熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

赤湯温泉 御殿守に宿泊。大きな石をくり抜いた珍しい風呂や桧風呂等、湯めぐりも結構楽しいもので、何よりも豊富な湯量と泉質に大満足です。

今回もふるさと割りクーポンを利用して、山形及び新潟県の温泉の旅、4泊5日(平成27年11月28日~12月2日)を計画しました。出発は大阪伊丹より新潟空港まで飛行機を利用し、0地点新潟空港からレンタカーを借りて、下図④地点の各温泉宿青いルートに沿って巡りました。尚、赤字の箇所は立ち寄りスポットです。

山形
大阪伊丹空港ゲート15、新潟行きJAL2243 10時25分発に搭乗。
伊丹4

伊丹5
定刻の11時30分、新潟空港に到着後予約済のレンターカー(ホンダフィット)で、地点の赤湯温泉に向け出発。
20151128114336(1)
新潟空港より約3時間のドライブで、赤湯温泉近くにきましたが、チェックインの時間まで少し早いので、熊野大社に立ち寄ってみることに。
熊野大社6
 入口から左手の急な石段を登ると、
熊野大社1
まず最初に見かけるのが「湯殿山神社」や「月山神社」、
熊野大社2
他にも願い事を叶える30柱の神様がこの大社に分霊されているとの由。
階段を上り詰めると、古さ故なのか顔が崩れた狛犬と遭遇、
熊野大社6
その背後には、1200年前の建造物と言われている厳かな茅葺きの拝殿が現れます。 
拝殿には皇室と関わりの深さを表す、菊の御紋や五七の桐が屋根の上部に取り付けられいます。又、換気のためか二重の茅葺き屋根となっている珍しい形状が興味を引きます。
熊野大社4
拝殿の横を通って本殿へ向かう途中、30の神様のうち、八幡神社愛宕神社、保呂羽神社、羽黒神社、菅原神社ならびに稲荷神社等のミニチュア版が立ち並んでいます。
熊野大社12
拝殿の奥には三つの神社があり、中央が本殿の「イザナミノミコト」、左が「スサノオノミコト」、右が「イザナギノミコト」が祀られており、 
熊野大社14
この右端にありました伊勢神宮のミニチュア版までも!!!
熊野大社13
本殿の裏に回ると、三兎招福と、うさぎが三羽隠し彫りされている彫刻に、そのうさぎを全部見つけると願いが叶うといわれていますが、
熊野大社15
熊野大社18
cats6
一羽目、二羽目はすぐに見つかたのですが、三羽目はそう簡単には見つかりません。しかも、最後の三羽目を人から聞いて見つけたり、人に教えてしまったりすると、ご利益がなくなってしまうと言われているので誰も教えてくれません。残念ながら周りも暗くなってきたため、探すのを諦めて今日のお宿、赤湯温泉 御殿守に向かいました。
名前から想像していた建物とは違い、シティーホテル並みの外観です。
御殿守3
御殿守の建物と玄関
御殿守5
フロント&ロービー、ラウンジ
案内された部屋は東館3階の和室(10疊)
御殿守6
                          大きな画面のテレビ
御殿守7
案内係りからの説明によると、開湯は約900年前、源義家の弟、源義綱が発見したとされる。家臣達がこの温泉で傷を癒した際、傷から出た血でお湯が真っ赤になったことから、赤湯と呼ばれるようになったそうで、ここ御殿守は創業380年の上杉家の旧別荘「赤湯御殿」として利用されてきた歴史を誇るとのこと。
風呂場には、5つの風呂の東湯、6つの風呂の西湯、さらに貸切湯の12の風呂があり、東と西は夜12時で男女入れ替え制となっています。
御殿守8
全部の風呂に入ってみたい欲望のため、少し落ち着かない面もあるが、大きな石をくり抜いた珍しい風呂や桧風呂等、湯めぐりも結構楽しいもので、何よりも豊富な湯量と泉質に大満足です。尚、源泉の温度は60.4℃、Ph7.3(中性)と記されていました。
夕食は個室の食事処で、
御殿守14
御殿守15
米沢牛の石焼き」と「山形牛のすき焼き」を中心とした会席料理「山の幸・雅膳」でした。

2日目、瀬見温泉

瀬見温泉 七宝倶楽部へ。大浴場、露天風呂も、もちろん源泉かけ流しですが、特に特徴のないさらりとしたお湯で、温泉分析表には源泉温度61.6℃、Ph7.4と表示。

2日目の朝6時に起床、早速風呂場へ、今日は西湯が男性用で6つの風呂の湯めぐりです。

御殿守20

1つの風呂に3分浸かるとしても最低約18分はかかります。4つの露天風呂は豊富な湯量の源泉かけ流しで、中でも一人用の丸太風呂は一番温度が高い温泉でした。

 

朝風呂の後、朝食は1階の大広間で和定食、土曜日の為か、団体客が多く大変混雑。ただ館内には、食後のコーヒが飲める喫茶室やラウンジ、民話の部屋等があり、コーヒをゆっくり楽しんだ後、ラウンジ奥の上杉家の歴史に触れる「時の倉」や、戦国時代の甲冑の展示や試着も可能な「甲冑の倉」へ入ってみました。鎧兜は全て紙でできているそうです。

御殿守31
又中庭に出ると、 
御殿守
御殿守のパワースポットと言われている横穴式井戸「龍穴洞」や、「花見の足湯」への散策道があり、そのすぐ北側に山形県の桜スポット「烏帽子山公園」と隣接していることが分かりました。

 ※ 昔、水の確保や野菜の保管など冷蔵庫代わりにも使われていたようです

チェックアウト後、場所的にはすぐ近くなのですが、車では回り道をして烏帽子山公園へ、公園の奥に進むと、烏帽子山八幡宮があり巨大な石造大鳥居に、

大鳥居
烏帽子
烏帽子山から掘り出された継ぎ目の無い一本岩から造られた大鳥居(総高10.75m 、笠石12.7m、柱心間7.65m)で. 南陽市文化財にも指定されているとのことです。

さらに赤湯温泉街が一望できる場所に来ると、烏帽子山の名前の由来になったとされる烏帽子岩が置かれています。ただ、誰がどのようにこの場所に運んだかは不明です。

烏帽子2
神社は改装中のため、立ち入りせず赤湯温泉街に引き返し、地点の瀬見温泉に向け出発したのですが、赤湯温泉を離れる前に、昨日の三羽目の兎がどうしても気に掛かり、熊野大社に舞い戻ることに。

昨日と同じ場所に着くと、アレ~昨日の顔ぶれが、挨拶はすれどもお互いに教え合えない異様な雰囲気の中、一時間ほどかけて探しましたが、二羽の兎以外、三羽目はどうしても見つけられませんでした。
兎5
予定外の時間を費やした為、新庄市観光の計画は取りやめ、山形新幹線の始発駅となっているJR新庄駅にのみ立ち寄ってみることに。
山形3
2時間半のドライブで、モダンなガラス張りのJR新庄駅に到着。
山形駅1
駅構内に入ると、新庄祭りの山車の展示と、ユネスコ無形文化遺産候補に!!と表示の、のぼりが...
山形駅2

