここから車に乗り換へ、今日のお宿 男鹿半島 元湯雄山閣(④地点)へまっしぐら(所要時間約3時間)。
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雄山閣
雄山閣なまはげお出迎え玄関、フロント、ロビー
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8畳和室
なまはげなしでは語れない男鹿温泉郷、玄関、ロビー、になまはげ出現。案内された部屋は2階の8畳和室。早速風呂場へ、
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        ここにも、なまはげ、内風呂(上)、露天風呂(下)
どちらも湯面上のパイプから水平方向にお湯が噴出すため、入る場所によってはやけどの危険がありますが、当日は空いていたので殆ど一人で好きな場所に入浴出来ました。このお湯は、「昭和14年5月1日の男鹿大地震発生時、同社有地から温泉が噴出」との説明書きがありました。源泉の温度は55度、PH7.6の弱アルカリ性、微褐色透明無臭とのことです。
夕食には、石焼料理を食しました。味噌汁に新鮮な魚介類を入れた後、焼いた石を入れ急速加熱により、魚の生臭みが取れるようで(確かに!)、昔から漁師料理として有名なようです。
夕食後もまだなまはげが続きます。
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午後8時からのナマハゲふれあい太鼓見学に、宿の送迎バスで見学に。
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生で見る太鼓の迫力に感動。 ホント、今日はよく歩き、よくドライブし、よく浸かり、よく食べ、ライブの鑑賞までの長~い一日となりました。 

駒ヶ岳温泉に宿泊【ブログ】。玉川温泉の大噴(おおぶき)とその下流で見る川底の色違いはまるでアメリカのイエローストーンのよう…

3日目の今日は、駒ケ岳登山を計画していたのですが、快晴の天気予報が曇り空、ガックリ...取り敢えず、ホテル大観②地点)を9時前に出発、約1時間でアルパこまくさに到着。

花巻ルート

ここで、駒ケ岳八合目までシャトルバスに乗車するのですが、駒ケ岳は暑い雲の中、八合目でも何も見えないとの情報があり、今日の登山は断念し、玉川温泉見学に予定を変更。

昔から、療養、静養を目的とした湯治宿で有名な玉川温泉に、観光気分で訪問するのは少し抵抗を感じましたが、玉川ダムの宝仙湖を過ぎ、341号線をさらに北上すると、玉川温泉ビジターセンターの看板が目に入り、ホット一安心して立ち寄よることに。ここは主として、焼山を中心に火山活動や自然環境についての説明が主体でしたが、天然記念物の北投石が展示されており興味を引きました。

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上のセンターで入手の案内図にも、北投石(〇)の場所が記されており、玉川温泉地区を訪問することに(北投石玉川温泉の源泉の沈殿物によって生成された鉱物。ラジウムを含有しているので放射線を有し、ラジウムエマナチオン「ラドン」を放出すると説明されていました。尚、北投石は1年で約0.2ミリほどしか成長しないので、10年でたった2cm大きくなる成長速度だそうです)。


玉川園地駐車場から温泉宿泊所撮影後、

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玉川園地入り口から、自然研究路を一周です。 
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玉川温泉を代表する大噴(おおぶき)と、その下流で見る、川底の色違いの様子(温度によって生きてるバクテリアの違い?)にアメリカのイエローストーンを思い出します。
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難病の人々の岩盤浴
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北投石は?、あったのは看板だけ...。

尚、この路の周りには、いたる所で治療の人々が、炎天下、傘を開かれて岩盤浴をされてましたので、あえて撮影しなかったことを申し添えます。


宿のチェックインまで未だ時間があったので、玉川温泉から少し北に行き、八幡平アスピーテラインに入り、八幡平ビジターセンターまで行ってみました。以前訪問した泥湯が今どうなっているか、興味があった為です。

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ビジターセンター横の道を100mほど奥に入ったところです。(標識には泥火山と書かれています)
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以前と変わりなく、活発に泥湯が吹き上げています。
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さらに、田沢湖のたつこ像にも再会のご挨拶に。

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天気はかなり回復してきていますが、相変わらず駒ケ岳山頂は雲で覆われています。時間も15時半になり、今日のお宿、駒ヶ岳温泉(③地点)に向いました。
page(駒ケ岳)
玄関、フロント、ロビー等
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ツインベッドの洋室
当初、ベランダ付の洋室(ブナ)を希望していましたけれど、予約が取れなく、結局、別の洋室になりましたが、ベッドが広く、綺麗に掃除された部屋で快適でした。お風呂も露天風呂は樹木に囲まれ、爽快な雰囲気を満喫。源泉の温度は、52度、PH6.8の弱々酸性のにごり湯でした。又夕食の最後に出された十割そばと、出汁の味がなんとも言えない美味しさであったことを付け加えておきます。

