Engineer working in Japan

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

上湯温泉ブログ


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5月の初旬、紀伊半島に湧く秘湯 ①泊目 十津川温泉郷の上湯温泉 神湯荘、②泊目 川湯温泉 富士屋ホテル、③泊目 龍神温泉 萬屋、そして日本三古泉の一つと言われている南紀白浜温泉 浜千鳥の湯 海舟(④泊目)を4泊5日で、神戸の自宅より車で下図の青いルートで巡りました。尚赤字の個所は立ち寄りスポットです。

神戸からは阪神高速3号線、南阪奈道路京奈和自動車道と高速を乗り継ぎ、五条から168号線で出発から3時間程の11時30分「谷瀬の吊橋」に到着。長さ297.7m、高さ54mの日本一の吊橋と説明されており、監視員の許可を得て渡り始めます。真ん中あたりに来ると結構の揺れを感じます。15分程で対岸に到達し、左手前に見える「つり橋茶屋」で昼食。つり橋茶屋からの眺め谷瀬の吊橋(現在地)から今日のお宿 上湯温泉( ○印)へ向かう途中、日本の滝百選に選ばれている笹の滝(○)に立ち寄って見ることに。十津川村観光案内図168号線から笹の滝までの道路は舗装はされているものの、細く曲がりくねっており、ガードレールもなく所々で落石注意の立て札もありスピードは出せず、わずか12kmの距離を40分もかかったでしょうか、山の中に立派な門構えの笹の滝入口前へ。入口から急な階段が続き10分ぐらい歩くと、  大きな岩のトンネルに。                くぐり抜けると、見事な滝が現れ、滝壺まで近づくと不思議なくらい水が紺色、いっぱいのマイナスイオンを浴び暫し休息。20分程の滞在後、15時丁度に今日のお宿 2階建ての上湯温泉 神湯荘に到着。神湯荘建屋「日本秘湯を守る会」と「源泉掛け流しの宿」の提灯を掲げた玄関とフロント&ロビー案内された部屋は2階、8畳の畳+椅子とテーブルが置かれた2畳の広縁付き。広縁の端に洗面所、そしてトイレは押入れを改造して後から設置されたようです。部屋の窓からの眺めは良好で、周囲が山に囲まれているためこの時期は新緑がまぶしいほどです。

ところで100%源泉掛け流し宣言の村と書かれていた神湯荘の到着手前で見た大露天風呂の看板について問い合わせると、2004年6月に十津川村村長が「村内全ての温泉施設が100%源泉掛け流しである」と宣言されたことによるもので、この村自慢の「源泉掛け流し温泉」の定義として、温泉のお湯を循環一切再利用させず、沸かさず、塩素消毒をせず、薄めず、「ほんまもんの温泉」と説明を受けました。ただこの温泉は、2011年の紀伊半島大水害で流され、去年の7月に再開したばかりとのこと。早速浴衣に着替え宿泊者専用の無料入浴タグをもらい神湯荘から歩いて7~8分の大露天風呂へ、

道路から階段を下り河川敷の露天風呂に、階段の上にある小屋は女湯。つい立ての向こうの男湯へ入るとコンクリート張りの大きな浴槽に源泉が惜し気もなくドバドバ注ぎ込まれており、お湯はトロトロというかヌルヌル、大自然の中で川のせせらぎを聞きながら浸るお湯は最高!尚、温泉分析表によると、泉質はナトリウム‐炭酸水素塩泉(重曹泉)、源泉温度76.6℃、Ph8.3と表記。湯から上がるとしばらく汗が止めなくふきだし浴衣はびしょびしょ、神湯荘に戻る途中の急な坂を上がると、「水の神」の立て札に遭遇、ここは神湯荘の男性用露天風呂。「水の神」立札の筋向かいに「山の神」の札が付けられた建屋(階段を下りると女性専用の露天風呂)を経て、神湯荘に戻り館内の内風呂へ、シャワーで汗を洗い流し岩風呂に入浴。河川敷の大露天風呂と同じ湯とのことですが、河川敷から長距離を引湯しているためかヌルヌル感は少ない感じ。一方食事の方ですが、夕食は部屋食。定番のジビエ料理(鹿、猪肉など)をキノコ鍋に変更を依頼した内容です。別注で温泉養殖のうなぎを頼むと、蛇かと思う様な?頭付きのうなぎのかば焼きが出てきてビックリでした。2日目 川湯温泉