熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

旭岳温泉 旭岳湯元湧駒荘に宿泊。源泉の温度44℃、Ph6.5を確認して入浴。窓の外には露天風呂もあり、丁度良い温度で、体も温まりました。

3日目の層雲峡の朝は少し曇り空ですが、午後には天気が回復の予報です。今日は層雲峡紅葉谷トレッキングに申し込み、9時30分集合場所の黒岳ロープウェイ乗り場にやって来ました。

紅葉谷1
今回もまた我々2人のみの参加でガイドさんと3人で出発。
すぐに紅葉谷入口の散策路案内板に出会い、ここから紅葉滝まで700mの第一歩を踏み出しました。
紅葉谷2
天狗の引き臼岩、オンコ岩(珍しく岩の中に根付いた樹木がある岩) 等を経て 
、紅葉滝まで路案内をしてもらった「りんゆう 
観光」の美人ガイドさんです。
紅葉谷8
約1時間の山歩きで紅葉滝に到着、滝の前でマイナスイオンをいっぱい吸い込みながら、
周りを見ると層雲峡ならではの見事な柱状節理がそびえ立っています。
紅葉谷4
紅葉谷5
約2時間のトレッキングを終え、出発点 
に戻り、昼食後
ロープウェイに乗って黒岳五合目まで登りました。
黒岳駅出口で見かけた案内板に「カムイミンタラ」と書かれていますが、これはアイヌ語で「神々の遊ぶ庭」という意味だそうです。
黒岳3
普段なら黒岳山頂を目指すのですが、さすが2日続きの山歩きによる疲れのため、トレッキングを諦め
黒岳駅の屋上展望台に登り、
黒岳2
層雲峡を一望 
黒岳1
雲が晴れ黒岳山頂が見えかけてきたところで、
黒岳4
ロープウェイ乗り場に戻りました。

その後、層雲峡ビジターセンターに立ち寄り、今日のお宿、旭岳湯元湧駒荘にへ。 
丁度、忠別湖に差し掛かった所、数本の水蒸気が立ち上がる北海道最高峰「旭岳」の全容を望み、
ここから20分ほどで、湧駒荘に到着。
ユコマン2
5階建ての湧駒荘玄関
湧駒荘2
フロント&ロビー
案内された部屋は、3階10疊和室
湧駒荘1
浴場は全て1階と聞いていましたが、室内の案内図でその場所を確認し、
湧駒荘4
先ずは赤丸印の宿泊者のみ入浴可能な本館浴場に入浴。
湧駒荘6
熟年夫婦ユコマン1
源泉が敷地内に5箇所、露天風呂を入れ6つの浴槽がありましたが、いずれも湯の温度が低く、少し期待はずれの感(かろうじて元湯の浴槽がまだ高めかな...)、体が温まらないため、続いて外来者も入浴可能な青丸印の別館浴場へ移動。
7湧駒荘
源泉の温度44℃、Ph6.5を確認して入浴。窓の外には露天風呂もあり、丁度良い温度で、体も温まりました。

食事の方ですが夕食、朝食共1階のレストラン大雪で、夕食は黒毛和牛のしゃぶしゃぶでしたが、前菜に半分のメロンの中にヴィシソワーズ、 
箸休めとして出された
湧き水で作ったゼリーが珍しいものでした。
湧駒荘7
量的には少なからず、多からず丁度の量で味も満足。
 

支笏湖温泉 第一寶亭留 翠山亭に宿泊。源泉の温度が34℃と低いため、加温、循環式で消毒剤使用と説明されていましたが、内湯は檜のすごい良い香りで消毒剤の匂いは全く感じませんでした。

北海道に来て、4日目になりました。今日帰る予定が台風11号の影響で、急遽飛行機を翌日に変更し、空港近くの支笏湖温泉に4泊目を取りました。
そのため少し時間の余裕が出来たので、ホテルのフロント推薦のラベンダー畑再見学(ぜぶるの丘、かんのファーム)を加え、既に計画済みの青い池と、凌雲閣(立ち寄り湯)を訪問し、下図の地点から青いルートに沿って支笏湖温泉向かいます。

