熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

鳴子温泉(東北)ブログ

4日目の朝曇り空です。名残惜しい栗駒山荘を9時半にチェックアウトし、

栗駒山荘50

今日は③から④地点の鳴子温泉に向かいます。

岩手県10昨日訪問の子安峡を通り過ぎ、県道51から310号線に入り20分程行くと、突然、草木のない灰白色の山肌が出現。

しかもいたるところから蒸気を吹き出しており、火山活動がいまだに継続しているような不気味な光景に遭遇。

川原毛1

そのまま進むと、ここは川原毛地獄と呼ばれる案内板のある入口前にさしかかりました。

川原毛7

思いがけない地獄との遭遇で、なおかつ 「危険」 火山性ガス(有毒ガス)発生の注意書き(下)を見ると、中に入るのを躊躇してしまい今回は外から眺めるだけに留めました。

川原毛8

次も地獄訪問ですが、すでに予定済みの鬼首温泉郷の地獄谷遊歩道散策場所まで、約1時間のドライブ。

鬼首

P(パーキング)に車を留め、地獄谷遊歩道を進んでいきます。ここには間欠泉を伴う場所が3ヶ所あり、間欠泉に間近で出会える場所は国内でも希少とされています。

鬼首1鬼首2間欠泉

鬼首温泉郷を後に紅葉で有名な鳴子峡へ、

鳴子峡3鳴子峡7丁度紅葉真っ盛りで、沢山の観光客で大変混雑。 今日のお宿は鳴子温泉・鳴子ホテル、鳴子峡から約10分で到着。鳴子ホテルは13階建てのビルが連なる大規模ホテル。 鳴子温泉ホテル玄関前鳴子ホテル7フロント&ロビーチェックイン後案内された部屋は青葉館の10階、予約していた2016年リニューアル済みのツインベッドの禁煙洋室。鳴子ホテル8部屋に入ってビックリ、これでリニューアル?、温泉ホテルの雰囲気はどこに~?、まるでビジネスホテルの部屋の雰囲気、しかもカーテンを開けると前は小学校の校庭です。鳴子ホテル9案内係から玉の湯と、芭蕉の湯の風呂場(時間帯で男女湯が変化)の説明を受け、浴場に向かいましたが、青葉館(旧館)の10階から1階に下り、紅葉館(新館)を端から端まで歩き、又エレベーターで風呂場までかなりの距離を歩かされます。しかも敷かれた絨毯の下に何ヶ所か凹凸があり、その都度つまづいてコケそうになり、何とか風呂場に到着しましたが、団体客でごった返すいっぱいの人で、ゆっくり温泉に浸かる雰囲気ではなく、温泉の良さを感じる余裕がありませんでした。尚、源泉の温度は67℃、Ph8.0 低調性弱アルカリ性高温泉と説明されていましたが、玉の湯の露天風呂のみが源泉100%かけ流しのようです。食事の方ですが、夕食、朝食共バイキングで、夕食は17:30~19:00と19:00~20:30のいずれか90分を選択する必要があり、この地でこの混みようには驚かされます。又朝食は7時からということで、7時丁度に食堂に行きましたが、すでに長蛇の列でうんざり。  

不満が募る鳴子ホテルを8時にチェックアウト、⓪地点の花巻空港に向かう途中、

岩手県9

以前訪問の毛越寺の極楽浄土庭園に、紅葉チョット見のため立ち寄り、

毛越寺9大泉が池周りのもみじの綺麗な紅葉を見学。毛越寺毛越寺2毛越寺5

花巻空港には11時に到着、レンタ―カーを返却し(今回の走行距離:760km)、12時20分発のフライトで無事伊丹空港に帰着しました。

3日目、須川温泉

御殿場東田中温泉(東海)ブログ

一度は泊まってみたいと思ってました伊豆「川奈ホテル」への宿泊と合わせて、御殿場を起点とした富士五湖を巡る旅を計画し、富士山周辺道路路面凍結前の12月初旬(希望的観測)、3泊4日の日程(12月4~7日)で自宅からノーマルタイヤの車でスタートしました。ただ4日の出発日は曇り空で、東海地方も曇りの予報の為、富士山の眺望が期待出来ないと思い、名神~伊勢湾~新東名高速を乗り継いだ後、急遽、下図の島田金谷ICで高速を降り「寸又峡」に立ち寄ってみました。

10伊豆-3その後は青いルートに沿って①御殿場東田中温泉、②伊東温泉(川奈ホテル)、③土肥温泉を巡りました。尚、赤字の箇所は立ち寄りスポットです。ところで、立ち寄り先の寸又峡は今から48年前、寸又峡温泉の旅館でライフル銃とダイナマイトを持った男が旅館に押し入り、宿泊客や経営者家族らを人質に取って約88時間にわたり籠城、「金嬉老事件」として全国的に有名になった場所と記憶していたのですが、現在は吊橋と紅葉、そして温泉の人気スポットとなっているようです。島田金谷ICから1時間半ほどで13時15分寸又峡入口に到着(西宮ICから6時間経過)。寸又峡4ここから先は車の侵入が禁止されており、土産物店の駐車場に車を留め、下図のイラストマップをもらい徒歩(青い破線)で夢の吊橋へ、寸又峡7夢の釣り橋までは約25分、天子トンネルを越えると、神秘的なエメラルドグリーンの水の上に架かる吊橋が見えてきます。寸又峡8寸又峡20寸又峡10紅葉シーズンは混雑を避けるため吊橋が一方通行に規制されています。しかも定員は10名、橋の途中で携帯やカメラを落とす人が多い為、手に持たないよう監視員のおじさんから注意を受け渡り始めました。細い2本の板の上を揺れながら歩くのはやはりスリルがあります。渡り終わった後は、三百四段の階段が待っており、吊橋が一方通行の為逆戻りするわけにはいかず、
寸又峡11この急な階段を上り、15分程で飛龍橋に辿り着きました。寸又峡12寸又峡14寸又峡13飛龍橋から吊橋を見下ろせます。ここから水の色はコバルトブルーに見えましたが、見る場所や日によってエメラルドグリーン、コバルトブルーやターコイズブルーに変化するようです。寸又峡1時間15分の散策を終え、14時30分今日のお宿御殿場東田中温泉、ホテル・マースガーデンウッド御殿場へ向かいました。新東名高速富士川の手前で雲の間から予想しなかった富士山が……感激です。 富士山御殿場ICで新東名高速を降り、17時前、高速道路沿いの12階建てビルのホテル・マースガーデンウッド御殿場に到着。御殿場ホテル玄関前御殿場3フロント&ロビーフロントで予約済みの富士山側・禁煙、本館デラックス室(44㎡)、10階/1005の鍵を受け取り、夕食(Fenice)ならびに朝食(銀明翠)処を下図により説明を受けました。御殿場3-2早速、□マークの10階/1005室へ、44㎡の部屋は広くて快適です。明日の朝、部屋の窓から富士山を眺められるのが楽しみです。御殿場9その後、庭園池沿いを歩いて夕食処のFenice(イタリア料理)へ、御殿場21丁度、目前の庭園池で噴水ショーが始まり、食事をしながら噴水を楽しみ、料理の撮影を忘れましたが、仔牛料理が特に美味しかったことを記述しておきます。御殿場20部屋に戻り、窓からも噴水ショーが楽しめます。御殿場26噴水ショーは、昼の部12:00~、13;00~/夜の部18:45~、19:45~、20:45~、が実施されています。尚、 Vol.1「富士山」又はVol.2「埴生の宿」が、ホテルのHPの幻想的な噴水ショーにリンクしますのでご興味をお持ちの方はご覧ください。肝心の温泉ですが、大浴場は男女別に2階と3階に、明るい雰囲気の洗面台、脱衣場には鍵付きの大型のロッカーが完備されており、安心して入浴できる雰囲気です。しかもタオル類は浴場に用意されており部屋から持参の必要はありません。御殿場22温泉分析書から源泉温度は36.4℃、Ph8.0、弱アルカリ性低調性温泉と書かれておりました。無色透明の癖のないお湯でしたが、源泉温度から判断して加温、循環式が採用されていると思われます。ただ消毒剤の匂いは殆ど感じませんでした。内湯の横に露天風呂も併設されています。 御殿場23内湯(手前の浴槽はジェットバス)御殿場24露天風呂この日の入浴は夕方と夜の2回で、写真は翌朝の入浴時のものです。( (2日目、伊東温泉 川奈ホテル) 

