2日目です。地下一階の食堂でバイキングの朝食を終え、鴫の谷地沼散策のためフロントで下の地図(鴫の谷地沼散策・ウオーキングマップ)をもらい出発。
5分程で鴫の谷地沼の遊歩道の起点に到着。一周1.5kmの道案内立札(左又は右周り)の下は落ち葉の絨毯で、紅葉見学には遅きに失した感じ。
右回りの遊歩道を選択し、
蔵王山をバックに絶好の撮影スポットに来ましたが残念ながら紅葉の見頃時期は過ぎていました。
横倉滝を経由して、遊歩道の終点近くで四季のホテルが見えてきます。
40分で散策を終え9時にホテルへ戻り暫しの休息後、チェックアウトを済ませ下のぶらりんこマップに従って湯巡り先の「おおみや旅館」へ。
玄関を入り1階ロビー奥の風呂場に...
内湯は硫黄の匂いが立ち込める源泉風呂と泡風呂の二つの湯船があるが意外と狭い。扉を開けた外には石垣より沸き出ずる乳白色の源泉を直接浴槽に引いている露天風呂もあり、この時間帯は内湯、露天共一人で独占し
蔵王の硫黄泉を満喫。
内湯
30分程の入浴後、
①地点から予定していた山寺に向け出発。
巡拝料300円を払って、ここから1015段の階段を上がり
奥の院(
12)を目指します。
20分程上ると百丈岩と呼ばれる岩壁が見えてきます。
松尾芭蕉が「
奥の細道」の紀行の際ここを訪れ、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という名句が生まれた場所なのでしょう?、その下にはせみ塚(
8)があり、
説明書によると、
芭蕉の句をしたためた短冊をここに埋め、石の塚を建てたとされています。
せみ塚から
奥の院まであと580段、さらに急な階段を上り、
仁王堂(
10)を越えて、山門から約1時間で
奥の院(
12)に到達。ここまで来ると木々の紅葉が綺麗です。
奥の院(
12)でお参りを済ませ展望の良い五大堂(
14)へ、紅葉が始まりかけた山寺の街を一望して下山。
松の湯(2階建)入口
帳場(フロント)&ロビー
チェックイン後、案内された部屋はフロントから長い廊下を歩き、メゾネットになった部屋「なごみ」に
入室すると窓の外に本格的な日本庭園が、一階は外にテラスが付いた6畳の和室。
階段を上がると、(2階の部屋の前にトイレ、もちろん1階にもトイレが設置されています)
庭園が上から見渡せるツインベッドが置かれた寝室となっています。
案内係から男女別の時間が設けられた風呂場の説明を受け、最後に相撲取りの
舞の海関が現役時代この温泉を愛用していたことを聞かされ、期待を膨らませて温泉へ。
途中の廊下に昭和45年まで旅館のお風呂の他に「外湯」が営まれていた
共同浴場の
掲示板があり、当時を懐かしむ暖簾や、脱衣棚を玄関ロビーで土産物陳列に使用などが説明されています。
風呂場は奥に檜造りの
八角堂、高い天井から壁一面が檜造りの
八角形の建屋となっており解放感抜群、浴槽も広く深く、源泉掛け流しの癖のないたっぷりのお湯に癒されます。ここのお湯は協同組合源泉で源泉温度は47.0℃、Ph7.7の低張性弱
アルカリ性高温泉と表記。
一方、松の湯の方はナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉の自家源泉で、源泉温度 61.5℃ 、Ph8.2と違いがありますが肌で感じるほどの差は殆どありません。松の湯には大きな石をくり抜いて造られた露天風呂「げんこつ風呂」が併設されています。どちらの温泉も広く深い浴槽で解放感のあるたっぷりのお湯、
舞の海関がこの温泉を愛用していた理由がなんとなく分かるような気がします。
松の湯大浴場&げんこつ露天風呂
食事の方ですが全て部屋食、一階の和室の机に順次並べられ、さすが料理旅館と思わせる味付けで、ついついカメラより先に箸が動いてしまい写真の撮影が上手く行かず当日のお献立表を掲載しておきます。