福地温泉Ⅲ(奥飛騨)
15時半、緑の木々に囲まれた今日のお宿 ④泊目の奥飛騨温泉郷 福地温泉 湯元 長座に到着です。
午前10時、③地点の たんげ温泉 美郷館をチェックアウトし、昨日走行してきたカーブの多い酷い山道の55号線を避け、145号線に出て昨日と一昨日に走行してきたルートを逆に約200kmのドライブとなりました。
屋根付のアプローチは雪国の必然性なのでしょう、中に入ると暖房用の薪が積み重ねて置かれており、これを越えると提灯が並んだ風情のある通路となり、
そしてロビーの横には富豪の古民家を移築再現させた囲炉裏のある部屋にカモシカや熊の毛皮が敷かれています。
ロビーのソファーでチェックインを済ませ、帳場の奥にあるエレベーターで2階へ(下図赤点線)、部屋数は全部で27室とのこと。
ロビーのソファーでチェックインを済ませ、帳場の奥にあるエレベーターで2階へ(下図赤点線)、部屋数は全部で27室とのこと。
案内された部屋は通路階段手前の「神無月」ですが、階段を上って廊下を進むと吹き抜けとなったロビーが見下ろせます。
書院室風小部屋からの景色
案内係より風呂場の説明の中で、入浴時間に制限があるかわらの湯(下図)の入浴を勧められ浴衣に着替へ一階に、浴場に入ると木の上からお湯が半露天の浴槽に...「100%源泉掛け流し」へのこだわりのため、源泉を落としながら空気に触れさせて冷やす工夫がなされており、長年の蓄積によるものか木の表面が茶褐色に変色(析出物かバクテリア?)しています。
男湯の暖簾を入ると広い脱衣場、浴場の扉を開けると中央に太い柱で支えられた木造の湯屋(檜風呂?)、大きな浴槽には仕切りがあり熱めとぬるめの湯温に調整されている。
地元食材にこだわった夕食として、手作りの五平餅、岩魚の塩焼きなどの串もの、館主自慢の自家農園の野菜、そして飛騨牛と青ネギの鉄板焼き等かなりのボリュームでしたが美味しく完食しました。
ここのお湯はかわらの湯と違い、今一つ特徴がないように感じましたが、温泉分析表には4源泉の混合泉で泉質はナトリウム‐炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)、源泉温度57.0℃ Ph6.6と、表記上では長座2号線のかわらの湯と大差ないのですが...。
食事の方ですが、夕朝食とも部屋と同じフローアーの2階の囲炉裏のある食事処(個室)で、入口近くに本日の天ぷら材料の紹介として、山菜実物の展示があり粋な演出に興味をそそられます。
朝食も同じ個室で、籠の上に置かれたイラスト付のメニュー紙が面白いですね~、外国人には英語版があるのかもです。