伊東温泉(東海)ブログ

2日目の朝、目を覚ますと晴れの予報が外れ曇り空。大きな窓から期待していた富士山の優美な姿を見ることはできず、

ホテル窓
昨晩、幻想的な水のドラマを吹き上げていた噴水の池も今朝は何か元気がなさそうです。20161205095825(3)何とか天気が回復するのを待ちましたが、10時半になっても回復の気配はなく渋々チェックアウトに...、一階のフロントに行くと、今朝の御殿場地方には濃霧注意報が発令されていることを耳にしました。 エ~、今日の予定していた富士五湖巡りを明日に変更しようかとも考えたのですが、取りあえず山中湖まで行ってから判断と御殿場を後にしました。

30分程運転したでしょうか、静岡県から山梨県に入った途端、山中湖の手前で天気が嘘のように晴れ渡り、真っ白に雪化粧した富士山がくっきりとその姿を現しているではありませんか!

山中湖1さらに山中湖沿岸に沿って進み、長池親水公園前から遮るものが何もない見事な富士の全景(頂上から裾野まで)を鑑賞。山中湖3

続いて河口湖畔から、

河口湖西湖に移動し、 西湖精進湖からも
精進湖

最後は千円札裏側の富士山撮影場所、身延町本栖湖畔からの眺めです。

本栖湖以上、各湖からの撮影スポットを〇印(五ヶ所)で下図に示しました。富士-2幸運にも山梨側は天気が良く、富士五湖からの眺めはいずれも感動的でしたが、本栖湖から今日のお宿、②地点の川奈ホテルに向かう途中、静岡県に入ると天気は一変、厚い雲が垂れ込め富士の姿は全く拝めませんでした。10伊豆-4本栖湖から約2時間のドライブで16時45分川奈ホテルに到着。川奈ホテル2ホテル玄関前川奈ホテル33川奈ホテル35フロント&ロビーフロントでチェックインを済ませ、予約済みのツインベッドルームに案内される途中、川奈ホテルが開業80周年を迎えたこと、昭和3年(1928年)以来の家具、調度品がロビーなどでそのまま使われていること、皇族を始め世界の著名人が宿泊されたことなどの説明を見聞きし、赤倉観光ホテルと同様、クラシックホテルならではの由緒ある格式高い雰囲気を実感。部屋は4階の海側436号室(29.7㎡)に、部屋には新式の空気清浄機が設置されており、Wi-Fi接続サービスも利用できるようになっています。 川奈ホテル11川奈ホテル12部屋の配置図温泉は2年半ほど前に新設された宿泊者専用の温浴施設「ブリサマリナ」、目の前に広がる美しい海からの心地よい海風や、広大な自然を感じていただけますよう眺望にこだわりましたと宣伝されており、本館の2階から連絡通路が利用できることの説明(下図)を受けました。川奈ホテル36施設内での撮影が禁止の為、施設内部の写真はこの温浴施設「ブリサマリナ」の文字とリンクしたホテルのHPをご覧ください。 尚、源泉の温度は62.6℃、Ph8.0、低調性・弱アルカリ性・高温泉と表示されており、無色透明のクセのないさらりとしたお湯でしたが、源泉温度が高いので加水、循環式で加温、塩素系薬剤使用とも表記されていました。 食事の方ですが、夕食は一階のメインダイニングルームで、川奈ホテル21川奈ホテルのディナー定食。川奈ホテル20川奈ホテル37絶品の味の自家製コンソメスープ、そして創業者大倉喜七郎男爵が好んで食したと言われている、牛フィレ肉を薄目に2枚カットし、強火のフライパンで焼きあげた和牛フィレステーキを、ブルゴーニュピノノワールの赤ワインと共にその味を楽しみ郷愁に浸りました。((1日目、御殿場東田中温泉 

土肥温泉ブログ

3日目の朝、川奈ホテル部屋の窓からの景色です。雲が晴れれば伊豆諸島が見えるようですが、

朝風呂から部屋に戻り、地下一階の朝食会場(グリル)まで地下の通路を通って行きましたが、この通路には「川奈のあゆみ」というタイトルで色んなものが展示されており、大倉財閥で使われていた食器類を始め、川奈ホテルの歴史の写真、ホテルの建設風景から、アメリカ軍に接収されていた時期を経て、皇室や著名人の宿泊時の写真まで、その中でもマリリン・モンローと、ジョー・ディマジオが新婚旅行で宿泊された時の写真が印象的でした。地下一階のグリル(メインダイニング・ルームの真下)ですが、海岸側では二階の高さで、窓から海も見えます。朝食の選択は和食か洋食でしたが、あえてクラッシックホテルの洋食を選びました。ジュースの後にコーンフレークが出てきましたが、昔はオートミールだったのかな?と思いながら、サラダ、オムレツ、ハム、パン、コーヒーとたいらげおなか一杯になります。グリルを出ると、洋朝食メニューの写真があり、全く同じものを食しましたので掲載しておきます。朝食後、ロビーのある一階に上がると、今にも洋画のワンシーンに出てきそうなサンパーラーがあり、その横に風格のあるロビーが見渡せます。近くに面白いものを発見! 何と、レストランからの風景図です。天気が良ければここから横浜ランドマークや東京のスカイツリーまで見渡せると教えてくれています。さらに、館内の案内図もあり、玄関、ロビー、サンパーラー、食堂の位置などよく分かります。 サンパーラーの横に庭への出口があり、外に出てみました。庭から見た川奈ホテルの外観ですが、何となく赤倉観光ホテルに似た雰囲気です。宿泊者専用の新設・温浴施設「ブリサマリナ」の建物。海の方の景色ですが、写真中央下にローンのテニスコートが見えます。左から右へ電気カートがゴルフコースへ行く様子を見かけました。我々もこの有名なゴルフコースで一緒にゴルフを楽しむ趣味があれば、さらに有意義な時間を過ごせたのかもしれませんが...80年の歴史が刻まれたこのホテルに宿泊できただけでも意義深いものがあったと感じています。11時に川奈ホテルをチェックアウトし、②地点から今日のお宿、③地点の土肥(トイ)温泉・湯の花亭に向け出発。途中で紅葉見学の為、修善寺に立ち寄りましたがすでに紅葉の時期は終わりかけていました。国道18号線をさらに西に進むと、右手に富士山が、丁度「だるま山高原レストハウス」前で車を留め、暫し見学です。ここにあった伊豆半島ジオパークの説明板によるとフィリピン海プレートの上にできた海底火山や火山島はプレートとともに北に移動し、やがて本州に衝突して現在のような半島の形になった」と書かれています。 これによって豊かな温泉や日本一深い駿河湾、変化に富んだ地形をもつ伊豆半島が作られているようです。18号線を左折して17号線に入ると戸田港(ヘダ)に、まっすぐ行くと再び富士山が綺麗に見える御浜岬に行き当たります。今日は天気が良く素晴らしい眺望です。ここから30分程で、土肥温泉・湯の花亭に15時30分の到着。7階建ての旅館建屋と玄関前フロント&ロビー周辺フロントでチェックインを済ませ、靴を脱いでロービーに足を踏み入れると、スリッパはなく全ての床は畳張り、全館で4800枚?の畳が敷かれているとのこと。案内された部屋は、旅館の配慮(無償アップグレード?)で、6階の「忘れな草」(露天風呂付準特別室、13畳和室)、最上階の角部屋で見晴らしも良く快適です。尚、部屋の露天風呂のみが源泉掛け流しの温泉と説明がありました。忘れな草」和室&露天風呂からの眺め (土肥港が見えます) 北側の窓からの眺めですが、山が遮って富士山は見えません大浴場は7階の屋上に、内湯と露天風呂の周りにも畳が敷かれています。
温泉は無色透明、海の近くの温泉ですが、不思議なことに舐めても塩辛さは全くありませんでした。尚、源泉の温度は43℃、Ph8.3、部屋の露天風呂の湯と違い、循環式の為少し消毒剤の匂いが...。食事の方ですが、夕食、朝食共お部屋で、夕食には旬の刺身盛り合わせ、アワビの踊り焼き、金目鯛の姿煮、山芋のとろろ蒸しを中心とした創作和食、2日間続いた洋食だったので魚を中心とした和食の味に舌鼓を打ちました。 4日目の朝、晴れ模様です。朝食を済ませ帰宅の途に就きましたが、昨日以来旅館の窓から見える土肥港~清水港のフェリー(距離的にかなりのショートカット、富士山の眺望期待)が気になっており、最終的に清水港までフェリーに乗って帰ることに。

