熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

伊香保温泉 仁乃湯ブログ


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紅葉と温泉を求めて、今回は群馬県の源泉掛け流し温泉のある宿を選び、5泊6日の日程で①泊目の伊香保温泉から②泊目 沢渡温泉まるほん旅館、③泊目 水上温泉郷 宝川温泉 汪泉閣、④泊目 法師温泉 長寿館を紅葉鑑賞個所も含め下図の青いルートで巡り、

帰宅途中2回目の訪問となる福地温泉 長座で⑤泊目を過ごし6日目の朝帰途につきました。尚、赤字の個所は紅葉鑑賞個所です。 

①泊目の伊香保温泉までは自宅を朝の6時半に出発、名神~中央自動車道~142号線~中部横断自動車道と高速を乗り継いできたが、中部横断自動車道で渋滞に巻き込まれ松井田妙義Icで高速を降り、18号線で千明仁泉亭まで約9時間半(予測は7時間半)を費やし16時に到着。

明仁泉亭建屋(3階建)と玄関玄関前まで車で乗り付け荷物を降ろし、直ぐ下の専用駐車場に駐車。玄関を入ると左手に1mを越えるとてつもない大きさの絵皿に出迎えられ、その右手奥にフロントがあり、絵皿の裏手に売店、ラウンジと繋がっている。ラウンジでチェックインを終え、廊下に出たところに皇太子殿下ご夫妻(現天皇皇后両陛下)や秋篠宮殿下がご宿泊された時の写真が掲載されており、操業500年を超える老舗旅館の風格が感じられます。廊下奥のエレベーターで2階に案内され、下図の赤い破線の道順で214号室に入室。12畳の和室に広縁があり左サイドに洗面所、右サイドにトイレ(ウオッシュレット)が設けられています。最もこの建屋は大正~昭和初期に建てられた木造の建物ですが何故か古さは感じられません。部屋の窓からは上州の山並みが一望できて素晴らしい眺望です。そして、中居さんより源泉掛け流しのここのお湯は「黄金(こがね)の湯」と呼ばれ、山の上で湧く源泉が石段街の下を流れ、限られた旅館にのみ※小間口で分配 されており(元々のこの宿の創業場所は石段街より上の河童橋付近であったとのこと)、石段の途中には小間口閲覧所がガラス越しに見学できるとの情報を得、フロントで石段街の案内図(下)をもらい散歩も兼ね早速石段街へ、(※クリックしてみてください伊香保温泉観光マップ明仁泉亭は石段街からも出入りができ、丁度下から166段目の石段に入口が設けられています。伊香保神社の鳥居まで365段とのことですが、途中に源泉の流れる様子と木の樋(小間口)で分配の状況がガラス越しに観察できます。尚、「黄金の湯」を小間口で分配されない伊香保の温泉旅館は、小間口権利者から購入するか、最近発掘された別源泉の「白銀(しろがね)の湯」という無色透明の源泉を利用しているようです。薄暗くなってきたので鳥居の手前で引き返すことに。旅館に戻り貴重な「黄金の湯」へ、先ずは露天風呂(男女別)に1階から階段で地階、それから外階段を降りていきます。扉を開けると小さいながらも内湯とサウナ、そして洗い場が備わった露天風呂。17時30分でも関東地方は日暮れが早く、外は真っ暗でお湯の色が上手く写りませんが「黄金の湯」は薄い茶褐色。温めの露天と内湯(41~42℃)に浸かりましたが本当に刺激がない肌に優しいお湯に感動。尚、温泉分析表によると源泉温度は41.2℃、Ph6.4、茶褐色は湯に含まれる鉄分が空気に触れるためと説明されています。湯上り後の夕食は部屋食で、牛肉のしゃぶしゃぶがメインの地産料理(スタンダードプラン)、味付けは薄味で美味しく完食。夕食後は旅館のマイクロバス(往復)で伊香保温泉の名所・河童橋の紅葉見学に、綺麗にライトアップされていますが、残念ながら紅葉の見頃には未だ時期尚早の感じ。今年の秋は暑い日が続いたため、一週間ほど遅れているようです。旅館に戻り再び「黄金の湯」へ、今度は館内の大浴場・仁乃湯に(深夜の1時まで男性は仁乃湯/女性は滝湯、15~1時と1~9時30分で男女入れ替え)。仁乃湯(めぐみの湯)はこの宿のシンボル的な大浴場で、「黄金の湯」を贅沢にかけ流ししているお風呂で、浴槽の深さが1m、湯舟のサイズも5m3mと温泉プールなみの大きさで、1mの深さのお湯に浸かり改めて湯量の豊富さを体感。翌朝早起きして打たせ湯のある滝湯に、仁乃湯と違いレトロ感漂う雰囲気で、アーチ状の囲いの中は滝のように「黄金の湯」が湯舟に落ちているため、ここでは思う存分「黄金の湯」を頭から浸ることが出来ます。朝湯で満足の後は部屋に朝食が用意され、