新庄祭りの山車は、歌舞伎の名場面や歴史上の物語の決定的瞬間を再現したもので、毎年各町内の若者たちがそれぞれ工夫を凝らして作り上げているようです。

観松館14
玄関、フロント&ロビー
予約済みの温泉付き客室「七宝倶楽部」(しっぽうくらぶ)~里の山桜~へ案内され、          
10畳和室で
観松館4
左の囲いの中に陶器のお風呂と
観松館3
そしてマッサージチェアー付き
観松館2
窓の外には薄らと雪化粧の山々が...(昨日雪が降ったようで~)
観松館5
大浴場、露天風呂も、もちろん源泉かけ流しですが、特に特徴のないさらりとしたお湯で、温泉分析表には源泉温度61.6℃、Ph7.4と表示。
観松館12
cats100
夕食は個室の食事処で、
観松館7
観松館6
事前に並べられた料理長特選料理、この他、山形牛の包焼き、温もの、あみ焼き等、食べきれないほどの量。夕食後部屋に戻りましたが、磁器のお風呂のかけ流し湯の流れる音が結構やかましく、温泉の流れを止めることになり、温泉風呂付きの部屋も良し悪しです。新庄祭りは、藩政時代の宝暦6年(1756年)、藩主戸沢正諶(まさのぶ)が前年の大凶作でうちひしがれている領民に、活気と希望を持たせ豊作を祈願するため、戸沢氏の氏神である城内天満宮の「新祭」を、領民あげて行ったのが起源との由。
駅構内は山車の展示などで賑やかな様相でしたが、今日のお宿、瀬見温泉、ゆめみの宿観松館へ向かう駅前通りの商店街は、シャッター通りと化しておりモダンな新庄駅とは対照的な光景です。
30分程で、観松館に到着。

    湯田川温泉 九兵衛旅館に宿泊。源泉の温度は42.2℃、Ph8.7のアルカリ性、加温はされているようですが源泉かけ流し、 泉質は透明であまり癖がないやわらかい感じの気持ちの良いお湯です。

     3日目の朝、瀬見温泉 観松館を10時に出発。
    観松館30
    最上川芭蕉ライン舟下り」に向かいました。
    後で分かったことですが、最上川舟下りには
    この「芭蕉ライン」を含め「義経ロマン観光」と、さらに川の上流の方に
    「三難所舟下り」3つのコースがあったということです。昨日、赤湯温泉から新庄までのドライブ途中で、村山市「三難所舟下り」が体験できたのに通り越してしまったことを残念に思いながら...、
    舟下り
    30分程で古口港の最上川舟下り乗船所に到着、昔の戸沢藩古口船番所を再現された門をくぐって乗船券売り場に入り,
    舟下り2
    10時50分発、リバーポート行き定期航路(12Km)約1時間の乗船券を購入(同時に下図の見所マップを入手)。
    舟下り18
    出発5分前に女性のガイドさんの案内で舟下り乗船場へ、その途中で芭蕉姿の人形が...、「五月雨を集めて早し最上川」の有名な俳句を思い出します。その昔、芭蕉もこの古口から舟下りに乗船したそうです。
    舟下り19
    眼下に乗船場が見えてきました。
    舟下り3
    今日の乗客8名で舟下りスタートです。
    舟下り4
     
    乗船後すぐに「柳巻の急流」を通過(水深12~15mと最上川では最も深い所)、

     舟下り8
    源義経が平泉に逃げる際に馬のクツワを洗ったといわれている「轡滝」、その他48の滝があるようです。
    舟下り18
    20分程で水上コンビニエンス・ストアーへ、明日からは冬季休業に入るとのこと。玉コンニャク1本150円を注文。
    舟下り10
    その後、大きく蛇行する最上川を下り、 
    舟下り16
    源義経にゆかりのある仙人堂(縁結びの神社)を通過。
    舟下り12
    終点近くにある、日本の滝100選の一つ、最上四十八滝中最大の瀑布・落差120m「白糸の滝」を観賞。
    舟下り1
    約50分の乗船で終点のリバーポートに到着。
    舟下り14
    古口港に車を駐車のため、路線バスで戻り、昼食を済ませた後、リバーポート近くの樹齢千年前後といわれる天然杉の巨木で有名な「幻想の森」に車を進めましたが、
    20151130132636(4)
    一昨日に降った雪が残っており、奥に進むにつれ積雪量が増してくるため、残念ながら途中で引き返し、今日のお宿、湯田川温泉 九兵衛旅館へ。

    15時30分湯田川温泉に到着。旅館そのものが幹線道路に面していないため探すのに苦労しましたが、地元の人のアドバイスで、車を旅館専用駐車場に置き、荷物を抱え2~3分の徒歩で、なんとか旅館に辿り着くことができました。
    九兵衛
    九兵衛旅館玄関
    九兵衛1
    九兵衛2
    フロント&ロビー
    案内された部屋は、2階の和室(10畳)、清潔感のあるきれいな部屋。
    九兵衛3
    早速温泉へ、山の湯と、川の湯の2カ所があり午後8時で男女入れ替え制。
    九兵衛7
    山の湯(露天風呂併設)
    九兵衛9
    川の湯(金魚を眺めながら)
    源泉の温度は42.2℃、Ph8.7のアルカリ性、加温はされているようですが源泉かけ流し、 
    泉質は透明であまり癖がないやわらかい感じの気持ちの良いお湯です。

    夕食、朝食共個室の食事処で、
    九兵衛6
    夕食には、冬の日本海の味覚、ズワイガニの膳を食しました。

    瀬波温泉 椿の宿・吉田やに宿泊。浴槽は濾過を使用しない循環式、最後にレオネジラ菌予防の条例により消毒が義務付けされていると記載あり。

    4日目の朝を迎えました。曇り空ですが雨は降っていません。
    今日は酒田市観光ボランティア・ガイドと山居倉庫前で10時に待ち合わせのため、8時45分に九兵衛旅館をチェックアウトし、

    山形11
    約1時間で山居倉庫に到着。ガイドさんの車に乗せてもらい、先ずは本間家旧本邸前へ、
    酒田2
    資材を投じて酒田発展に尽くし、「本間様には及びもせぬが、せめてなりたやお殿様」という歌も詠まれるほどに栄華を誇った日本一の大地主。


    続いて、北前航路で財をなした酒田を代表する廻船問屋、旧鐙屋(きゅうあぶみや)前へ、

    酒田3
    代表的な旧家を後に日和山公園へ、公園手前にどこかで見たような建物、映画「おくりびと」の撮影現場となった場所でした。
    酒田4
    日和山公園は、日本の都市公園百選にも選ばれる酒田港を見下ろす絶好のロケーション。最上川と隣接の酒田港、その昔、北前船の発着で賑わったことでしょう。
    酒田8
    日本で最古級の木造六角灯台も見られます。
    酒田5
    その後、相馬樓へ、
    9913e985-s
    北前船によって運ばれ、東北の地に根づいた「京文化」として、江戸時代から酒田を代表する料亭の「相馬屋」を修復、今では舞妓茶屋として舞妓さんの踊と、食事を楽しむことができるようになっている。見学のみで入館(撮影禁止)しましたが、思いもよらなかった酒田の舞妓さんにも出会うことができました。
    尚、ここ酒田では現在1、2を争う観光スポットとなっているようです。ガイド時間も1時間を超え、急遽山居倉庫に戻ってきました。
    酒田9
    現在も12棟の倉庫が残っており3棟は「庄内米歴史資料館」、「酒田市観光物産館 酒田夢の倶楽(くら)」として一般公開されている。残りの9棟は現在も現役の農業倉庫となっており、米の収容能力は、10,800トン(18万俵)。
    酒田14
    白壁、土蔵づくりからなる倉庫は、夏の高温防止のために背後にケヤキ並木を配し、内部の湿気防止には二重屋根にするなど、自然を利用した先人の知恵が生かされた低温倉庫と説明を受けました。

    酒田市内1時間半のガイド付観光を終え、次の訪問先、12時半予約済みの人気のイタリア料理店、庄内のアル・ケッチアーノ に、
    アル11
    ランチコースを注文、
    アル10
    cats50
    食事中、有名な奥田チェフが各テーブルまで挨拶に来られ、
    自然の味を生かしたイタリア料理と説明があり、確かに濃い味付ではなく、薄味で全て美味しく完食。

     昼食後343号線を南下し、今日のお宿、瀬波温泉 椿の宿・吉田やに。途中で有名な景勝地笹川流れを通過しましたが、曇り空で風が強く、波も高い為、残念ながら遊覧船は欠航。

    1笹川流れ
    1笹川流れ2
    2時間半のドライブで、16時椿の宿・吉田や到着。
    吉田や18
    玄関、フロント&ロビー
    予約済みの2階、半露天風呂付客室(和室8畳・ダイニング・ベッドルームの3室と檜の半露天風呂)に案内され、
    吉田や1
    吉田や19
    部屋の間取り&3室
    部屋は広くて快適なのですが、ただ、檜の半露天風呂の扉を開けると、消毒剤の匂いが充満しており、源泉かけ流し風呂を求めてきた我々にとっては、とても入浴できるものではありませんでした。隣には瀬波温泉元湯があり、JTBや、じゃらんなどの予約サイトには源泉かけ流しと表示されていたのに~???