熟年夫婦北海道10

今日の北海道は雲一つない青空です。9時30分「ぜるぶの丘」へ到着。

ぜるぶ
青空に映えラベンダーの紫が綺麗です

ぜるぶ3

ラベンダー畑の奥にひまわりが咲いています
ぜるぶ6
遠くに旭岳を見渡せる花畑
ぜるぶ5
我々は時間セーブのため、電気カートに乗って一周、ここにも中国人の団体客が朝早くから詰めかけていたのには驚きです。
続いて「かんのファーム」へ
かんの1
かんの
結構広いラベンダー畑を見学し、次の目的地「青い池」へ。丁度到着時、中国語表記の観光バスが10台ほど駐車中、池の周りは中国人で溢れかえり、やかましいのなんの「青い池の神秘性」等全く期待はずれ(今後、赤旗の池と名前変えろ!!!と言いたい).
青い池16
青い池2
青い池17
池の端まで行くと案内板に、水が青く見える理由(光の散乱)や、池の成り立ちが説明されており、
青い池5
横に流れる美瑛川の水も青く見えます。(
カナディアンロッキーの川の色が思い出されます)
青い池6
続いて次の目的地、標高1,200mの「凌雲閣」の立ち寄り湯へ、途中、展望台で水蒸気が立ち上がる十勝岳を望み、
十勝岳
一挙に「凌雲閣」まで登り、
凌雲閣
先ずは露天風呂へ、
凌雲閣4
凌雲閣3
十勝岳の大噴火跡の景色を眺めながら、珍しい茶褐色の濁り湯(源泉温度63.6℃、Ph6.2)に感動して、ゆっくりと浸かりました。

入浴後、凌雲閣のそばにあった「十勝岳温泉」の立札を後に、今日のお宿支笏湖温泉、第 
一寶亭留 翠山亭 へ

凌雲閣5
 
約3時間半のドライイブで翠山亭に到着。 
翠山亭
2階建ての翠山亭玄関
翠山亭7
フロント&ロビー
今日の部屋は、ツインベッドの広めの洋室です。
翠山亭5
翠山亭6
あまり期待していなかった温泉ですが、
翠山亭8
内湯
翠山亭9
露天風呂
 
源泉の温度が34℃と低いため、加温、循環式で消毒剤使用と説明されていましたが、内湯は檜のすごい良い香りで消毒剤の匂いは全く感じませんでした。
 
夕食はお食事処で、一般的な懐石料理、朝食は食堂で和食、7月17日、9時にホテルをチェックアウトし新千歳空港へ、2時間のフライトで関空着陸後無事帰宅。
尚、レンタカー返却時の今回の全走行距離は818kmを記録しました。

小谷温泉・奥の湯、雨飾荘に宿泊。館内の温泉は、内湯のすぐ外に露天風呂が併設されており、豊富な湯量の源泉(村営露天と同じ)かけ流しで、いずれも一人の入浴で貸切状態。

今回は、信州北アルプス麓の標高の高い温泉地を選び、避暑を兼ねて8月25~29日、4泊5日の車の旅を計画。出発は西宮ICから名神高速北陸道を経由し糸魚川ICまで、ここで高速を下り国道148号線を南下、一泊目の下図地点小谷温泉・奥の湯、雨飾荘に向かいました。
尚、黒枠内の赤字は訪問観光スポット、青い線は走行ルートで、②泊目の白馬みずばしょう温泉、ホテル・シェラリゾート白馬、③泊目の白馬八方温泉、白馬東急ホテル、④泊目の葛温泉、温宿かじかへと移動していきます。

信州ルート
約7時間のドライブで、16時30分標高900mの雨飾荘に到着。
雨飾
雨飾13
雨飾荘玄関前
雨飾1
フロント&ロビー

チェックイン時、今日の宿泊者は我々一組のみと聞かされ、準備された2階の10疊和室へ、
雨飾3

雨飾5
民芸調の落ち着いた日本間で、部屋の窓から見える緑が見事で心が癒されます。
雨飾7
暗くならないうちに、雨飾荘の手前100mほどにある、ブナ林に囲まれた村営の高原露天風呂(男女別)へ、
村営露天
雨飾8
高原露天風呂入口
雨飾10
雨飾11
男性用露天風呂&脱衣所
村営といえど露天風呂管理は雨飾荘が担当。
源泉の温度は51.8℃、Ph7.0、無色透明のナトリウムー炭酸水素塩温泉と説明されています。ブナ林を眺め開放感のある自然の中で源泉かけ流しのクセのないさらりとしたお湯に満喫。
ただ、ここには洗い場がないため、雨飾荘館内の温泉に戻りました。
雨飾15
雨飾14
館内の温泉は、内湯のすぐ外に露天風呂が併設されており、豊富な湯量の源泉(村営露天と同じ)かけ流しで、いずれも一人の入浴で貸切状態。


