後生掛温泉(東北)ここには火山風呂、神恵(経)痛の湯、泥風呂、打たせ湯、箱むし風呂、蒸気サウナ、露天風呂まで7種の設備があり、中でも興味を引くのが泥風呂と神経痛の湯で、帯状疱疹の治療後にしばしば起こる神経痛「後ヘルペス神経痛」に効果があることから名付けられたようです。
今年も12月になったので、源泉掛け流しの雪見風呂を期待して、大阪伊丹から10時30分発の「いわて花巻」行のJAL2183便に搭乗。
11時50分定刻通り「いわて花巻」空港に到着、しかしながら飛行場には期待した雪は全くありません。
今回お世話になるレンタカーは、飛行場出口前で待機しているマツダ・デミオ。
花巻ICから東北自動車道に入ると、速度制限標識がなんと120㎞の表示にビックリ。
今回初めて雪道を走行して、御所掛温泉旅館前に到着。尚、大浴場の矢印方向(外来入浴客)に進むと、湯治村の立て札がある湯治部へ繋がっているようです。
硫黄の匂いと水蒸気が蔓延した浴場内は、とても撮影できる環境でなく、後生掛温泉のHPの写真を掲載しました。
さらに詳しい内容は後生掛温泉HPをクリックください。
尚、湯上り後湯治部フロントに立ち寄り確認したのですが、ここの湯治部は下図のように大浴場の周りに旅館部よりも多数の建物が存在していることに驚嘆、湯治村と呼ばれている謂れが理解できます。
御所掛温泉旅館建屋
旅館入口
入口の扉を開けて中に入ると、外観からは想像できないくらいモダンなフロントとロビーが配置されています。
さらに詳しい内容は後生掛温泉HPをクリックください。
湯の温度が高めに設定されているせいでしょうか(特に泥湯の温度は高い)、身体の芯まで温まり過ぎるくらい温まります。お湯は灰色系の白く濁った温泉で、源泉温度88.4℃、Ph3.2、泉質は単純硫黄泉と書かれています。
中でもオンドルと呼ばれている部屋ですが、部屋の床下に温泉蒸気を通し、その地熱で湯治効果を上げようとするもので、24時間、温泉に入っているのと同じ効果を期待できるとも云われ、長く滞在していると体内温度が上がり、免疫力アップ効果や自然治癒力の向上が期待できるということです。
正に日本の湯治・温泉の原風景がここにあると宣伝されています。
一方食事の方ですが、夕朝食共新館地下1階の食事処(りんどうの間)で、
正に日本の湯治・温泉の原風景がここにあると宣伝されています。
一方食事の方ですが、夕朝食共新館地下1階の食事処(りんどうの間)で、
夕食は、地の食材を使用した旬の郷土料理ということですが、暖かいものは金目鯛の鍋のみで、あとは冷え切ったものばかり、地元産品のわっぱを使ったカニ飯も冷たく、やはり夕食の締めには暖かい御飯を用意してもらいたいものです。
最後に「オナメ、モトメの湯」と名付けられている源泉名ですが、その由来が悲しい物語として掲載されていましたので紹介しておきます。