    疑問を感じながら大浴場へ、内湯は程度の差はあれ、やはり消毒財の匂いがあり、露天風呂のみに入浴。
    吉田や21
    吉田や20
    浴場内の説明書きを読むと、源泉温度は92℃、Ph8.9のアルカリ性、加水はあるものの、源泉かけ流しの放流式と明記されているが、浴槽は濾過を使用しない循環式、最後にレオネジラ菌予防の条例により消毒が義務付けされていると記載あり。訳の分からない方式で、とにかく消毒剤の匂いには閉口。
    夕食、朝食共部屋のダイニングルームで、夕食は、5人前はあろうかと思われる船盛をはじめ、揚げ物、焼き物、鍋物など、我々2人では到底食べきれないボリュームでしたが、この量を2人でたいらげるお客がいることを聞いてビックリ、新潟の人々には標準量なのでしょうかね~?
    吉田や22
    吉田や23

    瀬波温泉-村上(上信越)

    5日目の朝、晴天に恵まれました。
    帰りのフライトまで時間がある為、今日も観光ボランティア・ガイド(村上市)に予約を取り、10時に村上市役所前で待ち合わせ、早速、鮭の遡上で有名な三面川へ。

    村上1
    一括採捕(いっかつさいほ)の鮭漁前
    鮭漁に次の3つの方法(一括採捕、居繰網漁及びテンカラ漁)があることの説明を受け見学に、
    鮭漁
    テンカラ漁実施中。
    20151202101518(1)
    この一括採捕鮭漁前に「三面川鮭産漁協」のふ化場があり、
    20151202100927(3)
    村上19
    建屋の中では、はらこ(いくら)や鮭の販売も行われています。
    20151202102618(2)
    これらはオス鮭の値札で、メス鮭はイクラを取り除いた後は1匹100円の値札でした。但し、脂の乗った美味しい鮭は、遡上前の海で捕獲されるとのことで、遡上の鮭は鼻や口が曲がり、脂おちして美味しさに欠けると耳元でガイドより囁かれました。
    約30分の見学を終え、市役所前に戻り車を駐車後、徒歩で市内の散策に。 
    20151202104107(1)
    市役所前から見える山の上には、その昔村上藩主の居城、村上城(焼失)がそびえ立っていたようです。
    一筋町中に入ると出てきました、鮭とばのお店や工場が、それぞれ中に入って見学後、
    20151202105542(1)
    さらに奥へ進むと黒塀の小路が、城下町らしい昔ながらの景観に戻そうと、平成14年住民発意で始まった黒塀プロジェクトで、黒塀1枚千円運動で寄付を募ったそうです。
    cats80
    ここから市役所への帰り道、鮭とばの老舗、「きっかわ」へ案内され、
    村上4
    何本の鮭が吊るされているのでしょうかね?
    20151202114927(2)
    神戸からの訪問者ということで、吉川社長が出てこられご夫妻と面談しました。尚、社長夫人は神戸のご出身のようで、とても寒い所ですと笑いながらおっしゃていました。
     20151202115328(1)
    2時間のガイドが終わり、市役所前駐車場から昼食のため四川飯店へ、
    村上5
    約4年前の訪問時に食べた陳麻婆豆腐の味が忘れられず、今回の再訪問を計画済み。
    cats91
    注文の陳麻婆豆腐定食(かなりのボリュ-ム)
    4年前ほどの感激はありませんでしたが、やはり山椒の辛さと味付けは天下一品です。ご飯のお替り自由と聞き、エーこのボリュームに~? 昨日の夕食の量といい、地元の人の大食いぶりには驚嘆です。
    全部は食べきれずに満腹となり、ここで今回計画した旅行訪問先の全ての行程を終え、予約の帰り便(15:30発)搭乗の為、新潟空港へ。レンタカー返却時、今回の全走行距離は568,9kmとなりました。

    追記
    酒田市の観光はも少し時間があれば良かったのですが...、もう一度チャンスを見つけ、ゆっくり時間をかけて巡ってみたいと思っております。
    東北で豊かな町並みと京文化が運ばれた酒田に魅力を感じました。
     

    六日町温泉(上信越)

    今回も「うまさぎっしり新潟の旅」に応募し、1月26~30日(4泊5日)で温泉の旅を計画しました。
    いつものように新潟までは飛行機で、新潟空港到着後は、レンタカーで0地点新潟空港から下図④地点の各温泉宿(六日町、奥湯沢貝掛及び岩室温泉)青いルートに沿って巡りました。尚、赤字の箇所は立ち寄りスポットです。

    新潟―貝掛ルート1
    11時30分、一面雪で真っ白の新潟空港に到着。予約済のレンターカー( 
    スタッドレス、4WD装備の
    トヨタVitz)で地点の六日町温泉に向け出発。
    レンタカー
    7号線から北陸自動車道に入り、中之島見附のICに近づいたところ、この先渋滞と表示があり高速道を下りて、一般道の8号線に迂回しました。ところが、一昨日長岡地方に降った雪が一般道でも未だ除雪されておらず、延々の渋滞に巻き込まれ、1時間ほどロス。16時、やっとのことで今日のお宿、六日町温泉、龍言に到着。
    龍言1
    龍言の立派な門を入り、越後の庄屋や豪農の館を移築した建物と、約4000坪の大庭園のある広大な敷地を持つ館の玄関へ。 
    龍言5
    フロント前のロビーでチェックインの手続きを終え、
    龍言3
    龍言4
    一階の平屋建て、全部で33部屋の中から「向月の間」へ、二間続きの囲炉裏やコタツのある和室です。
    龍言9
    龍言6
    龍言8
    「圓の湯」に近い部屋なのですが、案内係から庭園露天風呂「和楽の湯」への入浴を勧められ、フロントからでも約130メートル(赤い破線)はある廊下を進み、
    龍言10
    長い廊下の窓から、凍り付いた龍神の池や、雪景色が見られ、待望の雪見露天風呂への期待が膨らみましたが、
    龍言11
    龍言13
    庭園露天風呂に入ってビックリ、露天とは名ばかりで風呂は屋根とガラス戸で囲われているため、滝のように流れるお湯の蒸気が立ち込め、ほとんど見えない状況で雪見露天は全くの期待外れに。
    龍言14
    ここには洗い場の設備もないため、早々に「圓の湯」へ移動、
    龍言15
    内湯から露天風呂へ、
    龍言16
    こちらの露天風呂ではたっぷりと雪見を満喫出来ましたが、何故か入浴後、温泉特有の体のホカホカ感がないのが不思議。浴場の温泉分析書には源泉温度は47.5℃、Ph7.9、無色透明と説明されていましたが、残念ながら源泉かけ流しではなく循環式のようでした。


    食事の方ですが、朝晩共部屋食で夕食には和牛すき煮鍋を、

    龍言18
    多くも少なくもない適度の量で、特に岩魚炭火立焼きは、骨も含め頭から尻尾迄すべてが食べられることを教えてもらい、その美味しさに感激。ご飯は云うまでもなく魚沼産のコシヒカリ、お釜で炊かれたご飯は天下一品でした。

     

     2日目、奥湯沢貝掛温泉

     

    奥湯沢貝掛温泉(上信越)

