熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

ゆづくしSalon一の坊 ブログ


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3月、まだ寒風が吹き抜ける宮城の作並に位置する、ゆづくしSalon一の坊。その宿は、まるで穏やかな湖に浮かぶ白鳥のように、優雅で美しい趣きを持っていた。私たち夫婦は、その魅力的な宿を訪れ、心身の疲れを癒す旅に出かけた。 宿に足を踏み入れると、そこには上質な和の雰囲気が漂っていた。静かな空間には、深い森の香りが漂い、落ち着いた雰囲気が心を包み込んでいる。足元には美しい畳が広がり、その上を心地よい柔らかな光が揺らめいている。まるで時がゆっくりと流れるような空間に身を委ねながら、私たちは宿の中を歩き回った。 そして、温泉。ゆづくしSalon一の坊の湯は、まるで大自然の恵みそのものが宿るかのような神秘的な力を感じさせた。その湯に身を浸すと、寒さや疲れが一瞬にして忘れ去られ、身も心も癒されるような感覚に包まれた。湯から上がると、体が軽くなり、心が穏やかになっていくのを感じた。 宿の食事もまた、格別であった。地元の旬の食材をふんだんに使った料理は、まるで味覚の楽園とでも言うべき美味しさで私たちを魅了した。一口食べるごとに、大地の恵みが味わいを豊かにし、心を満たしていく。 夜が更けるにつれ、宿はさらに幻想的な雰囲気に包まれていった。星が輝き、宿の周りに静寂が漂う。まるで別世界に迷い込んだような錯覚に陥りながら、私たちはただただ美しい時間を過ごした。 朝が訪れ、宿を後にする時、心には深い感謝と喜びが満ちていた。ゆづくしSalon一の坊での滞在は、まさに心身ともに癒される至福のひとときであり、私たちの心に永遠に刻まれることだろう。この美しい宿での体験は、私たち夫婦の絆を深めるきっかけとなり、人生において大切な思い出となることだろう。