熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

土肥温泉ブログ


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3日目の朝、川奈ホテル部屋の窓からの景色です。雲が晴れれば伊豆諸島が見えるようですが、

朝風呂から部屋に戻り、地下一階の朝食会場(グリル)まで地下の通路を通って行きましたが、この通路には「川奈のあゆみ」というタイトルで色んなものが展示されており、大倉財閥で使われていた食器類を始め、川奈ホテルの歴史の写真、ホテルの建設風景から、アメリカ軍に接収されていた時期を経て、皇室や著名人の宿泊時の写真まで、その中でもマリリン・モンローと、ジョー・ディマジオが新婚旅行で宿泊された時の写真が印象的でした。地下一階のグリル(メインダイニング・ルームの真下)ですが、海岸側では二階の高さで、窓から海も見えます。朝食の選択は和食か洋食でしたが、あえてクラッシックホテルの洋食を選びました。ジュースの後にコーンフレークが出てきましたが、昔はオートミールだったのかな?と思いながら、サラダ、オムレツ、ハム、パン、コーヒーとたいらげおなか一杯になります。グリルを出ると、洋朝食メニューの写真があり、全く同じものを食しましたので掲載しておきます。朝食後、ロビーのある一階に上がると、今にも洋画のワンシーンに出てきそうなサンパーラーがあり、その横に風格のあるロビーが見渡せます。近くに面白いものを発見! 何と、レストランからの風景図です。天気が良ければここから横浜ランドマークや東京のスカイツリーまで見渡せると教えてくれています。さらに、館内の案内図もあり、玄関、ロビー、サンパーラー、食堂の位置などよく分かります。 サンパーラーの横に庭への出口があり、外に出てみました。庭から見た川奈ホテルの外観ですが、何となく赤倉観光ホテルに似た雰囲気です。宿泊者専用の新設・温浴施設「ブリサマリナ」の建物。海の方の景色ですが、写真中央下にローンのテニスコートが見えます。左から右へ電気カートがゴルフコースへ行く様子を見かけました。我々もこの有名なゴルフコースで一緒にゴルフを楽しむ趣味があれば、さらに有意義な時間を過ごせたのかもしれませんが...80年の歴史が刻まれたこのホテルに宿泊できただけでも意義深いものがあったと感じています。11時に川奈ホテルをチェックアウトし、②地点から今日のお宿、③地点の土肥(トイ)温泉・湯の花亭に向け出発。途中で紅葉見学の為、修善寺に立ち寄りましたがすでに紅葉の時期は終わりかけていました。国道18号線をさらに西に進むと、右手に富士山が、丁度「だるま山高原レストハウス」前で車を留め、暫し見学です。ここにあった伊豆半島ジオパークの説明板によるとフィリピン海プレートの上にできた海底火山や火山島はプレートとともに北に移動し、やがて本州に衝突して現在のような半島の形になった」と書かれています。 これによって豊かな温泉や日本一深い駿河湾、変化に富んだ地形をもつ伊豆半島が作られているようです。18号線を左折して17号線に入ると戸田港(ヘダ)に、まっすぐ行くと再び富士山が綺麗に見える御浜岬に行き当たります。今日は天気が良く素晴らしい眺望です。ここから30分程で、土肥温泉・湯の花亭に15時30分の到着。7階建ての旅館建屋と玄関前フロント&ロビー周辺フロントでチェックインを済ませ、靴を脱いでロービーに足を踏み入れると、スリッパはなく全ての床は畳張り、全館で4800枚?の畳が敷かれているとのこと。案内された部屋は、旅館の配慮(無償アップグレード?)で、6階の「忘れな草」(露天風呂付準特別室、13畳和室)、最上階の角部屋で見晴らしも良く快適です。尚、部屋の露天風呂のみが源泉掛け流しの温泉と説明がありました。忘れな草」和室&露天風呂からの眺め (土肥港が見えます) 北側の窓からの眺めですが、山が遮って富士山は見えません大浴場は7階の屋上に、内湯と露天風呂の周りにも畳が敷かれています。
温泉は無色透明、海の近くの温泉ですが、不思議なことに舐めても塩辛さは全くありませんでした。尚、源泉の温度は43℃、Ph8.3、部屋の露天風呂の湯と違い、循環式の為少し消毒剤の匂いが...。食事の方ですが、夕食、朝食共お部屋で、夕食には旬の刺身盛り合わせ、アワビの踊り焼き、金目鯛の姿煮、山芋のとろろ蒸しを中心とした創作和食、2日間続いた洋食だったので魚を中心とした和食の味に舌鼓を打ちました。 4日目の朝、晴れ模様です。朝食を済ませ帰宅の途に就きましたが、昨日以来旅館の窓から見える土肥港~清水港のフェリー(距離的にかなりのショートカット、富士山の眺望期待)が気になっており、最終的に清水港までフェリーに乗って帰ることに。