    2日目の朝、龍言の朝食です。全て
    朱色の陶器に盛られており、朱色は元気を出す為の色と、女将さんが特注されたことを
    中居さんから説明されました
    龍言20
    今日は奥湯沢貝掛温泉に向かうのですが、チェックインの15時まで時間がある為、 
    近くで適当な
    時間潰しの訪問先をフロントで尋ねたところ、西福寺と永林寺に日本のミケランジェロと言われている石川雲蝶( 
    江戸時代末期に活躍した木彫りの名工
    の彫刻があることを教えてもらい、訪問してみることにしました。
    新潟―貝掛ルート1-1
    ①地点の龍言から30分程で西福寺に到着、 
    正式には赤城山西福寺という名前の曹洞宗の寺院です。
    西福寺
    開山堂(左の建物)
    院内は全て撮影禁止であった為、写真の掲載は出来ませんが、芸術に疎い私でも、精密で立体感を表す彫刻はとても迫力があり、素晴らしいものでした。
    西福寺開山堂のHP、並びに魚沼市観光協会が発行している石川雲蝶ガイドブックに彫刻の写真が載っていますので、クリックして御覧ください。
    開山堂
    西福寺開山堂HPの写真の一部
    その後、永林寺
    にも立ち寄って、
    天女の透かし彫りも見学し
    永林寺のHP)
    今日のお宿、②地点の奥湯沢貝掛温泉へ車を進めました。
    この細い雪の積もった橋を渡り終わったところが貝掛温泉旅館です。
    貝掛12
    貝掛温泉旅館前に到着。
    貝掛1
    貝掛2
    旅館玄関前
    貝掛9
    貝掛8
    フロント&ロビー
    部屋は2階の和室「萩の間」に案内されました。 
    貝掛13
     貝掛7
    貝掛5
    貝掛11
    冬でも温泉の湯で元気に泳いでいる錦鯉(窓からの眺め)

    正真正銘の源泉かけ流しの温泉を楽しみに
    早速風呂場へ、
    貝掛16
    内湯
    貝掛15
    露天風呂
     
    無色透明で無臭のさらっとしたお湯ですが、温度の低さに驚きました。 
    露天風呂はさらにぬるく、
    内湯の小さい浴槽のみが41℃位で、殆どこの浴槽に浸かって上がりました。
    後でフロントに文句をと思いながら一旦部屋に戻り、テーブルの上にあった温泉の説明書きをふと見ると、
    昔から貝掛にはぬるい風呂に長く入る「長湯」入浴法があり今も守られていますと...アアそうでしたか~
    貝掛18
    さらに、メタホウ酸を多く含む貝掛の湯は「眼の温泉」として広く知られるようになっており、眼の洗い方まで説明されています。
    貝掛17
    これでぬるい温泉の入浴法がわかり、その後は長湯を実行することにし、それなりに満足感が得られ、翌朝の入浴も含め4回も入浴してしまいました。 
    尚、源泉の温度は38.2℃、Ph7.7と説明されていました。

    食事の方は夕、朝食共食事処で、山菜や川魚などを中心とした地産地消の料理でした。
    貝掛17
     

      六日町温泉Ⅱ(上信越)

      貝掛温泉の朝の長湯を最後に、10時に旅館をチェックアウトしました。
      屋根には雪が積もっていますが、これでも今年の雪は少なく例年の半分ぐらいとのことでした。
      貝掛温泉20
      3日目の今日は、②地点の奥湯沢貝掛温泉から、まつだい芝峠温泉(雲海)に立ち寄りスノーシューウォーキング 
      体験後、③地点の六日町温泉に戻って宿泊の予定です。
      新潟―貝掛ルート2
      約1時間半で芝峠温泉(雲海)に到着。
      2雲海
      ただ残念ながら心配していました雨が降ってきた為、この天気でのスノーシューウォーキングは無理と判断。 
      丁度昼時で周りには何もないため、館内の「食堂・見晴らし」で昼食のため入館してみることにしました。
      雲海は、日帰り入浴施設兼 
      ホテル
      (但し、温泉は加水、加温、循環式)で、
      雲海1
      なんと、食堂へ行くだけでも入館料600円(入浴料含む)を取られ、3階の食堂へ、「見晴らし」とは名ばかりで全く眺望のない畳敷きの大広間、テーブル前で寝転んでいる人もいたり結構混雑(
      昔のヘルスセンターが思い出されます)、早くできそうな「ざるそば」を注文し早々に退館。
      (今朝の源泉かけ流し温泉で満足のため、加温、加水、循環式の温泉へ敢えて入浴する気にはなりませんでした)。
      スノーシューウォーキングが出来ず、チェックイン迄時間が余ったので、南魚沼市にあるトミオカホワイト美術館を訪問してみることにしました。
      トミオカ
      トミオカホワイト美術館館内
      基本的にキャンパスの下地に黒を塗り、その上に白絵の具を塗って、パレットナイフのようなもので白絵の具をはぎ取って、黒を表示させ山や川、湖、海、樹木などを表現する独特の方法で、下地の黒がピンクやブルーのものもあるが、基本的に白との2色のみで全てが表現される絵画に感心させられました。
      ゆっくり見学し、時間も15時近くになったので今日のお宿、六日町温泉、越路荘へ、
      越路荘
      越路荘玄関前
      街の真ん中に5階建てのかなり古さを感じる建物。
      温泉があるとは思われない様相でしたが、ホテル玄関前の駐車場横に源泉汲み揚げの施設と足湯が見受けられホットしました。
      越路荘1
      源泉汲み揚げ施設
      館内もそれなりの古さは否めませんが、小奇麗にはされており、フロントでチェックイン手続きを終え、 
      越路荘2
      越路荘3
      フロント及び鎧の展示があるロビー
      3階の和室の部屋に案内され、
      越路荘5
      越路荘4
      12畳の和室
      案内係より当日は丁度、地元高校生のスキー合宿の団体が宿泊しているとの情報を受けました。ただ高校生の入浴時間(19時から約30分間)が限られているため、その時間は避けられた方が良いとのアドバイスがあり、早めに風呂場へ、

      大浴場、露天風呂が各2カ所、男女入れ替え制、
      越路荘6
       越路荘7
      越路荘8
      越路荘9
      さすが自家源泉100%かけ流し、広い浴槽と豊富なお湯に大満足。尚、源泉の温度は47.5℃、Ph7.9と説明されていました。

      食事の方ですが、夕食は部屋食で郷土料理和食膳で、 
      越路荘10越路荘11
      食事中、若女将が部屋まで来られ、挨拶される昔ながらの温泉宿の雰囲気を味わいました。 

      岩室温泉(上信越)

      4日目の朝、③地点の六日町温泉から雲洞庵に立ち寄り、④地点の岩室温泉に向かいます。
      新潟―貝掛ルート1-3
       
      越後荘を10時にチェックアウト、約15分で曹洞宗 金城山雲洞庵 前門に着きました。残念ながら冬期間は前門、赤門並びに参道は閉鎖されており、
      雲洞庵1
      横の入り口からの入門となりました。
      雲洞庵4
      雲洞庵3
      入り口前横に「雲洞庵の土ふんだか」の説明文があり、
      入館すると、本堂内陣手前にある書院造の大方丈の間には、大河ドラマ天地人」の主人公直江兼続が主君の上杉景勝と、幼少期に勉学を学んだ様子が再現されています。
      雲洞庵5
      雲洞庵6
      本堂の内陣へ
      雲洞庵7
      雲洞庵は今から1300年ほど前の奈良時代藤原鎌足の孫、藤原房前公が母親の菩提を弔う尼僧院として金城山雲洞庵が建てられ、以来女人救済の庵寺として深く信仰されてきたそうです。
      雲洞庵は日本一の庵寺と同時に、越後一の禅寺としても知られており、本堂に隣接した
      坐禅堂にも入ってみました。
      雲洞庵8
      雲洞庵9
      修行僧は一人一畳の空間が与えられ、そこで坐禅を中心に食事や就寝も修行の一環として行われるようで、その昔、兼続と景勝の少年期の厳しい禅宗の修行は寒さも含め大変であったろうなと思います。 冬の館内はとにかく寒く、我々は耐えられないため早々に引き上げ、今日のお宿、岩室温泉 富士屋に向かいました。
      15時丁度、富士屋に到着、5階建ての大きな旅館です。
      富士屋
      富士屋玄関前
      富士屋6
      フトント&ロビー
      予約済みの源泉かけ流しの露天風呂付客室「去来」に案内されました。雪の積もった専用庭が見える12.5畳の広い和室は快適。
      富士屋10
      富士屋11
      富士屋12
      客室露天風呂(源泉かけ流し)
      大浴場は5階の最上階にあり、少し硫黄の香りがする濁り湯で、広い内風呂に比し、露天風呂は少し小さめな感じ...
      富士屋13
      熟年夫婦富士屋14
      源泉温度は56.6℃ Ph8.3と説明されていましたが、源泉掛け流しではなく循環式のようでした。
      食事の方ですが、夕食は個室の食事処で、
      富士屋19
      ズワイガニ、アワビの踊り焼き、ブリシャブ、刺身、のどぐろ一本焼き、さらにステーキまで、
      富士屋17
      富士屋18
      さすがにステーキは食べきれませんでした。