食事の方は夕食、朝食とも一階の食堂でしたが、この山奥では...と期待していなかったのですが、部屋もさることながら食堂も民芸調のおしゃれな作りで、

雨飾16
夕食は、前菜から始まり、イワナのお造り、煮物、山菜の天ぷら、サイコロステーキ、焼き魚等など味付けも良く、量も豊富で満足。

ご参考迄に夕食のお品書きを掲載しておきます。

夕食
IMG_0001
シーズンになれば、登山客などで混み合うのでしょうが、当日は館内全てが我々2人の貸切状態で、気楽な旅の初日を迎えることが出来たせいも有りますが、山荘として、館内の雰囲気、サービス、食事内容、温泉を含め最高ランクに位置するのではないでしょうか?また時節を変え秋の紅葉時に訪れてみたい所です。

白馬八方温泉、白馬東急ホテルに宿泊。源泉温度は48.1℃、Ph11.5と日本一の強アルカリ泉と説明されていますが、それほどのアルカリ性のお湯とは感じられず。

3日目の朝、雨は止んでいますが曇り空です。9時30分ホテルをチェックアウトし、昨日断念した栂池自然園散策のため、栂池ゴンドラ乗り場に向かい、

栂池24
10分程で、専用駐車場に着き、ゴンドラに乗り込みました。
20150827100118(1)
20150827100118(2)
                                                                                                               山の上は厚い雲に覆われています。
ゴンドラからロープウェイに乗り換え、11時丁度栂池自然園に到着。 周りは霧状の雲に覆われほとんど見えない状態でしたが、
栂池2
自然園入り口から、下図の青い破線に沿って散策スタートです。
栂池22
梓川までは完全に木道が整備され歩きやすく、湿原に咲く花々を撮影してみました。(シモツケソウ、ワタスゲ、ハクサンボウフウ、ヤチトリカブト等々)
栂池4
梓川を過ぎると、結構上り下りのある山道となり、展望湿原(標高2,010m)まで1時間40分ほどかかりましたが、この日は残念ながら、展望湿原からも写真のように依然厚い雲のため、北アルプスの山々は全く見えません。
栂池1
暫し休憩の後帰路に、少し雲が晴れかけてきた時の湿原の様子です。
IMG_0315
結局、往復で3時間半を費やし、ロープウェイ乗り場に戻ってきました。再びロープウェイ、ゴンドラと乗り継いで15時30分駐車場に戻り、今日のお宿、白馬八方温泉白馬東急ホテルに。
白馬東急3
白馬東急ホテル玄関前
白馬東急12
5階建ての大規模ホテル(駐車場側の東向きの部屋)
玄関を入ると右手にフロント、正面に前庭を見通せるロビー。
白馬東急9
白馬東急
白馬東急10
風格を感じさせられるロビー
 
部屋は予約済みの4階、西向きバルコニ付きツインルーム(アルプスサイド)へ、
白馬東急5
白馬東急4
部屋の窓からの眺めですが、周りは緑の森で埋められています。
白馬東急13
ホテルの前庭を散策。
白馬東急11
アルプスサイドの西向き4階の宿泊部屋
一応、ロビーや食堂での浴衣やスリッパの着用は禁止されていますが、浴場(1階)へは専用のエレベーターで浴衣姿での往復が可能となっており、早速、浴衣に着替えて浴場へ。浴場には内湯のすぐ外に露天風呂が併設されています。
白馬東急2
源泉温度は48.1℃、Ph11.5と日本一の強アルカリ泉と説明されていますが、それほどのアルカリ性のお湯とは感じられず、又源泉かけ流しとも説明されていない為、循環式で少し加水されて薄められているのかもです...?。


