熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

須川温泉Ⅱ-1(東北)


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避暑を兼ね、標高1,100mに位置する栗駒山荘に連泊し、7月の高山植物の見学を楽しみに栗駒山トレッキングと、近隣の秘湯巡りの旅(4泊5日)を計画しました。
7月初旬、大阪伊丹空港よりJAL2183便(10時25分発)で いわて花巻空港へ、

花巻空港

飛行機の窓からは中央アルプスに残雪の山々が...、さらに北に位置する東北地方の涼さへの期待が高まります。
定刻の11時45分花巻空港に到着、ところが空港の温度はすでに32℃、涼しさへの期待に一抹の不安がよぎりました。
早速レンタカーを借り、①及び②泊目須川温泉 栗駒山へ、その後③泊目は秋ノ宮温泉郷 鷹の湯温泉④泊目大湯温泉 阿部旅館を下図の青いルートに沿って巡ります。

栗駒山荘21-1

花巻空港から東北自動車道を南下し、一関ICで高速を降り国道342号線を西へ一直線、15時過ぎ栗駒山荘に到着。
なんと車内の外気温度計は38℃?、標高1,100mで信じられない現象、一抹の不安が現実に。

栗駒山荘9-2
栗駒山荘玄関口
さらにフロントでチェックイン時、この山荘は自家発電の為、部屋にはエアコン 冷蔵庫が設置されてないことを告げられ、「あ~そうだった」と愕然。(昨年冬季閉館間近の10月下旬訪問時は、エアコン 冷蔵庫がないことに何の抵抗も感じず、夏場でもまさか標高1,100mの高地で冷房が本当に必要になるとは~!)
取りあえずフロントから予約済みの3階 310号室へ、
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栗駒山荘16-1
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部屋には大きな窓が2つある10畳和室の角部屋。

栗駒山荘11

栗駒山荘12
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丁度この時間は大きな窓から差し込む西日が強烈で、部屋の中は猛烈な暑さ。
入室後早々に浴衣に着替え、隣の須川高原温泉の露天風呂で時間を過ごすことに。須川高原温泉の露天風呂は、岩手県側の栗駒山登山口前にあり、フロントで無料入浴券をもらい秋田県から岩手県へ歩いて5分程下図青い破線)
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岩手県境の標識(左上)と須川高原温泉建屋
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須川高原温泉 大露天風呂入口
大日岩の真下に造られた大露天風呂、どちらかというと女風呂からの方が眺めが良さそうです。
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須川高原温泉HPの写真(女風呂からの眺め)
尚、浴場入口には須川温泉の紹介として、Ph2.2の強酸性温泉で源泉は47~49℃の湯が毎分6,000L噴出と説明されていました。
程々に須川高原温泉で時間を過ごし、栗駒山荘に戻りパノラマ露天風呂へ、今回再訪問の最大の理由はなんといってもこのパノラマ露天風呂への入浴です。
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不思議なことに何故か周りの景色と一体化するこの露天風呂、浴槽の配置やデザインもさることながらふんだんに使われている木のせいでしょうか?お湯は先の須川高原温泉と同じ源泉と聞いていますが、酸性が強い割には肌を刺すような感じはなく、まろやかで長時間の入浴でも快適です。

部屋に戻ると西日は弱くなっているものの、大きな嵌め殺し窓で(開閉可能な上部のオーニング窓を全開しても)風通しがなく、小さな扇風機をフル活用で暑さをしのぐのみ、夕食までは外のテラスで自然涼風に当たり時間を過ごすことにしました。
夕食は2階のレストラン・くりこまで、吹き抜け構造の為3階の入り口から階段で、
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吹き抜けのレストラン・くりこま
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地元の食材が使用された和会席で、山菜各種、岩魚の造り、塩焼き、豚の陶板焼など、どれも美味しく薄味に仕上げられており、少なからず多からずの適量で満足しました。
部屋に戻ると丁度大きな窓から西の空に夕日
が沈んでいく光景が、
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明日予定の栗駒山トレッキングに晴れの天気が期待できそうです。