別邸・仙寿庵から約1時間半のドライブで、12時30分四万温泉に到着。町営の無料駐車場に車を留め、徒歩で四万川沿の「くれない旅館」の一階にある川魚料理「くれない」に、下図の四万温泉協会で入手の湯さんぽMAPご参照下さい。













館内の案内図(下)で、佳松亭の玄関・フロントは5階の位置にあり、山荘(3~4階)、本館(1~3階)まで、エレベーターで移動ができることや、お風呂の場所の説明を受け、
赤い破線の道順(上図)で、7階「松風の3」の部屋へ案内されることに。



入室すると、部屋は12.5畳+広縁付きの広めの和室。


入口を入ったところにトイレ、洗面所、内風呂もあるが、残念ながらこの風呂は温泉でなく沸かし湯。
浴衣に着替え、元禄の湯へ向う前に、3つの館の位置関係を下図でレビュー、
佳松亭の7階からエレベーターで4階、鏡の廊下を進んで山荘のエレベーターで本館の2階へ、エレベーターを降りて名物の浪漫のトンネル(下)を進み、
赤い絨毯の本館2階の廊下から階段を下りて、本館1階のフロントへ。

楽しみにしていた館内歴史ツァーは、コロナ感染拡大防止のため、残念ながら当分の間中止となっており、展示された資料も良く分からないまま一巡し、
フロント前に戻ると、明治四十四年の日付で宿泊料の「定」とした掲示物を見つけ、特等 金参園~並等 金六拾五銭など、現在の価値でいくらになるのか、歴史を感じる料金表に興味をそそられます。













元禄の湯の入り口はフロント前の外廊下を渡った所にあり、

扉を開けると、タイル張の床に5つの石造りの浴槽が、アーチ形の大きくとられた窓から大正ロマンの雰囲気が感じられます。
右手奥にシャワールーム、その横にはアーチ状の扉を持つ二つの蒸風呂入口(中に照明がなく真っ暗なため入室せず)、
脱衣場は浴室と一体となった古い形式が残っています。
お湯は無色透明、無味無臭で少しヌルットした感じと、しっとり感もあり素晴らしい温泉です。お湯は浴槽の下から湧き出し、丁度適温に調整されています(浴槽ごとの温度変化はありません)。源泉の温度は64.0℃、Ph6.6のナトリウム・カルシウム-塩化物硫・酸塩泉と温泉分析表に表記。元禄の湯から一旦部屋に戻り、暫し休憩後、佳松亭5階の壮の湯へ、

内湯は大きな浴槽にゆったり浸かれ、洗い場面積もたっぷりと取られています。
露天風呂は2つの岩風呂に分かれており、いずれも元禄の湯と同じ源泉掛け流し。







