Engineer working in Japan

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

赤倉温泉(東北)


熟年夫婦シリーズサイトを見る

正月明けのTV番組「雪見&混浴ふれあい湯めぐり」で、南東北チームから紹介された山形県赤倉温泉 湯守の宿 三之亟の天然岩風呂深湯に大変興味を覚え、

湯めぐり北

すでに計画済みであった雪見露天風呂で有名な、秋田県乳頭温泉郷近辺湯めぐりの一部を取りやめ、2月22~25日の3泊4日の日程で、大阪伊丹より飛行機でいわて花巻空港へ、⓪地点の花巻空港からはレンタカーを借りて①泊目の赤倉温泉 湯守の宿 三之亟、②泊目乳頭温泉郷 妙の湯、そして空港へ戻る途中で③泊目の鶯宿温泉 長栄館(一滴の加水もない源泉100%かけ流し温泉)を下図の青いルートに沿って巡りました。

3岩手県3-1
尚、ご参考までに、この番組のもう一つの北東北チームで乳頭温泉郷 蟹場温泉の紹介もありましたが、
我々は蟹場のすぐ近くに位置する「妙の湯温泉」をすでに予約済みで、
7つの宿(鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村)があるようです。
湯めぐり南
大阪伊丹空港ゲート21、いわて花巻行きJAL2183 10時25分発に搭乗。
伊丹
20170222100859(1)
花巻空港着陸前の雪景色、定刻の11時45分到着。
花巻空港
今回お世話になるレンタカーはマツダデミオ(4WD)です。
花巻空港2
空港から赤倉温泉へ向かう途中、時間の余裕が有ったので2年前の1月に訪問した鳴子温泉郷 中山平温泉 うなぎ湯の琢琇に立ち寄り、懐かしいヌルヌルの湯を再体験しました。その後赤倉温泉へ16時丁度に到着、それなりの歴史を感じる湯守の宿 三之亟建屋が見えます。
三之亟5
 
三之亟4
三之亟玄関(日本秘湯を守る会の提灯が...)
三之亟10
フロント&ロビー
部屋は新館3階の324号室(8畳+次の間、様式・
ウォシュレットトイレ付)、
タツも用意されていました。
三之亟20
この建屋は2階に玄関、フロント&ロビーがあり、3階の新館は2階の大広間の上に位置しています(全館ご案内図)。 
三之亟9
従いまして、3階の新館から天然岩風呂までは下の案内図(左)のように、2階に降りて暖房のない寒い廊下をかなり歩き、突き当りの階段を降りて1階よりも下の岩風呂入口に辿り着きます。
三之亟13
フロントに掲示の日帰り湯客用案内板
岩風呂は混浴が原則となっていますが、ご入浴時間割(右)として女性専用時間が昼と夜に設けられています。その下に深湯の説明図があり130cmの深さの湯はかき穴※の部分のみと説明されています。
※排水溝のかわりに浴槽底面が一部深くなっており、そこからお湯をすくってかき出す穴を「湯かき穴」と呼ばれている

岩風呂入口に天然岩風呂ご案内として、高湯、中湯、深湯の3つの岩風呂説明図があり、それぞれに入浴を試みましたが中湯、高湯の順に熱く、殆ど深湯の入浴で過ごしました。
三之亟21
                                  高湯
岩風呂
中湯           
岩風呂2
深湯
岩風呂3
さすが、開湯800年の歴史(江戸時代末期)を持つ温泉で、
直接掛け流す為、お湯の劣化もなく非常に鮮度の高い湯と言われているだけに、素晴らしい肌触り、
くり抜いて作られた
天然の巨岩の感触と、
たっぷりな湯量に大満足。又機会があれば訪れてみたい温泉の一つです。
肝心の湯かき穴は直径約30cm程の大きさで中に足を入れると深さは確かに胸の上までありました。
尚、温泉分析表には源泉温度は63℃、Ph7.9と表記されていますが、
源泉そのままでは熱すぎる為、
水道水を加えずにどのように
適温(42℃前後)調整の工夫が施されているのか不思議です。

食事の方ですが、夕食は2階の食事処(213号室)で豚しゃぶ
鍋主体の地元の旬の食材を利用した田舎料理と説明を受け、
三之亟24
当日の宿泊客は我々以外に素泊まり客が一組の為、食事や天然岩風呂はほぼ貸し切り状態で過ごすことが出来ましたが、最後に三之亟さんへのお願いとして、数十年前に建てられた新館?の廊下絨毯の張替えと、廊下の暖房をお考え頂ければ幸いに存じます。