赤倉温泉ブログ

正月明けのTV番組「雪見&混浴ふれあい湯めぐり」で、南東北チームから紹介された山形県赤倉温泉 湯守の宿 三之亟の天然岩風呂深湯に大変興味を覚え、

すでに計画済みであった雪見露天風呂で有名な、秋田県の乳頭温泉郷近辺湯めぐりの一部を取りやめ、2月22~25日の3泊4日の日程で、大阪伊丹より飛行機でいわて花巻空港へ、⓪地点の花巻空港からはレンタカーを借りて①泊目の赤倉温泉 湯守の宿 三之亟、②泊目の乳頭温泉郷 妙の湯、そして空港へ戻る途中で③泊目の鶯宿温泉 長栄館(一滴の加水もない源泉100%かけ流し温泉)を下図の青いルートに沿って巡りました。

尚、ご参考までに、この番組のもう一つの北東北チームで乳頭温泉郷 蟹場温泉の紹介もありましたが、我々は蟹場のすぐ近くに位置する「妙の湯温泉」をすでに予約済みで、乳頭温泉郷には 7つの宿(鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村)があるようです。
大阪伊丹空港ゲート21、いわて花巻行きJAL2183 10時25分発に搭乗。20170222100859(1)花巻空港着陸前の雪景色、定刻の11時45分到着。今回お世話になるレンタカーはマツダデミオ(4WD)です。空港から赤倉温泉へ向かう途中、時間の余裕が有ったので2年前の1月に訪問した鳴子温泉郷 中山平温泉 うなぎ湯の琢琇に立ち寄り、懐かしいヌルヌルの湯を再体験しました。その後赤倉温泉へ16時丁度に到着、それなりの歴史を感じる湯守の宿 三之亟建屋が見えます。 三之亟玄関(日本秘湯を守る会の提灯が...)フロント&ロビー部屋は新館3階の324号室(8畳+次の間、様式・ウォシュレットトイレ付)、コタツも用意されていました。この建屋は2階に玄関、フロント&ロビーがあり、3階の新館は2階の大広間の上に位置しています(全館ご案内図)。 従いまして、3階の新館から天然岩風呂までは下の案内図(左)のように、2階に降りて暖房のない寒い廊下をかなり歩き、突き当りの階段を降りて1階よりも下の岩風呂入口に辿り着きます。フロントに掲示の日帰り湯客用案内板岩風呂は混浴が原則となっていますが、ご入浴時間割(右)として女性専用時間が昼と夜に設けられています。その下に深湯の説明図があり130cmの深さの湯はかき穴※の部分のみと説明されています。(※排水溝のかわりに浴槽底面が一部深くなっており、そこからお湯をすくってかき出す穴を「湯かき穴」と呼ばれている)岩風呂入口に天然岩風呂ご案内として、高湯、中湯、深湯の3つの岩風呂説明図があり、それぞれに入浴を試みましたが中湯、高湯の順に熱く、殆ど深湯の入浴で過ごしました。 高湯中湯  深湯さすが、開湯800年の歴史(江戸時代末期)を持つ温泉で、直接掛け流す為、お湯の劣化もなく非常に鮮度の高い湯と言われているだけに、素晴らしい肌触り、くり抜いて作られた天然の巨岩の感触と、たっぷりな湯量に大満足。又機会があれば訪れてみたい温泉の一つです。肝心の湯かき穴は直径約30cm程の大きさで中に足を入れると深さは確かに胸の上までありました。尚、温泉分析表には源泉温度は63℃、Ph7.9と表記されていますが、源泉そのままでは熱すぎる為、水道水を加えずにどのように適温(42℃前後)調整の工夫が施されているのか不思議です。食事の方ですが、夕食は2階の食事処(213号室)で豚しゃぶ鍋主体の地元の旬の食材を利用した田舎料理と説明を受け、当日の宿泊客は我々以外に素泊まり客が一組の為、食事や天然岩風呂はほぼ貸し切り状態で過ごすことが出来ましたが、最後に三之亟さんへのお願いとして、数十年前に建てられた新館?の廊下絨毯の張替えと、廊下の暖房をお考え頂ければ幸いに存じます。2日目、乳頭温泉 妙の湯  

妙の湯温泉ブログ

2日目です。①赤倉温泉 三之亟を9時30分にチェックアウトし、今日のお宿②妙の湯温泉へ向かいました。

妙の湯手前の194号線で雪道を走行したものの、それまでの幹線道路は完全に除雪され、スムーズなドライブで15時丁度に妙の湯温泉到着。

妙の湯温泉建屋全景玄関口フロント&ラウンジ チェックインを済ませ、案内された部屋までの道順ですが、フロント横の廊下を進み突き当たりを右に曲がって10mほど進むと3階?までの階段、上まで上がり一番奥の部屋(二輪草)へ、 二輪草(桜館)は建物の外観からみて、赤い□で示した滝に一番近い2階の奥の部屋になります。部屋は10畳の和室、

