熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

肘折温泉その2 ブログ

3日目の朝曇り空です。朝風呂の後部屋で朝食を済ませ、松の湯を9時30分にチェックアウト。

予定していた紅葉の渓谷散策のため②地点から面白山高原駅へ車を進め、約45分で面白山高原駅に。

蔵王地図1-9-4

ただ途中から雨が降り出し紅葉川渓谷の散策は残念ながら断念。駅の前に面白山高原周辺案内図(下)があり、駅傍の民宿の存在からこの駅を基点とした散策路や登山道の様子が克明に描かれています。時期によっては登山客で賑わうところなのでしょう。

この駅は山形~仙台を結ぶJR東日本仙山線の駅で、仙山トンネルの山形県側出口にあり、

無人駅構内に入ると駅名の由来(面白権現から)や時刻表の掲示があり、西隣の山寺駅からわずか7分の距離ですが通学、通勤時間を除けば2時間に1本とその不便さにビックリです。雨のため今回は駅周辺の紅葉状況の観察のみとなりましたが、またの機会に渓谷の散策に挑戦したい所です。

次の目的地である最上川「三難所舟下り」乗り場に向かう途中の国道13号線で綺麗な虹が出現。今日は雨かと思うと急に晴れ間が出たりとおかしな天気です。11時30分三難所舟下り乗船場に到着。2015年11月に訪問した「古口港の最上川舟下り乗船場」と比べるとかなりショボイ所で、舟下りマップもペンキがはげ落ち良く見えなかったため「そば街道案内マップ」の一部を下に添付しました。三難所とは「碁点」「三ヶ瀬」「隼」の三か所で、これらの付近では昔から数多くの船が難破し、船頭も恐れるほどの難所と言われている。最も川の水位によってその難易度に差はあるようですが...。予約済みの11時50分発の船に乗船。乗船すると直ぐに最初の難所「碁点(ごてん)」を通りますが、冒頭、船頭の方から今は渇水の時期と説明有り、増水すれば岩が水面下に沈み碁石を並べたように岩が突起して見えることから名付けられているようです。竜神の吊り橋と呼ばれる村山市の大槇と河島の両地区を結ぶ長さ約160m、幅約1.5mの歩道橋の下をくぐり抜け、左手に猫屋敷が見えてきます(この屋敷の中では招き猫を制作しているようです)。三ヶ瀬橋に近づくと、川底に細い岩礁が三層をなす次の難所「三ヶ瀬(みかのせ)」を通ります。ここから川は180度湾曲し舟下りの終点が見えてきますが、最後の難所の「隼(はやと)」はこの先にあり、特に「隼」は落差があるため急流となった最大の難所の為、手前からの見学のみとなっています。
船着き場到着前に船頭から川の水位が上の階段の中央部まで来たことがあると聞かされ、階段を上がる途中に赤ペンキで2013 7 18と記されいるのを発見。これは2013年7月18日の低気圧に伴う集中豪雨による水位上昇の記録とのことでした。下船後マイクロバスで元の船乗り場まで帰る途中、見やすい場所として立ち寄ってもらった、急流の難所「隼」と三ヶ瀬橋の上から「三ヶ瀬」の眺め(バスの中から)です。急流の難所「隼」三ヶ瀬橋の上から「三ヶ瀬」船乗り場に戻り、今日のお宿 肘折温泉 丸屋に向け出発。肘折温泉近くになると又雨が降り出し、期待していた当日の周辺紅葉見学を諦め肘折温泉入口の小松淵に、そのむかし、新庄藩の侍、小山八郎が大蛇を退治したと言う大蛇伝説が伝わる銅山川の名勝で、新緑や紅葉が水面に映えて四季折々の彩りが美しい渓谷と言われていますが、当日は下の写真の通り川は雨による泥水。雨降りのため予定よりも早く15時半肘折温泉 丸屋に到着。招待を受ける部屋はベッドとソファーが置かれた下図の間取りの伍号室。room5_madori入室するとトイレ、洗面所があり廊下を進むと手前の部屋にベッド、奥の部屋にTVとソファーがあり大きなソファーが快適です。食事内容、温泉等は前回と全く同じで、本年2月訪問の肘折温泉 丸屋のブログをご参照ください。尚、今回招待された丸屋での再宿泊も快適に過ごすことが出来ましたことを最後に報告しておきます。2日目、天童温泉

鎌先温泉 ブログ

4日目の朝、昨晩から降り続いている雨の音、朝食を終えても止む気配もなく、9時半に依頼していたガイドから電話があり、楽しみにしていた地蔵蔵コースの紅葉散策は、この雨で山道がぬかるみ危険な為中止との連絡を受けガッカリ。丸屋をチェックアウト後、肘折希望大橋(ループ橋)の上に来ると、なんとか雨が止み薄日がさし始め、肘折温泉全山紅葉の眺めをかろうじて撮影。

散策中止により、今日の目的地 鎌先温泉まで時間もたっぷりの為、冬季は通行止めとなる国道458号線を南下して紅葉も楽しめそうな寒河江市方面経由の山道ルートを選択。458号線の南下を始めると、急に天気が晴れ間に変わり綺麗な虹が、未舗装道路の両サイドに紅葉した樹木が立ち並ぶ山道を進むと2~3の紅葉絶景個所に遭遇しましたが、

さらに進むと道が徐々に狭く、対向車とのすれ違いが難しい道幅となり危険を感じた為、結局Uターンして458号線を北上し、肘折温泉に元来た道を引き返すことに。③地点から④泊目の今日のお宿 鎌先温泉 湯主一條へ約140kmのドライブ(下図)です。蔵王地図1-9-215時30分鎌先温泉駐車場に到着。旅館 湯主一條は高台に位置するためこの駐車場から送迎専用のワゴン車で玄関へ。玄関入口~ロビー奥に併設のラウンジ(バー)チェックイン後案内された部屋はロビーとラウンジの間を通り抜け、階段、廊下、階段、廊下と歩き、3階の303号室に、この建屋にはエレベーターはなく、下の赤の破線は玄関から部屋までの経路図ですが、部屋から一歩外に出れば迷子になりそうです。上の写真にある本館平面図の下に建屋の立面図があり、我々の303号室は別館の3階、本館(木造3階、一部4階建て)は大正末期から昭和初期に建てられた歴史的建造物(国登録有形文化財)で、裏山の木材を使用して釘を一本も使わず一本の通し柱によって建てられたもので現在は個室料亭として使用されている。入室するとツインベッドに掘りごたつがついたモダン和洋室(40㎡)の禁煙ルーム、但し眺望はゼロ。浴衣に着替え、長い廊下と階段を経て鎌先の湯へ、600年ほど前に一人の農夫が水を求めて沢辺に降り、持っていた鎌の先で木の根、岩角をかき分けたところ、白煙立ち昇る勢いで湯が沸き出したことから鎌先温泉と名付けられたようで、昔から鎌先の湯は傷などが治るので薬のようなお湯「薬湯」とも呼ばれているが、入浴して感じたことは今一つ特徴のないお湯で、湯量も少なそう。源泉分析表には源泉温度27.8℃ Ph6.8 ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(Na-Cl/SO₄泉)低張性中性低温泉、加水無し、加温、源泉掛け流し、消毒剤使用無しと表示あり。一方、洞窟の湯は、90年位前に仕事をくれと現れた男がたった1人で手彫りで掘った洞窟から出てきた温泉で、源泉温度10.7℃、Ph7.8 低張性弱アルカリ性冷鉱泉、加水無し、加温、循環濾過、塩素系薬剤使用と、塩素の匂いがきつく早々に退散。夕食は案内人が部屋まで迎えに来るということで部屋で待機。指定の時間に部屋から案内人の先導により2階の渡り廊下で本館の3階へ、廊下を進み奥から一つ手前の部屋に入室。会席料理「森の晩餐」の出てきた品々を順番に時計回りで並べています。かなりのボリュームですが残さず完食。翌朝も同じ手順で本館へ、昨晩の夕食と同じ部屋で、朝食には和食と洋食が選べ洋食を選択。朝食の帰りの本館廊下から木造別館が真正面に見え、木造別館は本館が良く見える所に位置していることが分かりました。当初、木造別館の和室の予約をしていたのですが禁煙ルームがないことを理由に安易に和洋室へ予約を変更したことを今更ながら悔やみます。温泉は今一でしたが、大正時代の建物の個室の食事処は趣があってなかなか良かったと思います。そして宿泊部屋には木造別館が御推奨です。11時に湯主一條をチェックアウトし仙台空港に、皮肉なことに今日は快晴で雪で覆われた蔵王山が綺麗に見えています。空港発13時20分の飛行機で無事伊丹空港に戻りました。今回楽しみにしていた肘折温泉地蔵蔵コースの紅葉散策が雨のため中止となり大変残念でしたが、又の機会に挑戦したいと考えています。 3日目、肘折温泉Ⅱ 

