熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

南熱海網代山温泉竹林庵みずブログ


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伊豆奥下田に飲泉可能な、自家源泉かけ流しの秘湯「観音温泉」の情報を知り、訪問の機会をうかがっていたのですが、6月中旬に東伊豆と西伊豆のお宿が、前後の日程で予約出来た為、3泊4日の旅を計画。 自宅より下図の青いドライブルートに沿って巡りました。①泊目は東伊豆、南熱海網代山温泉「竹林庵みずの」、②泊目に伊豆奥下田 飲泉「観音温泉」、そして③泊目、西伊豆、土肥温泉「牧水荘土肥館」に宿泊。西宮ICから名神、新東名及び伊豆縦貫自動車道と高速を乗り継ぎ、大場・函南ICから国道135号線で伊豆半島網代の海岸に(所要時間約7時間)、今日のお宿「竹林庵みずの」は山の上にあり、網代山方向に急な坂を上っていきます。坂を上り切ったところに「みずの」の案内版があり、矢印の方向へ右に曲がると3階建ての建物?が現れ、一気に坂を上がり建物の下で、待ち構えていた宿のスタッフに、予約の名前を告げ荷物を下ろしスタッフの誘導で、駐車場の一番奥に車を駐め入口へ向かいます。建物の下を潜ってきたところに「みずの」と書かれた門構えと、その奥に玄関に通じる階段があり、階段を上がりつめたところの玄関前で、女将の出迎えを受けます。中に入ると右手にフロント、奥がロビー、1枚板の大きな机に木製の椅子、すべてが民芸調に統一されているようです。窓からは相模湾が一望できますが、ただ寛ぐようなロビーの雰囲気ではなく、すぐに予約の部屋「漁火」へ、床は全て畳敷きでスリッパは無し。ロビーから部屋に向かう通路に、全館案内図があり、これによると本館が11室、別邸に3室の全部で14室(全室がオーシャンビュー)であることが分かります。部屋までの経路は上図の赤い破線で示すように、「漁火」はロビーの隣に位置する部屋で、部屋に入ると、正面に冷蔵庫、湯沸ポット、湯吞セットなどが置かれ、 左の襖を開けると、15畳の和室(食卓風の机と椅子が配置)、3畳の小部屋そして窓の外に檜の露天風呂。小部屋には簡単な木製の椅子とテーブル、フットマッサージャー?と鏡台が置かれています。そして、この高台の窓から太平洋を見下ろせる眺望が抜群、今日は天気が良く、左に初島、右の遠くに大島が...。ウエルカム・ドリンクを飲みながら、部屋でチェックイン手続きを終え、下図の貸切風呂・足湯の説明から、コロナ禍の為、大浴場は全て取り崩され、その場所に新しく貸切風呂が作られていること(予約はフロントで)、そして足湯の傍に馬小屋があることを聞き、下図の青い破線の道順で早速探索に、玄関を出ると大きな鯉が口を開け寄ってくる池の傍を通り、坂を上がって、足湯(雲上)に到達。右側には出来たての貸切風呂(独泉)の外観が見えますが、足湯を左手に行くと馬小屋と馬場に、馬小屋にはサラブレッド2頭と、ポニーが3頭(これはオナーの趣味で飼っているとのこと)、フロントでもらったニンジンの餌やりを楽しみ、足湯にも浸り、思いがけない体験して部屋に戻りました。部屋の露天風呂へは洗面所、脱衣場(奥にトイレ)を経て、左の扉から風呂場へ、結構大きな檜風呂にお湯が掛け流され、浴槽に溜められたお湯が透明ではなく、濁り湯であることに期待がヒートアップ。入浴すると、お湯が肌に染みるような独特の感触があり、舐めてみると、海水より辛いのではと思うほど無茶苦茶塩辛い。体の芯まで温まるためか、入浴後は汗が引くのに相当な時間がかかります。 温泉分析表によると、源泉は網代16,17号の混合泉、源泉温度63.1℃ Ph8.2、泉質はカルシウム・ナトリウムー塩化物温泉(高張性・中性・高温泉)、ナトリウムイオン 2633、塩化物イオン 8236㎎/㎏と書かれています。 尚、湯船に腰を掛けると太平洋を一望。足がたっぷり延ばせて浸かれる広い湯船の為、結局、貸切風呂にはいかず、部屋の露天風呂で源泉かけ流しの温泉を満喫。食事の方ですが、夕朝食とも部屋出しで、夕食には網代の潮まかせ船盛り、前菜そして一休からサービスの白ワインが食卓に並べられ、