扉の外には洗面、トイレがあり、部屋の窓際にはおしゃれな椅子が置かれています。窓の外に見える太いケーブル状のものは、宿から約2㎞離れた山の中から源泉(金の湯)を引くためのパイプと説明を受け、56.3℃の源泉温度が引湯中に冷やされ、湯船の温度が丁度適温の42℃前後に調整されているとの由。椅子に座ると滝がよく見えます(夜はライトアップされるようです)。その後、下図により風呂場の説明があり、時間により男女別の入口が変わり(赤、青矢印のように)、それぞれ二つの湯船を越えて男女とも奥へ進むと滝が見える混浴露天風呂へたどり着くようになっています。混浴場では男女ともバスタオルの使用が推奨されており、部屋にはすでに6つのバスタオルが準備され、足らない場合はいくらでも追加して下さいと...但し、混浴露天風呂は17~18時のみ女性専用時間が設けられていることを補足された。金の湯、銀の湯の風呂場まで、古風な外観とは違い内装はモダンな造りで
廊下の床はピカピカ、随所に石油ストーブがおかれ暖房にも気が使われています。又風呂場の入り口には暗証番号で使用できるモダンなセーフティー・ボックスもあり、安心入浴に対する経営者の配慮がうかがえます。
脱衣場から2つの湯船を通り過ぎ直接混浴露天風呂へ、うわさ通りの渓流露天雪見風呂が眼前に~、金の湯から入浴。金の湯 銀の湯加水、加温無しの正真証銘の源泉掛け流し、薄い黄金色のお湯(鉄分が豊富なため酸素に触れると黄金色に)、Ph2.5で舐めると少ししょっぱい感じ。ただ、昨日雨が降り引湯パイプが冷やされた影響でお湯の温度は少しぬるめでしたが、源泉たっぷりのお湯にゆっくりと浸り大満足。次いでとなりの銀の湯(無色透明)へ、42℃前後で丁度適温(ただ源泉温度は37.2℃のため加温?)、Ph6.5の軟らかいお湯。この露天で2種類のお湯が楽しめます。又、銀の湯(内湯)の中で、湯船の底に丸い那智石が敷き詰められた「喫茶去」というお風呂があり、底の玉砂利の感触が何とも言えない気持ち良さでした。「喫茶去」とは、どうぞ休んでお茶を飲んでいってくださいの意味で、お風呂でゆっくり休んで頂きたいとの思いから名付けられたそうです。尚、食事の方ですが、夕食、朝食共一階の食事処で、夕食には秋田名物のきりたんぽ鍋や稲庭うどんの和食会席料理を食しました。夕食後部屋に戻ると、窓からライトアップされた滝が見られ、就寝前に再び露天風呂へ...。1日目、赤倉温泉  3日目、鶯宿温泉

鶯宿温泉ブログ

3日目の朝、昨日降った雪の為、新雪を踏んで朝の露天風呂入浴です。

入浴後、朝食処へ(昨日の夕食とは又別の食堂)、自分で卵を割って焼くベーコンエッグ、コンロで焼くアユとマスの一夜干し、わらに包まれた納豆などメニューに色んな工夫がなされています。チェックアウト間近、昨夜の積雪で駐車場に停めた車が気になり、昨日の夕食処から外を見ると、車の上に多量の積雪が...よく見ると、妙の湯のスタッフが車の雪払い実施中、その後車を玄関前まで...この宿のスタッフ全員の気持ちの良い接客態度に感心。さらに食事内容を含めた宿の雰囲気、源泉掛け流しの温泉のすばらしさにも大満足で、季節を変えて又訪問したい気持ちにさせてくれます。妙の湯を10時にチェックアウト、194号線から127号線まで約6kmの雪道のドライブです。途中で昨年10月に訪問した田沢湖高原温泉郷のホテルグランド天空前を通過して、 田沢湖に~、雪雲でどんより曇った冬の田沢湖辰子像にも積雪が...田沢湖から今日のお宿③鶯宿温泉 長栄館へ、46号線の道路は全て除雪が行き届いており、余りにもスムーズなドライブでチェックインの1時間以上前に到着しそうなため、急遽雫石観光協会に立ち寄り、時間潰しの為のアドバイス「盛岡手づくり村」を訪問。「盛岡手づくり村」1時間ほどの滞在後、15時丁度、川沿いに6階建てのビルがそびえる長栄館に到着。長栄館建屋(6階建)と玄関前フロント&ロビーチェックイン後予約済みの紫水亭 5階のRyu雅へ、和室の間にリクライニングチェア2脚ある部屋で、広々とした72平米の空間は離れを思わせるほど静寂の中でゆっくりとした時間が流れていきます。川のせせらぎに包まれながら、お部屋から望む山々の紅葉や雪景色を存分にお楽しみくださいと写真で説明を受けながら...  部屋に入室、写真通りの部屋ですが、部屋の広さの割にはテレビ画面(32インチ)が小さいのが残念です。又大きなリクライニングチェアの活用法が今一で、殆どコタツで過ごすことになり、むしろマッサージチェアを置いてもらった方がいいのかも?とも思いましたが、新しい装備の広い部屋は居心地よく、優雅な気分に浸り快適に過ごしました。
お風呂については「無加水」「無加温」「無ろ過」「無循環」自噴する温泉掛け流し、”全国でたった1%しか存在しない正真正銘の源泉掛け流しの湯”と説明を受け早速一階の大浴場へ、浴場入口には、先ほど部屋で説明を受けた長栄館 源泉掛け流しの説明板があり、一読後浴場へ、手前から露天風呂、黄金の湯、檜風呂どの浴槽もPH8.3の低張性弱アルカリ性高温泉の源泉をそのまま掛け流し(源泉は46.1℃)、浴槽には40~43℃位に調整されているようで、一番奥の温度が高い檜風呂にはいっぱいの湯の花が...傷ついた足を温泉に浸している一羽の鶯(うぐいす)を発見したという鶯宿温泉の開湯伝説があるぐらい、とにかく癖のない非常に軟らかい感じのお湯で、傷をいやし体の芯まで温めてくれる温泉です。 食事の方ですが、2階の食事処で夕食には豚しゃぶがメインの和食膳を食しました。 翌日はいつもの朝風呂、朝食を終えて9時30分長栄館をチェックアウトし、いわて花巻空港へ、昨日の入館前は、大型温泉旅館特有の団体客でごった返した騒々しさへの一抹の不安がありましたが、この長栄館は全体的に清潔感からくる落ち着いた雰囲気の為か、全くこの種の不安を感じることはありませんでした。空港でレンタカーを返却(走行距離:489km)、12時15分発のフライトで無事帰宅。今回は、正真正銘の源泉掛け流しの温泉(無加水、無加温、無ろ過、無循環)にこだわり厳選しただけに、いずれも素晴らしいお湯の感触を体験し、それぞれの違いを今でも自分の肌で思いだせるほど強く印象に残っています。2日目、妙の湯温泉 1日目、赤倉温泉に戻る  【 次の妙高高原 赤倉温泉の旅へ】