蔦温泉 ブログ

4日目の朝今日も晴れ模様です。ただ昨日の八甲田山登山トレッキングが堪え、思うように足が動きませんが、午前6時50分、酸ヶ湯温泉の朝風呂へマイクロバスで向かいました。朝も早い為か館内はガラガラです。

浴場入口前には、酸ヶ湯とのつきあい方十か条や、

各浴槽への入浴方法等が説明されており、特に女性専用時間(朝夕の8時~9時)の設定、ならびに浴槽での男女入浴区域が設けられたことが明記されています。

ブログ酸ケ湯22-1規則に従って恐る恐る混浴の浴場に足を踏み入れましたが、浴槽には男性が一人のみ、女性の入浴時間が設けられたためか、女性の姿は全くなく、気軽に熱の湯と四分六分の湯を往復して温泉を満喫。お湯は白い濁り湯で酸性が強そうですが、八甲田ホテルのお湯程強くなさそうで、温泉分析表に源泉温度ならびにPhが、「熱の湯:50℃、Ph1.7」、「四分六分の湯:49.6  Ph2.02」 と表示されてました。浴場内撮影禁止の為、酸ヶ湯の写真はありません。 7時30分にはホテルに引き返し、昨夜と同じレストランで朝食をとりましたが、足の動きがまだ完全回復しない為、当初10時から予定していた弘前街歩きガイドをキャンセル、ホテルのチェックアウト時間まで静養することとし、今日は昨晩の夕食時教えてもらった、ブランドとうもろこし「嶽きみ」調達の為、下図③地点から岩木山の麓‐嶽温泉に向かうことにしました。下北半島工程3-111時八甲田ホテルを出発、1時間程で弘前を通過することになったので、このチャンスに弘前城へ立ち寄り、約70m移動されている天守閣を見学(石垣の積み増し修理はすでに完了している模様)。弘前城内から岩木山が綺麗に見えていましたが、実はこの山頂部が3つの山、鳥海山岩木山・巌鬼山からなっていることを、この地へ来て初めて知りました。 

弘前城から鯵ヶ沢街道を嶽温泉方面へ20分程進んだでしょうか、道路脇に嶽きみ販売の露天商が現れてきます。我々もここの露天商で嶽きみを購入することが出来、

嶽きみ.comの写真(写真をクリックしてみて下さい)

同時におなかも空いてきたので、食事処を訪ねたところ、山のホテルのまたぎ飯(釜飯)を推奨され、車を進めました。

山のホテル・マタギ丁度食べ始めようとすると、別のお客が入店。同じ釜飯を注文し、炊き上がるまで温泉に入ってくるといって出ていきました。そうでした~ここは嶽温泉真っただ中の温泉付きホテルだったのでした(残念、我々ももっと早く気が付かなかったこと反省)。

風味豊かな釜飯をたいらげ、今日のお宿④地点の蔦温泉旅館へ、16時40分蔦温泉に到着。

正面奥旧館と玄関(上)、新しく建てられた西館(下)旧館の玄関から入館、ロービーに座ってチェックインを済ませ廊下伝いに西館へ、ブログ蔦温泉23-1フロント&ロビー、和風ラウンジ西館2階10畳和室(205号室)に案内されました。風呂場は旧館の方にあり、案内板に久安の湯と泉響の湯の2カ所が示されていますが、久安の湯は女性時間の為、泉響の湯に向かいました。 いずれの湯も源泉の上に浴槽を設けており、湧きたての湯がブナの底板の隙間からコンコンと湧いている様子が説明されています。浴場に入ってビックリ、窓がなく、うす暗く、ものすごく高い天井、洗い場もありません(シャワーは一つのみ)、湯船に入ってしばらくすると正に底から温泉がフワット湧き出てくる感じが実感できます。これが温泉の原点ともいうべきでしょうか、この源泉の感触がたまらなく気持ちの良いものです。翌朝の朝風呂を含め泉響の湯に3回も浸かりました。尚、源泉の温度は、45.4℃、Ph?、低調性中性高温泉と表記されていました。湯上りは、新設の休憩室‐楓の間でリラックスも可能です。休憩室(楓の間)食事の方ですが西館1階のレストランで、夕食は一般の会席料理を食しました。翌朝は雨、8時に旅館をチェックアウトし花巻空港に向かいましたが、雨の為、風光明媚で有名な奥入瀬渓流は、ものすごい勢いで流れる泥水の濁流と化していました。40分で十和田湖畔の103号線に出て、約20分進むと、手作りアップルパイで有名なマリンブルーの立て札が見えてきました。このルートは我々にとって今回で3度目になりますが朝早い為、開いているか心配でしたが、丁度オープンしたところで懐かしい味のアップルパイにありつけました。最後の訪問先を後に、約2時間で花巻空港に到着。空港でレンタカーを返却し(今回の全走行距離:902km)、12時20分発の飛行機で伊丹空港に無事帰着しました。次回は10月下旬、紅葉の温泉宿訪問を予定しています。
3日目、荒川温泉 |
  1日目、下風呂温泉に戻る  【次の田沢湖高原温泉への旅】
おすすめ温泉20①鬼首温泉、②別府温泉郷、③箱根温泉、④湯田中渋温泉郷、⑤草津温泉、⑥鳴子温泉郷、⓻妙高高原温泉郷、⑧

白馬みずばしょう温泉 ホテル・シェラリゾート白馬 ブログ

2日目の朝、貸切状態の雨飾荘・村営露天風呂で朝風呂入浴後、朝食に向かいました。食堂には既に特製炊きたて釜飯が準備され、ノドグロの干物、湯豆腐、山菜、温泉卵等、全て味付けも良く久しぶりに完食。

ただ、心配なのは天気の方で、今日予定していた「栂池自然公園散策」、今にも雨が降り出しそうでしたが、取り敢えず栂池高原ゴンドラ乗り場に向かいました。ゴンドラ乗り場手前で心配していた雨が降り始め、乗り場到着時は本降り、今日の自然公園散策を諦めることに、ただ予定を変更したのは良いのですが、今からどのように時間を過ごすか大問題となり(`・д・´)...。

 

暫し車を止め、雨飾荘で入手の「白馬めぐりマップ」のカタログをじっくり眺め、ホテルのチェックインまでの時間過ごしの方策として、「白馬ジャンプ競技場」、「姫川源流自然探勝園」、さらに「せせらぎの里」などの見学に決定 

 

先ずは、長野オリンピックで日本ジャンプチームが、金メダルに輝いた「白馬ジャンプ競技場」へ、初めて近くで見るシャンツェ、丁度ジャンプの練習中でかなりの迫力。その後リフトに乗車し、地上約140mの高さにあるラージヒル・スタート地点まで登り、選手と同じ目線を感じる場所を体験。続いて、「姫川源流自然探勝園」に、案内板から約10分程で、日本の名水百選の石碑へ(湧水の水温が年平均9℃)。 水中には、珍しい水中花、バイカモ(梅花藻)の白くて小さな花が...