尚、この宿は、乳頭温泉つるの湯の姉妹旅館となっており、午後8時出発のシャトルバスでつるの湯の入浴が可能となっています。お陰で我々もこのチャンスに、つるの湯の温泉を初めて味わうことが出来ました。

つなぎ温泉 湯守ホテル大観に宿泊【ブログ】。夜は御所湖対岸の尾入野湿生植物園で、ホタルの飛び交う様子を見る懐かしい体験

昨日一晩中降り続いた雨も止み、今朝は曇り空で薄日も差してきましたが、ただ、6時半から予定していた宿主催の原生林早朝散策は、昨日の雨の為中止となりました。

2日目の今日は、レンタカーを宿の駐車場に置き、八幡平自然散策バスを利用してガイド付き頂上散策、その後又バスで松川温泉地点に戻り、つなぎ温泉地点に移動します。

花巻ルート

松川温泉駅(峡雲荘前)10時26分発のバスに乗り、樹海ラインを走行し、八幡平頂上バス停(山頂レストハウス)まで乗車。

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頂上バス停でガイドさんの出迎えを受け、レストハウスでお昼弁当(おにぎり)を調達後、散策をスタート。
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上の写真(中央)はガイドさん、下の写真でお分かりのように、頂上入り口の立て札は、面白いことに秋田県側にあります。レストハウス岩手県にありますが、山頂に行くには少し秋田県に入る必要があるようでした。
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散策ルートは青い破線で示しましたように、八幡平頂上に登り、八幡沼をほぼ一周して帰ってきます。
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鏡沼にはまだ残雪が溶けずに残っており、八幡平山頂(1,613m)は全く見晴らしがなく、柱の表示がない限り全く分からない所です。八幡沼(上の写真一番下)に来て少し眺望が開けてきます。
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八幡沼の周りは湿原となっており、木道が敷かれています。周囲には高山植物の花々が...。
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中でも、珍しい虫を食べる食虫植物が花をつけています。
 
その後、見返り峠を経て、レストハウスに戻り、約2時間半の散策を終え、再びレストハウスからバスで松川温泉に、そこから車に乗り換えて今日のお宿、つなぎ温泉、湯守ホテル大観へ。
page(大観)
ホテル大観玄関前、10階建ての高層ビル
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  ロビーから、フロント周辺
page(和洋室)
 ベッドと畳の和洋室、7階の部屋からの眺め
入室後、浴衣に着替え早速風呂場へ、扉を開けてビックリ、超デカイ内風呂、長さは25mはありそうです。しかも当日は殆ど入浴客もなく、この広さを独占です。もちろん源泉かけ流しの透明のお湯、源泉の温度は52.4度PH9.0のアルカリ性。特に小さく見える露天風呂には湯の花がいっぱい浮遊しているのが見え、久しぶりにアルカリ性の温泉に浸かり満足しました。
ホタル
尚、このホテルでは夜8時半よりホタル鑑賞のため、御所湖対岸の尾入野湿生植物園まで、送迎バスが用意されており、夕食後参加。現地ではガイドの案内があり、懐かしくホタルの飛び交う様子を見せてもらう珍しい体験も出来ました。
 
 

角神温泉、ホテル角神に宿泊【ブログ】ホテル角神は、この地域で唯一の源泉かけ流しの風呂

東北の紅葉と温泉を求めて、裏磐梯周辺の温泉を中心に、2014年10月19~25日にかけ6泊7日の旅に出ました。特に今回は、裏磐梯観光協会推奨の、下記6つの紅葉絶景観光道路の全てをドライブする計画です。

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もっとも、神戸から車で行く旅の為1泊目の宿泊先に迷いましたが、出来るだけ福島県近くに位置する角神温泉(新潟県鹿瀬)に決め、名神北陸道(新潟経由)~磐越自動車道の津川ICまで、670Kmの超ロングドライブにも挑戦してみました。

①地点の角神温泉以降は、下図の青いルートに沿って、②:岳温泉、③:高湯温泉、④:小野川温泉、⑤:二岐温泉、そして帰路の途中で、⑥:花敷温泉群馬県に立ち寄りました。

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10月19日は、午前7時10分に自宅を出発し、角神温泉、ホテル角神に午後3時30分に到着。結局、途中の休憩時間も入れ8時間20分のドライブとなりました。

