熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

福地温泉Ⅳ-1(奥飛騨)


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前回6月中旬に訪問した奥飛騨温泉郷 福地温泉 長座で、同じ地区内の姉妹館であり、且つ評判の良い宿として囲炉裏の宿 かつら木の郷の紹介を受け、この度(9月初旬)福地温泉を再訪問。かつら木の郷は下のイラストからも分かるように、すべての客室が渡り廊下で結ばれた離れ家タイプとなっています。
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(ただ今回、前日に濁河温泉で宿泊の予約をしていましたが、9月4日の台風21号の影響で未だに停電状態が続いたため、急遽予約をキャンセル、この福地温泉で2連泊することとなりました。奥飛騨温泉郷も殆どの地区が停電中でしたが、ラッキーなことにこの福地温泉のみが停電を免れていました。)

かつら木の郷の入り口は長座とよく似た雰囲気ですが、門まで車で乗り付けできる道が簡単に分かり、門前に到着するとテレビカメラが設置されているのか?、中から宿の従業員が出てきて荷物を中まで運んでくれます。
 
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門を入りエントランスを進み母屋の玄関暖簾をくぐると、
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眼前に古民家特有の囲炉裏の間が...約150年の歴史がある豪農の館を移築されたそうで、
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左には帳場(フロント)があり、右手には黒い梁組でつながった吹き抜けの高い天井が囲炉裏の間と、応接セットの置かれたロビーへと続いています。
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ロビーの奥の扉の向こうは大浴場への通路、手前の暖簾が掛けられた部屋は渡り廊下の起点にある読書室となっています。
囲炉裏の間及びロビーが混んでいた為、我々はこの室でチェックイン手続きを終え女性用浴衣を選択後、
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下図の渡り廊下を矢印の方向に進み、初日の一泊目は御母屋から一番近くの離れ家 黄樹庵(203号室)に案内されました。
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部屋の中に入ると天井に黒い梁が組まれた囲炉裏の間6帖、奥に本間10帖の二間続きの落ち着いた雰囲気の純和室。
囲炉裏の傍には予備の炭も用意されており、実際に火を付けて楽しめます(但し、室内の換気扇を必ず入れてからと念を押されますが)。
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大浴場の入浴時間は15時より翌日10時までと説明を受け、ロビー奥の扉から廊下を進み、二つ目の階段を上がったところが男女別の浴場入口となっています。
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男湯の暖簾をくぐって脱衣場からヒノキ風呂へ
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扉の外は岩の露天風呂、真中にも大きな岩が横たわっています。
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入口の温泉の説明で、「2本の源泉を引湯しているため湯の花による濁り湯と、透明に近い湯船になることがあります」と書かれていましたが今日は無色透明。入浴してみると、癖のない肌にやさし~いお湯でヌルとまではしてないがツルとした感じです。尚、温泉分析表によると源泉温度は46.3℃、ph6.9で泉質は単純温泉(中性低張性高温泉)と表記あり。
入浴を終え、湯上り後の水飲み場に行くと興味深い注意書きに□■□■□■□■□!
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福地温泉は、大昔海の底にあったと説明されていますが...エーホント?。

夕食は御母屋の売店横の暖簾をくぐり、廊下に面して並ぶ囲炉裏のある個室の食事処で、
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料理は厳選飛騨牛の炭火焼ステーキをメインに、五平餅、川魚の炭火焼を含む山里風創作懐石料理を食しました(いずれも薄味で素材の味が生かされています)。
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食事後部屋に戻ると、囲炉裏の間から眺める本間にはすでに床が引かれ、就寝の準備が整った純和室の雰囲気は悪くないのですが、この部屋に小さくてもチョット腰を掛ける椅子がほしいところです(翌日アンケート用紙に椅子設置のお願いを記入)。
そういった意味で明日は数ヶ月前から予約済の、ソファーの置かれた部屋がある古民家一軒家タイプ【欅家】への宿泊を楽しみに床に就きました。