妙高高原 赤倉温泉ブログ

前回訪問の鶯宿温泉 長栄館に続き、湯の花が咲く源泉掛け流し温泉を求め、①妙高高原 赤倉温泉 赤倉観光ホテルの再訪問を5月初旬に計画し、合わせて②泊目の七味温泉 ホテル渓山亭から、③泊目の草津温泉 望雲へ向かい、帰り道に奥飛騨温泉郷 ④泊目の福地温泉 元湯孫九郎に立ち寄る4泊5日の日程で、選び抜いたこだわりの源泉掛け流し温泉を下図の青いルートに沿って巡りました。西宮ICより名神高速、中央、長野、上越自動車道と乗り継ぎ、妙高高原ICで高速を降り約6時間半のドライブで15時10分、今日のお宿 赤倉観光ホテル入口ゲート前に到着。ホテル玄関前に着くと屋根の赤い色が塗り替えられたのか艶やかに輝いています。その訳は翌日の前庭散策時に分かりました。昨年末に新築されたプレミアム棟(下の写真右端)完成時に、本館の屋根も塗り替えられたのでしょう...今回も本館の部屋を予約済み。チェックイン後ポーターの案内によりフロント横のエレベーターで3階へ、降りたところがライブラリー、ライブラリーは2階のロビーからの吹き抜けとなっており、 ライブラリーの山側に通路があり奥へ進みます。20170507155822(2)通路の窓からは残雪と、天気が良い為今日は滅多に見れない妙高山頂までが見通せます...通路の一番奥、予約済みのコーナーツイン(33㎡)の300号室へ赤倉観光27_stitch部屋には2つの窓があり眺望もよく、ブラウン色で統一された家具や壁紙がクラシカルで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。野尻湖側の窓からの景色本館のフロアーガイドによりEV(エレベーター)から300号室(赤い破線)、さらに浴室までの経路説明の後、ダイニングルーム内は浴衣姿NGと知らされました。(エ~、2年前に来たときは良かったのに、プレミアム棟完成後ルールが変わったのかも?)浴室のあるSPA&SUITE棟まで1階のEVから青い破線を進みます。結局300号室からは本館の端から端までを歩くことになり、左のベーカリー、右のカフェテラスを通り過ぎ、本館出口から連絡通路を渡ります。下図の新館(SPA&SUITE、プレミアム棟)のフロアーガイドに1FからG1浴室までの経路(青い破線)を記入。新館は殆どが60~143㎡の露天風呂付の客室天気が良いのでちょとアクアテラスへ、なんと今日は奥の山々の稜線まで見渡せることが出来、野沢温泉、志賀高原なども一望。この絶景と心地よい涼風にひたり、暫しアクアテラスのソファーでリラックス。その後、興味本位でプレミアム棟に新設のアクアグリルダイニングの様子伺いに入口まで、1赤倉観光ホテル73jpg1赤倉観光ホテル74jpg今回の予約時はこのダイニングの存在を知らなかったので、すでに夕食、朝食共メインダイニングのフランス料理を予約済み、又次回(本館、新館を問わずダイニングのチョイスは宿泊者の予約時に可能)にでも...と思いながら浴室へ、このホテルの浴室は前回の訪問時にも感じていましたが、テラス付きサロンを持つ脱衣場をはじめとして、温泉施設の清潔感は日本一と言っても過言ではないでしょう。備え付けの真っ白のバスタオル、手ぬぐい類はいつも殆ど新品同然。内風呂にはサウナもあり、露天風呂には湯の花がいっぱい浮かんでいるのが見えたのですが...残念ながら写真ではうまく撮れていません。そもそも赤倉温泉は、江戸時代に開湯された歴史ある温泉で、源泉は、妙高山の中腹より自然噴出している天然温泉で、源泉の貯湯桝からホテルまでは1,819mの専用温泉管で引湯しており、源泉温度51℃の湯がちょうど良い湯温になって流れ出てきていると説明されています。尚、源泉は無色透明、Ph6.6と表示がありますが浴槽には湯の花いっぱい、肌に優しいお湯で体の芯から温まります。食事の方ですが、夕食、朝食共本館のメインダイニングルーム「ソルビエ」で、夕食には当ホテル伝統のフランス料理を食しました。当日のフランス料理類似メニュー尚、夕食後のデザートは場所を変えロビーに準備されるとのことで、

七味温泉ブログ

赤倉観光ホテルを12時チェックアウト。ホテルから訪問のアドバイスを受けた「いもり池」の水芭蕉見学前に、ホテル出口ゲート付近から雪で覆われた妙高山をバックに、標高1,000mに建つホテルの全景をもう一度...いもり池到着後、また角度を変えて見る雲一つない青空にそびえる妙高山対岸に水芭蕉群が、水芭蕉見学に池の周りを一周後、そば処(芭蕉苑)で昼食を済ませ、今日のお宿②泊目の七味温泉 ホテル溪山亭へ、上信越自動車道小布施スマートICで高速を降り県道66号線を東へ進み、八つの「いで湯」を持つ信州高山温泉郷の一つ、山田温泉を過ぎるあたりから上り坂が続き、15時半、温泉郷の一番奥、標高1,300mの七味温泉 ホテル溪山亭に到着。立派な門構えを持つ6階建ての建屋フロント、ロビー&全館案内図チェックイン後案内された部屋は、3階の332号室、6畳と8畳の二間続きの和室(赤い斜線は部屋の間取り)。入室後、案内係より利用時間が10~17時半までの野天風呂への入浴を勧められ、早速浴衣に着替え旅館を出て5分程歩いて行くと、敷地内に広い駐車場を持つ「惠の湯」 同ホテル所有の日帰り温泉施設があり、想像していた山奥の素朴な野天風呂とは違い、余りにも整い過ぎた施設に少し違和感を覚えます。もっとも宿泊者は無料で、受付を終えそれぞれ男湯と女湯の建屋に、中に入ると評判通りの青みがかった白濁の温泉と、源泉掛け流しの大きな岩風呂に溜められた豊富な湯量に感動!。建屋の中には内湯も併設。単純硫黄温泉と言われるほど硫黄臭は感じませんが、全体の湯の温度が温めの為、源泉の湯口まで湯の中を移動する距離で改めてその広さを感じます。尚、源泉(但し混合泉)の温度は65℃(使用位置で42.5℃)、Ph5.89と表示あり、入浴の感想はパンフレットに書かれているように~「大地からの恵みを受けた湯船で、風の音、鳥の声、松川のせせらぎの音、豊かな自然との一体感を味わう至福のひととき!」~をほぼ満喫と、言わせていただきましょう。ホテルへ戻る途中、目の前を横切る狸に遭遇、橋の前まで来ると上信越国立公園南志賀温泉郷 七味温泉旅館案内図の看板が...(信州高山温泉郷の昔の名前なのでしょうかね~?)、「恵の湯」と3軒の旅館の位置が説明されています(但し、山王荘はすでに旅館業廃業とのこと)。看板の前から旅館を撮影、左がホテル溪山亭(□が我々の宿泊部屋)、右が紅葉館。「恵の湯」には洗い場がなかったため、ホテルへ戻りそのまま館内の温泉へ、脱衣場から内湯、露天風呂へ。館内の温泉も「恵の湯」と同じ混合泉が使用されているとの由。そもそも七味温泉の名前の由来は、七つの源泉から湧き出る泉質の異なる湯を一つにしたことから名付られており、この湯元の源泉と、新たに取得したホテル溪山亭の自噴泉(白濁のにごり湯)を混ぜた混合泉となっているようです。食事の方ですが夕食は個室いろり食事処で、山の幸、川の幸のいろり料理(詳細おしながき)でしたが、川魚のお造りには箸が全く進まづ、それと写真にある中途半端な高さの椅子は長く座っているのが苦痛となり、ゆっくり味わう余裕がありませんでした。1日目、妙高高原 赤倉温泉   3日目、草津温泉

草津温泉ブログ

3日目になりました。ホテル渓山亭を10時にチェックアウト、県道66号線の笠岳~熊の湯区間が車両通行止めとの情報を得ていたので、上信スカイライン(県道112号線+県道466号線)で万座峠を越えて草津温泉までのルート(下図の青線)を進みます。

