熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

土肥温泉牧水荘 土肥館ブログ


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3日目の朝は昨日と違い好天に恵まれ、②泊目の観音温泉をチェックアウト後、予定していなかった伊豆半島最南端、石廊崎の再訪問へ(2013年に訪問済み)、新しくできた下図の石廊崎オーシャンパークに車を駐め、

この駐車場からだと、徒歩約10分で石廊崎灯台に(以前の遊覧船乗り場の駐車場からの約半分の距離)。

灯台から断崖絶壁にある石室神社の先の熊野神社まで足を延ばし、伊豆七島を望む太平洋の大パノラマを期待したのですが、

朝と違いあいにくの曇り空となり、残念ながら一番近くの神子元島?が見えたかな~、という結果に終わりました。尚、伊豆七島展望図には大島・利島・新島・三宅島・式根島・御蔵島・神津島と記されており、雲がなければ見えるのでしょう。

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その後、県道16号線から国道136号線を1時間ほど北上すると、堂ヶ島公園手前で”洞くつめぐり遊覧船”の看板を見つけ、

遊覧船へ乗船することに。対岸に数多くの洞くつが見えてきます。これらの洞くつは凝灰岩(火山から噴出された火山灰が地上や水中に堆積してできた岩石)でできた海触洞くつで、遊覧船が入る天窓洞は中央の天井が丸く抜け落ちて天窓をなし、洞くつ内に光が射し込み水の色が神秘的な青色に(イタリア・カプリ島 青の洞窟の日本版?)、ただ季節・時間・天候により水の色が様々に変化するようです。洞くつめぐりを終え、今日のお宿③泊目の 牧水荘 土肥館へ、15時丁度、6階建ての建物前に到着。牧水荘 土肥館の創業は明治6年。歌人若山牧水がおよそ70泊もしたことから、牧水の名前を屋号にした老舗旅館のようです。フロントでチェックイン手続き後、ロビーを通り抜け、エレベータで6階へ、6階は源泉かけ流し半露天風呂付の601号(夕陽)、602号(御殿)、603号(朝陽)の3室のみで、予約済みのリニューワルされた601号室(夕陽)へ案内されます。入室すると、”なんだこれ~!”と言いたくなるような間取に唖然。(予約時はリニューワルの情報なし)踏み込み+8畳(主室)+6畳(控えの間)+和ベッドルーム4.5畳と、有効に使える広さが変に仕切られて、閉塞感のある狭い部屋部屋、リニューワルの意図が全く理解不能椅子も配置されてない主室8畳の窓からは、一応駿河湾は見られるが、
控の間の6畳はなんとも使いようのない無駄スペース?。半露天風呂へは控えの間からも行けるが、左の廊下からトイレ、洗面所を経てシャワールームから、
2人はゆっくり入れそうなサワラの木で仕上げられた、広い湯船の半露天風呂に、お湯につかる姿勢まで頭を下げると駿河湾が見え、入浴しながら夕陽の観賞が期待できそうです。源泉100%かけ流しのため、最初は熱くて水で冷やして入浴、お湯は無色透明で無臭、昨日の観音温泉のお湯の強烈な印象が身体にしみついており、ここの温泉の特徴は?、特に無く単純温泉としか言いようがありません。源泉分析表によると、源泉は土肥温泉(混合泉)、源泉温度57.8℃、㏗8.4、泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩、塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)と表記。尚、日の入りは18時58分と聞いていたので、 夕食を早めの18時に予約、1階の食事処へ、寝台車のような両サイドがカーテンで仕切られたワンブース内に案内され、テーブルには、アワビ踊焼、スキヤキ鍋、カニ盛、その他季節の前菜、小鉢が並べられており、着席すると、船盛が運ばれてきます。鯛や伊勢海老の頭がいかにも新鮮さをイメージさせていますが、何か刺身に新鮮さが乏しく、スーパーの店頭に出ていた刺身を盛りつけた感じ。しかも伊勢海老の刺身が二切れのみにショックを受けます。その後、食事、デザートまでに出てきた料理を左から並べています。食べきれないほどのボリュームでしたが、特に刺身の鮮度には改善を求めます。18時45分に夕食を終え、日の入り時間までに部屋に戻りましたが、西の空に雲が張り詰め、期待していた夕陽は望めませんでした。誠に残念 。テレビのない4.5畳の狭い和ベッドルームで就寝。翌朝、同じ食事処で朝食。目前で焼くアジの干物のほかは、豆腐の味噌汁が付いた一般の和食内容。昨日の伊勢海老の頭はどこに消えたのでしょうかね~。コロナ禍の中、今回も大浴場への入浴にはまだ抵抗感があり、この旅館内にある有名な「洞くつ風呂」や「大野天風呂」には結局行かずじまいでしたので、ご興味をお持ちの方は以下の「洞くつ風呂」の写真からリンク先をご覧下さい。