熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

丸駒温泉旅館 ブログ


熟年夫婦シリーズサイトを見る

北海道の深い冬、銀世界に包まれた丸駒。その中に佇む、温泉の湯けむりが漂う「丸駒温泉旅館」に、私たちは訪れた。 館内に足を踏み入れると、ふわりと温かな空気が迎えてくれた。木のぬくもりが感じられるロビーでは、心地よい静寂が漂っている。風情ある調度品が配置された部屋に案内されると、そこにはまるで別世界のような雰囲気が広がっていた。暖炉の火が揺らめき、床暖房が足元から心地よい温かさを運んでくる。 夕食の時間、レストランに足を運ぶと、季節の恵みがふんだんに使われた料理が並ぶ。海の幸、山の幸、そして地元の食材が織りなす料理は、目でも舌でも楽しむことができる芸術品だった。一口頂くたびに、北海道の自然の恵みを感じることができる。 そして、待ちに待った温泉の時間。丸駒温泉旅館の温泉は、まるで体の芯から温まるような効能を持っているかのようだ。温泉に浸かりながら、外の世界の寒さを忘れる。身も心も癒される至福の時間だった。 翌朝、窓の外にはまだまだ雪が積もっている。朝食をいただきながら、窓からの景色を眺めると、北海道ならではの美しい風景が広がっていた。その美しさに心が満たされる。 丸駒温泉旅館での滞在は、まるで時間の流れがゆっくりと止まったかのような感覚だった。北海道の大自然と温泉の癒しに包まれながら、心身ともにリフレッシュする贅沢な時間を過ごすことができた。この静寂と温もりが、私たちの心にずっと残ることだろう。