蔵王温泉Ⅱ(東北）
2日目の朝、もう一度大湯で朝風呂入浴後、昨日の夕食と同じ個室で朝食を終え、
予約していた青根御殿見学ツアー（女将の案内）参加のため、8時50分フロント前に集合。旧湯治部の二階から階段廊下で繋がった青根御殿へ、伊達家殿様の座敷は二階にあり、
青根御殿
そこには鎧兜や、狩りをされた時の弁当箱が展示され、殿様が滞在された右隣の上段の間には伊達家に関わる骨董品や書画が展示されています。
伊達家殿様滞在の青根御殿2階上段の間
又この上段の間から天気が良く空気が澄んでおれば、正面に仙台や松島の海まで伊達家の領土が見渡され、この眺望にたいそうご満悦だったようで、御殿は意外に高台に位置していることが分かります。
上段の間正面からの眺望
左手の窓からもみの木（〇印）
蔵王温泉の手前約10kmの所ですが、ここまで来ると濃霧が嘘のように晴れ渡り、雪化粧の蔵王山が綺麗に見えてきます。
わかまつやの4階建ての建物と玄関
フロント前のロビーでウエルカムドリンクを飲みながらチェックインを済ませ、
フロント＆ロビー
案内された部屋はエレベーターで3階へ上り、エレベーターから2室目の、
3階の廊下
下図〇印の311号室に入室。
部屋の配置図
部屋は大きな窓付きの2ベッドルームの和洋室で、
部屋の窓からの眺望
風呂場は地下2階に位置しており、浴衣に着替えエレベータで降りると、木の看板に若松屋温泉 長右衛門の湯と書かれた入り口がある扉を開けると（長右衛門はここの社長の名前？）、
ホールでの展示品
ホールがあり、郷土の歌聖・斎藤茂吉ゆかりの宿として茂吉直筆の作品の他、和歌にまつわる様々な品々が展示され、さらに風呂場に繋がる『湯小路ぎゃるりぃ』と呼ばれた渡り廊下には宿泊者が詠まれた沢山の和歌も展示されています。
渡り廊下『湯小路ぎゃるりぃ』
奥の風呂場入口の扉には「温泉旅館番付表」なるものが貼り付けれれており、
温泉教授 松田忠徳作の
独断と偏見の選び方に異論ありと思いながら扉を開けると、
山形県温泉年表
脱衣場に入ると、お客様へとして”強酸性の硫黄泉”の注意書きが、
確かに内湯の洗い場前には鏡が一枚もありません。
脱衣場
内湯
温泉はもちろん源泉掛け流し、内湯の写真では湯の花が確認出来ませんが、露天風呂へ行くと表面に一杯浮いているのが見られます。