66号線を3kmほど戻ると「名勝 雷滝」の案内標識と説明書きを見つけ、見学に。別名「裏見の滝」と言われているように、珍しく滝の裏に通路があり、裏の通路を真っすぐ進み階段を降りた展望所から滝を~。 名前の通りその水量と轟音もさることながら、ものすごい水しぶきをかぶります。その後、上信スカイラインを進み万座プリンスホテル前を通り過ぎて国道292号線に入ると様相が一変。白根山レストハウス周辺のパーキング場には立ち入り禁止ロープが張り巡らされ全面閉鎖、道路も駐停禁止区域が2.5kmも続き以前とは大きく様変わりの状況に驚嘆、依然白根山火山活動が継続中の為なのでしょう。やっとのことで草津の温泉街が一望できる見晴らしの良い駐停可能なパーキング場に、草津温泉まであと20分程の地点で一休み。草津に着けば、やっぱり草津のシンボル「湯畑」へ、毎分4,000リットルの温泉が湯滝となって流れる光景はいつみても壮観です。湯畑を一周後、今日のお宿 草津温泉 望雲へ、ここ湯畑から歩いて4~5分の距離にあり14時30分に到着。玄関前(本館)本館に増築された4階建ての新館フロント&ロビー周辺チェックイン後、本館から新館の廊下(写真下、左)を進みエレベーターで4階に、さらに4階の廊下(中央)の突当りの部屋(右)雲松庵 瑞雲4に案内され、 12.5畳+広縁6畳の和室に入室、広くて眺望の良い角部屋に満足。入室後、案内係より玄関から一番遠い瑞雲4□の部屋の位置や、浴室までの道順などの説明(下図)があり、2階の3カ所の浴室(万代、西の湯、遊山の湯)には、男女の入浴時間が下表の如く割り当てられている旨の補足説明を受け浴室へ、不思議なことに近くの「湯畑の湯」はこちらには引かれていないようです。 万代と西の湯の2つの源泉の違いを肌で感じるほどの大差はありませんが、しいて言うなら、万代の湯は西の湯に比べ少しヌルとした感じで、いずれも源泉掛け流し無色透明の豊富な湯量を満喫できます。ただ、どちらも酸性が強く(Ph1.5と2.0)顔から出る汗を手で拭うと湯が目に入り、目を開けてられないぐらいの痛みが出るのが玉に瑕、と申しましょうか~尚、以下は入浴した異なる3カ所の浴槽で、それぞれ比較的小さ目の露天風呂が併設されています。万代の湯西の湯遊山の湯尚、湯上りにでもと勧められていた新館 雲松庵3Fの談話室(館内案内図⓯)では無料のコーヒーが楽しめます。食事の方ですが、夕食、朝食共部屋食で、夕食時は丁度プロ野球のテレビ中継があり、衛星放送受信可能な部屋のテレビを見ながら「しゃくなげ膳」和会席を食しましたが、写真の撮り忘れが多く料理の内容はおしながきをご参照ください。2日目、七味温泉 4日目、福地温泉Ⅱ(奥飛騨)

福地温泉その5ブログ

4日目の朝、部屋で朝食を済ませ10時に望雲をチェックアウト。

今日は④泊目の奥飛騨温泉郷に向け国道144、143から158号線を進み、上高地の入り口 沢渡から安房トンネルを抜けて平湯温泉、さらに国道471号線を北上し福地温泉まで約160kmを走行。

15時30分、今日のお宿 福地温泉 元湯孫九郎に到着。

玄関口フロント&ロビー

百年以上前の古民家を移築したとされる本館のロビーでチェックインを済ませ、部屋へ案内される途中ですが、衝立の奥にはアンバランスな光景のモダンな椅子が置かれ、その奥にテラス付きの談話室へと続いており、

談話室に入ると、正に百年前からタイムスリップした感じの家具や調度品が~。談話室の前にあるエレベーターで2階に上がり203号の12畳和室へ、入室した203号室□は天領館2Fに位置し、本館1Fの玄関から進んできた道順を赤い破線で下の館内案内図に記入。天領館は2年ほど前に、地下1F部分(内風呂も含め)から3Fまで大規模リノベーションを経てリニューアルオープンされたとのことで、タイムスリップの理由が頷けます。早速浴衣に着替え、奥飛騨温泉郷でも珍しいとされている「にごり湯」の露天風呂へ、天領館地下1Fから一旦外に出て道路を横切り露天風呂入口通路に、通路内には「にごり湯」の説明(2本の源泉の混合によって...)が詳しく掲載。確かに緑褐色のにごり湯です。結構広い岩風呂でむしろ野天風呂の雰囲気、温度も丁度適温で快適ですが、鉄分の匂いが少し気になります。続いてリニューアル後の内風呂へ、露天風呂とは異なる源泉で、81.8℃の高温が特殊な熱交換器で適温に調整されており、入口には加水、加温、循環、塩素系薬剤投入一切なしの源泉100%の本物の温泉と説明。浴室内部は高めの天井で全て檜造り?、何とも言えない爽やかな木の香りが...。檜の湯船には本物の温泉を実感してもらう為と、「ぬる湯」と、髪の毛を源泉で洗える洗い場「髪洗いの湯」が設けられている。湯船に浸かるとナトリウム炭酸水素塩泉(Ph6.5 弱酸性)の本当に肌に柔らかいお湯と、木の香りに癒されます。食事の方ですが、夕食、朝食共本館1Fのお食事処で、夕食には奥飛騨郷土料理のお任せ炉端風会席を食しました。夕食後、何の部屋か分からないまま「音泉リビング・パラゴン」へ入室、パラゴンとは「幻のスピーカー」とも言われており、数に限りがあるアメリJBL社のハンドメイドスピーカーのブランド名。ここでは40年前のものをリストアーされ、当時のサウンドを甦らせていることに先ずは驚かされる一方、古民家の雰囲気とはかけ離れた家具、調度品がこの場に置かれていることにさらなる驚きを覚えます。ビンテージ・サウンドの流れる空間で、大きめのチェアーに深く座りコーヒーを飲みながら、普通の温泉宿では味わえない音泉リラックスの時間を過ごしました。翌日、朝風呂、朝食後、10時に孫九郎をチェックアウト。奥飛騨温泉郷から国道158号線東海北陸自動車道名神と乗り継いで15時半、往復1,165kmを走行し無事帰宅。尚、孫九郎で見つけた福地温泉そぞろ歩きマップ(下図)ですが、ここにある11件の旅館と民宿が非常にうまくイラストされており、それぞれの古民家旅館の表姿の奥を、またの機会に覗いてみたくなります。(但し、2014年5月草円には宿泊済みのくとまりの舎湯(やどりゆ)の「のくとまり」とは方言で「あたたまる」という意味だそうです。 

須川温泉ブログ

避暑を兼ね、標高1,100mに位置する栗駒山荘に連泊し、7月の高山植物の見学を楽しみに栗駒山トレッキングと、近隣の秘湯巡りの旅(4泊5日)を計画しました。7月初旬、大阪伊丹空港よりJAL2183便(10時25分発)で いわて花巻空港へ、

飛行機の窓からは中央アルプスに残雪の山々が...、さらに北に位置する東北地方の涼さへの期待が高まります。定刻の11時45分花巻空港に到着、ところが空港の温度はすでに32℃、涼しさへの期待に一抹の不安がよぎりました。早速レンタカーを借り、①及び②泊目の須川温泉 栗駒山荘へ、その後③泊目は秋ノ宮温泉郷 鷹の湯温泉、④泊目大湯温泉 阿部旅館を下図の青いルートに沿って巡ります。

花巻空港から東北自動車道を南下し、一関ICで高速を降り国道342号線を西へ一直線、15時過ぎ栗駒山荘に到着。なんと車内の外気温度計は38℃?、標高1,100mで信じられない現象、一抹の不安が現実に。

栗駒山荘玄関口さらにフロントでチェックイン時、この山荘は自家発電の為、部屋にはエアコン 冷蔵庫が設置されてないことを告げられ、「あ~そうだった」と愕然。(昨年冬季閉館間近の10月下旬訪問時は、エアコン 冷蔵庫がないことに何の抵抗も感じず、夏場でもまさか標高1,100mの高地で冷房が本当に必要になるとは~!)取りあえずフロントから予約済みの3階 310号室へ、部屋には大きな窓が2つある10畳和室の角部屋。