      翌朝は食堂でバイキングの朝食を終え、10時に富士屋をチェックアウト。新潟空港に向かう途中弥彦神社に立ち寄ってみました。
      この神社の御祭神は天照大神の曾孫にあたる「天香山命(あめのかごやまのみこと)」で、昔はこの鳥居の真っすぐ奥に社殿が有ったようですが、明治45年火事で焼失。
      富士屋21
      現在は奥の左手に、 
      大正5年
      再建された威風堂々とした社殿(拝殿)があります。
      富士屋23
      拝殿の奥には、幣殿、本殿と繋がっているようですが、ここからは見えません。
      富士屋20
      その後、宝物殿に寄ってみましたところ、この2階に「歴代天皇肖像画奉掲室」があり、零代目の天照大神を初めとして、初代神武天皇から現在の今上天皇までの天皇家肖像画、125枚が展示されていたのには驚きでした。
      宝物殿を最後に新潟空港に向かい、レンタカー返却(今回の走行距離:492.3Km)後、約1時間のフライトで伊丹空港に無事戻りました。
       
       
       

        屋久島まんてん温泉(九州)

        屋久島は雨の日が多い為、今まで訪問を敬遠していましたが、離島にかかわらず温泉があるとの情報を得、西表島の離島温泉訪問以来久しぶりに、4月4~7日(3泊4日)の日程で離島の温泉訪問を計画しました。出発は大阪伊丹より、屋久島空港まで飛行機を利用し、空港からレンタカーを借りて巡りました。
         
        屋久島行き10時25分発JAC2453便、伊丹空港ゲート24Aより、待機中のボンバルディアターボプロップ機へ(屋久島空港ジェット機の発着ができないのかな~と?思いながら)歩いて搭乗です。
        屋久島1
        屋久島2
        定刻に離陸、特に大きな揺れもなく、約1時間半のフライトで12時屋久島空港に、高度が下がり雲から抜け出て視界が開け、着陸寸前、突然高い山の出現に驚かされます。
        屋久島30
        飛行機を降り空港ターミナルビルへ歩行中、奥にはさらに多くの山々がそびえ立っているのが見られます。
        屋久島3
        平屋建ての簡素な屋久島空港ターミナルビル
        後で分かったことですが、海底から花崗岩が隆起してできた屋久島は、ほぼ全域が山地であり、九州最高峰の宮之浦岳(1,935m)をはじめ、永田、栗生岳など九州の山の上位7位まで屋久島で占め、まさに「洋上のアルプス」の異名を持っています。
        さらに、屋久島では、海岸線から山頂までの間に、亜熱帯から冷温帯までの植生が切れ間なく分布しており、日本の南から北の北海道までの生物多様性を見ることができるため、下図の「屋久島には日本列島がつまっている!?」=「日本の縮図」とも例えられているようです。
        屋久島6
        屋久島が世界遺産として登録された大きな理由の一つが、この「植生の垂直分布」だったとも云われています。

        空港で荷物を受け取り、出迎えの送迎車で日産レンタカー空港店に。今回の旅行で4日間お世話になる日産マーチです。
        屋久島8
        空港店で屋久世界自然遺産登録地が色分けされた下の地図をもらい、3日間の宿泊先(⓪地点は空港、①地点1泊目、②地点2及び3泊目)と、翌日からの行動予定を説明すると、当日は車で行ける紀元杉見学(空港から70分)の推奨を受けることに。尚、屋久島の外周部は一周が約100km、車で3~4時間との説明あり。
        屋久島23
        地図はクリックで拡大してご覧下さい
        ⓪地点屋久島空港から青いルートに沿って紀元杉を目指す途中、「屋久杉自然観」に立ち寄ってみました。
        入館するとすぐに縄文杉「いのちの枝」)折れた5mの大枝)の展示が...
        縄文杉30
        今回は縄文杉見学(往復10時間以上のトレッキング)は計画していない為、縄文杉の写真や情報取得に時間を費やしました。ただ館内で上手く写真撮影できず、 
        屋久杉自然館パンフレットの縄文杉写真(下)を掲載。
        縄文杉
        自然館4
        胸高周囲16.4mとは、
        地上高約1.3mの幹の周囲長と説明あり。

        縄文杉は推定樹齢:2000年代~7200年(標高1,300m)と表示されていましたが、推定樹齢に範囲があることに疑問を感じ受付で質問したところ、縄文杉の中心部は空洞となっており、正確な年輪を数えることが出来ない為と説明を受けました。
         
        (胸高周囲16.4mはさすがにすごいと思いますが、一説によると3本の木が融合して包み込んだ合体木の可能性もあると云われているようですが...?真実は不明)

        14時を過ぎたので急ぎ紀元杉へ、ヤクスギランドを通り越し、
        対向車とすれ違うのが難しい細い山道を15分程進みます。
        紀元杉
        説明ボードには、樹高19.5m、胸高周囲8.1m、推定樹齢3,000年、標高1,230mと。
        紀元杉を一周できる遊歩道に入り、間近から見て、はるかな時の流れを経た老大木に唯々圧倒されっぱなしになります。
        紀元杉2

        ここから
        ①地点、 
        今日の
        お宿シーサイドホテル屋久島(
        宮之浦)
        へ、ただ、ホテルには温泉がない為
        (翌朝の白谷雲水峡~太鼓岩トレッキング参加のため、敢えて登山道に近い宮之浦のホテルを選定)
        途中の空港前にある「縄文の宿まんてん」で立ち寄り湯に。
        入館料に一人1,600円(タオルセット込)を払い入浴。Ph9.44のアルカリ性の温泉と表示されていたのですが、循環ろ過、加温のためか湯はさらさらで今一温泉の満足感は得られませんでした。
        屋久島24
        縄文の宿まんてん露天風呂
        17時10分シーサイドホテル屋久島に到着。
        シーサイド
        ホテル玄関
        シーサイド4
        フロント&ロビ
        3階のオーシャンビュー8畳和室に。 
        シーサイド5
        尚、このホテルには温泉はありませんが、地下1階に展望大浴場とサウナがあり、大きな浴槽に入浴することが出来ました。

        食事の方ですが、夕、朝食共1階のレストランで、夕食は和食会席。
        シーサイド4
        和食会席の一部
        夕食後、明朝の8時30分ホテル発、白谷雲水峡~太鼓岩往復トレッキングガイド予約のため、早々に就寝。

        屋久島温泉(九州)

        今日は雨の予報はないのですが曇り空です。
        白谷雲水峡ガイド付きトレッキング(太鼓岩往復コース約5時間)に挑戦です。8時30分ホテルのロビーで出迎えを受け、ガイドの車でホテルを出発、約30分で白谷雲水峡入口(標高600m)に到着しました。

