層雲峡温泉 朝陽亭に宿泊。お湯自体はクセのないさらりとした感触で、確かに消毒剤の匂いは感じず、温泉の情報として、約1km離れた山中の湯元より毎時4トンの湯が74℃で湧出(温度が高い為加水)、無色透明の単純硫黄泉、Ph7.9(ほぼ中性)と説明されています。
2日目は大雪高原温泉沼めぐりに向かいます。
旭岳温泉から地図上では大雪山を挟んで目と鼻の先ですが、車で行く場合は、大雪山山系の周りを約140km走行する必要があります。
層雲峡を通り過ごし39号線から273号線に入り、大雪湖沿いを6kmほど進むと、「大雪高原温泉右折」を示す立て看板に出会って、青い線で示した舗装されてない細い林道を延々10kmも走行しなければなりませんでした。
初めて向かった我々は、車のナビが全く違う場所を表示し、再三、大雪高原山荘に携帯で問い合わせましたが、273号線の途中から携帯が全く繋がらず、行ったり来たりで到達までには大変な苦労。
山荘の左手にヒグマ情報センターがあり、
「入山は13時,下山は15時迄に」の注意書きが..
左の入口からセンターに入りました
左の入口からセンターに入りました
このセンターには数名のスタッフが常駐し、早朝からコースを巡回、クマの行動を監視して訪問者の安全確保に従事されています。入山には名簿への記入と安全レクチャーを受けることが義務付けされており、センター内の掲示板で説明を受けることに。
ヒグマの目撃地、足跡、糞などの位置情報
ヒグマの目撃地、足跡、糞などの位置情報
道に張り出した木の根っこ、大きな水芭蕉や、ヤンベ温泉の蒸気、ヒグマに注意の立札を見てさらに進み、
土俵沼 ― バショウ沼 ― 滝見
沼
の3つの沼を経て
約1時間、ようやく緑沼に到着。
ここで手持ちのサンドイッチを食べながら、夏の緑も美しいが、秋の紅葉時の景色(沼の水面に映しだされる絶景?)も見てみたいな~と思いながら暫く眺めていました。一方では15時までの下山が頭から離れず、昼食後早々に帰路につき、途中クマに遭遇することもなく14時40分無事センターに帰着。
このあとは高原温泉(日本秘湯を守る会)の日帰り入浴のため、大雪高原山荘に入館。風呂場へ向かう廊下に昭和43年9月に昭和天皇がこの地を訪問された写真が掲載されており、それなりに由緒ある山荘のようです。
風呂場には内湯と露天がありましたが、露天風呂のみに入浴、天気も良く、適度の運動の後の露天風呂は温泉好きにはたまりません。
特にイオウの匂いのする白濁したお湯は温泉冥利に尽きます。源泉の温度は70℃、単純酸性泉と表示されていました。ただこの山荘には、残念ながら部屋にトイレがなく、宿泊先としては少し躊躇するところです。
大浴場&露天風呂
元々このホテルは高台にある為、最上階の風呂場からの眺めは素晴らしく、広い浴槽に源泉かけ流し?ホントかなと思いながら入浴、お湯自体はクセのないさらりとした感触で、確かに消毒剤の匂いは感じず、温泉の情報として、約1km離れた山中の湯元より毎時4トンの湯が74℃で湧出(温度が高い為加水)、無色透明の単純硫黄泉、Ph7.9(ほぼ中性)と説明されています。
食事の方ですが、夕食、朝食ともバイキングで、内容に不満はありませんでしたが、やたらと外国人(中国系)の姿が目立ちました。この種の大規模ホテルではやむを得ないことなのでしょうかね~...