熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

岩井温泉 岩井屋に宿泊【ブログ】。1300年の歴史を持つと云われている岩井温泉、中でも、創業130年、江戸時代末期から続く山陰最古と言われる温泉旅館、鳥取県で唯一「日本秘湯を守る会」に加盟。


熟年夫婦シリーズサイトを見る

鳥取から宍道湖玉造温泉まで、9月2~4日、2泊3日で山陰の温泉地を訪問しました。
ドライブ・ルートは、西宮北インターから中国道に入り、佐用ジャンクションから鳥取道を北上し、9号線で岩美方面へ約30分、今日のお宿、①地点岩井温泉、岩井屋に到着。自宅から約3時間(192Km)。
IMG2
1300年の歴史を持つと云われている岩井温泉、中でも、創業130年、江戸時代末期から続く山陰最古と言われる温泉旅館、鳥取県で唯一「日本秘湯を守る会」に加盟している岩井屋旅館の入り口に到着。
岩井屋
車を特設駐車場にとめ、チェックインの為入館。
フロント・ロビー
フロント、ロビー、ティー・ラウンジ風景
早速、2階の「すずらん」、八畳間に案内されました。
すずらん
民芸調の落ち着いた部屋で、最初は気づかなかったのですが刺繍畳が敷かれていたのに驚かされます。
畳
何の刺繍か(家紋?)、聞くのを忘れましたが...。
少し休憩の後、風呂場へ。
kagu
途中、さすが歴史を感じさせられる家具や調度品が随所に展示されています。
IMG_0922
ティー・ラウンジ前の中庭を越えて(なぜか、この緑が癒しを感じさせてくれます)、左に見えるガラス張りの廊下を渡り、下図の赤い破線に沿ってお風呂場へ。
IMG_0927
今日の20時までは、女性が長寿湯、男性は祝いの湯となっています。
IMG_0919
秘湯、祝いの湯
日本秘湯を守る会の提灯が奥に見えます。広くはないが深さは胸まであり、源泉かけ流し、且つ底から湯が沸いているのか、湯面に泡がポコポコと出てきます。癖のない無色透明、無臭のお湯で、源泉温度は49.8度、Ph7.1の中性とのことです。又ここでは、シャワーにも源泉が使用されていることを後で知りました。

20時以降の男女入れ替えを待って、長寿湯へ。
IMG_0930
長寿湯(内湯)
IMG_0940
露天風呂
長寿湯は、併設の露天風呂もあり、祝いの湯より全体的に少し広く、湯は同じですが落ち着いて入浴できる感じです。ただ露天風呂(屋根付)は内湯に比し、湯の温度がかなり高目に設定されており、短時間の入浴に終わりました。

当初、日本秘湯を守る会の温泉旅館は、一般的に古さというイメージからくる一抹の不安もありましたが、ここに来てみて、古く見える建物の外観は別として、館内は全く古さを感じないメンテと工夫がなされています。玄関、通路、ロビーには歴史ある調度品に溢れ、緑溢れる中庭の前には、ティー・ラウンジやロビーが配置され、ここにいるとなぜか心が落ち着く感じがします。
食事は、夕食、朝食とも、個室の食事処が用意され、食べきれないほどの豪華なものでした。(冬場はカニ料理となるそうです)
今後又、機会があれば是非訪問したい温泉旅館の一つです。

ご参考までに、「岩井温泉の由来」としての説明書がありましたので、ご興味のある方はクリックで拡大してご覧ください。
IMG_0957