        白谷
        入口受付で森林環境整備推進協力金300円の支払いと、兵庫県から来たことを伝え入門。入口を入ると色分けされた世界遺産登録地域と、国立公園地域の大きな屋久島概要図(下図)があり、ガイドからこの中に示されている破線はいずれも九州最高峰宮之浦岳へ繋がる登山道で、登山には3つの主な登山口があることの説明を受けました。
        屋久島の図
        ここ白谷雲水峡入口もその登山口の1つで、辻の岩屋からトロッコ道に出て、縄文杉を経て登頂するルートとなっている。ただ観光客に人気の縄文杉への一般的なトレッキングコースは、荒川登山口(第2の登山口)から約8kmのロッコを歩き、大株歩道入口より登山道3km(標高差300m)を登る全長11km、所要時間往復10時間以上の為、少なくとも午前4時にはホテル出発が前提となる。
        第3の登山口は昨日訪問した紀元杉へ繋がる山道奥にある淀川登山口 、登山家には正に世界遺産登録地域を縦走出来る人気のコースとなっている由。

        白谷雲水峡入口受付でもらった下の案内図には、入口から辻の岩屋までが示されています。
        太鼓岩往復コースは、片道約3km、標高差450m(600~1050m)の登山道です。
        白谷3
        9時10分に出発
        ガイド
        ガイドの寺田さんから、改めて屋久島は海底の花崗岩の隆起でできた島で、その証拠に宮之浦岳の頂上から下記の化石が今も発見されていると説明あり。
        入口付近を流れる白谷川の透き通る水にまず感激です。
        白谷1
        早速遭遇するスギは、ニ代杉
        二代杉
        二代杉は切株更新と説明されています。
        尚、屋久島では標高600m以上で樹齢1000年以上のスギを屋久杉と呼び、
        1000年未満のスギは小杉と呼ばれているそうです。
        二代杉1
        以下は、飛流の滝から太鼓岩までの光景です。年間10,000mmの雨量による、何百種類かの苔に覆われた鮮やかな緑は、
        神秘的な幻想の世界にいるかのような感覚にさせてくれます。
        飛流おとし
        白谷10
        白谷11








        白谷12
        くぐり杉
        七本杉
        白谷13
        苔むす森は映画「もののけ姫」の中に出てくる深い原始の森のモデルとなっているようです。
        こけむす

        辻峠1太鼓岩
        辻峠から太鼓岩を目指します。                
        わずか10人位しか登れない一枚岩でしたが、幸いにも九州最高穂の宮之浦岳が見えました。
        宮之浦岳1
        太鼓岩からの下り道、女神杉の前を通って辻峠に戻り、
        女神杉
        辻峠で昼食後、巨大な岩が横たわる「辻の岩屋」に案内されました。支えている下の小さな岩が崩れないか心配になります。
        辻の岩屋
        その後、来た道を引き返し、15時10分出発地点の白谷雲水峡入口に。 
        結局、昼食、説明、休憩などの時間を入れ往復6時間のトレッキングとなりました。
        再びガイドの車でシーサイドホテル屋久島に戻り、今日のお宿②地点のJRホテル屋久へ。

        約50分のドライブで16時30分ホテルに到着。ホテルの建物は 
        九角形の
        ユニークな形をしています

        JRホテル
        ホテルの建物(玄関は2階)
        JRホテル2
        フロント&ロビー
        案内された部屋は、最上階5階のツインベッドルーム、 
        部屋の大きな窓からは海はもちろんのこと、モッチョム岳も見える眺望の良い部屋に2連泊です。

        JRホテル3

          
        JRホテル4
          JRホテル5
         
        モッチャム岳 
        お風呂は1階にあり、海が一望できるよう内湯と露天風呂(右奥)が並んで設置されています。
        JRホテル7
        温泉は前評判通り、 
        ヌルヌルというかトロトロのお湯で温度も丁度良く、景色も楽しみながら内湯と露天それぞれで長湯をしてしまいました。 ただ、15~18時までは立ち寄り湯客に開放しているため、結構混雑しています。
         
        後で分かったのですが、残念ながらこの温泉は
        源泉掛け流しではなく、加温で温度を一定に保つため循環装置を使用、消毒処理もしていると説明されていましが、消毒剤の匂いはほとんど感じませんでした。尚、源
        泉の温度は34.6℃、Ph9.7のアルカリ性と表示されています。

        食事の方ですが、夕食、朝食共2階のレストランで、夕食には尾之間(オネダ)会席を食しました。
        JRホテル10
        JRホテル11
         
         

        屋久島温泉Ⅱ(九州)

        今日は午後から屋久島周遊観光バス(やくざる号)に乗って、屋久島を一周する予定ですが、時間のある午前中は、JRホテル屋久島から車で15分の距離にある平内海中温泉を訪問してみました。(磯の中から湧き出ている温泉で、満潮時には海中に沈むため、一日二回の干潮前後の4時間しか姿を現さない)
        平内
        幸いなことに干潮時で、海中温泉が現れていました。 未だ誰も入浴していません。
        海中温泉
         
        入口の温泉入浴心得の立て看板を見て、取りあえず温泉の温度を調べに近づきました。
        ただ気になる脱衣所や仕切りはどこにも見当たりません。
        平内2
        手の感触では40℃前後でしょうか?タオルや手ぬぐいを取りに戻ろうとしたところ、ヨーロッパ系の若い外人男女二人が温泉に向かって歩いてくるではありませんか、挨拶してやり過ごし、しばらくして振り返ると、二人は服を脱ぎはじめ、素っ裸になって水道のホースで体を洗い入浴しはじめました。
        外人二人のこのあまりにも大胆な行動にあっけにとられ、我々二人が後から入って行きにくい雰囲気となり、もう一つの海岸に湧く温泉、湯泊温泉へ移動することに。
        湯泊



        車で5分程の距離に湯泊温泉の看板を見つけ、矢印の方向へ進み、ここには、脱衣所とトイレが設置されており、ホットしました。




        湯泊1
        男女湯が一応仕切られており(右が男、左が女)、すでに男性一人が入浴中、挨拶を交わし談話しながら入浴、初めは熱くもないほどほどの温かさでしたが、 
        時間が経つにつれ寒くなってきたので20分程で上がりました。
        これが温泉の効能でしょうか、湯上り後はなぜか体がホカホカです。尚、湯泊の源泉温度は37.2℃、Ph8.2と表示されています。 
        湯泊2
        服を着終わって帰り際、管理人風の地元のおじさんから、海岸べりにも湯船があることを聞き、探求してみると、
        湯泊4
        左手奥の道を海岸へ30mほど進むと、岩場に2つの湯舟を見つけました。
        もう少し早く地元のおじさんに会えばよかったのですが...ここの湯船は水着着用可能とのことでした。
        もう一度入浴したかったのですが時間の関係上、ここから屋久島周遊観光バス(やくざる号:午後一周コース)乗り場の安房港へ、途中で昼食を済ませ安房港に到着すると、観光バスの予約が2人の為、バスに代わり同社(まつばんだ交通)の観光タクシーが準備されていました。

        13時20分、タクシー運転手兼ガイド役の岩川さんと3人で安房港をスタート。下図の赤いサークル安房港から時計回りの順に、千尋の滝、中間ガジュマル、石楠花の森公園、大川の滝、西部林道、いなか浜等々訪問した観光スポットを示しています。又、青いサークルは今回の旅行で個人的に訪問したスポットです。
        bbf2b6b9
        以下は観光スポットのワンショット写真で、まずは千尋(センピロ)の滝から、
        千尋
        左手に見える巨大な花崗岩の一枚岩、人が両手をいっぱいに広げた長さ、一ヒロの千倍と名付けられたようです。(実際は高さ200m、幅400mのサイズのようです) 
        中間ガジュマル( 
        巨大ガジュマルくぐり門)
        中間
        石楠花の森公園(色とりどりの石楠花が満開)
        石南花
        大川(おおこ)の滝(日本の滝100選の一つ、落差88m)
        大川
        世界自然遺産地域の西部林道(地図に現在地が表示)
        西部林道2
        屋久灯台を過ぎ、
        灯台
        永田いなか浜を眺め、
        いなか浜
        ウミガメ保護のラムサール条約記念碑(いなか浜)へ、

