熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

アーチーズ国立公園の日帰り入浴


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アーチーズ国立公園(8日目)今日からアメリカの大自然を代表するグランドサークルを7日間かけて巡ります。まず最初は「インディー・ジョーンズ/最後の聖戦」の映画で有名になった、2000を越える自然のアーチが集まったアーチーズ国立公園です。公園の入口からビジターセンターを越え、坂道を少し上がった所に「Moab Fault(モアブ断層)」の説明ボードを見つけました。MoabFault

「You are here」の、今いる東側サイドは600万年前にモアブ断層(ほぼ191号線付近)に沿って、792mも陥没したことが述べられています。先程、191号線でモアブのホテルに向う途中、進行方向右手に見えていた赤色の砦のような壁は、陥没前の高さの西側サイドであったことが分かりました。又このボードから、表層部の赤色の石はEntrada Sandstone(エントラーダ砂岩)、その下には比較的白いNavajo Sandstone(ナバホ砂岩)の層があることを教えてもらいました。

arch1

ビジターセンターからの坂道に赤い城壁のようなEntrada Sandstoneが暫く続き、そそり立つ壁の高さに圧倒されます。

arch2

機械的に削り取られたような表面が不思議でなりません。公園一番奥のDevils Garden(約33Km)まで、下図の赤い線に沿って、とにかく車を進めることにしました。

ArchesMap3

坂道を登りきって少し進み、Park Avenueの岩山が見えてきました。

park5

さらに5分ほど進むと、有名なCourthouse Towersに近づいてきました。周りの岩にもそれぞれ名前がつけられているようです。

arch10Courthouse Towers前で車を停め、暫し見学。コート近くのSheep Rockの前に面白い説明ボードがありました。cats4「アーチの盛衰」との表題で、アーチにも生き物と同じようにライフサイクルがあり、風化と侵食によって何れは崩壊すると...砂岩の宿命か?左手には無数の岩山、砂丘1右手には砂丘(古砂丘)の景色が続き、砂丘2不思議な形のBalanced Rockの前を通り過ぎ、 arches 20THE WINDOW SECTIONへwin5Double Archを含め無数のアーチが集結、徒歩で行けるトレイルも整備されているようです。続いて進むと、Salt Valleyが見渡される所に来ました、ボードの説明書きを見てみますと、cats6岩塩層※の上に堆積した砂岩の重さによって、岩塩層の弱い箇所がドーム上に隆起し、砂岩の表層部に亀裂が入り、雨が浸透して、隆起した岩塩層部を溶かし、結果として砂岩が陥没、Salt Valleyが誕生したと説明されていました。ところで、今我々が見てきたアーチは、Salt Valley傍にある亀裂が生じた砂岩群(〇印)の侵食過程中のものであることを教えられました。※太古の昔、この地は海底であったようで、その後地球の大変動(隆起、陥没の繰返し)によって、溜められた海水が蒸発して岩塩層が出来たとされている。その後Delicate Arch Viewpointへ、d-aViewpointから2.4Kmのトレイルが付いています19時30分、終点のDevils Gardenに到着(入口から1時間半のドライブでした)。devi2ここでUターンして戻ります。(明日は、Devils Gardenのトレッキングを計画しています)以下の写真は、帰路、たまたま夕日に映える侵食した石柱群が綺麗に見られ、撮影しました。returnreturn1return2最後の写真は、夕日を受けたPark Avenueです。parkここで20時になりましたので、ビジターセンターへの入場をパスして、ホテルへ戻りました。((6月9日(I-70 Toward Moab) | 月10日(Arches NP-2)))

*1:トップページへ 思い出に残る車の旅(北アメリカ編)