熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

【熟年夫婦】イエローストーン国立公園


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イエローストーン国立公園(4日目)4日目の朝、アルパインモーテルをチェックアウト。(1)昨日の夕食と、今朝の朝食でお世話になった隣の中華料理店を後に、(2)(6)ウエスト・イエローストーンの街を通り抜け、イエローストーン西ゲートに向いました。取り敢えず、ノリス・ガイザー・ベイスンの見学からスタートし、下図の赤線のルートで公園を巡る事にしました。IMG(yell)ノリス・ガイザー・ベイスン(ノリス間欠泉地帯)入り口(28)ミュージアムを通り抜け、まずは、北側に位置するポーセライン・ベイスン(一周800m)へ、説明によると、ガラスの主成分である二酸化珪素(シリカ)が、イエローストーンでは最高濃度に溶け込んだ温泉水で、ミルーキーブルー色の間欠泉(PH2~3)が散在しているようです、日本では九州、別府の鉄輪温泉の泉質と良く似た強酸性の温泉水かも?です。尚、英語でPorcelain(ポーセライン)とは、磁器の意味でガラス(シリカ)に関係することから、ここはPorcelainと名付けられたのではないかと、自分なりに想像しています。1sc00地図上のPorcelain Basin Overlookからの眺め。(12)(13)もう、硫黄の臭いが凄いです。続いて木道を進んでいくと、興味深い「Living Thermometer」の表示がありました。(14)(16)日本語に訳すと、「生きている温度計」です。その意味は、プールから溢れ出た温泉水の、高温度領域で生息するバクテリアによって、色が変化することから(赤褐色は50~60度、グリーンは38~50度)、逆に、色によって温泉水の温度が判別出来るという説明でした。その後、バック・ベイスンに移動しました、このベイスンは森の中に間欠泉が点在しており、ポーセライン・ベイスンとは、趣が異なっています。最初に遭遇するのはEmerald Springです。(37)(18)綺麗なエメラルド色を撮影しようとしましたが、沸騰水の蒸気で殆ど見えません。世界最大の間欠泉、Steamboat Geyser、吹き上げ高さは90m以上、ただ吹き上げが不定期で、いつになるか分からないと云われています。(現在は蒸気のみ)(20)さらに奥のCistern Spring (地下ではSteamboat Geyserと繋がっているらしく、Geyser吹き上げ後は、Cistern Springが干上がってしまうそうです)(25)蒸気の隙間から沸騰水の底が見えそうです。(21)最後の写真は、Echinus Geyserです。日本語に訳すと、ウニ間欠泉ですが、どうみてもウニには見えませんでした。ノリス・間欠泉地帯では、高温で湧き出る沸騰水と、水蒸気の凄さに圧倒されました。又水蒸気の合間から見える透き通った温泉水の、なんとも神秘的な色に感銘を受けました。ノリス・ガイザー・ベイスンを後に、次の訪問先であるマンモス・ホット・スプリングスに向っています。(43)山はともかく、道路の近くにも、未だ雪が残っていました。ルート案内に沿って道路を進むと、約40分ほどで、Liberty Capに到着します。(47)フランス革命や、アメリカ独立運動でも、解放のシンボルとして用いられたLiberty Cap(自由の帽子)に、似ていることから命名された石灰の沈殿岩(英語ではトラバーチンと呼ばれており、鍾乳石の類)。高さ11mに達しているが、すでに温泉水は涸れてしまっているとの由。この地域は、火山岩で覆われた他の公園内の地域と違い、何百万年も前に堆積した石灰岩(海の底であった時代)によって、湧き出る温泉に石灰分がとけ、マンモス・ホット・スプリングスのテラスを形成したと説明されています。Riberty Cap は、マンモス・ホット・スプリングスの入り口に位置しており、傍にあったマンモステラスの案内図により、まずはPalette Springから(49)MPalleteは、絵の具のパレットの意味らしいです。(50)ここでも 「living color(生きている色)」の説明書きがありましたが、色は高温で生きているバクテリアそのものらしいです。その後、車でOverlookへ、ここの源泉の温度は最高73度とのことです。Clip 2(2)Canary Springのテラスです。 Clip 2(10)ここでも生きているバクテリアが盛んです。色は、高温側から、黄色、オレンジ、茶色、そして緑色の順に温度が低くなっているようです。(54)最後は、Upper Terrace Driveの中間地点で見た、オレンジ色のバクテリアで覆われたOrenge Spring Moundです。  次の訪問先、キャニオン・ビレッジへ向う途中、溶岩流が冷えて固まった柱状節理が、イエローストーン・リバーの対岸に、侵食によって露出していました。正に黄色い岩肌で、イエローストーンの名前の由来が理解できます。Clip 2(1)Tower-Roosevelt近くのTower Fallにも立ち寄りました。結構な落差を感じましたが、落差は40mでした。Clip 3(1)道路わきに、雪が未だ融けずに残っている標高3,000m級のMt.Washburnを越へ、Clip 3(3)グランドキャニオンを見下ろす所までやってきました。Clip 3(38)ここで、Heart of the Caldera(カルデラの中心部)の標識が出てきました。もう少し南にいくと、地下には大量のマグマが堆積しているよ、と、東側の山の尾根は巨大クレーターのリムと説明されており、大昔は高温ガスや溶岩が噴出した危険箇所。今でも、地盤が不安定で、地質学者がWashburn Hot Springs近くで火傷を負ったことがあると記されています。Clip 3(7)キャニオン・ビレッジ到着と同時に物凄いサンダーシャワーに見舞われました。イエローストーン・グランド・キャニオンの写真ですが、雨の為景色がぼやけています。Clip 3(25)アーティスト・ポイントから、雨上がりのLower Fallsと渓谷。Clip 3(12)滝とカラフルな渓谷面をみて、感動していたところ、観光客を引率してきた、イエローストーンの制服がよく似合うガイドから、グランドキャニオン国立公園の侵食は、コロラド川のみによるものであるが、ここイエローストーン・グランドキャニオンは、氷河、風雨など、川による侵食のみではないことを強調していました。又、大きさはグランドキャニオン国立公園の7分の1であるが、楽しさはカラフルさも含め7倍あると、面白いことを盗み聞きしました。Clip 3(26)その後、Upper Fallsへ、落差は33mです。Clip 3(15)次の訪問先、マッド・ボルケーノに向う途中で、野生のバッフォローと遭遇。Clip 3(40)Fountain Paint Potと、その周辺にある活発な泥湯です。Clip 3(19)