別邸・仙寿庵から約1時間半のドライブで、12時30分四万温泉に到着。町営の無料駐車場に車を留め、徒歩で四万川沿の「くれない旅館」の一階にある川魚料理「くれない」に、下図の四万温泉協会で入手の湯さんぽMAPご参照下さい。

平日というのに2~3組のお客が席の空くのを待っており(人気の高さでしょうか?)、20分程待たされやっと席が空き、名物の「湯むしうな重」を注文。
しかしながら、値段の割に味はイマイチ...決してお勧めできる「うな重」ではないことをお伝えします。
今日のお宿、佳松亭(昭和60年建築)の入り口は別の所にある為、一旦駐車場に戻り、チェックイン前に四万ブルーで有名な奥四万湖見学へ、
曇り空の為コバルトブルーの鮮やかさが半減かも?
その後、積全館 佳松亭へ、本館とは全く違う雰囲気の4階建ての建物にビックリ。
玄関入口からフロント、ロビーを経てラウンジへ、
チェックインは、ラウンジ内の椅子に座り手続き完了後、
館内の案内図(下)で、佳松亭の玄関・フロントは5階の位置にあり、山荘(3~4階)、本館(1~3階)まで、エレベーターで移動ができることや、お風呂の場所の説明を受け、
赤い破線の道順(上図)で、7階「松風の3」の部屋へ案内されることに。
入室すると、部屋は12.5畳+広縁付きの広めの和室。
入口を入ったところにトイレ、洗面所、内風呂もあるが、残念ながらこの風呂は温泉でなく沸かし湯。
浴衣に着替え、元禄の湯へ向う前に、3つの館の位置関係を下図でレビュー、
佳松亭の7階からエレベーターで4階、鏡の廊下を進んで山荘のエレベーターで本館の2階へ、
エレベーターを降りて名物の浪漫のトンネル(下)を進み、
赤い絨毯の本館2階の廊下から階段を下りて、本館1階のフロントへ。
楽しみにしていた館内歴史ツァーは、コロナ感染拡大防止のため、残念ながら当分の間中止となっており、展示された資料も良く分からないまま一巡し、
フロント前に戻ると、明治四十四年の日付で宿泊料の「定」とした掲示物を見つけ、特等 金参園~並等 金六拾五銭など、現在の価値でいくらになるのか、歴史を感じる料金表に興味をそそられます。
元禄の湯の入り口はフロント前の外廊下を渡った所にあり、
扉を開けると、タイル張の床に5つの石造りの浴槽が、アーチ形の大きくとられた窓から大正ロマンの雰囲気が感じられます。
右手奥にシャワールーム、その横にはアーチ状の扉を持つ二つの蒸風呂入口(中に照明がなく真っ暗なため入室せず)、


脱衣場は浴室と一体となった古い形式が残っています。
お湯は無色透明、無味無臭で少しヌルットした感じと、しっとり感もあり素晴らしい温泉です。お湯は浴槽の下から湧き出し、丁度適温に調整されています(浴槽ごとの温度変化はありません)。
源泉の温度は64.0℃、Ph6.6のナトリウム・カルシウム-塩化物硫・酸塩泉と温泉分析表に表記。
元禄の湯から一旦部屋に戻り、暫し休憩後、佳松亭5階の壮の湯へ、
内湯は大きな浴槽にゆったり浸かれ、洗い場面積もたっぷりと取られています。
露天風呂は2つの岩風呂に分かれており、いずれも元禄の湯と同じ源泉掛け流し。
一方夕食ですが、6階蓬莱の間で
季節の会席料理を食しました。お品書きと共に、最初にテーブルに置かれた料理を真ん中に、後から出てきた料理を上から時計回りの順で掲載。

味付けが少し濃いめで、食べ残した料理も多く、少し不満足感あり。
翌日、再び杜の湯で朝風呂を浴び、同じ蓬莱の間で朝食に。
一般的な朝食内容で、特に問題なく済ませ、11時のチェックアウト迄部屋でゆっくりと過ごしました。
今回2つの浴場のみに入浴しましたが、四万(よんまん)の病を治す霊泉と呼ばれている四万温泉のお湯は、最高の温泉の部類に入るのではないでしょうか。