2日目の朝11時、森の湯をチェックアウト、13号線を南下中、まだ雪の世界が続きます。
米沢北ICから、下図の青いルートで東北中央自動車道に入り福島西ICで高速を降り、4号線から8号線に、
福島県に入ってからは道路上に雪は殆どなくなり、8号線を10分ほど進むと道路わきに鈴鐘の案内板が見えてきます。
14時50分、今日のお宿
②泊目のオーベルジュ 鈴鐘前に到着。
玄関を入ると、西洋の騎士が着用していた西洋甲冑が置かれており、理由を聞くと、宿の守り神との返答。
フロント前のロビーには深紅の応接セットが高級旅館のイメージを醸し出しています。
フロントで予約の名前を告げるとチェックイン手続きは入室後のため、早速部屋への案内となり、ロビー奥の階段前で、夕朝食の場所はこの階段を上がって2階へと説明を受け、
屋根付きの通路を下図の
赤い破線の道順で進み、予約済みの「
青磁」の部屋へ。 尚、この旅館の全室は、中庭を囲むように配置された「藤・藍・
青磁・利休・香・桜・絹」を
イメージした7つの独立した離れ部屋となっており、それぞれイメージにちなんだ色合いで内装がまとめられているようです。
2階の食堂が気になり途中で振り返ってみますが、大きなガラス窓しか見えません。
扉を開けるとフローリングの床、広さ90㎡に、和室8畳+1畳、リビング18畳、寝室12畳そして源泉かけ流しの石造内風呂がついています。(下図右の間取り図参照ください)
この部屋のテーマは「土の静けさ」。どこか懐かしく切なく、そして清々しく温かい、そんな哀歓ある錆
青磁色を中心にコーディネートされているようです。
イタリア製の家具が配置されたリビングには暖炉があり、床暖房も完備され、さらにミニキッチンまで備え付けられています。尚、TVは
スターチャンネルが見放題となっています。
リビング18畳
和室8畳+1畳
洗面台、トイレ
石造内風呂
石造内風呂は黒い大理石と水色の十和田石で造られており、源泉かけ流しのお湯は強アルカリ性のためヌルヌル、広い浴槽でゆっくり温泉を楽しみ、窓を開ければ半露店の気分も味わえます。温泉分析表には、源泉温度50.4℃、Ph9.18 泉質はアルカリ単純温泉と記されています。
又この旅館には二つの貸し切り露天風呂が併設されており、空いておれば自由に使用可能となっています。
まずは左の扉から入浴。脱衣場にはバスタオルとフェイスタオルの両方が完備されており、部屋から手ぶらで来られます。
洗い場もあり、奥に見える扉はサウナ風呂の出入り口で、小さい風呂は水風呂。
右の扉から入った風呂場ですが、左右対称となっているだけで殆ど変わりありません。
ただ、露天風呂も源泉かけ流しと思ってましたが、「温泉のご案内」の説明で、適正な温度を保つため加温、衛生管理のため塩素系の薬剤注入と循環ろ過装置の使用と記されています。
夕食の時間となり本館の2階へ、バーカウンターの奥の方に案内されます。
黒い大理石で4室に仕切られた個室感覚の食事処で、
(全部で7つの部屋数なのに4室のみ?と疑問がわきますが、バーカウンターの前に衝立で仕切られた食事処が1ヶ所、通路を挟んで向かいに2ヶ所あることが後で分かりました)
二人では勿体ないぐらいの広いスペース。大きなテーブルには献立表のみが置かれています。
献立表に示された順に、運ばれてきた料理の写真を掲載しています。
温菜
椀
造り
家喜物
鍋
食事
甘味
河豚ちり鍋に期待していましたが、トラフグとは違う味でイマイチ。雑炊は河豚ではなく別の出汁で味付けされガッカリ。(関西人は
河豚鍋、雑炊の味にはうるさいので...)
朝食も同じ場所で、食べきれないほどのボリュームでした。
オーベルジュ 鈴鐘は、温泉付き別荘の雰囲気で、館内、室内の清潔感はさすがに抜群。室内は広く、ヌルヌルの温泉に入浴し、暖房の良く効いた
リビングルームで TVを見ながら優雅な気分で、ゆったりと寛げる時間が過せ、寝室のベッドの寝心地も素晴らしく室内の居心地は最高でしたが...、少し評価を下げたのは夕食の内容で、期待外れであったメインの河豚ちり鍋、本ふぐ(トラフグ)の使用と、ふぐ雑炊で絞めてもらうよう改善をお願いしたいです。
そしてもう1点ですが、チェックアウトの時間が基本10時となっていますが、せめて11時と変更してほしいものです。