丁度この時間は大きな窓から差し込む西日が強烈で、部屋の中は猛烈な暑さ。入室後早々に浴衣に着替え、隣の須川高原温泉の露天風呂で時間を過ごすことに。須川高原温泉の露天風呂は、岩手県側の栗駒山登山口前にあり、フロントで無料入浴券をもらい秋田県から岩手県へ歩いて5分程(下図青い破線)。岩手県境の標識(左上)と須川高原温泉建屋須川高原温泉 大露天風呂入口大日岩の真下に造られた大露天風呂、どちらかというと女風呂からの方が眺めが良さそうです。be5e8ead32280c7aad855ae7a2101563須川高原温泉HPの写真(女風呂からの眺め)尚、浴場入口には須川温泉の紹介として、Ph2.2の強酸性温泉で源泉は47~49℃の湯が毎分6,000L噴出と説明されていました。程々に須川高原温泉で時間を過ごし、栗駒山荘に戻りパノラマ露天風呂へ、今回再訪問の最大の理由はなんといってもこのパノラマ露天風呂への入浴です。不思議なことに何故か周りの景色と一体化するこの露天風呂、浴槽の配置やデザインもさることながらふんだんに使われている木のせいでしょうか?お湯は先の須川高原温泉と同じ源泉と聞いていますが、酸性が強い割には肌を刺すような感じはなく、まろやかで長時間の入浴でも快適です。部屋に戻ると西日は弱くなっているものの、大きな嵌め殺し窓で(開閉可能な上部のオーニング窓を全開しても)風通しがなく、小さな扇風機をフル活用で暑さをしのぐのみ、夕食までは外のテラスで自然涼風に当たり時間を過ごすことにしました。夕食は2階のレストラン・くりこまで、吹き抜け構造の為3階の入り口から階段で、吹き抜けのレストラン・くりこま地元の食材が使用された和会席で、山菜各種、岩魚の造り、塩焼き、豚の陶板焼など、どれも美味しく薄味に仕上げられており、少なからず多からずの適量で満足しました。部屋に戻ると丁度大きな窓から西の空に夕日が沈んでいく光景が、明日予定の栗駒山トレッキングに晴れの天気が期待できそうです。

須川温泉その2ブログ

2日目の朝、幸いなことに天気は晴れ、予定通り栗駒山トレッキングに挑戦です。9時にガイドの東谷さんと栗駒山荘玄関前で待ち合わせ、昨日訪問の須川高原温泉 大露天風呂前の栗駒山登山口へ、

ガイドの東谷さんより名残ヶ原(お花畑)、昭和湖を経由して栗駒山山頂まで登る下図青い破線の須川コース(3.7km)の説明を受けスタート。まずは登山口に位置する須川高原のシンボル‐大日岩ですが、9年前の岩手・宮城内陸地震で山の三分の一が崩れたこと、そして崩れた大きな岩が周りに散乱している状況の説明と、当時その前にあった須川高原温泉名物の広大な千人風呂が倒壊し、その跡が今は空き地となっている旨の説明を受けました。 千人風呂の跡地この階段から登山のスタートです。引湯用のパイプが束になって置かれており、どこから引かれているのか気になるところです。階段を少し登ると、温泉水の流れる量の凄さに驚かされます。4~5分登ったところでしょうか温泉が湧き出る源(毎分6,000L)にたどり着きます。気になった引湯パイプはこの場所から須川高原温泉と栗駒山荘に送られているのです。ただ豊富な温泉水が得られる反面、この温泉水は酸が強く硫黄も含まれているため飲料には全く適さず、この土地での生活用水の確保に大変苦労しているとの話しもありました。この場所から振り返ってみるとかすかに鳥海山の山頂が...。ここから暫くはミネザクラ(高山専用の桜 写真上)や、ミネカエデ(写真下)の落葉樹が茂っており、秋の紅葉時期にはこのミネカエデが紅葉の主流となり、自然の力で黄または赤色に変色し、この黄と赤色の紅葉のバランスで綺麗に見えるようです。ここから遠くに栗駒山の山頂が見えます。15分程で蒸し風呂(おいらん風呂)に、岩手県側の温泉蒸気治療所として建てられた木造小屋で、ここまでは温泉治療者に配慮された舗装の登山道が続いてます。ここから先は一般の登山道となり約10分で名残ヶ原に、正面左の山が栗駒山。楽しみにしていたお花畑ですが、白く見えるワタスゲは花を咲かせているものの、地球の温暖化によるものなのか?、ヨシの繁茂による乾燥化が進行中で湿原の草地化(草原化)が進んでおり、低木が繁殖しかけている。かろうじてサワラン(写真下右)の花が見つかる程度で非常に残念な現象です。右手には今も水蒸気が立ち上がるゆげ山(且つての火山爆発の所と説明有り)名残ヶ原出口付近に登山道案内図があり、5分程登ると産沼コースと須川コースの分かれ道「苔花台」に、山頂まであと2.8km表示の立札。我々は須川コースに向かい地獄谷を足早に通過中、前方にハートマークの付いた岩が~、6年前の東日本大地震後発見されたもので、地震の影響で岩同士がぶつかって出来たものと推測されており、今では地獄谷の名物の一つとなっているようです。10時30分昭和湖に到着(出発後1時間半)。なんと湖は想像もしなかった温泉の色、ただ10年前はエメラルドグリーンの湖だったようですが、9年前の岩手・宮城内陸地震後この色に変化したと説明を受けました。尚、写真右端に見える青い屋根の小屋はこの須川コースにある唯一のトイレ。暫しの休息後、昭和湖の脇から須川コース最大の難所・急勾配の胸突坂(約200m)に進みます。ここから色んな高山植物との出会いがあり、ガイドの東谷さんから随所に立ち止まって花の説明(写真下)を受け、結局天狗平到着まで1時間程費やすことに、山頂まであと800mの地点。天狗平へは宮城県からの登山ルートもあり、晴れておればもっと宮城県側が見渡せるのですが、一寸の晴れ間に大きな残雪が出現!天狗岩を通り過ぎ、岩手県側が見渡せます(写真下中央に昭和湖)。12時15分栗駒山山頂に到着、所要時間3時間15分。山頂は丁度雲が立ち込め残念ながら視界は殆どゼロの状態。山頂より、雲の合間のワンショット(宮城県側からの登山道)です。