食事の方ですが、夕食は2日続きのフレンチを避け、敢えてバイキングを選び、1階のレストランでしたが、それなりの品数と味付けは最高ランクのものでした。

葛温泉、温宿かじかに宿泊。さすが秘湯の温泉と云われているだけあり、露店風呂の大自然の中の雰囲気も素晴らしいが、源泉かけ流しの豊富な湯量と、お湯の感触に感激です。

4日目の朝、6時半に目が覚めると、部屋の窓から森の上に雪を抱いた北アルプスの山々が、雲の合間に見えているではありませんか、ほんの4~5分の間でまた雲に覆われてしまいましたが、アルプスサイドと名が付いた部屋の意味が良く分かりました。
八方1
今日は昼から雨の予報があり、朝食(バイキング)を早めに済ませ、8時半にホテルをチェックアウト。八方池までのトレッキングのため急ぎゴンドラ乗り場に。
八方22
ゴンドラに乗り込みましたが、昨日と同じように上空は厚い雲に覆われています。
八方13
ゴンドラ終点のうさぎ平は雲の中、
八方7
うさぎ平から2本のリフトを乗り継いで、八方池山荘へ、
八方14
この天気でも登山客は列をなして、登山道を登って行きます。
八方15
八方池山荘の前に総合案内図があり、

八方11
八方9
八方池第3ケルンまで、石神井ケルン、第2ケルン、並びに八方ケルンを経て、40+15+10=65分(1時間5分)と説明があり、時計を見ると9時25分。
山道を登り、
八方23
第2ケルンを経て
八方17
八方池が見えてきました
八方24
八方池
八方25
殆ど休憩なしのため、約1.5Kmの距離を丁度1時間5分で、10時30分八方池に到着。
雲が晴れるのを待って、八方池撮影後、
八方26
池の周りを回って第3ケルンへ
八方27
八方28
標高2080mの第3ケルン到達時点で、八方池は再び雲の中。結局、北アルプスの山々の勇姿も残念ながら全く見えず、30分ほどの滞在で、八方池山荘・リフト乗り場に戻りました。
この時間は幸いなことに雲が晴れており、下りのリフトから正にパラグライダーに乗っているような眺望で、左下の森の中に赤い屋根が、昨日宿泊の白馬東急ホテルでしょう~!
八方32
12時半ゴンドラ乗場に戻り、軽い昼食のあと、昨日ホテルでもらったミニSL乗車券が残っているのを思い出し、童心に返って、白馬東急ホテルに隣接のミニトレインパークを訪問してみることに。
熟年夫婦八方33





map
線路レイアウト
なんとびっくり、線路総延長1000m、鉄道橋50mや26台待機できるトラバーサ、車輌を修理する機関区も完備され、鉄道マニアにとってはたまらない施設です。
八方34
ミニSLでコース2週を乗車中
ミニトレ
精巧な作りのミニSL
大人でも十分楽しんだ後、今日のお宿、葛温泉温宿かじかへ、約1時間のドライブで到着。
葛温泉10     
葛温泉11
かじか玄関入口
cats25
フロント&ロビー
フロントの右手から階段(3階相当)を上り宿泊部屋へ、部屋数は全部で6室のみ(この平日でも満室に驚きです)。
葛温泉9
葛温泉12
和室10疊、書院風のコーナーもあり、なかなかおしゃれな感じ。
早速、浴衣に着替え風呂場へ、
葛温泉7
露天風呂
葛温泉8
内湯
さすが秘湯の温泉と云われているだけあり、露店風呂の大自然の中の雰囲気も素晴らしいが、源泉かけ流しの豊富な湯量と、お湯の感触に感激です。露天風呂と内湯は源泉が違うようですが、(露天:源泉温度72.4℃、Ph7.83 内湯:源泉温度87.8℃、Ph7.90)、その違いは全く感じません。
温泉好きにはこの宿を選んで正解ですが、ただ食堂での夕食が値段の割にはお粗末な感じで、写真撮影する気にもなりませんでした。
翌朝、朝風呂を満喫し、9時半にチェックアウト、夕方の5時無事自宅に戻りました。今回は天気の関係で雄大北アルプスの勇姿をゆっくり鑑賞することが出来ませんでしたが、それなりに色んな体験が出来、楽しい4泊5日の旅を過ごしました。又季節の時期を変えて訪問してみたいコースです。尚、今回の全走行距離は、1,119Kmとなりました。

次の訪問先は、新潟県の温泉地★を10月中旬に、紅葉見学を兼ね巡る予定です。どこかおすすめの温泉地がありましたら教えて下さい。

大湯温泉 源泉湯の宿かいりに宿泊。源泉の温度は、30~53.5℃、Ph8.5の弱アルカリ性の無色無臭、消毒剤の匂いは全くなく、クセのないさらりとした熱くもなくぬるくもなく丁度適温に調節されたお湯でした。