この湧水は、ここから58kmの距離を国道148号線と並行に姫川として流れ、新潟県糸魚川市の河口から日本海へと注いでいるようです。 尚、後で分かったことですが、ここは散策に地元ガイド(2時間)を依頼することが出来たようで残念。次に「せせらぎの里」へ、車のナビに何度も文字を入力するも目的地が設定できず、JR大糸線信濃森上駅前の簡易郵便局で問い合わせ、433号線を北上し岩岳新田区旅館街方面へと教えられ、歴史的古民家「まるはち」を右手にしてその奥が「せせらぎの里」のようでした。

水車小屋と薬師堂まで歩いてみましたが、ここ岩岳(白馬)はよく知られたスキー場で、冬には多くのスキー客で賑わうようですが、雪のない季節はひっそりと静かな佇まいとなり、旅館などの立ち並ぶ集落に小川が流れ、「せせらぎの里」と地元で云われているようです。ただ、ここの観光案内所・無人の看板に唖然 。 ようやくホテルのチェックイン時間となり、今日のお宿白馬みずばしょう温泉、ホテル・シェラリゾート白馬に、ホテル・シェラリゾート白馬の玄関  フロント&ロビーロビーに入った途端、グリーンの芝生の中庭が開け、正にアメリカのリゾート・ホテルの雰囲気です。建物配置図案内された部屋は、WEST WING一番奥の2階、ツインベッドの洋室。DS3_2905b広くて快適です。しかも古民家の湯(みずばしょう温泉)が近くにあり、浴衣姿で中庭の端を歩いて通える便利な位置。早速、古民家の湯へ、入口に江戸時代の古民家2棟を移設し、再構成した専用浴場と説明されており、内湯といえど窓は開け放された半露天状態、本当に100%源泉かけ流し?かと思うぐらいたっぷりの湯。湯船の深さも十分で、源泉温度は48.2℃、Ph? 泉質はナトリウム-炭酸水素塩温泉(低調性中性高温泉)と表記。浴場は撮影が禁止されている為、ホテルのホームページの写真を掲載。

すぐ外に檜と岩風呂の露天風呂が2つ、ただ、岩風呂は温度が低く、すぐに内湯に戻りました。食事は、夕食、朝食共ロビー横のレストランで、但し、浴衣、スリッパの着用は禁止されており、一応正装が必要。夕食は洋食、朝食はバイキングで、夕食は久し振りのフレンチ料理のフルコース、連泊の場合の洋食続きはチョットねと思っていましたところ、後で分かったのですが、この敷地内には立派な和食専用レストランの別棟があり、夕食のチョイスが可能とのこと。このホテルは設備の充実もさることながら、ワインやハーブティー飲み放題ラウンジ、小腹が空いた場合に、卵かけご飯やカレーが食べられるコーナーがあったりで、他のホテルと違ったサービスを取り入れていることに感心しました。また機会があれば泊まりたいホテルです。

おすすめ温泉20①湯谷温泉、②別府温泉郷、③箱根温泉、④湯田中渋温泉郷、⑤草津温泉、⑥鳴子温泉郷、⓻妙高高原温泉郷、⑧奥飛騨温泉郷、⑨塩原温泉郷、⑩加賀温泉郷、⑪別府温泉、⑫那須温泉郷、⑬道後温泉郷、⑭湯河原温泉、⑮石和温泉、⑯下呂温泉、⑰城崎温泉、⑱白馬八方温泉、⑲飯坂温泉、⑳水上温泉郷

芦ノ牧温泉 ブログ

正月を終えた1月中旬の閑散期を狙い、雪の秘湯温泉を巡る旅を計画。意外に福島県に多数の「日本秘湯を守る会」登録の旅館が存在することが分かり、⓪地点の新潟空港から下図の青いルートに沿って①泊目 芦ノ牧温泉 仙峡閣、②泊目 檜枝岐温泉 旅館ひのえまた、③泊目 甲子温泉 大黒屋、④泊目 中ノ沢温泉 万葉亭を4泊5日で巡りました。

大阪伊丹空港10時25分発JAL2243便に搭乗。新潟空港には定刻の11時25分に到着。エ~、雪を期待していた新潟には雪は全くありません。日産レンタカーの空港店に行き、雪道走行用に特別予約していた日産ノートスタッドレスタイヤ付の4WD)に乗車するのが恥ずかしいくらいです。

空港店の店員から今年は雪が少ないとの話でしたが、磐越自動車道に入っても遠くの山に雪が見える程度で道路に全く雪はありません。

2時間ほどのドライブで磐越自動車道の新鶴ICで降り、118号線を南下、芦ノ牧橋を渡って芦ノ牧温泉のホテル街とは反対の下図左方向に、ここまで来るとさすがに雪の積雪はありますが、心配していた仙峡閣への急勾配の狭い坂道には雪はなくスムーズに玄関まで。説明書きによりますと、この建物は福島の板倉神社にあった武徳殿を約80年前の昭和13年に移築し、宿に改造されたようです。武家屋敷風の堂々たる玄関フロント&ホール周辺フロントでチェックイン後案内された部屋は3階の25番(10畳の角部屋)、入室すると石油ストーブが部屋を暖めて我々を迎えてくれており、二つの窓からは芦ノ牧橋や、大きく蛇行している大川(阿賀川)が眼下に眺めらます。建物の古さは否めませんが、右の扉の向こうにウオッシュレットのトイレ、洗面台そして入口の近くに冷蔵庫が設置されています。
風呂場は1階で男女別の時間割があることを聞き早速浴場へ、芦ノ牧温泉では唯一の自家源泉を持ち、湯船の底からこんこんとお湯が湧き出る「源泉かけ流し」の温泉と説明を受け、男湯「仙峡の湯」を覗くとビックリするぐらい大きな楕円形の石の浴槽(約5mx3m?)、右の黒く見える部分(全体の3分の1ほど)は、胸まで浸かるほどの深さの立ち湯となっており、この底からこんこんとお湯が湧き出るようになっている。内湯「仙峡の湯」入浴当初はお湯が少なめであったが、暫らくすると湯面が上がり、入浴すると浴槽からあふれ出る湯の音(ザー)が何とも爽快。これぞまさしく源泉掛け流しの温泉を実感。外には「桧の湯」という名前の小さな半円の露天風呂も。露天風呂「桧の湯」お湯は無色透明、かすかに硫黄の匂いがあり温度は42℃前後に調整されています。分析表によると泉質はカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(低調性、弱アルカリ性、高温泉)、源泉温度48.7℃ Ph 7.66と、癖のない肌に優しい温泉でした。一方、食事の方ですが夕朝食とも2階のホール横のラウンジにて、地元の旬の食材がふんだんに使われた郷土料理 会津御膳を食しました。夕食の福島牛の陶板焼きは今一でしたが、仙峡閣の源泉掛け流し温泉の爽快さは天下一品と申し上げておきます。2日目 檜枝岐温泉

