Engineer working in Japan

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

大湯温泉ブログ


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4日目の朝、鷹の湯温泉チェックアウト時今日の行き先を告げると、宿の主人から懇切丁寧に川原毛大湯滝までの道順(国道108号線北上、無料区間の須川横手道路に入り、須川ICで高速を降り51号線を...)と、昼食にはそば処「かえで庵」の推薦、さらに今日のお宿 ④泊目の大湯温泉 阿部旅館の御主人によろしくとの伝言を受けスタート。

40分程で51号線から川原毛大湯滝方面への分岐点に、

分岐点から4,5kmを15分で大湯滝の駐車場に到着、この場所からは地獄の白い岩山を見上げる形となります。 (写真の左上に川原毛地蔵菩薩の後ろ姿が見えています)駐車場内に建てられた川原毛地獄説明板に現在地から大湯滝までの道順(青いサークル内)が示されており、大湯滝への入り口は駐車場内にあるWCの建屋右横からで、それ以外の場所からは熱湯噴出の為立ち入り禁止の立札が。またWCの横壁には川原毛温泉の成分が掲示されており、源泉温度94.5℃、Ph1.41と、かなりの強酸性に驚きます。大湯滝入口には「大自然がつくった天然の打たせ湯」として説明板があり、入浴には水着着用との注意書きも。入口から滝まで続く遊歩道を進み、橋を渡って、「この付近熱湯につきご注意下さい」との注意書きから、これは温泉の渓流であることを知らされます。さらに遊歩道を進むと木々が生い茂る木陰の下り山道となり、大湯滝まであと0.2kmの地点を越えると、滝の音が聞こえ木々の間から滝の景色が見え始めます。左手に茶色の小屋が、近づくと男女別の更衣室であることが分かり一旦更衣室の中へ(入口から約15分で到達)、水着に着替え滝壺へGO滝壺は2ヶ所(左右に)あり、大自然がつくりだした滝壺温泉へ生まれて初めての入浴。お湯の温度は38℃前後でしょうか、熱くはなく温めの温泉で左右どちらも滝壺の深さは1m弱、座って入浴できます。 ゆっくりリラックスして時間を過ごすつもりだったのですが、滝壺が故に舞い上がる水しぶき(強酸性)が容赦なく目に沁み、かなりの痛さに悩まされることになり長湯は無理でした。(滝壺入浴には競泳用の水中眼鏡を持参されることをお勧めします)駐車場に戻り下図の現在地「川原毛地蔵菩薩」前へこの地蔵菩薩は昔硫黄鉱山だったこの周辺で命を落とした方々を弔うために建立されたようです。ふり向くと川原毛地獄への入り口(或いは、泥湯温泉側から徒歩で地獄を越えて着た場合の出口)があり、この入口を入り広場の中から川原毛地獄を眺めると、この地獄を源泉とする渓流の源が(写真右下)...。そしてこの渓流は駐車場に向かって左手を流れ、500mほど先の大湯滝へ流れ落ちているのでした。 時刻も1時半を過ぎ、昼食にと勧められていたそば処の「かえで庵」に、ナビで調べても出てこない為少し苦労しましたが、51号線から398号線を湯沢市方面に走り323号線を右折したところに、そば処とは思われないような建物ですが、そば粉100%の手打ちそば、腰のある美味しいそばでした。かえで庵の建物遅い昼食後、今日のお宿 大湯温泉 阿部旅館へ、秘湯の宿のイメージとは違い民芸風のモダンな感じの2階建て、玄関内には日本秘湯を守る会の提灯が。建屋と玄関民芸風のフロント&ロビー案内された部屋は2階の和室(8畳)、洗面とトイレ付全部で9室の内、この部屋は木通(あけび)と名付けられています。□が滞在中の部屋 木通(写真は阿部旅館HPより)部屋の窓からは川沿いの露天風呂の建屋が見られ、露天風呂へ向け階段を下り1階に、一旦建屋を出て休憩処から急こう配の回廊を下りると、男女別の露天風呂入口にたどり着きます。入口を入るとまず源泉蒸し風呂、内湯(今昔風呂)、露天(十和田石と多古石で作られた湯船)と続き、川沿いにひょうたん型をした大きな岩風呂の露天 かじか風呂へと繋がります。