2日目の今日は、①地点からスタートし、美人林、清津峡を見学して②地点の野沢温泉に向かいます。
昨日、ひなの宿ちとせで教えてもらたガイド付き軽ハイキング「心美人ハイキングツアー」を申し込み、午前10時、集合場所のキョロロに到着。
自然科学をテーマとした教育研修施設らしいのですが、
なんとも奇妙な名前と外観の建物です...、
キョロロという名は、田植えの季節に南国から渡ってくる
アカショウビンという真っ赤な
カワセミの「キョロロ・・・・・・」という鳴き声にちなんで付けられた館のニックネームで、
耐候性鋼板で出来た建築物は、表面の錆が、内部を腐食からまもるコーティングの役目を果たすそうです。形は下図のように蛇をモチーフにしたと説明あり。
前の駐車場には除雪でかき集められた雪の山が、未だ解けずに残っています。かなりの高さで、右下の軽トラと比較してみてください。
ガイドの保坂さん(右)と、八王子からの御夫婦(中央、左)と一緒に、キョロロ入口前から出発です。


ガイドのアド
バイスで、全員キョロロの貸し長靴に履き替え終わったところです。
キョロロは美人林に隣接のため、歩いて2、3分の距離。
美人林とは、
昭和初期、木炭用に一度伐採され裸山になった後、再び一斉に伸びたブナの木々は、細くすらりと美しい立ち姿を形成し、いつしか「美人林」と呼ばれるようになった
樹齢約90年のブナ林(二次林)です。
地面には
未だ雪が解けずに残っており、長靴に履き替えて正解でした。

約1時間の散策の後、静寂な林の中で、保坂さんのオカリナの演奏を聞かせもらい、その後キョロロに戻り、館内の見学で、過去33年間(昭和56年~
平成26年)の各年度における積雪量の比較を示した展示品があり、ここ数年は4mの積雪が記録されていたのにはビックリです。それと同時にこの積雪が、稲作に不可欠な豊かな水を棚田に供給しているという、密接な関係があることを学びました。
11時半を過ぎましたので、次の目的地、
清津峡に向い40分程で
清津峡駐車場に到着。
駐車場から渓谷トンネル入口までの歩道は、新緑と清流に癒されます。
トンネル入口に到着、入場料600円/人を支払いトンネルに入り、
見晴所からの眺めです。柱状節理が見事です。
見晴所(パノラマステーション)
一時間半ほどの滞在で、今日のお宿、
野沢温泉、旅館さかやに向け出発、約1時間のドライブで
さかやに到着。
旅館さかやは
野沢温泉で有名な外湯「大湯」の丁度奥に位置しています。
案内された部屋は10疊+広縁の和室
案内係より、30分程の徒歩によるガイド付き温泉街散策があることを聞き、参加することに。
散策スタート後、ガイドから、ここ野沢温泉には13の外湯(無料の公共湯)があり、その代表的なものが「大湯」と説明を受け内部を見学。
大きな浴槽ではないが、あつ湯とぬる湯の二層に分かれています。
その後、野沢神社と傍に位置する健命寺へ、
健命寺横の菜の花(現在の
野沢菜)
野沢菜は、健命寺の八代目住職が京都より菜の花の種を持ち帰り、現地に植えたところ、標高600mの高冷地であるがゆえに茎と葉がよく伸びて、独特の蕪菜[かぶな]に成長。これが
野沢菜の始まりと説明を受け、エ~知らなかった~!! 次いで
大釜に立ち寄り、
地元の人は手前に見える湯で野菜を茹で、奥の湯で
アケビを茹でると説明を受けた後、旅館に戻り、待望の温泉へ、
内湯はあつ湯とぬる湯の二層で、外には露天風呂が併設されています。もちろん源泉かけ流し、源泉温度は67℃、Ph8.2、弱
アルカリ性のまろやかなお湯でした。
食事は夕食、朝食とも個室のお食事処で、旬の野菜を中心にした山里の創作料理で、中でも新緑の新鮮な
野沢菜と、ご飯の美味しさに感激しました。
(追記)今回旅館さかやの紹介で、有料の外湯「ふるさとの湯」も経験してきました。浴槽も広く、素敵な源泉掛け流し湯であったことを申し添えます。