甲子温泉 ブログ

昨日入手の檜枝岐村の観光地図(下図)で、〇印のひのえまた旅館から「燧(ひうち)の湯」までの道順が示されています。他にも2つの公共の湯があるようですが、源泉が近くにある源泉掛け流しの「燧の湯」と教えてもらいました。尚、檜枝岐歌舞伎の舞台の場所も示されています。

燧の湯6 - 2コピー檜枝岐村の観光地図朝風呂の後、野菜たっぷりの味噌汁が鉄鍋で用意された朝食を済ませ、10時にひのえまた旅館をチェックアウト、お薦めの公共の湯「燧の湯」へ車に乗り2~3分で到着。外観は雪に埋もれた貧相な木造の建屋に見えますが、建屋内に一歩踏み入れると、檜の柱が使われた立派な玄関口。中の床はピカピカで男湯は右、女湯は左の矢印がありその方向に進むと脱衣場、ここにも檜の柱が惜し気もなく使われています。(尚、入浴料は村内宿泊者割引入浴券を使い一人300円)浴場は天井が高くここも全て檜造りのようです。浴場に入ると硫黄の臭い、長細い大きな浴槽でお湯は無色透明の少しヌルットした感じでこれぞまさしく高アルカリ性温泉の肌触り、しかも湯上り後汗が止まらないほど体の芯まで温まります。ただ残念なことに露天風呂は時間が早い為、湯量不十分により使用禁止となっていました。温泉分析表によると、源泉は「檜枝岐温泉5号源泉」泉温62.4度 湧出量 80L/分、泉質:単純硫黄温泉 pH9.1(低張性アルカリ性高温泉)と珍しく硫黄の臭いがする高アルカリ性の温泉です。館内の休憩所で汗の引くのを待って、②地点から今日のお宿 ③泊目の甲子温泉 旅館大黒屋に向け出発。2時間弱のドライブで14時30分、雪深い標高900mの甲子温泉に到着。1384年に発見された温泉で、この年が干支で甲子(きのえね)であったことから甲子温泉と名付られており、ここには大黒屋のみの一軒宿となっています。旅館大黒屋の3階建ての建屋と玄関フロント&ロビー周辺フロントでチェックイン後、3階の□301号室へ案内され、甲子温泉6-1-1本館平面図エレベーターを降り部屋へ行く途中の3階廊下の窓から、先ほど駐車した車にもはや積雪が見られます。3階廊下部屋は和室10畳+ベットルームの和洋室。建屋(本館)は、リニューワル後10年と聞きましたが室内も新築並みにきれいに保たれています。301号和洋室風呂場の説明で、下図のように本館とは別の建物に名物の「大岩風呂」、本館からかなりの距離でしかも長い階段があるとのこと。そして「大岩風呂」は基本的に混浴、但し、時間帯(朝5~7時、夜7~9時)によって女性専用になり、逆に隣の女性用の「櫻の湯」はその時間帯は男性専用になること。さらに「恵比寿の湯」には男女別の洗い場のある内湯と、露天風呂があることを聞きました。旅館大黒屋全体図明るい内に「大岩風呂」へ、本館の出口に「大岩風呂」への案内板、すぐに「恵比寿の湯」の入口前を通り階段を下りて行くと、防寒用コートと長靴の置場があり、ここでコートを羽織り長靴に履き替え長い階段を下りていきます。  階段を下り終わって扉を開けると雪の積もった鉄製の階段と阿武隈川を渡る橋となり、対岸の「大岩風呂」と「櫻の湯」にたどり着きます。「大岩風呂」&「櫻の湯」入口「大岩風呂」の扉を開けると先ずその浴槽の大きさ(25mプール?)に驚きます。一枚板で仕切られた脱衣場で衣類を脱ぎ、ビニール袋に衣類を詰め専用のかごに入れて入浴。「大岩風呂」お湯は人の胸まで浸かる深さがあり、熱くはなく少し温め。小さな鳥居の所から掛け流されているお湯の所へ行くと40℃位の熱さになるのでしょうか、暫く浸かっていると下から泡が湧き上がってくるのが見え、底(岩盤)からもお湯が沸いていることに気づき、これぞ自然の中の秘湯に浸かっている実感が湧いてきます。お湯は無色透明で肌に非常に柔らかい感じでいつまでも浸かっていたくなります。「櫻の湯」は「大岩風呂」に比べサイズはかなり小さくなっていますが総檜造りとなっているようです。  「櫻の湯」尚、後から確認した温泉の情報ですが、この「大岩風呂」の大きさは縦5m、横15m、深さ1.2m、源泉温度は鳥居の所から掛け流し44~45℃、底の岩盤から31~34℃、Ph7.8の甲子温泉2号源泉、泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)で「櫻の湯」も同じお湯とのことです。夕食前に「恵比寿の湯」へ、内湯、露天風呂とも「大岩風呂」から比べ非常に小さく見えます。「恵比寿の湯」浴槽のお湯は42℃前後で「大岩風呂」に比べ熱めに調整されており、温泉分析表によりますと、源泉は甲子温泉1号線で源泉温度45.1℃、Ph7.8の泉質はカルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉(低調性弱アルカリ温泉)と「大岩風呂」とは別の源泉となっています。18時の夕食時間となり1階の食堂へ向かいます。夕食は野菜中心の山里料理と聞いていましたが、お造り(桜鱒の刺身)や和牛のせいろ蒸し、岩魚の塩焼き等もあり、特に全般的に薄味で美味しく完食しました。正月明けの平日でしたが旅館は大入り満員の盛況、その理由が今回現地に赴き、東京からJR東北新幹線/JR東北本線にて新白河駅下車、バス(無料送迎有り)で40分との便利さに加え、部屋良し、温泉良し、食事良しで納得出来ました。2日目、檜枝岐温泉4日目、中ノ沢温泉

檜枝岐温泉 ブログ

2日目の朝、浴室入口の暖簾が入れ替わり昨日女性用であった「大戸の湯」へ、昨日の「仙峡の湯」と比べるとサイズはかなり小さいものの、底からお湯が湧き出る同じ方式で立ち湯も可能、浴槽からあふれ出る源泉掛け流しの湯の音は何時聞いても爽快です。

