熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

【熟年夫婦】冬の神秘、鹿の湯の温もりに包まれて


熟年夫婦シリーズサイトを見る

**** 北国の大地に佇む温泉地、鹿の湯。冷たい風が澄み切った空気を運ぶ中、私たちは夫婦でこの地を訪れた。白銀に輝く雪原と、温かな湯けむりが私たちを迎えてくれ、この冬の冒険が始まる合図となった。 **雪の中の宝石、宿「雪の舞鹿の湯」** 宿に到着すると、白い雪が積もり、まるで宿の周りが一つの宝石箱に閉じ込められたよう。宿の名前にふさわしい、雪の舞う中に佇む宿が、私たちを温かく迎えてくれた。足跡を残しながら宿の玄関に辿り着くと、そこからはまるで冬の童話の中にいるかのような錯覚に襲われた。 **宿のロビー、雪景色との対話** 宿のロビーには大きな窓があり、外の雪景色が一望できる。暖炉の炎が揺れ、部屋に広がる木の香りと雪の白さが心地よい調和を奏でていた。夫婦で座りながら、窓の外に広がる雪景色と対話を始めると、まるで雪が私たちに物語を語りかけているかのようだった。 **雪の中の湯けむり、露天風呂からの眺め** 宿には雪の中に佇む露天風呂があり、湯船に浸かりながら外の景色を楽しむことができた。湯けむりが雪と舞い、まるで銀世界に浮かぶ温かなオアシス。湯船から見上げる星空は、夜の幕開けを告げ、湖面に広がる雪は月明かりに照らし出され、一層神秘的な雰囲気に包まれた。 **湯の花舞う宴、夜のご馳走** 夜、宿のダイニングでいただく夕食は、湯の花舞う宴。地元の食材をふんだんに使った料理が、私たちの舌を楽しませた。雪の舞う中、宿の窓から見える外の景色と、温かな室内でいただく料理との対比が、この瞬間を一層特別なものにしていた。 **雪遊びの午後、宿の周辺を散策** 翌日、宿の周辺を散策することに決めた。宿から出ると、まるで雪原がキャンバスになったかのような美しい光景。雪の結晶が降り積もり、私たちの足跡だけが静かに積もった雪の中に残る。手には温かいココアを持ち、雪の中を歩くことができる贅沢なひととき。 **冬の日差しと湯船の余韻、午後のひととき** 宿に戻り、温泉に浸かる。湯船に浸かりながら、外の雪原との対話がまるで続いているかのよう。冷えた身体が湯の中で温まり、冬の日差しと湯船の余韻に包まれた午後のひととき。湯けむりが宿の窓を包み、時間の流れがゆっくりと静寂に包まれていく。 **雪の夜、宿の灯りに誘われて** 夜が訪れ、宿の灯りが雪原を照らし出す。宿の窓から見える雪景色は、夜の静寂に包まれ、まるで別世界のよう。雪の中に佇む宿の灯りが、私たちを呼び込むように見えた。暖炉の炎と灯りの温かさが、心地よい眠りへと誘ってくれた。 **鹿の湯の思い出、心に刻まれて** 鹿の湯で過ごしたこの一月の日々は、まるで冬の絵本をめくっているような、特別な時間だった。雪の中の宿、温泉の湯けむり、雪遊びの楽しみ。これらの瞬間が、私たちの心に深く残り、鹿の湯の温もりが永遠の思い出となることだろう。再びの訪れを誓いながら、私たちは雪の舞う街を後にした。