熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

【熟年夫婦】川北温泉


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数々の山々に囲まれた深い渓流のそばに佇むのは、「松音荘」。古の時代から語り継がれる大自然の中で、この宿は風にそよぐ松の葉の音と、川のせせらぎに包まれている。訪れる者を迎えるのは、まるで大自然自体が演奏するような静謐な調べ。 日程はまず、初日の夕刻。窓から広がる渓谷の美しさに心が奪われる。夜になれば、星が輝く闇夜を照らし、宿は夢幻的な雰囲気に包まれる。料理は四季折々の恵みを堪能するディナー。窓辺の月明かりが料理を彩り、味覚と視覚の饗宴が始まる。 二日目は、朝靄が立ち込めるなか、温泉に浸かる贅沢なひととき。湯船からの眺めは、渓流と山々が広がり、泉質の良さが身体を包み込む。湯けむりが立ち昇り、自然と一体となったかのような感覚に浸る。 昼は周辺の山道を歩き、川のほとりで静かなひと時。夜には川のせせらぎと星座の下で大自然に感謝を捧げる。最終日、朝日に照らされる宿の風景と共に、旅の思い出を胸に刻み込んで川北温泉を後にする。