内湯「大戸の湯」朝食は昨日の夕食と同じ2階のラウンジで済ませ、10時に仙峡閣をチェックアウト。檜枝岐温泉へ向け国道18号線を南下、10分程で湯野上温泉駅の道路標識前を通ります。今から5年前の2014年1月に湯野上温泉 藤龍館 に宿泊したことが懐かしく思い出されます。さらに南会津群 下郷町近くまで来ると、雪国の様相を呈してきます。道路標識に「塔のへつり」方面への矢印があったので、                                                                           チョット横道にそれ雪道を進むと、「塔のへつり」の案内板前へ、冬季はこの名所にも人影はなく、対岸へ行く橋への通行も立入禁止となっており、ここから「へつり」を眺めるのみ。「へつり」とはこの地方の方言で危険な崖を意味しており、百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返し見事な景観を創り出したと言われています。又各へつりには下図のように名前が付けられていることを後で知らされました。南会津町を過ぎるとさらに雪は深くなってきます。14時半、今日のお宿 檜枝岐温泉 旅館 ひのえまたに到着。予想していたひなびた一軒宿と違い、何と5階建ての近代的な立派な建物。旅館 ひのえまた 建屋と玄関フロント&ロビー付近フロントでチェックインを済ませ、502号室(至仏山)□の鍵をもらいエレベーターで5階へ、5階の廊下を歩き502号室前に。入室すると8畳の和室、窓の傍に椅子が置かれこじんまりしていますが、必要な設備(冷蔵庫、洗面台、温水洗浄トイレ等)は整ってる感じです。5階の窓から山に囲まれた雪化粧の檜枝岐村を、そしてこの前に見える山の奥に尾瀬沼尾瀬ヶ原へ通じるルートがあるのでしょう。尾瀬といえば群馬県のイメージが強く、有名な尾瀬ヶ原へのアプローチ起点(鳩待峠)は群馬側ですが、ここは福島側の尾瀬沼への玄関口となっているようです。温泉は2階に男女別の浴場があり、エレベーターで2階へ、直ぐ左手にお座敷の湯上り処があり、右手が温泉入口となっています。この時間は男性が「みずばしょうの湯」、女性が「燧ヶ岳の湯」と分けられており、大きな違いはないようでそれぞれ内湯と露天があります。脱衣場にある温泉分析表によると源泉は檜枝岐温泉4号 源泉温度60℃、Ph8.6、泉質はアルカリ性単純温泉(低調性アルカリ性高温泉)と表記。総ひのき造りのみずばしょうの湯風呂場に入ると、お湯は注がれているものの、浴槽からそれなりのお湯があふれ出ている様子はなく、これで源泉掛け流し?と疑問を感じながら入浴。お湯は無色透明、少しぬるっとした感じで消毒臭もなかったのですが...。源泉掛け流しの有無を入浴後フロントで確認してみると、注いでいるお湯は源泉であるが、6kmほど離れた場所から引湯のため、湯の温度が低下することより浴槽の湯は加熱、循環、濾過されているとの説明を受けました。それと同時に近くで新しく温泉が掘り出され源泉掛け流しの公衆浴場「燧の湯」の存在を知ることにもなりました。一方食事の方ですが、夕朝食共1階フロント前のお食事処(歌舞伎亭)で、入口には檜枝岐歌舞伎 千葉之家花駒座の垂れ幕、檜枝岐歌舞伎は江戸時代から現代まで引き継がれている貴重な農民芸能で観客席は露天、神社への坂がそのまま自然の観覧席になっており、夕方より上演されているようです。もっとも上演は雪のない5~9月の期間とのこと。歌舞伎亭入口入口を開けると襖で仕切られた個室となっています。夕食は山人(やもうど)料理、檜枝岐村は日照時間が短く高地のため、お米は育たない地域で、昔から米の代わりにそばが栽培され、そばを主食とした独自のそば文化が生まれ、又この地域は林業が盛んで山で働く人々が家からそば粉、酒、味噌、塩をもって山に上がり、食材は山のものを使って作った料理で下の献立表に詳しく載せられています。さすがに裁ちそばは美味しく申し分ないのですが、山人料理は全般的に塩味が濃く、この味付けは苦手です。そして天然サンショウ魚の唐揚げは形がグロテスクで結局最後まで残り、食べる勇気がありませんでした。1日目、芦ノ牧温泉3日目、甲子温泉
  

中ノ沢温泉 ブログ

4日目の朝になりました。朝食のため1階食堂へ、昨日と同じテーブル席後ろの窓から、夕食時暗くて見えなかった目の前に広がる銀世界が眺められます。野菜サラダたっぷりの朝食を済ませ、再度「大岩風呂」へ入浴。

10時に旅館 大黒屋をチェックアウトし、③地点から④泊目の今日のお宿 中ノ沢温泉 御宿 万葉亭に向かいます。

15時15分、標高1,000mに位置する雪化粧の御宿 万葉亭前に到着。

2階建ての万葉亭建屋と玄関フロントでチェックインを済ませ、フロント右横の万葉亭と書かれた暖簾をくぐり、フロント&ロビー廊下を進むと、”中ノ沢温泉へようこそ”と書かれた白板に、約7km先の安達太良山中から沸き出した湯量豊富な硫黄の香が漂う強酸性高温の薬湯と説明あり、入浴前からその泉質に興味をそそられます。案内された部屋は1階風呂場近くの□107号室(つゆくさ)。部屋はツインベッドの洋室(27㎡)で、窓際に置かれた立派なマッサージチェーが目を引きます。尚、本館は2016年4月リニューアルされているとのこと。ベッドの前には大型のテレビがあり、BS放送の視聴も可能ですが、部屋でのWi-Fi接続は残念ながら出来ません。暖房の良く効いた室内とは別に、窓の外には長い氷柱が解けずに残っており、この時期の氷点下の厳しい寒さがうかがえます。風呂は男女別にそれぞれの入り口があり浴場の大きさも同じ造りのようです。脱衣場入口付近の温泉分析書では、源泉温度68.3℃ Ph2.1、泉質名:酸性含硫黄硫酸塩化物泉(硫化水素型)と表記。さらに別表Ⅱ(下表)に加温、加水、循環・ろ過、入浴剤、消毒無しの正真正銘の源泉掛け流しの風呂であるこが強調されており、風呂場への扉を開けると、強くはないが硫黄の香が、内風呂は水蒸気充満のため見にくいですが、お湯は薄く白濁しています。内湯露天風呂入浴してみると温度は42~43℃の適温、強酸性のお湯特有の肌を刺すような感じは全くなく、サラットした肌触りの良いお湯で、湯上り後も身体がぽかぽかと温かく感じます。一方、食事の方ですが夕朝食とも半個室の1階和風ダイニング「たこぼうず」で、夕食には伝統料理(会津こづゆ)の和食会席、メインの牛タンのしゃぶしゃぶはあまり箸が進みませんでしたが、刺身を始め魚料理には満足、特に河豚の唐揚げはこの地で全く予想もしていなかっただけに美味しく平らげました。全般的に薄味でよかったと思います。翌朝、朝風呂の後同じ和風ダイニングで朝食を済ませ、9時半に万葉亭をチェックアウト、新潟空港に戻り11時55分発の飛行機で伊丹空港に無事帰ってきました。やはり秘湯と言われている温泉はそれなりにそれぞれの特長があり、いずれの温泉も機会があれば再訪問したいお宿です。3日目、甲子温泉1日目、芦ノ牧温泉に戻る 

有馬温泉 ブログ

今回(4月中旬)は近場の秘湯めぐりを計画、余りにも近くのため今まで探求していなかった兵庫県 有馬温泉 に源泉掛け流しの温泉があるお宿を見付け、⓪の自宅を起点としてこのお宿を①泊目(有馬温泉 月光園 鴻朧館)、そしてその後車で2~3時間の源泉掛け流しの秘湯 鳥取県の岩井温泉 岩井屋を②泊目 (2回目の訪問)、③泊目福井県の虹岳島温泉 虹岳島荘、そして帰宅途中で 滋賀県須賀谷温泉に立ち寄り下図の青いルートで巡りました。

