G検定 解答速報と過去に意見が分かれたポイント

G検定(ジェネラリスト検定)の解答速報を見ても納得がいかない、そんなあなたへ。過去に意見が分かれた設問や論点を紹介し、試験後の情報共有の重要性も丁寧に解説します。


試験の概要と、見解が分かれやすい設問について

G検定(ジェネラリスト検定)は、人工知能(AI)に関する幅広い知識を体系的に問う試験として注目を集めています。出題範囲は広く、AIの歴史、機械学習、深層学習、倫理、法律、社会実装と多岐にわたるため、「この問題って、どの資料の知識?」と思うような出題も少なくありません。

特に難しいのは、複数の選択肢がすべて一見正しいように見える問題や、解釈に揺らぎがある文言を含んだ問題です。さらに、試験がCBT方式(オンライン)でランダム出題されるため、解答速報でも設問内容が完全に一致しないことがあり、受験者同士の情報交換の重要性は年々増しています。

以下では、実際に過去のG検定で多くの受験者が迷い、見解が分かれた問題を5つ取り上げ、出題意図や混乱の背景を詳しく解説いたします。


特に見解が分かれた過去の問題と受験者の声(5例)

■ 事例1:バイアスとバリアンスのトレードオフ

設問概要:「バイアス・バリアンスのトレードオフに関する正しい記述を選べ」

  • 迷いやすさ:選択肢すべてが理論的には「一部正しい」ように見えるが、文中の“汎化性能の最大化”と“モデルの複雑さ”の関係に着目する必要があった。

  • 受験者の声:「『学習データへの適合性が高いほど誤差が小さい』って一見正しいけど、それって過学習では?と混乱した」

■ 事例2:説明可能なAI(XAI)の適用例

設問概要:「XAIの適用場面として適切なものを選べ」

  • 問題点:ヘルスケア、金融、広告などすべて実際に利用されているが、“XAIが求められる理由”の明確性が判断の鍵だった。

  • 受験者の声:「全部使われてる業界じゃん、なんでこの中から選ぶの?って思った」

■ 事例3:機械学習の性能評価指標

設問概要:「クラス不均衡データにおいて適切な評価指標を選べ」

  • 出題意図:Accuracy(正解率)ではなく、PrecisionやRecallなどの適合率・再現率が求められるケースを押さえているかどうか。

  • 混乱点:文脈により、AUCやF1スコアも妥当であり、「最も適切」をどう解釈するかで見解が割れた。

■ 事例4:著作権とAI生成物の法的扱い

設問概要:「AIが生成したコンテンツの著作権に関する記述として正しいものはどれか」

  • 受験者の声:「“AIが自動生成したものは著作権が認められない”って断言していいのか…?」

  • 論点:法律の動向が変化しており、2022年の文化庁見解と、それ以降の改正案を知っているかどうかで分かれた。

■ 事例5:GPTやTransformerの構造に関する設問

設問概要:「TransformerモデルにおけるSelf-Attentionの利点として適切なものを選べ」

  • 混乱の理由:「並列処理が可能」「長距離依存性の獲得」「計算コストの高さ」など複数の知識が必要な選択肢構成。

  • 受験者の声:「知識はあるつもりでも、全部“っぽい”表現で並ばれると迷う」


5ちゃんねる掲示板での具体的なやりとり(スレ形式)

88 :名無し検定試験@G:2024/03/23(土) 18:32:11.33 ID:zUaYx8mY
バイアスバリアンス問題、絶対にCやと思ってたのに速報だとBなんだけど??

89 :名無し検定試験@G:2024/03/23(土) 18:34:48.12 ID:9QnPvCrl
>>88
それ俺も迷った。モデルが複雑になると誤差減るって一概に言えないよね。

90 :名無し検定試験@G:2024/03/23(土) 18:38:12.45 ID:d3FwLoqX
XAIのやつさ、金融か医療かで悩んだわ。どっちも説明性必要やん…

91 :名無し検定試験@G:2024/03/23(土) 18:42:56.28 ID:bLo8UpNw
>>90
俺医療にした。命に関わるやつはやっぱXAI前提かなって。

92 :名無し検定試験@G:2024/03/23(土) 18:47:33.19 ID:kVeTqFn7
Transformerのself-attention、利点を聞くなら「並列処理」で良いと思うけど、他の選択肢も割と説得力あった

試験後の情報共有がもたらすメリットと掲示板の活用

G検定では、出題される設問の構成や語彙が非常にテクニカルであるため、試験直後の記憶の新しいうちに情報交換を行うことが極めて有効です。特に「どの設問でどんな選択肢が出たか」を共有することで、自分では気づかなかった曖昧さや読み違いを洗い出すことができます。

5ちゃんねるの「G検定スレ」は、リアルタイムで受験者同士が知識をぶつけ合う場として有名ですが、それ以外にも次のような掲示板が活用されています:

  • 資格ちゃんねる掲示:G検定の過去問整理スレが定番。参考書との対応表や誤植の指摘なども。

  • 国家試験ナビ掲示:CBT受験者同士で「出題傾向まとめ」スレを作成し合う文化あり。

  • AI・データサイエンス特化掲示板(民間):非公式ながらも専門性の高いやりとりが行われる傾向にあります。

こうした場を活用することで、「この設問は法改正に合わせたものだったのか」「これって去年も出たな」といった再出題パターンの発見や、次回受験に向けた知識の整理にもつながります。


※本記事は特定の団体やサイトを推奨するものではありません。