本年4月長野県別所温泉訪問時、10月の松茸シーズンに是非再来をと言われていたため、紅葉狩りを兼ね再訪問する計画を立てました。ただ松茸と紅葉シーズンには少し時期的にズレがありますが、10月中旬の紅葉場所を強引に検索したところ、下図の奥只見湖を筆頭に八海山、清津峡、苗場(ドラゴンドラ)、秋山郷妙高高原等が表示されました。
それと同時に、ふるさと割クーポン(地方創生予算)の配布時期でもあり、「うまさぎっしり新潟の旅」半額割引に応募し、紅葉場所近くの大湯温泉 源泉湯の宿かいり、②越後湯沢温泉 御湯宿中屋、③妙高高原赤倉温泉 赤倉観光ホテルを予約、最終日に松茸の別所温泉松屋旅館に向かう4泊5日(10月20~24日)の旅としました。

尚、黒枠内の赤字は立ち寄り紅葉観光スポット、青い線は走行ルートです。
新潟(紅葉)9
10月20日6時45分、西宮ICから名神高速北陸道を経由し柏崎ICで高速を下り、小千谷IC~小出ICまで関越自動車道を利用、国道352号線から奥只見シルバーラインを経て、約7時間半のドライブで14時15分奥只見ダムに到着です。

奥只見シルバーラインは、もともとダム建設用の道路として建設され、全長22kmのルートで、そのうちの18kmは合計19のトンネルが連なっている。かつて周辺が銀山であったため「シルバーライン」と名付けられたようですが、この綺麗な名前に反し、トンネル内は随所に湧水があり走行中は泥しぶきが跳ね上がり車は泥だらけになりました。

奥只見
トンネルを抜ければ、高さ157mの奥只見ダム下の駐車場
奥只見3
ダム頂上までのスロープカーと歩道

歩道を徒歩5分ほどで、奥只見ダム頂上に到達。ダムの地下には、4基の発電機が設置されており、最大出力56万Kwと表示。

奥只見15
奥只見5
遊覧船乗り場に急ぎ、予定通り14時30分発の周遊コース(30分)に乗船。
route_okutadami
奥只見7
奥只見16
乗船後の案内で、尾瀬沼に源を発し北へ流れる只見川を堰止めて造られた奥只見湖は、正式には銀山湖と呼ばれており、広さは東京ドーム250個分、貯水量6億トン、国内最大級の貯水量を誇る人造湖で1961年に完成、40個の集落が水没しており一番深い所で水深150mと説明を受けました。

以下の写真は船内から見た湖岸の紅葉状況です。
奥只見25

奥只見11
奥只見23
奥只見21
黄金色の紅葉を満喫し、ダム下の駐車場からシルバーラインを引き返し、今日のお宿大湯温泉 源泉湯の宿かいりに向かいました。シルバーラインの出入り口からわずか3分で到着。
かいり3
外観は少し老朽化の様相でしたが、館内は数年前にリニューアルされており、非常に綺麗です。
かいり13
フロント&ロビー
案内された部屋は12.5畳の和室、広くて快適です。
20151020161808(5)
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部屋は3階の川沿いで、窓から左手には滝が、対岸の正面に風呂場(湯殿棟)が見え、渡り廊下「かじか橋」で渡って行きます。
ooyu
開湯1,300余年の県内でも歴史のある温泉で、3本の源泉を加水も加温もしないで浴槽に注がれているようですが、源泉かけ流しではなく、循環濾過式とのこと。下の写真の内湯の他、露天風呂や洞窟風呂がありました。
かいり1
かいり2
源泉の温度は、30~53.5℃、Ph8.5の弱アルカリ性の無色無臭、消毒剤の匂いは全くなく、クセのないさらりとした熱くもなくぬるくもなく丁度適温に調節されたお湯でした。