秋ノ宮温泉ブログ

3日目は曇り空、バイキングの朝食を済ませ10時に栗駒山荘をチェックアウト、

二日間お世話になった印の窓が見える310号室を後に、やまゆり温泉へ向け下図の国道342号線を北進です。(尚、やまゆり温泉とは栗駒山荘の姉妹館 ホテル・ブランの中にある温泉で、この周辺では珍しいPh9.8の強アルカリ温泉と、昨日のガイドさんから教えてもらい、予定を変更して立ち寄ることにしたものです。)342号線を5分程走ったでしょうか、仙人水の看板が。栗駒山麓から染み出す豊かな清水で、栗駒山荘では飲料水として利用され各部屋に置かれたポットで提供されています。何度もポットの御代わりをもらったほど美味しい水で、空のペットボトルを探しだし一本のみ充填後、40分程のドライブでホテル・ブランに到着。
ホテル・ブランはジュネス栗駒スキー場のゲレンデに直結した場所に建てられており、主にスキー客専用のホテルのようで、新築かと思いきや築20年以上とか?フロントで日帰り入浴券を購入し2階の大浴場へ、脱衣場に入ると温泉の説明書きがあり、国内3位の強アルカリ性(Ph9.8)の単純硫黄泉と示されていますが、何故かPh8.9~9.2の鳴子温泉郷 中山平温泉「琢琇」のうなぎ湯の名前はありません。
「源泉掛け流し」と書かれた入口を入るとサウナと水風呂があり、その奥にガラス張りの広い浴槽、内湯のみで露天風呂無し。汚れた窓ガラスの外にはスキー用のリフトが見えています。温泉は正にヌルヌルで、2015年1月訪問の「琢琇」のうなぎ湯と全く同じ感触の温泉です。久しぶりに強アルカリ温泉に入浴したっぷり汗をかきました。ホテルで昼食後、今日のお宿 ③泊目の秋ノ宮温泉郷 鷹の湯温泉へ、来た道を戻り子安峡を経て県道51、310号線を進むと蒸気が舞い上がる泥湯温泉に差し掛かります。実は、今回泥湯温泉の奥山旅館に予約を試みたのですが、一年前に旅館が全焼し未だ再開には至っていないとの返答があり、気になっていた場所でした。広い空き地の中央に入湯券販売所の看板がある掘っ建て小屋、元々この場所に旅館が建っていたのでしょう。焼け残った水車なのでしょうか?、さらに空き地の右横には野天風呂の建屋、そして道路を挟んだ反対側には奥山旅館と書かれた立派な風呂場の建物が残っており、この二つは火事を免れたのでしょう。日帰り入浴のみの営業は再開しているようですが、やまゆり温泉での湯疲れもあり、泥湯温泉への入浴はパス(尚、泥湯温泉との名前ですが温泉は泥湯ではないようです)。泥湯温泉から5分程進むと、草木も生えない荒涼たる白い岩山の川原毛地獄に、あちらこちらから蒸気が立ちのぼり何時みても不気味な感じの入り口前に、入口前にあるイラスト図ですが、明日は〇印の川原毛大湯滝の滝壺入浴を計画しています。但しここから地獄内を徒歩で行くのではなく、川原毛地蔵菩薩付近の駐車場へ別ルートで向かう予定です。今回も地獄内には一歩も足を踏み入れず、秋ノ宮温泉郷へ急ぎ15時半に鷹の湯温泉に到着。歴史を感じる建物で、玄関には「日本秘湯を守る会」の提灯がいい感じで輝いています。   鷹の湯温泉建屋&玄関フロント&ロビーフロントでチェックイン時、数カ所に分かれた風呂の位置の説明を受け、2階の虎毛という名前の特別室に案内されました。10畳に4.5畳の控えの間があり、3畳ほどのテラスルームまで、心配していたエアコン、冷蔵庫も完備されています。この部屋は川の直ぐそばにある為、吊橋で繋がれた対岸の湯治場の建屋や、源泉が湧く川原の上流に3階建ての本館が見通せます。三カ所にある風呂場の中で、まずは一番遠くの野天風呂(混浴)から巡ることに決め、ロビーに降りて長い通路を歩いて行きます。階段左手の談話室を横目に階段を上って振り返ると、2階の宿泊部屋(虎毛)が同じ高さのレベルになって見えます。さらに長い廊下を進むと、野天風呂 足湯を示す標識に出くわし一旦外に出るよう促され、外には野天風呂の方向を示す案内板があり、それに従って進み(写真の青い矢印の順に)、足湯の場所を通過して、 野天風呂に辿り着きます。鷹匠と鷹が傷を癒したことに由来して名付けられたこの鷹の湯温泉は、1200年前に開湯、秋田県内の温泉では最も歴史が古いと説明されており、初めての入浴には少し緊張しましたが、役内川の渓流沿いに造られたこの野天風呂は、緑に囲まれた木々の間から川のせせらぎと、小鳥の鳴き声のみが聞こえてくる自然の中の雰囲気そのもので、温泉は肌に柔らかい感じのお湯で無色透明、特にお湯の透明度が高いことにビックリです。また秋の紅葉時期や、冬の雪見の野天風呂はどんな光景になるのかなと思いながら、湯めぐり継続のため館内に戻り、館内入口館内の廊下、階段、廊下、階段、廊下と進み混浴半露天風呂に到達。混浴半露天風呂

大湯温泉ブログ

4日目の朝、鷹の湯温泉チェックアウト時今日の行き先を告げると、宿の主人から懇切丁寧に川原毛大湯滝までの道順(国道108号線北上、無料区間の須川横手道路に入り、須川ICで高速を降り51号線を...)と、昼食にはそば処「かえで庵」の推薦、さらに今日のお宿 ④泊目の大湯温泉 阿部旅館の御主人によろしくとの伝言を受けスタート。

40分程で51号線から川原毛大湯滝方面への分岐点に、

分岐点から4,5kmを15分で大湯滝の駐車場に到着、この場所からは地獄の白い岩山を見上げる形となります。 (写真の左上に川原毛地蔵菩薩の後ろ姿が見えています)駐車場内に建てられた川原毛地獄説明板に現在地から大湯滝までの道順(青いサークル内)が示されており、大湯滝への入り口は駐車場内にあるWCの建屋右横からで、それ以外の場所からは熱湯噴出の為立ち入り禁止の立札が。またWCの横壁には川原毛温泉の成分が掲示されており、源泉温度94.5℃、Ph1.41と、かなりの強酸性に驚きます。大湯滝入口には「大自然がつくった天然の打たせ湯」として説明板があり、入浴には水着着用との注意書きも。入口から滝まで続く遊歩道を進み、橋を渡って、「この付近熱湯につきご注意下さい」との注意書きから、これは温泉の渓流であることを知らされます。さらに遊歩道を進むと木々が生い茂る木陰の下り山道となり、大湯滝まであと0.2kmの地点を越えると、滝の音が聞こえ木々の間から滝の景色が見え始めます。左手に茶色の小屋が、近づくと男女別の更衣室であることが分かり一旦更衣室の中へ(入口から約15分で到達)、水着に着替え滝壺へGO滝壺は2ヶ所(左右に)あり、大自然がつくりだした滝壺温泉へ生まれて初めての入浴。お湯の温度は38℃前後でしょうか、熱くはなく温めの温泉で左右どちらも滝壺の深さは1m弱、座って入浴できます。 ゆっくりリラックスして時間を過ごすつもりだったのですが、滝壺が故に舞い上がる水しぶき(強酸性)が容赦なく目に沁み、かなりの痛さに悩まされることになり長湯は無理でした。(滝壺入浴には競泳用の水中眼鏡を持参されることをお勧めします)駐車場に戻り下図の現在地「川原毛地蔵菩薩」前へこの地蔵菩薩は昔硫黄鉱山だったこの周辺で命を落とした方々を弔うために建立されたようです。ふり向くと川原毛地獄への入り口(或いは、泥湯温泉側から徒歩で地獄を越えて着た場合の出口)があり、この入口を入り広場の中から川原毛地獄を眺めると、この地獄を源泉とする渓流の源が(写真右下)...。そしてこの渓流は駐車場に向かって左手を流れ、500mほど先の大湯滝へ流れ落ちているのでした。 時刻も1時半を過ぎ、昼食にと勧められていたそば処の「かえで庵」に、ナビで調べても出てこない為少し苦労しましたが、51号線から398号線を湯沢市方面に走り323号線を右折したところに、そば処とは思われないような建物ですが、そば粉100%の手打ちそば、腰のある美味しいそばでした。かえで庵の建物遅い昼食後、今日のお宿 大湯温泉 阿部旅館へ、秘湯の宿のイメージとは違い民芸風のモダンな感じの2階建て、玄関内には日本秘湯を守る会の提灯が。建屋と玄関民芸風のフロント&ロビー案内された部屋は2階の和室(8畳)、洗面とトイレ付全部で9室の内、この部屋は木通(あけび)と名付けられています。□が滞在中の部屋 木通(写真は阿部旅館HPより)部屋の窓からは川沿いの露天風呂の建屋が見られ、露天風呂へ向け階段を下り1階に、一旦建屋を出て休憩処から急こう配の回廊を下りると、男女別の露天風呂入口にたどり着きます。入口を入るとまず源泉蒸し風呂、内湯(今昔風呂)、露天(十和田石と多古石で作られた湯船)と続き、川沿いにひょうたん型をした大きな岩風呂の露天 かじか風呂へと繋がります。