自宅から30分で①泊目の有馬温泉 月光園 鴻朧館に到着。月光園 鴻朧館玄関前外観はヨーロッパのお城の雰囲気です。中に入るとフロント前に開放的なロビーが広がっており、このロビーのソファーに座ってウエルカムドリンクを飲みながらのチェックイン。部屋は予約済のツインベッドの洋室へ、ロビーからエレベーターで5階に。この建物は川に面して8階建になっており、入口の玄関ロビーは3階に位置していると案内係から説明を受けました。エレベーターを降り5階の廊下を進み508号室に入室。狭くはないものの浴室・トイレ・洗面が一緒になったユニットバスで昔のビジネスホテルのイメージ。部屋は眺望の良い川側に面しており、窓の外には木々の緑の中に3階建ての白い建屋(古さは否めないが)から橋でつながった数寄屋造りの建築物 游月山荘(築50年以上)と、手前の高い建物の我々がいる鴻朧館(築24年)が見えます月光園というのは純和風数寄屋造りの游月山荘と和洋折衷の造りの鴻朧館の2館を合わせた屋号となっているようです。玄関入口は別々ですが游月山荘のロビー棟と鴻朧館1階が連絡通路で結ばれており、両館の施設を共通で利用可能となっています。今回選んだ源泉掛け流しの秘湯温泉(自家源泉)は、橋(月光橋)を渡って左へ、川向こうの赤い通路の奥にあり、月光橋露天風呂の案内板の方向に赤い通路を進むと、対岸に8階建ての我々が滞在中の鴻朧館が迫ってきます。下の写真の□が508号室と思われます。赤い通路の終点に男女別の温泉入口へ到達。脱衣場の扉を開けて中に入ると、お湯は赤褐色の濁り湯、源泉から近くで泉質が濃く塩分濃度も高い為か、入浴するとヌルヌルで若干肌を刺す感じもあり普通の温泉とは一味違う感触です。温度は42℃前後に調整されているようですが、源泉温度が34.7℃と低い為加温されている模様。ここでは「金泉赤湯」と名付けられており、下の説明板に赤湯の原因はお湯に含まれる鉄分が空気に触れ酸化第二鉄に変化するためと...脱衣場近くには赤湯を洗い落とすあがり湯や、洗い場なども装備されています。館内の温泉は全て循環濾過のため入浴をパスして金泉赤湯三昧となりました。食事の方ですが、夕朝食とも2階の割烹 弓張月で夕食には明石の海の幸、丹波の山の幸が使用された伝統の会席料理を食しました。出てきた順番に、先付、八寸、造里 ~ 果物までを以下の写真に収めています。

岩井温泉 ブログ

有馬温泉 月光園 鴻朧館を11時にチェックアウトし、鳥取県の源泉掛け流しの秘湯 岩井温泉 岩井屋へ、今回は2回目の訪問になりますが、初めて北近畿豊岡自動車道を走行し、終点の日高神鍋高原ICまで、その後国道482号線を10分程行くと下の「神鍋溶岩流マップ」の看板に遭遇。

今から約70万年から2万年前にかけて、神鍋火山群から噴出した溶岩流が稲葉川に沿って約15km流れ、数々の滝や淵など美しい風景を作り出していると...ここ神鍋に火山群があったことには驚きですが、2018年6月訪問の巖立峡(岐阜県)の兵庫版というところですかな~。上の看板図に対応するよう、ルートマップを右側に90度回転して表示(下図)すると位置関係が良く分かります。ここから今日のお宿、②泊目の岩井温泉 岩井屋まで但馬ドーム前を通り越して約50分程で到着です。3階建ての旅館 岩井屋玄関から中に入ると右手にフロント、フロント左手には歴史を感じさせられる家具や調度品で埋め尽くされたロビーラウンジから中庭へと続いています。ロビーラウンジ&中庭チェックインの手続きが終わるとフロント左手奥の階段で二階へ、階段を上がり終えたところをUターンし、引き続き階段を上がり三階へ、もう一度Uターンして「ゆり」と表示された部屋へ部屋の斜め前にもアンティークな家具類が飾り付けされています。扉を開けて中に入ると、八畳の和室。部屋にあった館内配置図(下図)で確認すると、前回2014年9月訪問時宿泊した二階の部屋「すずらん」の丁度真上になります。館内配置図風呂場へは二階に降り、畳の廊下を真っ直ぐ進んで一階への階段を降り、フロント前からロビーラウンジを越えてガラス張りの廊下を進んでいきますが、温泉の状況は前回訪問時と変わりがないため、2014年9月訪問のブログを御参照ください。今回は食事編として、左に見える板の廊下の方へ曲がり大広間(食事処)へ向かいます。大広間へ入ると右手奥の床の間に、時代を感じる白鶴が描かれた立派な打掛が飾られおり、各テーブル、椅子は半透明のロールスクリーンで仕切られた半個室感覚となっています。テーブルの上にはすでに因幡路会席・花コース(山海の幸を堪能するスタンダードプラン)が用意され、そして食事中に追加された煮物、焼魚(西京焼)、天婦羅、土瓶蒸し、御飯及びデザートまでを含め写真に収めました。 かなりのボリュームでしたが美味しく完食。温泉良し、食事良しで、神戸から北近畿豊岡自動車道を通れば2時間半のドライブで鳥取まで、時節を変えて再訪問したいお宿です。  1日目、有馬温泉3日目、虹岳島温泉

虹岳島温泉 ブログ

福井県 若狭湾国定公園三方五湖レインボーライン第1駐車場に来ています。

今朝10時に②地点の岩井温泉をチェックアウトし、国道9号線で日高神鍋高原ICに戻り、北近畿豊岡自動車道~春日JCT舞鶴若狭自動車道~若狭三方ICで高速を降り、下図の青いドライブルートで三方五湖 レインボーライン第1駐車場まで約4時間のドライブでした。ドライブルートこの駐車場内に「三方五湖ご案内」の立て看板があり、陥没によって出来た各五湖(水月、日向、久々子、菅、三方)の特徴が説明されており、中でも淡水湖や汽水湖そして塩水湖と性質が異なる水質の湖が隣接して存在していることに興味を惹かれます。三方五湖ご案内立て看板

第1駐車場からは五湖が見えないため、ケーブルカーで標高400mの山頂公園へ。

ケーブルカー山頂駅からの眺望

山頂に到着し先ずは西の展望台へ、

西の展望台からは右手に日本海、左手に水月、三方、菅湖の三湖までしか見えないため、東の展望台へ移動。

今日は天気が良く、移動途中左手に紺碧の日本海が見下ろせます。東の展望台からは水の色が異なる三方五湖の全景をゆっくり観賞し、この光景を下のパノラマ写真にも収めることもでき、この上ない好天に恵まれ超ラッキー!でした。

三方五湖9-1-1三方五湖全景写真と湖水名15時を過ぎたのでレインボーラインを下り、20分程で水月湖の畔にある今日のお宿 ③泊目の虹岳島温泉 虹岳島荘へ、虹岳島荘の茅葺門から玄関フロント及びその周辺ロビー&食堂湖に面したロビーで、お茶と梅のシロップ漬(自家製)を頂きながらチェックインを済ませ、玄関、ロビー&食堂と同じフロアーにある2階の「水仙」の部屋へ案内され部屋の中に入ると、湖に面し二つの小部屋があり(掘りゴタツ風テーブルがある間と畳の間)、手前が八畳の和室となっています。後で分かったのですが夕食はコタツ風テーブルでの部屋食となりました。期待の温泉は1階で、浴場への通路途中に「天然温泉」の説明板があり、目を通すと源泉は15℃の冷鉱泉、ボイラーで加温循環濾過、塩素剤使用と...期待していた源泉かけ流しとは程遠いことにガッカリ。日本秘湯を守る会の温泉にもいろいろあるもんです。ただ、泉質には特長がある放射能泉(ph6.89)とありますが、玉川温泉三朝温泉に比べると弱ラジウム温泉との由。内湯露天風呂温泉の温度を冷やさないよう露天風呂には蓋が取付られているのが印象的です。夕食は部屋の掘りゴタツ風テーブルに並べられた若狭の海の幸たっぷりの会席料理(スタンダードプラン)、夕食その後カサゴの天ぷら、茶わん蒸し、御飯と漬物、味噌汁、デザートが出てきました。 翌日の朝食はロビー横の食堂で、朝食窓の外では宿の主人が湖畔でトンビの餌やりタイムと重なり、数十羽の野生のトンビが飛び交う珍しい光景に遭遇。10時に虹岳島荘をチェックアウト。帰宅途中、滋賀県に思いもよらない源泉掛け流しの温泉があることを耳にしたので立ち寄ってみることに、1時間程で滋賀県長浜市にある須賀谷温泉 に到