尚、夕食の方ですが、半個室の食堂ですき焼きと旬会席、南魚沼産コシヒカリの一人釜炊きがあり、いつもながら地元コシヒカリの美味しさに感動です。

ooyu5
 

越後湯沢温泉 一望千里 御湯宿 中屋に宿泊。源泉の温度は43.4℃ Ph9.6の強アルカリ性、かすかに硫黄の香りがする少しヌルとしたお湯でした。

2日目の朝、霧がかかっていましたが、八海山ロープウェイ山麓駅到着時は晴れ間が見えてきました。
八海山1
9時50分発のロープウェイに乗り込み、
八海山4
ロープウェイから見た紅葉状況
7分ほどで山頂駅に。 
八海山22
山頂駅からは雲海が...
山頂駅の出口で、登山者には登山カード提出が義務付けされている事を知り、氏名、住所、電話番号、車のナンバー等を記入して提出。(ここは遭難者が多いのかも...?少し不安)
登山道入口前に八海山トレッキングガイドの立札があり、チャレンジコースの薬師岳までは女人堂から急な登りが続くと敢えて書かれている為、我々は六合目女人堂までのトレッキング(往復2時間半)と決めました。
八海山19
八海山トレッキングガイド図(下に拡大図)
八海山18
登山道の入口です(10時10分)。
八海山13
階段を上ると標高1.165m(いいろうご)霊峰八海山遥拝所に、






八海山9
安全祈願を終えて、10分ほど登ると眺望が開け八ツ峰が見えてきます。標高1778mの岩の殿堂、山頂は岩峰群となっていて、古くから修行の山として崇められてきたそうです。
八海山10
この時間は全くの青空で、紅葉とのコントラストが綺麗です。
八海山29
八海山8
ただ、四合目半から女人堂へ行くまでは、梯子が掛けられた急な登りが3箇所もありました。
やっとのことで、11時30分、女人堂に到達。
八海山30
昔はここから先が女人禁制で、女性はこのお堂に籠って祈願したそうですが、今は避難小屋として使われているようです。
八海山14
女人堂(六合目)からの眺め
急な登りが続くと言われている薬師岳(八合目)
女人堂からの下山で急な下り坂に少し怖い思いをしましたが、13時無事ロープウェイ乗り場に戻り下山届けを済ませ、下りのロープウェイに乗り込みました。 
八海山27
下りロープウェイから八海山山頂の眺め
到着の山麓駅前には10月10日~11月3日の期間に限り、魚沼きのこ汁&新米おにぎりまつりが開催中で、丁度昼食にきのこ汁とおにぎりを。
八海山31
昼食後、ドラゴンドラ(苗場)に向かう予定でしたが、八海山の想像以上の急な上り下りで疲れ果て、今日のお宿越後湯沢温泉 一望千里 御湯宿 中屋に直行することになりました。
中屋3
中屋の玄関
中屋5
フロント&ロビー
案内された部屋は4階和室10疊、大きな窓が自慢の部屋で、越後湯沢駅を通過する上越新幹線を眺められます。 
中屋6
20151021155929(5)
中屋8
20151021160750(1)
窓から眺められる上越新幹線
風呂は同じ4階にあり、裏山の鍾乳洞より数百年も昔から滾々と湧き出ている源泉を、ろ過・循環など一切手を加えず、源泉かけ流しと説明を受け浴場に。
中屋9
屋根のない開放感たっぷりの露天風呂
源泉の温度は43.4℃ Ph9.6の強アルカリ性、かすかに硫黄の香りがする少しヌルとしたお湯でした。久しぶりに屋根のない露天風呂に入り、周りが雪で覆われた冬景色もいいだろうな~と思いながら開放感に浸りました。

夕食は部屋食で、
中屋11
中屋13
地元の食材を使った創作会席、メインに中屋自慢の「越後もち豚のスペアリブ」、味付けは良かったのですがお腹がいっぱいで全部は食べきれませんでした。そして最後に釜炊きスタイルの「南魚沼コシヒカリ」、地元で頂くご飯はいつも最高です。

別所温泉 上松屋旅館に宿泊。源泉かけ流しと言われているが???、洗い場や、浴槽が狭く、清潔感も含め温泉の満足感に浸れませんでした。源泉の温度は50.6℃ Ph8.7の弱アルカリ性とのこと。

4日目の朝、7時からの朝食を終え、ホテルの前庭を散策。

赤観33
この位置から、ホテルを撮影。

部屋にあったホテルの説明書きによると、このホテルの創業者は、大倉財閥の二代目(大倉喜七郎氏)で昭和12年にリゾートホテルとして開業、同時代には川奈ホテル、上高地帝国ホテル、後には東京のホテルオークラを建設と...。

