熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

デビルスタワーブログ


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デビルスタワー ~ マウントラッシュモア ~ クレジーホース(6日目)6日目になりました。今日は、下図の赤いルートで、午前中にデビルスタワー国立モニュメントを、午後からアメリカ歴代大統領の顔を岩に彫刻されたマウントラッシュモア国立メモリアル、続いてクレージーホース・メモリアルの巨大彫刻を訪問し、ホットスプリングスの町に宿泊です。しかし、残念ながら今朝は曇り空で、小雨の予報もあります。6codyジレットのホテルから、約1時間でデビルスタワーに到着。devilVC天気予報通り、小雨が降ってきており、折角のデビルスタワーの写真も霞んでいます。ビジターセンターの中で雨の止むのを待ちながら、パンフレットなどを手にとって見てみますと、デビルスタワーの出来方などが、下図のように説明されておりました。5000万年程前にマグマが堆積岩に侵入し、地中でマグマが冷えて収縮、柱状節理を形成。その後、何百年もの歳月をかけ、周りの堆積岩が風雨による侵食で削り取られ、現在見られるデビルスタワーが出現したと...erode天気の良い日に撮られた写真もありました。Devils_Tower高さ386m(海抜1558m)、頂上は91m55mの広さ。1977年のスピルバーグ監督の映画「未知との遭遇」で、宇宙船の降りる場所として使われ、一躍有名になったそうです。少し、雨も小降りになってきたので、ビジターセンターを出て、一周2Kmのタワー・トレイルを歩いてみることにしました。trailtower1tower4tower2角度を変えてタワーを見てきました。見事な柱状節理ですが、タワー自体にも侵食が始まっているのか?周りには、砕け落ちた岩石で一杯でした。DT1途中に、「タワーがどのように形成されたか?」の立て看板があり、説明書きには、元々のマグマの大きさと、形状には3つの学者の説(デコボコ状、マッシュルーム状、シリンダー状)が存在するが、すでに侵食されたタワーでは、どの説が正しいか永久に分からないと締めくくられていました。約1時間ほど滞在後、さらに東へ200Km、モンタナ州からサウスダコタ州のラピッドシティーを経由し、マウントラッシュモア国立メモリアルへ向いました。MR14時前に到着、駐車場に車を止め、通常では真正面に歴代大統領の顔が見える場所に着きましたが、誠に残念ながら、今日は厚い雲に覆われ何も見えません。仕方なく、これ以上進むのを止め、次の目的地、クレージホース・メモリアルに向いました。約20分ほどで、クレージーホース・メモリアルに着きました。雨は降ってないものの、相変わらず雲が厚く、この天候のせいかどうか分からなかったが、駐車場から彫刻地点まで行くバスが動いておらず、ここから眺めるだけとなりました。(かなりの距離の為、徒歩では無理?)chch1望遠で撮影すると、20~30名の観光客の姿が見えますが、ツアー客がバスをチャーターしたのかもしれません。このメモリアルは国立ではなく、ボランティア団体が運営している為、様子が違う感じがしました。そもそも、この「メモリアル」建設のきっかけは、「1974年に、ラコタ族のヘンリー・スタンディング・ベアー(Henry Standing Bear)が、『インディアンにも偉大な英雄がいることを白人達に知って欲しい。ラッシュモア山(アメリカ合衆国大統領の巨大な顔の彫刻がある)よりも大きな、※クレイジー・ホースの彫刻を造ってくれないか』と、彫刻家コルチャック・ジオルコウスキーに依頼した事に始まったと説明されています。※ ※ クレージーホースは、米軍や白人入植者の侵略からラコタ族の領土や、聖地ハパ・サバ(ブラックヒルズ)を守るために戦った勇敢なラコタ族の戦士のひとりで、カスター中佐率いる第7騎兵隊を全滅させたことなどで知られている。 コルチャック氏は1982年、74歳ですでに亡くなられていますが、現在は、息子達が彼の遺志を継いで、アメリカ政府からの支援を一切受けず、現在も彫り続けており、完成すれば高さ170m、長さが195mと世界最大の彫刻となる。これはラッシュモアの彫刻の40倍とのこと。その後、駐車場前にあるウエルカムセンターに入場し、完成品の模型などを見学した。ch520090607154304(1)20090607154817(2)20090607154928(1)我々の生きている間に、巨大彫刻の完成を見ることは望めそうにない(現在の完成度10%)が、なんとか完成まで彫刻を続けてほしいという思いでこの地をあとにした。 1時間足らずのドライブで、17時丁度に今日のホテルHoliday Inn Express Hot Springsに到着しました。尚、天候の関係で、歴代大統領の彫刻が全く見れなかったラッシュモアには、明日の予定を変更して、ここから再訪問の計画を煮詰める予定です。*1*2 

*1:6月6日(Yellowstone NP) | 6月8日(Mt.Rushmore NM)

*2:トップページへ 思い出に残る車の旅(北アメリカ編)