        いなか浜2
        宮之浦を経由して18時安房港に戻り、2泊目のJRホテル屋久島に帰ってきました。ホテルの夕食は前日と異なるメニューの屋久島会席でした。

         4日目の朝、雨模様で風が強く、帰りの飛行機の発着が危惧されましたが、ホテルを11時にチェックアウト。
        その時にもらった「ホテルからの所要時分表」(下図)でしたが、屋久島の観光情報が非常にうまく、まとめられていることに感心です。
        屋久島JR
        我々の屋久島旅日記はこの一枚の資料説明で十分かもしれないかなと思いながら、この3日間で行っていなかったヤクスギランドと、宮之浦にある屋久島環境文化村センターを、帰り便の出発時刻迄訪問してみることにしました。
        ヤクスギランド入り口に到着はしたのですが、雨が降り止まず入場をためらっていると、こんな雨は雨のうちに入らないと売店のおじさんにハッパをかけられ、登山用レインウエアに着替え入場。
        ヤクスギランド2
        コースは80分のつつじ河原コース約2kmを歩きました。
        ヤクスギランド
        千年杉の写真(下)ですが、一昨日訪問した白谷雲水峡の印象が強く、屋久杉のスケールや神秘性など感激するものは殆どありませんでした。
        ヤクスギランド3
        その後、
        屋久島環境文化村センターを訪問し、大型映像やパネル模型などで屋久島の説明を受け、この島には
        海岸沿いの平地に
        24の集落があり、
        それぞれの集落が独特の歴史や文化によって、地域が形成されているとことに興味を覚えました。尚、島の人口は14,000人で、3割が他府県からの移住者と聞いてビックリ!

        外に出ると雨風共治まって天気は回復、レンタカー返却所へ、今回の走行距離は243km。飛行機は到着便の遅れで30分程出発が遅れましたが、無事伊丹空港に帰ってきました。
        次回の訪問時?は、
        縄文杉から宮之浦岳への登山コースに挑戦したい気持ちになりましたが...
         
         
         
         

         
         

        海潮温泉(山陰)

        山陰地方で日本秘湯を守る会の温泉宿は、以前訪問の鳥取県、岩井温泉(岩井屋)にありましたが、もう一軒、島根県の出雲近くにあるとの情報を得て調べましたところ、海潮温泉(うしお)の海潮荘であることが分かり、その訪問と同時に、以前より行ってみたいと思ってました山口県の角島まで、山陰道のドライブも楽しむこととして、5月9~13日(4泊5日)の旅を計画しました。

        出発は西宮北口ICから中国縦貫、米子自動車道山陰道を経由し、松江西出口より24号線を南下、一泊目の下図地点海潮温泉、海潮荘に向いました。尚、黒枠内の赤字は訪問観光スポット、青い線は走行ルートで②泊目のはぎ温泉、萩小町、③泊目の下関つくの温泉、ホテル西長門リゾート、④泊目の長門湯本温泉、大谷山荘へと移動していきます。

        熟年夫婦ブログ山陰工程
        約4時間半のドライブで、15時30分①地点の海潮温泉、海潮荘玄関前に到着。

        熟年夫婦ブログ海潮荘 






         
        熟年夫婦ブログ海潮荘-2
        車のクラクションを鳴らしても誰の出迎えもなく、仕方なく荷物を担いで玄関を開けましたが、フロントには誰の姿も見えず、フロントの呼び鈴を押してやっとのことで、中居さん風の人が現れチェックインが出来ました。
        熟年夫婦ブログフロント
                     フロント                                                       
        熟年夫婦ブログロビー
        ロビー(ラウンジ)
        ラウンジ前には日本秘湯を守る会の提灯が吊るされています。
        旅館の建物は木造2階建て、全部で16室。
        熟年夫婦ブログ部屋案内
        部屋の配置図
        案内された部屋は1階の紫(赤で囲んだ部屋)、10畳和室で、大きな窓から庭の樹木の緑が
        心を和ませてくれます。
        熟年夫婦ブログ和室
         
         



         
         
        熟年夫婦ブログ和室ー5
        さらに書斎風の小部屋がついています。
        熟年夫婦ブログ和室ー4
        この小部屋があるだけで、広さにゆとりと言う優雅さも感じられます。
        早速、浴衣に着替え秘湯温泉‐宝樹の湯へ、
        熟年夫婦ブログ風呂場
        露天風呂がガラス扉1枚で仕切られた内風呂となっているため、扉を開ければ湯の中を歩いて、そのまま露天風呂に出られるようになっています。
        熟年夫婦ブログ内湯
        内風呂
        熟年夫婦ブログ露天1
        露天風呂 
        どこまでも透き通ったお湯、大きな岩と、周りの大木(樹齢八百年?)が心を癒してくれます。尚、源泉の温度は42.4℃、低調性弱アルカリ(Ph?)と説明されていました。
        後で分かったのですが、この温泉は源泉掛け流しではあるも、源泉温度が低いため、加温による一部循環式が併用されている由。ただ消毒剤の匂いは全くありません。 

        食事の方ですが、夕食、朝食共庭が良く見える1階のお食事処で、
        熟年夫婦ブログ食堂
        熟年夫婦ブログ食堂2
        夕食には海鮮会席を頼みましたが、
        庭を眺めながらの食事で、その内容を写真に撮り忘れました。ただ、出てくる順番が面白く、最初に茶碗蒸し、最後にちらし寿司が出てきました。途中の刺身は山の中だけに、新鮮さ
        は余り感じませんでしたが、ノドグロの煮つ
        けは大変美味しかったです。

        2日目、はぎ温泉
         
         
         

        はぎ温泉(山陰)

        二日目の今日は、②地点のはぎ温泉に宿泊ですが、その途中で石見銀山、ホルンフェルス断層に立ち寄ってみる予定です。

        山陰工程3
        石見銀山では龍源寺間歩ワンコインガイド(10時30分スタート)を予約していた為、8時半に海潮荘を出発しました。
        10時20分石見銀山公園駐車場に到着し、
        熟年夫婦ブログガイドの会2熟年夫婦ブログガイド看板
        駐車場前にある建屋の銀山ガイド案内所で1000円(2人分)を支払い、入手した「石見銀山みて歩き地図」には銀山地区と町並み地区が分けられてあり、ガイドは下図銀山地区のⒷ~Ⓒ、龍源寺間歩まで遊歩道2.3kmを往復します。尚、間歩とは、「銀鉱石を採掘するための坑道」のことだそうです。
        熟年夫婦ブログガイドコース
        熟年夫婦ブログ銀山地区
                                Ⓑ~Ⓒ拡大図
        スタート時点で、正面の山頂に山吹城があったと説明を受け、
        熟年夫婦ブログ山吹城跡
        遊歩道沿いに見られる間歩(奥に見える洞穴状のもの)の説明から始まります。説明に熱心なガイドの石見銀二さん。現在800以上もの間歩が発見されているそうですが、見学できるのは龍源寺間歩のみとのことです。
        熟年夫婦ブログ間歩の説明2
        又、銀山地区には数多くの神社や寺が残っていることに驚かされます。最盛期には100を超えていたと説明がありましたが、銀山で働く労働者の平均寿命が30歳以下で、30歳になると長寿の祝いがなされていたと聞き、相当過酷な職場環境の為、労働の安全を祈願し、死後の平安を祈った場所が多数必要であったことが頷けます。
        約1時間の徒歩で、龍源寺間歩に到着。
        熟年夫婦ブログ龍源寺2
                間歩入口                入口管理棟           
        受付でもらったパンフレットです。間歩(坑道内)のことが詳しく載っています。
        熟年夫婦ブログIMG_20160625_0002
        又、世界遺産登録の背景なども掲載されています。熟年夫婦ブログIMG_20160625_0001
        間歩の出口付近で展示されていた「石見銀山絵巻」の一部ですが、「堀子は鑽を鋏で固定し、鎚でたたき鉱石を掘る。暗闇・油煙・石塵の中でたいへんな労働であった」と説明されていますが、特にガイドから暗闇で明かりを灯す蝋燭の油煙が短命の最大原因だったと聞かされ、何とも言えない切なさを感じました。 
        熟年夫婦ブログ工夫2
        その後、公園駐車場Ⓑに戻り、江戸時代にタイムスリップするといわれている町並み地区を覗きに。
        熟年夫婦ブログ町並み
        熟年夫婦ブログ町並み2
        三軒長屋
        最後に世界遺産登録の「石見銀山遺跡とその文化的背景」の内容が今一つ理解できないので、時間の制約もある中で、世界遺産センターにも立ち寄ってみました。しかし館内は間歩の説明展示物が中心で、且つ撮影が禁止されていたこともあり、後ほど石見銀山(遺跡)とはのウエブサイトを調べ、石見銀山遺跡の範囲(世界遺産に登録された資産)が下図にまとめられていましたので掲載します。
        熟年夫婦ブログ世界遺産
        石見銀山遺跡とその文化的背景」には、銀鉱山跡と鉱山町、銀や銀鉱石を積み出した港と港町、そして輸送に使われた街道までの3つの分野が含まれていることが分かりました。今回は、調査不足により、街道や港町(特に温泉津温泉)など遺産と気付かず通り過ぎたことを悔やんでいます。 
         