伊香保温泉 仁乃湯 ブログ

紅葉と温泉を求めて、今回は群馬県の源泉掛け流し温泉のある宿を選び、5泊6日の日程で①泊目の伊香保温泉から②泊目 沢渡温泉まるほん旅館、③泊目 水上温泉郷 宝川温泉 汪泉閣、④泊目 法師温泉 長寿館を紅葉鑑賞個所も含め下図の青いルートで巡り、

帰宅途中2回目の訪問となる福地温泉 長座で⑤泊目を過ごし6日目の朝帰途につきました。尚、赤字の個所は紅葉鑑賞個所です。 

①泊目の伊香保温泉までは自宅を朝の6時半に出発、名神~中央自動車道~142号線~中部横断自動車道と高速を乗り継いできたが、中部横断自動車道で渋滞に巻き込まれ松井田妙義Icで高速を降り、18号線で千明仁泉亭まで約9時間半(予測は7時間半)を費やし16時に到着。

明仁泉亭建屋(3階建)と玄関玄関前まで車で乗り付け荷物を降ろし、直ぐ下の専用駐車場に駐車。玄関を入ると左手に1mを越えるとてつもない大きさの絵皿に出迎えられ、その右手奥にフロントがあり、絵皿の裏手に売店、ラウンジと繋がっている。ラウンジでチェックインを終え、廊下に出たところに皇太子殿下ご夫妻(現天皇皇后両陛下)や秋篠宮殿下がご宿泊された時の写真が掲載されており、操業500年を超える老舗旅館の風格が感じられます。廊下奥のエレベーターで2階に案内され、下図の赤い破線の道順で214号室に入室。12畳の和室に広縁があり左サイドに洗面所、右サイドにトイレ(ウオッシュレット)が設けられています。最もこの建屋は大正~昭和初期に建てられた木造の建物ですが何故か古さは感じられません。部屋の窓からは上州の山並みが一望できて素晴らしい眺望です。そして、中居さんより源泉掛け流しのここのお湯は「黄金(こがね)の湯」と呼ばれ、山の上で湧く源泉が石段街の下を流れ、限られた旅館にのみ※小間口で分配 されており(元々のこの宿の創業場所は石段街より上の河童橋付近であったとのこと)、石段の途中には小間口閲覧所がガラス越しに見学できるとの情報を得、フロントで石段街の案内図(下)をもらい散歩も兼ね早速石段街へ、(※クリックしてみてください伊香保温泉観光マップ明仁泉亭は石段街からも出入りができ、丁度下から166段目の石段に入口が設けられています。伊香保神社の鳥居まで365段とのことですが、途中に源泉の流れる様子と木の樋(小間口)で分配の状況がガラス越しに観察できます。尚、「黄金の湯」を小間口で分配されない伊香保の温泉旅館は、小間口権利者から購入するか、最近発掘された別源泉の「白銀(しろがね)の湯」という無色透明の源泉を利用しているようです。薄暗くなってきたので鳥居の手前で引き返すことに。旅館に戻り貴重な「黄金の湯」へ、先ずは露天風呂(男女別)に1階から階段で地階、それから外階段を降りていきます。扉を開けると小さいながらも内湯とサウナ、そして洗い場が備わった露天風呂。17時30分でも関東地方は日暮れが早く、外は真っ暗でお湯の色が上手く写りませんが「黄金の湯」は薄い茶褐色。温めの露天と内湯(41~42℃)に浸かりましたが本当に刺激がない肌に優しいお湯に感動。尚、温泉分析表によると源泉温度は41.2℃、Ph6.4、茶褐色は湯に含まれる鉄分が空気に触れるためと説明されています。湯上り後の夕食は部屋食で、牛肉のしゃぶしゃぶがメインの地産料理(スタンダードプラン)、味付けは薄味で美味しく完食。夕食後は旅館のマイクロバス(往復)で伊香保温泉の名所・河童橋の紅葉見学に、綺麗にライトアップされていますが、残念ながら紅葉の見頃には未だ時期尚早の感じ。今年の秋は暑い日が続いたため、一週間ほど遅れているようです。旅館に戻り再び「黄金の湯」へ、今度は館内の大浴場・仁乃湯に(深夜の1時まで男性は仁乃湯/女性は滝湯、15~1時と1~9時30分で男女入れ替え)。仁乃湯(めぐみの湯)はこの宿のシンボル的な大浴場で、「黄金の湯」を贅沢にかけ流ししているお風呂で、浴槽の深さが1m、湯舟のサイズも5m3mと温泉プールなみの大きさで、1mの深さのお湯に浸かり改めて湯量の豊富さを体感。翌朝早起きして打たせ湯のある滝湯に、仁乃湯と違いレトロ感漂う雰囲気で、アーチ状の囲いの中は滝のように「黄金の湯」が湯舟に落ちているため、ここでは思う存分「黄金の湯」を頭から浸ることが出来ます。朝湯で満足の後は部屋に朝食が用意され、

沢渡温泉 ブログ

2日目の朝、紅葉見学に赤城山大沼へドライブ。上図の赤城神社前(赤丸印)から見た赤城山ですが、木々の葉っぱは全て枯れ落ち紅葉時期はすでに終わっていました。外は風も強いので早々に引き上げ、次の目的地 榛名湖に、昨日宿泊の伊香保温泉を経由して、1時間半のドライブで榛名湖に到着。榛名山の紅葉ですが、温暖化の影響でしょうか今一つ艶やかさがありません。
湖の周りをドライブし、別角度からの榛名山の紅葉も今一の感。時間も3時を過ぎたので、今日のお宿 沢渡温泉 まるほん旅館へ、約40分のドライブで到着。3階建ての建屋(左)と玄関(右)フロント&ホールフロントでチェックイン手続き後、フロント裏の階段を上がり、下図の赤い破線のルートで2階の28号室(角部屋)に案内されました。ただ28号室の真ん前が風呂場への入り口で、便利な反面、騒々しいのではとの一抹の不安を持ちながら入室。部屋の扉を開けると左右にトイレ、洗面所があり、その奥に襖で仕切られた8畳の和室、ただすでに布団が敷かれており非常に狭く感じます。案内係より、大風呂は基本混浴、但し、夜19:30~21:00、朝6:00~7:00までが女性専用時間に(逆に別途設けられている婦人風呂はその時間男性専用に)、そしてタオル巻きや湯あみ着の着用は出来ないことなどの説明あり。早速、秘湯へ入浴のため浴衣に着替え風呂場の扉前に、左は貸切露天風呂用、右の扉は大風呂 婦人風呂行と分かれています。右の大風呂行の扉を開けると、意外にモダンな造りの湯上り休憩所があり、直進して階段を下りると左は婦人風呂、大風呂へは右の外階段に、それを下りていくと右手に入口が見えてきます。入口の扉には「浴槽は源泉掛け流しです、清潔に保つためよく体を洗ってから入浴下さい」と手書きの注意書きが張られており、まさに秘湯の雰囲気を感じます。扉を開けると下に浴槽が二つ見え、階段を下りていくと、両サイドに囲いのない脱衣場で浴衣を脱ぎ入浴します。浴槽は階段を挟んでL字型と長方形、それぞれ底には張られている二種類のタイルが何故か秘湯の雰囲気を壊す感じで、総檜張りのお風呂に適しているようには思われません...あくまで独断と偏見ですが。入浴すると、草津の仕上げ湯と言われているように、少しトロットしたアルカリ性のまろやかなお湯はさすがです。二つの浴槽間で若干の温度の違いがありましたが、ただどちらも浴槽が浅くもう少し深さが欲しい所です。尚、源泉分析表には、源泉の温度は55.1℃、 Ph8.5 無色透明 微かに硫化水素の匂いあり、泉質:カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉(低調性アルカリ性高温泉)と表記。婦人風呂は秘湯のイメージとは全く雰囲気の違う、近代的な曲線の吹き抜けが美しいデザイナー建築と、JCDデザインアワード2016で金賞を受賞している模様で、特に若い女性に喜ばれるのかもしれません。ただこの宿で重宝させてもらったのが、部屋の前にある素朴な貸切露天風呂、一人でゆっくりと秘湯を何回でも楽しめます。一方、食事の方は2階の食堂で、夕食には旬で素朴な田舎料理(麦豚陶をせいろ蒸し/鮎塩焼き/天婦羅/吾妻産サラダ/釜飯/デザートなど)のスタンダード版。ただ、暖かい食べ物はテーブル上で火をつける釜飯、豚のせいろ蒸しのみで、残りは冷たく冷え切っており、鮎塩焼きに至っては箸も通らないほどカチカチ。料理はこの旅館では作っておらず、仕出し屋からの調達ではないかと疑問を持ちました。朝食も同じ食堂で、御飯と味噌汁のみは暖かかったのですが...。朝食後、9時半にまるほん旅館をチェックアウト。宿泊の28号室はやはり深夜まで風呂場への出入りがあり、心配した通り扉の開け閉めの音等が耳障りでした。

