熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

浅虫温泉(東北)ブログ


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2日目の朝、目を覚ますと天気は晴れ、台風9号は昨晩青森県を通過し北海道へ抜けたようで、台風一過の快晴です。9時にホテルをチェックアウトし、本州最北端の大間崎に向かいました。

津軽海峡を挟んで北海道がクッキリと見えています。写真右端は恵山でしょう。次の目的地「仏ヶ浦」訪問の為、佐井港へ向け出発。

約30分で佐井港に到着。幸いなことに10時30分発、仏ケ浦往復の高速観光船「ニューしもきた号」に空席があり乗船することが出来ました。(いつも団体観光客予約の為満員となるようです)

11時、仏ケ浦港着岸前の光景です。

仏ケ浦上陸後、ガイドによる岩の名前の紹介と道案内があり(屏風岩から一番奥の蓬莱山まで)、約2000万年前、海底火山の噴出物、白緑色の凝灰岩が隆起し、長年にわたる風雨による浸食によって、これらの神秘的な姿が誕生したと説明あり。

12時丁度佐井港に戻り、元来た道を大間崎へ引き返し、海峡荘にて昼食に予定していました待望の大間のマグロ丼に。

見かけは素朴ですが本当に美味しかったです。何というか...?、一般のマグロ臭さがなく、以外にあっさりした味で、お替り下さいと言いたくなるほどでした。大間崎から離れ15km程の地点でしょうか、北海道「恵山」の山肌までがクッキリと見える国道279号線上で、思わず望遠ズームでシャッターを切りました。今日のお宿、浅虫温泉椿館到着まで時間の余裕があったので、奥薬研温泉に立ち寄ってみることに。 

正式名称は、「奥薬研温泉・夫婦かっぱの湯」で、大畑川沿いにある、男女別の町営の温泉露天風呂。わざわざ山奥まで寄り道しましたが、残念ながらここは源泉掛け流しではなく循環式の温泉で、源泉の温度は63.5℃、低調性弱アルカリ性高温泉と説明があり、温泉は無色透明でかなり熱めのお湯でした。(立ち寄り湯は、恐山菩提寺の温泉の方が良かったかもです?、又恐山宿坊「吉祥閣」内には大浴場の温泉があることを知らされました。)14時を過ぎたので浅虫温泉へ急ぎ、椿館には16時30分に到着。木造二階建ての、かなり由緒のある老舗旅館の感じです。

旅館玄関       ロビー                                          廊下部屋へ向かう途中、明治天皇が東北巡礼の際、ここに泊まられたことを示す写真や、展示品を初め、ロビーから廊下に棟方志功の作品がいたるところに展示されています。案内係から、ここは版画家・棟方志功ゆかりの宿との説明を受け、2階、中庭の椿が良く見える廊下奥の10畳和室(213号室、八千代椿)に案内されました。早速浴衣に着替え1階の風呂場へ、館内配置図内風呂(上)、露天風呂(下)昔は椿の木の根元から温泉が湧いているので椿の湯と云われていたようで、9本の泉源が混合され現在も源泉掛け流しと飲用に利用されおり、源泉温度は74.5℃、Ph8.0の弱アルカリ性、源泉温度が高い為地下水を通年加水していると説明あり。内湯は適温でしたが、露天風呂は少し低めの為時間をかけてゆっくりと入浴。ただ、昨日と同様、露天風呂?には屋根と囲いがあり眺望は全く望めないところです。 食事の方ですが、夕食は1階個室の食事処で、食事内容は旅館にお任せシンプルステイでしたがすごいボリューム。メインの牛肉のすき焼きもまずまずの味でしたが、刺身盛り合わせのアワビが大変美味しかったです。最後に「うな重」が出てきたことには驚きです。もっとも全部は食べきれなかったことをここでお伝えしておきます。((1日目、下風呂温泉|    3日目、荒川温泉))