H tsno
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この日の天気は、雲一つない快晴。ホテル玄関前の紅葉の状況ですが、まだ少し早いかなという感じです。


ホテル角神は、この地域で唯一の源泉かけ流しの風呂を持つという情報から選んだのですが、源泉かけ流しは、ホテル外の離れた場所にある貸切の露天風呂のみで、ホテル内の風呂は循環式となっています。ただ、源泉の温度が40度前後と低く、ホテル内外の露天風呂は寒くて困りました。
ホテルの様子は、ホームページに詳しく載っていますので、ご興味のある方は、ホテル角神をご覧ください。 

妙高高原 赤倉観光ホテルに宿泊。風呂場は新館「SPA&SUITE」アクアテラスの一つ下階(3階)、内湯、露天風呂(下)とも抜群の眺望で、清潔且つ非常に綺麗に管理されており、かけ流しの温泉は妙高山北地獄谷から噴出している源泉を引湯

3日目になりました。残念ながら今朝は今にも雨が降りそうな曇り空です。
今日の予定は、地点からドラゴンドラ(苗場)、清津及び秋山郷の紅葉を訪ねた後、地点赤倉観光ホテルに向かいます。

11新潟(紅葉)
湯宿・中屋を8時30分にチェックアウトし17号線を南下、車のナビにドラゴンドラの名前を入力するも応答なし、巨大な苗場プリンスホテル前に差しかかった道路脇に小さな看板を見つけ、その方向へ進むと、巨大な駐車場に併設されたシャトルバス乗場に着きました。
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ゴラゴンドラ乗り場には、乗用車の乗り入れが禁止されている為、このバスターミナル(シュネ)からシャトルバスを利用するようになっています。約5分でドラゴンドラ山麓駅に到着。
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ゴンドラに乗り込むと、ゴンドラ内の座席前に全長5,481m、片道25分、標高921~1,346mまでアップ&ダウンを繰り返し走行する下図の説明書きがあり、このうねりがドラゴン(龍)の動きに似ていることからドラゴンドラ(ドラゴン+ゴンドラ)と名付けられたのでしょうかね...?
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14号柱を超えてからの紅葉状況です。
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さらに22号柱付近まで進むと二居湖が見え、
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28号柱を超えると紅葉よりも枯葉が目立ち始めます。
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標高1,346mの山頂駅に到着。
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ただ、山頂付近の紅葉は既に終わっており、田代ロープウエイに行くまでもなく、復りのゴンドラに乗り込みました。
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下りのゴンドラから又違った角度の紅葉も見応えがありましたが、山麓駅付近に近づくと紅葉は一変し、常緑針葉樹の杉林が連なっています。
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苗場を後に、365号線途中の清津峡に立ち寄ってみました。
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清津峡渓谷トンネル入口の紅葉状況
その後、津南町の役場を越え、405号線を南下し秋山郷に進むと、道路脇に見事な紅葉が続きます。
秋山郷1
秋山郷2
何とも言えない紅葉のグラディエーションが続き、紅葉
名所の前倉橋から、
前倉橋
蛇渕の滝まで行ってみました。
蛇淵
ここから405号線を戻り、今日のお宿赤倉観光ホテルへ向かい、 
赤倉
ホテルの入口から山道を車で5分かかって、玄関前に到着。
赤倉1
フロントでチェックインを済ませ、
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フロント&ロビー
部屋の鍵を受取り、ポーターの案内で予約のツインベッドルーム(3階)へ、
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部屋のカーテンを開けると素晴らしい眺望で、野尻湖が一望できます。
赤観10
このホテルでは、めんどくさいドレスコードはなく、浴衣とスリッパでロビー、レストランへの立ち入りが許可されている事を聞き、早速浴衣に着替え、風呂場へ、
赤観13
赤観12

風呂場は新館「SPA&SUITE」アクアテラスの一つ下階(3階)、内湯、露天風呂(下)とも抜群の眺望で、清潔且つ非常に綺麗に管理されており、かけ流しの温泉は妙高山北地獄谷から噴出している源泉を引湯、湯の華いっぱいの硫黄の香りがする素晴らしいお湯でした。尚、源泉の温度は51.1℃、 Ph6.6と記されていました。

 

夕食はレストランで、クラシックなフランス料理、

赤観16
赤観15
久しぶりにブルゴーニュの赤ワイン(ピノノワール)を開け、フレッシュなイチゴの香りがするワインと、フルコースの料理を楽しみました。