熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

芦ノ牧温泉ブログ


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正月を終えた1月中旬の閑散期を狙い、雪の秘湯温泉を巡る旅を計画。意外に福島県に多数の「日本秘湯を守る会」登録の旅館が存在することが分かり、⓪地点の新潟空港から下図の青いルートに沿って①泊目 芦ノ牧温泉 仙峡閣、②泊目 檜枝岐温泉 旅館ひのえまた、③泊目 甲子温泉 大黒屋、④泊目 中ノ沢温泉 万葉亭を4泊5日で巡りました。

大阪伊丹空港10時25分発JAL2243便に搭乗。新潟空港には定刻の11時25分に到着。エ~、雪を期待していた新潟には雪は全くありません。日産レンタカーの空港店に行き、雪道走行用に特別予約していた日産ノートスタッドレスタイヤ付の4WD)に乗車するのが恥ずかしいくらいです。

空港店の店員から今年は雪が少ないとの話でしたが、磐越自動車道に入っても遠くの山に雪が見える程度で道路に全く雪はありません。

2時間ほどのドライブで磐越自動車道の新鶴ICで降り、118号線を南下、芦ノ牧橋を渡って芦ノ牧温泉のホテル街とは反対の下図左方向に、ここまで来るとさすがに雪の積雪はありますが、心配していた仙峡閣への急勾配の狭い坂道には雪はなくスムーズに玄関まで。説明書きによりますと、この建物は福島の板倉神社にあった武徳殿を約80年前の昭和13年に移築し、宿に改造されたようです。武家屋敷風の堂々たる玄関フロント&ホール周辺フロントでチェックイン後案内された部屋は3階の25番(10畳の角部屋)、入室すると石油ストーブが部屋を暖めて我々を迎えてくれており、二つの窓からは芦ノ牧橋や、大きく蛇行している大川(阿賀川)が眼下に眺めらます。建物の古さは否めませんが、右の扉の向こうにウオッシュレットのトイレ、洗面台そして入口の近くに冷蔵庫が設置されています。
風呂場は1階で男女別の時間割があることを聞き早速浴場へ、芦ノ牧温泉では唯一の自家源泉を持ち、湯船の底からこんこんとお湯が湧き出る「源泉かけ流し」の温泉と説明を受け、男湯「仙峡の湯」を覗くとビックリするぐらい大きな楕円形の石の浴槽(約5mx3m?)、右の黒く見える部分(全体の3分の1ほど)は、胸まで浸かるほどの深さの立ち湯となっており、この底からこんこんとお湯が湧き出るようになっている。内湯「仙峡の湯」入浴当初はお湯が少なめであったが、暫らくすると湯面が上がり、入浴すると浴槽からあふれ出る湯の音(ザー)が何とも爽快。これぞまさしく源泉掛け流しの温泉を実感。外には「桧の湯」という名前の小さな半円の露天風呂も。露天風呂「桧の湯」お湯は無色透明、かすかに硫黄の匂いがあり温度は42℃前後に調整されています。分析表によると泉質はカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(低調性、弱アルカリ性、高温泉)、源泉温度48.7℃ Ph 7.66と、癖のない肌に優しい温泉でした。一方、食事の方ですが夕朝食とも2階のホール横のラウンジにて、地元の旬の食材がふんだんに使われた郷土料理 会津御膳を食しました。夕食の福島牛の陶板焼きは今一でしたが、仙峡閣の源泉掛け流し温泉の爽快さは天下一品と申し上げておきます。2日目 檜枝岐温泉