        結局、世界遺産センターを14時に出発し、今日のお宿、②はぎ温泉萩小町に急ぎました(約150kmのドライブ)。
        萩まで30km手前の国道191号線上でホルンフェルスの看板を見つけ、305号線を4km北上して立ち寄ってみることにしましたが、残念ながら雨の為期待した景色も今一つ、
        熟年夫婦ブログホルンフェルス2
        断崖が見える海岸べりまで、傘をさして歩いていきましたが、雨で地盤が濡れているため、滑って下までは降りれない状況でした。
        熟年夫婦ブログ1ホルンフェルス
          熟年夫婦ブログホルンフェルス

        30分程の寄り道になりましたが、17時10分海岸べりに建つはぎ温泉萩小町に到着。

        熟年夫婦ブログ萩小町
                            玄関
        熟年夫婦ブログフロント&ロビー2
        フロント&ロビー
        予約済みの、半露天風呂付ツインベッド1階の部屋に案内され、
        熟年夫婦ブログ1萩小町
        熟年夫婦ブログ2萩小町
        部屋には大きな画面のテレビ(40インチ)が設置、そして半露天風呂にはマッサージチェアーも...
        熟年夫婦ブログ室内露天2
        案内係から、大浴場と露天風呂は離れた場所にあることを聞き、先ずは露天風呂から、
        熟年夫婦ブログ萩小町7
        「夕日の湯」の名前でしたが、この日は雨で何も見えず、温泉も無色透明のさしたる特徴もないサラットしたお湯で、少し消毒剤の匂いが、おそらく加温循環式なのでしょう、説明書にはカルシウム・ナトリウムー塩化物冷鉱泉、源泉温度は18.2℃、Ph7.56と表記。
        続いて、当館ご自慢の大浴場、天然大岩風呂へ、お湯は露天風呂と同じ成分の湯が使われています。
        熟年夫婦ブログ岩風呂
        天然大岩風呂
        食事の方ですが、夕食、朝食共食事処(広間)で、夕食には基本会席料理(地魚の刺身、ノドグロ煮つけ、アワビの踊り焼き、牛肉のしゃぶしゃぶなど)を食しました。
        熟年夫婦ブログ夕食5
         

        下関つくの温泉(山陰)

        3日目の朝、雨が止んで午後から天気になりそうです。今日は萩の町を見学後、②から③地点の角島へ向かいます。

        山陰工程11
        7時半に部屋の半露天風呂に入浴後、8時半に朝食を済ませ、
        熟年夫婦ブログ朝食
        萩小町の朝食

        9時に萩小町をチェックアウト。萩の町に入り中央公園駐車場に車を留めると、ここも世界遺産登録の看板があり昨日に引き続きで....少々うんざり気味。

        熟年夫婦ブログ萩の町1

        午前中3時間ほどの滞在予定の為、訪問場所も限られるので、萩城下町(旧町人地)と、松下村塾の2カ所と決め、下図の立て看板前(現在地)から江戸屋横町を赤い矢印の方向に進みました。
        ただ、世界遺産としての「萩城下町」の中には、3つの資産(萩城跡、旧町人地、堀内地区)から構成されている由。 

        熟年夫婦ブログ萩の町3
        江戸屋横町を進んでいます。突き当りは萩夏カンの公園となっています。
        熟年夫婦ブログ江戸屋横町
        途中で青木家(蘭学医)と木戸家(桂小五郎:幕末より明治初期に活躍した政治家)にも入館。
        熟年夫婦ブログ木戸家
        熟年夫婦ブログ桂小五郎
        伊勢屋横町を横目でにらみ、
        菊屋
        菊屋横町
        旧久保田家(呉服商・酒造業)にも入館後、菊屋家玄関前を左に曲がり菊屋横町に。
         
        菊屋横町をさらに進み、田中儀一、高杉晋作誕生地を通り過ぎて、11時丁度、出発地点に戻りました。
        早足で回りましたが1時間半が経過、全ての家屋を見学すると3時間が必要のようです。
        続いて松下村塾へ、駐車場に戻り車で移動。 入口には申年生まれの境二郎初代島根県知事(松下村塾の塾生)と吉田松陰先生の大きな絵馬が...

        熟年夫婦ブログ松下村4

        入口を入ると、「親思う こころにまさる 親ごころ きょうの音づれ 何ときくらん」松陰先生処刑の一週間前に両親に出された手紙の内容が石碑に刻まれています。
        熟年夫婦ブログ松下村5
        総計90余名の門下生が学んだ松下村塾の建屋、
        熟年夫婦ブログ松下村
         
        cats3
        休憩室(左)と講義室(右)
        休憩室には著名な門下生(伊藤博文山県有朋内閣総理大臣など)の肖像写真が展示されています。
        さらにこの奥にある吉田松陰幽囚の旧宅を見学、松陰神社にお参り後、近くの伊藤博文旧宅の見学も終え12時半となり、一路③地点の角島に向かいました。 
        本州下関側から角島大橋(長さ1,780m)を渡り、16時10分角島に到着。写真の右端に今日のお宿、ホテル西長門リゾートが見えます。
        熟年夫婦ブログ角島
        熟年夫婦ブログ角島1-1
        山口県の北西端・角島(面積:4.1㎢)の地図
        角島大橋を戻り、ホテル西長門リゾート
        熟年夫婦ブログ西長門リゾート3
         ホテル玄関
        熟年夫婦ブログ西長門リゾート1
        熟年夫婦ブログ西長門リゾート2
        フロント&ロビー
        館内は清掃はされておりロビーからの眺望も抜群ですが、39年前に建てられた古さは否めません。 
        部屋は予約済みの3階デラックスツイン・ルーム(37.3㎡)に案内されましたが、この部屋は細長い建物の端に位置しているため、フロントからかなりの距離を歩かされます。
         熟年夫婦ブログ西長門リゾート6
        熟年夫婦ブログ西長門リゾート9
        熟年夫婦ブログ西長門リゾート7
                                                                                                 部屋からの素晴らしい眺望
        風呂場は、1階にあり撮影禁止となっていましたので下記のホテルHPをご覧ください。
        温泉展望大浴場と露天風呂
        尚、源泉温度は31.1℃、Ph9.98の強アルカリ性と説明されており、無色透明の気持ちの良いお湯でした。循環式ですが消毒剤の匂いは余り感じませんでした。

        夕食の方ですが、夕日の見えるレストラン・ベルヴェデーレで、
        熟年夫婦ブログ夕食
        熟年夫婦ブログ夕食1
        魚介類を主体としたフランス料理に、白ワインのシャブリがその味をさらに引き立ててくれます。
        夕食後、角島灯台ナイトツアーに申し込み、幻想的な夜の灯台の光を見に行くこともできました。
        ナイトツアー1