熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

屋久島温泉(九州)ブログ


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今日は雨の予報はないのですが曇り空です。白谷雲水峡ガイド付きトレッキング(太鼓岩往復コース約5時間)に挑戦です。8時30分ホテルのロビーで出迎えを受け、ガイドの車でホテルを出発、約30分で白谷雲水峡入口(標高600m)に到着しました。

入口受付で森林環境整備推進協力金300円の支払いと、兵庫県から来たことを伝え入門。入口を入ると色分けされた世界遺産登録地域と、国立公園地域の大きな屋久島概要図(下図)があり、ガイドからこの中に示されている破線はいずれも九州最高峰宮之浦岳へ繋がる登山道で、登山には3つの主な登山口があることの説明を受けました。ここ白谷雲水峡入口もその登山口の1つで、辻の岩屋からトロッコ道に出て、縄文杉を経て登頂するルートとなっている。ただ観光客に人気の縄文杉への一般的なトレッキングコースは、荒川登山口(第2の登山口)から約8kmのロッコ道を歩き、大株歩道入口より登山道3km(標高差300m)を登る全長11km、所要時間往復10時間以上の為、少なくとも午前4時にはホテル出発が前提となる。第3の登山口は昨日訪問した紀元杉へ繋がる山道奥にある淀川登山口 、登山家には正に世界遺産登録地域を縦走出来る人気のコースとなっている由。白谷雲水峡入口受付でもらった下の案内図には、入口から辻の岩屋までが示されています。太鼓岩往復コースは、片道約3km、標高差450m(600~1050m)の登山道です。9時10分に出発ガイドの寺田さんから、改めて屋久島は海底の花崗岩の隆起でできた島で、その証拠に宮之浦岳の頂上から下記の化石が今も発見されていると説明あり。入口付近を流れる白谷川の透き通る水にまず感激です。早速遭遇するスギは、ニ代杉二代杉は切株更新と説明されています。尚、屋久島では標高600m以上で樹齢1000年以上のスギを屋久杉と呼び、1000年未満のスギは小杉と呼ばれているそうです。以下は、飛流の滝から太鼓岩までの光景です。年間10,000mmの雨量による、何百種類かの苔に覆われた鮮やかな緑は、神秘的な幻想の世界にいるかのような感覚にさせてくれます。苔むす森は映画「もののけ姫」の中に出てくる深い原始の森のモデルとなっているようです。辻峠から太鼓岩を目指します。                わずか10人位しか登れない一枚岩でしたが、幸いにも九州最高穂の宮之浦岳が見えました。太鼓岩からの下り道、女神杉の前を通って辻峠に戻り、辻峠で昼食後、巨大な岩が横たわる「辻の岩屋」に案内されました。支えている下の小さな岩が崩れないか心配になります。その後、来た道を引き返し、15時10分出発地点の白谷雲水峡入口に。 結局、昼食、説明、休憩などの時間を入れ往復6時間のトレッキングとなりました。再びガイドの車でシーサイドホテル屋久島に戻り、今日のお宿②地点のJRホテル屋久島へ。約50分のドライブで16時30分ホテルに到着。ホテルの建物は 九角形のユニークな形をしています。ホテルの建物(玄関は2階)フロント&ロビー案内された部屋は、最上階5階のツインベッドルーム、 部屋の大きな窓からは海はもちろんのこと、モッチョム岳も見える眺望の良い部屋に2連泊です。

     
モッチャム岳 お風呂は1階にあり、海が一望できるよう内湯と露天風呂(右奥)が並んで設置されています。温泉は前評判通り、 ヌルヌルというかトロトロのお湯で温度も丁度良く、景色も楽しみながら内湯と露天それぞれで長湯をしてしまいました。 ただ、15~18時までは立ち寄り湯客に開放しているため、結構混雑しています。 後で分かったのですが、残念ながらこの温泉は源泉掛け流しではなく、加温で温度を一定に保つため循環装置を使用、消毒処理もしていると説明されていましが、消毒剤の匂いはほとんど感じませんでした。尚、源泉の温度は34.6℃、Ph9.7のアルカリ性と表示されています。食事の方ですが、夕食、朝食共2階のレストランで、夕食には尾之間(オネダ)会席を食しました。