後生掛温泉 ブログ

今年も12月になったので、源泉掛け流しの雪見風呂を期待して、大阪伊丹から10時30分発の「いわて花巻」行のJAL2183便に搭乗。

11時50分定刻通り「いわて花巻」空港に到着、しかしながら飛行場には期待した雪は全くありません。今回お世話になるレンタカーは、飛行場出口前で待機しているマツダ・デミオ。
空港からスタート前に道路通行止めの情報あり、下図○印の後生掛温泉へは八幡平山頂部を経由しての岩手~秋田の通り抜けと、田沢湖方面から鹿角市への通り抜けが出来ない旨の説明を受け、、、八幡平アスピーテライン-1東北自動車道の花巻ICから鹿角八幡平ICまで高速で、その後国道341号線とかなり遠回りして①泊目の後生掛温泉へ、来た道を引き返し②泊目 鶯宿温泉 ホテル加賀助、田沢湖経由で③泊目 岩倉温泉、そして空港近くに④泊目 鉛温泉 藤三旅館・別館十三月を12月中旬、4泊5日の日程で下の青いドライブ・ルートに沿って巡りました。花巻空港地図-3-1 花巻ICから東北自動車道に入ると、速度制限標識がなんと120㎞の表示にビックリ。後で分かったことですが、現在岩手県の東北道花巻南~盛岡南ICの27㎞と、新東名の新静岡~森掛川ICの国内2ヶ所のみで120km/h走行試行の対象区間となっており、試行期間中安全が確認できれば他路線への拡大も検討されるようです。約2時間のドライブで景色は一変、期待していた雪景色の後生掛温泉入口(標高1,000m)に。今回初めて雪道を走行して、御所掛温泉旅館前に到着。尚、大浴場の矢印方向(外来入浴客)に進むと、湯治村の立て札がある湯治部へ繋がっているようです。御所掛温泉旅館建屋旅館入口入口の扉を開けて中に入ると、外観からは想像できないくらいモダンなフロントとロビーが配置されています。
フロントでチェックインを終え、予約済みの和洋室へロビー奥の階段を降り、赤い破線の道順で、新館の地下1階から渡り廊下で本館2階へ、後生掛温泉24-1後生掛温泉20-2さらに階段を下りて本館1階へ(この建屋にはエレベーターがありません)。後生掛温泉21-2108号室の前に案内され、入室するとリニューワルされた和室8畳+ツインベッド、床暖房装備もあり快適に過ごせます。
風呂場へは108号室を出て右へ青い破線に沿って、「大浴場」の矢印の方向へ、扉を開け旅館部から湯治部に入り、後生掛温泉31-6階段付きの渡り廊下を降りて大浴場2階に、さらに階段を下りて大浴場1階の更衣室に辿り着きます。(ロビーからは地下4階に相当するかなりの距離)。大浴場入口の扉には、浴場内のカメラの撮影お断りとの張り紙が目につきましたが、硫黄の匂いと水蒸気が蔓延した浴場内は、とても撮影できる環境でなく、後生掛温泉のHPの写真を掲載しました。さらに詳しい内容は後生掛温泉HPをクリックください。後生掛温泉HP-1後生掛温泉HP2-2ここには火山風呂、神恵(経)痛の湯、泥風呂、打たせ湯、箱むし風呂、蒸気サウナ、露天風呂まで7種の設備があり、中でも興味を引くのが泥風呂と神経痛の湯で、帯状疱疹の治療後にしばしば起こる神経痛「後ヘルペス神経痛」に効果があることから名付けられたようです。湯の温度が高めに設定されているせいでしょうか(特に泥湯の温度は高い)、身体の芯まで温まり過ぎるくらい温まります。お湯は灰色系の白く濁った温泉で、源泉温度88.4℃、Ph3.2、泉質は単純硫黄泉と書かれています。尚、湯上り後湯治部フロントに立ち寄り確認したのですが、ここの湯治部は下図のように大浴場の周りに旅館部よりも多数の建物が存在していることに驚嘆、湯治村と呼ばれている謂れが理解できます。

蔵王国際ホテル ブログ

蔵王。その名は、荘厳な山々と清らかな温泉の地として知られる。雪解けが始まり、春の足音が聞こえる3月の日に、私たち夫婦はこの蔵王国際ホテルを訪れた。 車を降り、ホテルの玄関に足を踏み入れると、そこには優雅な雰囲気が広がっていた。ロビーには重厚な調度品が配置され、静かな落ち着きが漂っている。フロントでチェックインを済ませ、荷物を部屋に運ばせると、期待とわくわくが胸を満たした。 部屋に入ると、そこには広々とした空間が広がっていた。窓からは蔵王の雄大な景色が一望でき、まるで絵画のような美しさに息を呑んだ。ベッドは柔らかな布団で覆われ、心地よい眠りを約束してくれる。部屋の中には、シンプルでありながら趣のある調度品が配置され、まるで贅沢な時を刻むために用意されたかのようだった。 夕食の時間が近づくと、私たちはレストランへと向かった。そこでは、地元の旬の食材をふんだんに使った料理が堪能できると聞いていた。コース料理が運ばれてくる度に、目と舌を喜ばせる美味しさに感動した。山の幸や海の幸、地元野菜の香りが口いっぱいに広がり、贅沢なひとときを過ごした。 食事を終えると、温泉に浸かる時間だ。蔵王国際ホテルの温泉は、まさに身も心も癒す極上の泉として知られている。湯船に浸かりながら、疲れた身体がほぐれ、心が穏やかになるのを感じた。露天風呂からは、満天の星空が広がり、まるで天と地が一体化したかのような美しい光景に感動した。 翌朝、窓からの景色はまた格別だった。太陽が輝き、山々が新緑に包まれている。朝食後、散策に出かけ、自然の息吹を感じながら贅沢な時間を過ごした。蔵王の美しい景色を眺めながら、心身ともにリフレッシュすることができたのは、まさに至福のひとときだった。 蔵王国際ホテルでの滞在は、まさに夢のような体験だった。荘厳な山々に囲まれた静かな環境、美味しい料理、そして温泉に浸かる至福の時間。この贅沢なひとときは、きっと私たちの心に永遠に刻まれることだろう。