熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

瀬見温泉 七宝倶楽部ブログ


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2日目の朝6時に起床、早速風呂場へ、今日は西湯が男性用で6つの風呂の湯めぐりです。

御殿守20

1つの風呂に3分浸かるとしても最低約18分はかかります。4つの露天風呂は豊富な湯量の源泉かけ流しで、中でも一人用の丸太風呂は一番温度が高い温泉でした。

 

朝風呂の後、朝食は1階の大広間で和定食、土曜日の為か、団体客が多く大変混雑。ただ館内には、食後のコーヒが飲める喫茶室やラウンジ、民話の部屋等があり、コーヒをゆっくり楽しんだ後、ラウンジ奥の上杉家の歴史に触れる「時の倉」や、戦国時代の甲冑の展示や試着も可能な「甲冑の倉」へ入ってみました。鎧兜は全て紙でできているそうです。

御殿守31又中庭に出ると、 御殿守御殿守のパワースポットと言われている横穴式井戸「龍穴洞」や、「花見の足湯」への散策道があり、そのすぐ北側に山形県の桜スポット「烏帽子山公園」と隣接していることが分かりました。

 ※ 昔、水の確保や野菜の保管など冷蔵庫代わりにも使われていたようですチェックアウト後、場所的にはすぐ近くなのですが、車では回り道をして烏帽子山公園へ、公園の奥に進むと、烏帽子山八幡宮があり巨大な石造大鳥居に、

大鳥居烏帽子烏帽子山から掘り出された継ぎ目の無い一本岩から造られた大鳥居(総高10.75m 、笠石12.7m、柱心間7.65m)で. 南陽市文化財にも指定されているとのことです。

さらに赤湯温泉街が一望できる場所に来ると、烏帽子山の名前の由来になったとされる烏帽子岩が置かれています。ただ、誰がどのようにこの場所に運んだかは不明です。

烏帽子2神社は改装中のため、立ち入りせず赤湯温泉街に引き返し、②地点の瀬見温泉に向け出発したのですが、赤湯温泉を離れる前に、昨日の三羽目の兎がどうしても気に掛かり、熊野大社に舞い戻ることに。昨日と同じ場所に着くと、アレ~昨日の顔ぶれが、挨拶はすれどもお互いに教え合えない異様な雰囲気の中、一時間ほどかけて探しましたが、二羽の兎以外、三羽目はどうしても見つけられませんでした。兎5予定外の時間を費やした為、新庄市観光の計画は取りやめ、山形新幹線の始発駅となっているJR新庄駅にのみ立ち寄ってみることに。山形32時間半のドライブで、モダンなガラス張りのJR新庄駅に到着。山形駅1駅構内に入ると、新庄祭りの山車の展示と、ユネスコ無形文化遺産候補に!!と表示の、のぼりが...山形駅2

新庄祭りの山車は、歌舞伎の名場面や歴史上の物語の決定的瞬間を再現したもので、毎年各町内の若者たちがそれぞれ工夫を凝らして作り上げているようです。

 山形駅5観松館14玄関、フロント&ロビー予約済みの温泉付き客室「七宝倶楽部」(しっぽうくらぶ)~里の山桜~へ案内され、 10畳和室で観松館4左の囲いの中に陶器のお風呂と観松館3そしてマッサージチェアー付き観松館2窓の外には薄らと雪化粧の山々が...(昨日雪が降ったようで~)観松館5大浴場、露天風呂も、もちろん源泉かけ流しですが、特に特徴のないさらりとしたお湯で、温泉分析表には源泉温度61.6℃、Ph7.4と表示。観松館12cats100夕食は個室の食事処で、観松館7観松館6事前に並べられた料理長特選料理、この他、山形牛の包焼き、温もの、あみ焼き等、食べきれないほどの量。夕食後部屋に戻りましたが、磁器のお風呂のかけ流し湯の流れる音が結構やかましく、温泉の流れを止めることになり、温泉風呂付きの部屋も良し悪しです。新庄祭りは、藩政時代の宝暦6年(1756年)、藩主戸沢正諶(まさのぶ)が前年の大凶作でうちひしがれている領民に、活気と希望を持たせ豊作を祈願するため、戸沢氏の氏神である城内天満宮の「新祭」を、領民あげて行ったのが起源との由。駅構内は山車の展示などで賑やかな様相でしたが、今日のお宿、瀬見温泉、ゆめみの宿観松館へ向かう駅前通りの商店街は、シャッター通りと化しておりモダンな新庄駅とは対照的な光景です。30分程で、観松館に到着。