熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

石和温泉ブログ


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今回は本年5月七味温泉訪問時、温泉好きの老人から是非にと勧められていた山梨県の石和(いさわ)温泉 旅館深雪温泉に①泊し、その後10月初旬でも紅葉が見られる標高の高い万座温泉~志賀高原~奥飛騨温泉郷の順に下図の青いルートに沿って②泊目 万座温泉 ホテル聚楽、③泊目 志賀高原 志賀山温泉 渓谷の湯、そして④泊目 奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 野の花山荘と4泊5日の日程で巡りました。

甲府地図-1

自宅を8時に車で出発。西宮ICより名神~新東名高速と乗り継ぎ、新清水ICで高速を降り52号線を北上。チェックインの時間には少し早すぎるため昇仙峡へ立ち寄ることに、14時30分昇仙峡県営駐車場に到着、同時に待機していた循環乗合マイクロバスに乗り込み、下図の仙娥滝近くの静観橋前へ上り坂を楽ちんコースで、

昇仙峡1-2途中、バスの中から覚円峰(左)と天狗岩(右)の展望スポットを通り過ぎ、昇仙峡15橋の手前でバスを降り、静観橋を渡り仙娥滝入口へ、20171010150126(1)

入口周辺の店には水晶の原石が数多く展示されていますが、この昇仙峡の上流にある金峰山の水晶鉱山(明治の初期ごろまで存在)は現在全て閉鎖されており、展示の原石はどこからのものなのでしょうかね~?

昇仙峡7入口横にある水晶発祥の地 昇仙峡案内板(下図)に示された現在地から仙娥滝、石門を経て県営駐車場まで下りのみの約1.4kmの遊歩道(青い破線の区間)を歩きます。昇仙峡4-1急な階段を降り、仙娥滝から石門へ昇仙峡8昇仙峡9昇仙峡10石門付近の川の中にも巨大岩や奇石が多数見られます。そもそも昇仙峡の峡谷は、花崗岩の岩山が川の水の浸食によって形成さているようです。昇仙峡18浮石と名付けられた巨岩ここから先にそそり立つ巨大な岩峰 覚円峰が見えてきます。(覚円というお坊さんが、頂上で修業をしたという伝説から名付けられているようですが...)昇仙峡16見上げるだけの覚円峰15時50分駐車場に戻り、今日のお宿 石和(いさわ)温泉 旅館深雪温泉へ車を進め、16時30分旅館に到着。深雪9旅館 深雪温泉建屋(3階建て)と玄関深雪8フロント&ロビーチェックイン後案内された部屋は階段で上る3階の10畳和室、この建屋には残念ながらエレベーターの装備はありません。深雪11窓からの景色ですが全くの住宅街のど真ん中、こんなところに温泉が本当に湧き出ているのかと不安になりますが、深雪20案内係より浴室は1階に柿の湯と、ももの湯の2ヶ所があり(19時で男女入れ替え制)、敷地内で自噴する(何と1分間にドラム缶7本分の1,415ℓ)自家源泉を加水、加温無しで使用と説明を受け、早速階段で1階に降り柿の湯へ深雪15内湯に入ると完の湯(湧出量573ℓ/分 泉温50.8℃ 水素イオン濃度ph8.23)と、熟の湯(湧出量842ℓ/分 泉温36℃ 水素イオン濃度ph 8.50)の二つの出湯口があり、浴槽の湯は2種類の温度の違う源泉が混ざり合って適温に調整された「完熟の湯」と表示されています。なるほどこれで加水、加温が一切必要ないということです。  深雪13深雪12併設された露天風呂も同じ方式ですが源泉の出湯口が離れているため、場所によって微妙なお湯の温度の違いが感じられる珍しい温泉です。お湯は無色透明、チョット硫黄の匂いがして少しとろみのある肌の感触最高のお湯で、しかも入浴後もしばらく汗が止まらないほど体の芯まで温まる温泉です。
深雪19ももの湯は柿の湯に比べ少し小さ目ですが、同じく内湯に露天風呂が併設されています。深雪16深雪21深雪22食事の方ですが、夕食は部屋食で甲州牛の陶板焼きを含む和食料理13品(献立表添付)、いずれも薄味で調理されており、残すものがなにもないほど「きのこ釜飯」まで美味しく完食しました。深雪温泉30深雪温泉312日目 万座温泉