熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

四万温泉 積善館ブログ


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別邸・仙寿庵から約1時間半のドライブで、12時30分四万温泉に到着。町営の無料駐車場に車を留め、徒歩で四万川沿の「くれない旅館」の一階にある川魚料理「くれない」に、下図の四万温泉協会で入手の湯さんぽMAPご参照下さい。

平日というのに2~3組のお客が席の空くのを待っており(人気の高さでしょうか?)、20分程待たされやっと席が空き、名物の「湯むしうな重」を注文。1718しかしながら、値段の割に味はイマイチ...決してお勧めできる「うな重」ではないことをお伝えします。駐車場に戻る途中、千と千尋の神隠しでお馴染みの積善館本館前に。本館の創業は元禄7年(1694年)、日本最古の湯宿建築(群馬県重要文化財)と記されています。2119622今日のお宿、佳松亭(昭和60年建築)の入り口は別の所にある為、一旦駐車場に戻り、チェックイン前に四万ブルーで有名な奥四万湖見学へ、14曇り空の為コバルトブルーの鮮やかさが半減かも?その後、積全館 佳松亭へ、本館とは全く違う雰囲気の4階建ての建物にビックリ。516-17玄関入口からフロント、ロビーを経てラウンジへ、91011チェックインは、ラウンジ内の椅子に座り手続き完了後、13-1
館内の案内図(下)で、佳松亭の玄関・フロントは5階の位置にあり、山荘(3~4階)、本館(1~3階)まで、エレベーターで移動ができることや、お風呂の場所の説明を受け、3-15赤い破線の道順(上図)で、7階「松風の3」の部屋へ案内されることに。33
入室すると、部屋は12.5畳+広縁付きの広めの和室。  
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26入口を入ったところにトイレ、洗面所、内風呂もあるが、残念ながらこの風呂は温泉でなく沸かし湯。佳松亭間取図-2-261浴衣に着替え、元禄の湯へ向う前に、3つの館の位置関係を下図でレビュー、16-1佳松亭の7階からエレベーターで4階、鏡の廊下を進んで山荘のエレベーターで本館の2階へ、エレベーターを降りて名物の浪漫のトンネル(下)を進み、浪漫のトンネル赤い絨毯の本館2階の廊下から階段を下りて、本館1階のフロントへ。風呂他-42風呂他-38風呂他-43楽しみにしていた館内歴史ツァーは、コロナ感染拡大防止のため、残念ながら当分の間中止となっており、展示された資料も良く分からないまま一巡し、風呂他-44フロント前に戻ると、明治四十四年の日付で宿泊料の「定」とした掲示物を見つけ、特等 金参園~並等 金六拾五銭など、現在の価値でいくらになるのか、歴史を感じる料金表に興味をそそられます。 風呂他-35-1
元禄の湯の入り口はフロント前の外廊下を渡った所にあり、社の湯ー9
扉を開けると、タイル張の床に5つの石造りの浴槽が、アーチ形の大きくとられた窓から大正ロマンの雰囲気が感じられます。風呂他-39右手奥にシャワールーム、その横にはアーチ状の扉を持つ二つの蒸風呂入口(中に照明がなく真っ暗なため入室せず)、風呂他-40元禄の湯-70脱衣場は浴室と一体となった古い形式が残っています。風呂-47お湯は無色透明、無味無臭で少しヌルットした感じと、しっとり感もあり素晴らしい温泉です。お湯は浴槽の下から湧き出し、丁度適温に調整されています(浴槽ごとの温度変化はありません)。源泉の温度は64.0℃、Ph6.6のナトリウム・カルシウム-塩化物硫・酸塩泉と温泉分析表に表記。元禄の湯から一旦部屋に戻り、暫し休憩後、佳松亭5階の壮の湯へ、社の湯ー2社の湯ー1社の湯ー8-1内湯は大きな浴槽にゆったり浸かれ、洗い場面積もたっぷりと取られています。社の湯ー7露天風呂は2つの岩風呂に分かれており、いずれも元禄の湯と同じ源泉掛け流し。