沢渡温泉 ブログ
2日目の朝、紅葉見学に赤城山大沼へドライブ。上図の赤城神社前(赤丸印)から見た赤城山ですが、木々の葉っぱは全て枯れ落ち紅葉時期はすでに終わっていました。外は風も強いので早々に引き上げ、次の目的地 榛名湖に、昨日宿泊の伊香保温泉を経由して、1時間半のドライブで榛名湖に到着。榛名山の紅葉ですが、温暖化の影響でしょうか今一つ艶やかさがありません。
湖の周りをドライブし、別角度からの榛名山の紅葉も今一の感。時間も3時を過ぎたので、今日のお宿 沢渡温泉 まるほん旅館へ、約40分のドライブで到着。3階建ての建屋(左)と玄関(右)フロント&ホールフロントでチェックイン手続き後、フロント裏の階段を上がり、下図の赤い破線のルートで2階の28号室(角部屋)に案内されました。ただ28号室の真ん前が風呂場への入り口で、便利な反面、騒々しいのではとの一抹の不安を持ちながら入室。部屋の扉を開けると左右にトイレ、洗面所があり、その奥に襖で仕切られた8畳の和室、ただすでに布団が敷かれており非常に狭く感じます。案内係より、大風呂は基本混浴、但し、夜19:30~21:00、朝6:00~7:00までが女性専用時間に(逆に別途設けられている婦人風呂はその時間男性専用に)、そしてタオル巻きや湯あみ着の着用は出来ないことなどの説明あり。早速、秘湯へ入浴のため浴衣に着替え風呂場の扉前に、左は貸切露天風呂用、右の扉は大風呂 婦人風呂行と分かれています。右の大風呂行の扉を開けると、意外にモダンな造りの湯上り休憩所があり、直進して階段を下りると左は婦人風呂、大風呂へは右の外階段に、それを下りていくと右手に入口が見えてきます。入口の扉には「浴槽は源泉掛け流しです、清潔に保つためよく体を洗ってから入浴下さい」と手書きの注意書きが張られており、まさに秘湯の雰囲気を感じます。扉を開けると下に浴槽が二つ見え、階段を下りていくと、両サイドに囲いのない脱衣場で浴衣を脱ぎ入浴します。浴槽は階段を挟んでL字型と長方形、それぞれ底には張られている二種類のタイルが何故か秘湯の雰囲気を壊す感じで、総檜張りのお風呂に適しているようには思われません...あくまで独断と偏見ですが。入浴すると、草津の仕上げ湯と言われているように、少しトロットしたアルカリ性のまろやかなお湯はさすがです。二つの浴槽間で若干の温度の違いがありましたが、ただどちらも浴槽が浅くもう少し深さが欲しい所です。尚、源泉分析表には、源泉の温度は55.1℃、 Ph8.5 無色透明 微かに硫化水素の匂いあり、泉質:カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉(低調性アルカリ性高温泉)と表記。婦人風呂は秘湯のイメージとは全く雰囲気の違う、近代的な曲線の吹き抜けが美しいデザイナー建築と、JCDデザインアワード2016で金賞を受賞している模様で、特に若い女性に喜ばれるのかもしれません。ただこの宿で重宝させてもらったのが、部屋の前にある素朴な貸切露天風呂、一人でゆっくりと秘湯を何回でも楽しめます。一方、食事の方は2階の食堂で、夕食には旬で素朴な田舎料理(麦豚陶をせいろ蒸し/鮎塩焼き/天婦羅/吾妻産サラダ/釜飯/デザートなど)のスタンダード版。ただ、暖かい食べ物はテーブル上で火をつける釜飯、豚のせいろ蒸しのみで、残りは冷たく冷え切っており、鮎塩焼きに至っては箸も通らないほどカチカチ。料理はこの旅館では作っておらず、仕出し屋からの調達ではないかと疑問を持ちました。朝食も同じ食堂で、御飯と味噌汁のみは暖かかったのですが...。朝食後、9時半にまるほん旅館をチェックアウト。宿泊の28号室はやはり深夜まで風呂場への出入りがあり、心配した通り扉の開け閉めの音等が耳障りでした。