谷川温泉(上信越)別邸仙寿庵 ここの温泉は3つの自家源泉を混合して使用されており、無色、無臭のあまり刺激のない肌に柔らかいお湯で、泉温41.1℃(調節済み)、Ph8.4の弱アルカリ性、泉質名 カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉
新型コロナウイウス感染拡大による緊急事態宣言発令を受け、当分の間、旅行を中止または延期していましたが、普段は手が出ないような、源泉掛け流しの半・露天風呂付客室のある温泉宿を選定(コロナ感染防止の三密回避優先の為)し、9月初旬、4泊5日の日程で訪問しました。
今回は、大阪伊丹~新潟空港間は飛行機で、その後はレンタカーを借り①泊目の谷川温泉 別邸 仙寿庵、②泊目 四万温泉 積善館(佳松亭)、③泊目 上林温泉 湯宿せきや、④泊目 鷹ノ巣温泉 四季の郷 喜久屋を下図のルートで巡ります。(昨年11月には自宅から車で谷川温泉周辺を巡りましたが...)
玄関を開けると、正座した女性スタッフから、頭を下げての歓迎挨拶を受け、正面の壁(土壁やスギの板に墨を流し直接写し込んだ江戸墨流し)の説明から、右の扉 組子障子(ヒノキ、スギ、ケヤキを使用して作られた木造建具)、そして下から怪しく光を反射させているのはステンレスの糸で編まれた畳と珍しいものばかり...、
又後ろを振り返ると、玄関入口の上、和紙を何度も重ね合わせて立体感を出している手漉き特殊和紙等々。
いずれも著名なデザイナー、工芸家の作品のようですが、急に説明を受けても余り馴染みがなく良く分からんままに...組子障子を開けて、フロント前を通り抜けロビーへ。
ロビーへ入ると芝生と山林の緑、緑、緑に眩しさを感じます。晴れておれば正面に谷川岳が望める様ですが...、ここでウエルカム・ドリンクを飲み、部屋への案内を受ける。
玄関入口からロビーに入り、3階301号室(舞雪)までの道順を下図(建物配置図)に赤い破線で示します。
この独特の形をした建物の経緯を訊ねると、老舗旅館「たにがわ」の別邸として、全室から谷川岳が展望でき、全室露天風呂付の2点のみの要求を、建築デザイナー羽深隆俊氏に依頼。約千坪の敷地にわずか18室のモダン建築の中に、和と洋をバランスよく調和させた別邸・仙寿庵が1977年に完成したとされている。
ロビー右奥から 仙寿庵のシンボル的存在となっている曲面廊下を進んでいきます。
穏やかにカーブした廊下は、長さ約40m、高さ8m、ガラス窓は鉄柱と特殊な吸着盤とワイヤーでぶら下がっているだけと聞きビックリ。
ロビー右奥から 仙寿庵のシンボル的存在となっている曲面廊下を進んでいきます。
穏やかにカーブした廊下は、長さ約40m、高さ8m、ガラス窓は鉄柱と特殊な吸着盤とワイヤーでぶら下がっているだけと聞きビックリ。
内側には、土壁の中にワラ・スサ、部分的に鉄錆のチップが入っているスサ入り京土壁、赤茶色の鉄錆が土壁表面に現れています。
3階でエレベーターを降り、右奥の301号室(舞雪)へ、入室すると窓側に洋室40㎡と和室8畳の和洋室。
洋室の窓から、露天風呂、微かに谷川岳が見えてるのかな?、そして鬱蒼とした緑の森林が眼前に、素晴らしい眺めで緑に癒されます。
部屋付きの露天風呂
部屋で暫く休憩の後、大浴場の「一の蔵」(内湯)、「すずむしの湯」(露天風呂)へ、ここの温泉は3つの自家源泉を混合して使用されており、無色、無臭のあまり刺激のない肌に柔らかいお湯で、泉温41.1℃(調節済み)、Ph8.4の弱アルカリ性、泉質名 カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉と書かれています。
夕食の時間となり食堂に向かいます。1階ロビー横の組子障子を開け中へ進むと、
個室の食事処へ案内され、
上を見上げると天井がすごく高いです。
献立表に目やると、メインは増田牛のローストとなっています。
献立表に目やると、メインは増田牛のローストとなっています。
以下、出てきた順番に撮影したものです。
全般的に薄味の中で、素材の味をうまく出されています。ただ、男性にとっては量的に少し少ない感じがしました。
夕食後、部屋に戻る途中、曲面廊下のライトアップされた幻想的な光景が見られます。
夕食後、部屋に戻る途中、曲面廊下のライトアップされた幻想的な光景が見られます。
部屋に戻ると、夜食用として蒸し器の中にちまきと、フルーツが用意されており、夕食後でしたが未だお腹に余裕があり、簡単にちまきとフルーツを食べ、
この日は部屋の露天風呂にゆっくり入浴後就寝。
翌朝目が覚めると外は快晴、部屋の露天風呂に浸かりながら谷川岳を一望。
朝食は昨日の夕食と同じ個室の食事処で、洋食と和食をそれぞれ選び、わらび餅とコーヒーのデザートまで、どちらもボリュムたっぷり。
朝食後、曲面廊下の突当りにある出入口から読書ルームへ、
暫しテラスの長椅子に寝転び、緑の木々の中で、川の音、小鳥のさえずりを聞きながら時間を過ごし、大浴場の朝風呂にも入浴して11時のチェックアウト時間を迎えました。
総敷地面積2万5千坪の森林に囲まれた大自然の中で、贅沢な時間を過ごすことができ、大満足して仙寿庵を後にしました。
この日は部屋の露天風呂にゆっくり入浴後就寝。
翌朝目が覚めると外は快晴、部屋の露天風呂に浸かりながら谷川岳を一望。
朝食は昨日の夕食と同じ個室の食事処で、洋食と和食をそれぞれ選び、わらび餅とコーヒーのデザートまで、どちらもボリュムたっぷり。
朝食後、曲面廊下の突当りにある出入口から読書ルームへ、
総敷地面積2万5千坪の森林に囲まれた大自然の中で、贅沢な時間を過ごすことができ、大満足して仙寿庵を後にしました。