熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

玉造温泉佳翠苑 皆実


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本年2月20日日経新聞プラスワンに温泉津温泉島根県)の紹介記事を見つけ、激アツ湯で回復力シャキッとの表題で、「けがで足が曲がらなかったのに、帰りはスタスタ歩けた」、また「温泉に入ったら膝の痛みを感じなくなった」との温泉の効能?に興味を覚え、

温泉津温泉の訪問を主目的として、併せて山陰地方の源泉かけ流し温泉の宿を、ドライブ時間も考慮の上探索し、①泊目 玉造温泉 佳翠苑 皆実、②泊目 温泉津温泉 のがわや旅館、③泊目 岩井温泉 岩井屋、④泊目 京・Tango Resort はなれ空遥(そらはるか)と、4月上旬に予約を取り四泊五日の日程で、自宅より下図の青いドライブルートに沿って巡りました。
温泉津温泉地図ー3ー311
出発前には鳥取市の桜の名所で有名な鳥取城跡、鹿野城跡公園などへの立ち寄りも計画し、鳥取経由のルートでスタートしましたが、ただ、前日の豪雨と風の影響が心配になり、途中で鳥取観光協会に確認したところ、今年は桜の開花が1週間ほど早く、一昨日迄満開であった桜は、昨日の雨ですべて散りましたとの情報 ...。
島根県松江城山公園の桜も同様終わっており、今日のお宿 ①泊目の 玉造温泉 佳翠苑 皆実に直行。
玉造温泉
15時前に、高い建物がそびえる大型旅館「皆実」前に到着。玄関前の駐車場に車を駐めて入館します。
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正面には立派な日本庭園が、右に曲がって館内入口へ。
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入口の自動ドアーを入ると、フロント前に広いロビー、ラウンジへと繋がっています。

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チェックインはこの庭園ラウンジ「茶蔵楽」で、ラウンジの奥まで進むと手入れの行き届いた日本庭園が眺められます。
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席にはウエルカム・ドリンク(お茶とリンゴのジュレ)が提供され、ここでチェックイン手続きを済ませ、売店前のエレベーターで3階へ、
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1階の平面図(下図)に、入口からエレベーターまでのルートを赤い破線で示しています。
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この大型旅館の建物は、9階建ての西の館、6階建ての東の館及び喜多の館の3つの館に分かれており、全部で109室。
予約の部屋は喜多の館、部屋に露天風呂付きの「雲のね」ですが、各館は立面図のみで平面図がなく、各館の配置がよくわからないまま、3階でエレベーターを降り、「雲のね」317号室に案内されます。
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扉を開けると右側に和室、その奥が洋室となった和洋室、但しこの部屋にはトイレが左右に2ヶ所設置されています(上の間取り図ご参照ください)。
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和室の前にベッドルームがあり、
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ベッドルームの窓から見えるテラスですが(洋室からも出入りが可能)、眺望を期待していたわけではないが屋根瓦しか見えないのに少し憤慨するも、予約時に4階以上の部屋とリクエストしなかったことを反省。
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部屋付きの露天風呂は、入口から左側に行くと、トイレ、洗面所、洗い場から露店風呂へと続いています。
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実際には窓が解放できる半露店風呂で、浴槽は広く源泉が常時かけ流されており、湯面にはお湯に浮かべて湯温を管理できる湯温計が置かれています。
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お湯は無色透明 無臭ですが、若干塩辛い味で、少しトロミのある肌に柔らかい良いお湯です。湯上り後は汗が吹き出し収まるまでかなりの時間がかかります。
温泉分析表によると源泉温度62.3℃、Ph8.1 泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)と表記。 

食事の方ですが、夕朝食とも2階の旬の宿り、ダイニング「穀厨(こくり)」で、【グレードアップ】メインが選べる季節の会席料理(車海老の香草オイル焼き、銀鮭香草オイル焼き、又は和牛のステーキ)との宣伝文句に期待させられるが、
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ダイニング「穀厨」の窓の外には目隠しフェンスが設置されており、窓際の椅子に座ると全く見晴らしがなく、個室感覚もない単なる大食堂で、
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おまけに、テーブルには重箱と小鍋がすでに置かれており、朝食の用意かと間違うほどお粗末な演出。
重箱を開けた先附~お造りの内容の周りに、時計周りで後から出てきた洋菜(和牛のステーキを選択)以降の写真を掲載。
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メインの洋菜のなんと薄く小さなステーキに唖然、食堂の雰囲気が悪く、なぜか全て美味しく味わえなかった点は否めません。

この旅館の大浴場は1階と9階の2ヶ所にありますが、いずれも循環式で塩素消毒との情報あり、このコロナ禍の折、あえて入浴しませんでしたが、ご参考までに佳翠苑 皆実の大浴場の詳細は下の写真をクリックしてご覧下さい。
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1階大浴場(男湯)
尚、朝食(バイキング形式)は同じ食堂で済ませ、10時にチェックアウト。部屋付きの源泉かけ流し風呂(半露店)を除き、高評価する点は余りなかったが、お湯は非常に良かったと思います。