ただ、この赤倉観光ホテルは、昭和40年に焼失。現在の建物は旧館に似せた形で、 
翌年に今の本館が建てられたそうです。
赤観32
               本館
赤観31
   新館(最上階にアクアテラスを備えた4階建て、
                       2-1階が露天風呂付きの客室)


今日は妙高高原スカイケーブルに乗って、山頂駅からブナ林を散策して、ホテルまで歩いて帰ってくる計画(下図)で、スカイケーブル乗り場までホテルのシャトルバス(8時30分発妙高高原駅行き)を利用させてもらいました。

スカイ30
8時35分スカイケーブル・ターミナルに到着。
スカイ19

ゴンドラに乗り込み、紅葉の中に赤い屋根の白いホテル、正に絵に描いたような絶景が続きます。

スカイ7
山頂駅に到着。展望レストラン・エートルに立ち寄り、ブナ林散策に向かいましたが、標高1,300mのブナ林の紅葉は既に終わっており、残っていたのは枯葉のみ。
スカイ9
 山頂駅付近からスキーのゲレンデとなる急坂を歩いて下って行きます
スカイ14
スカイ15
スカイ16
ホテルに近づくにつれ紅葉が残っており、約30分のトレッキング(下り)を楽しみ、10時半ホテルに戻ってきました。
スカイ17
赤観30
12時のチェックアウトまで未だ十分な時間があり、ロビーや新館のアクアテラスで時間を過ごし優雅なホテルライフを満喫...
スカイ24
スカイ6
スカイ5
さらに、ここのレストランで昼食メンユーにカレーがあることを知り、チェックアウト時に予約を済ませ、夕食及び朝食と同じメインダイニングルーム「ソルビエ」で、久しぶりのホテル・カレー(ビーフ)を食しました。

かなりスパイシーな好みの味のカレーであったことをここで報告しておきます。

13時赤倉観光ホテルを後に、予定外のヘビーな昼食のため、腹ごなしの散歩を兼ね、この春訪問のいもり池に立ち寄り、 
いもり池の紅葉状況

池をゆっくりと一周し、今日のお宿、松茸の別所温泉松屋旅館に向かい、

新潟(紅葉)15
16時、別所温泉松屋旅館到着。
上松6
旅館の外観とフロント&ロビー
上松12
10疊和室(新館9階禁煙フロアー)
 風呂場は旧館の5階に、
上松13
上松14
露天風呂

源泉かけ流しと言われているが???、洗い場や、浴槽が狭く、清潔感も含め温泉の満足感に浸れませんでした。源泉の温度は50.6℃ Ph8.7の弱アルカリ性とのこと。

待望の夕食は、部屋食の松茸フルコース会席プランを依頼していましたが、
上松11(’夕食)
残念なことに量が多すぎて、食べきれなかった事と、今一つ松茸の香りが乏しく、本当に地の松茸が使われているのかどうか...疑わしい限りでした。松茸の産地の別所温泉でも旅館の選定には 
十分な注意
(4月度宿泊の旅館を変更したこと反省)
が必要である事を認識させらました。

翌朝は天気が良く、帰宅途中に8月訪問した高瀬渓谷(葛温泉)の紅葉見学に。
葛温泉
葛温泉2
葛温泉3
葛温泉4
紅葉見学のタイミングも良く、特にカエデの真っ赤な紅葉が印象的で感激。後は自宅まで高速道路を乗り継いで、19時30分無事帰宅しました。

尚、今回5日間の走行距離は1,546Kmとなりました。

 

赤湯温泉 御殿守に宿泊。大きな石をくり抜いた珍しい風呂や桧風呂等、湯めぐりも結構楽しいもので、何よりも豊富な湯量と泉質に大満足です。

今回もふるさと割りクーポンを利用して、山形及び新潟県の温泉の旅、4泊5日(平成27年11月28日~12月2日)を計画しました。出発は大阪伊丹より新潟空港まで飛行機を利用し、0地点新潟空港からレンタカーを借りて、下図④地点の各温泉宿青いルートに沿って巡りました。尚、赤字の箇所は立ち寄りスポットです。

山形
大阪伊丹空港ゲート15、新潟行きJAL2243 10時25分発に搭乗。
伊丹4

伊丹5
定刻の11時30分、新潟空港に到着後予約済のレンターカー(ホンダフィット)で、地点の赤湯温泉に向け出発。
20151128114336(1)
新潟空港より約3時間のドライブで、赤湯温泉近くにきましたが、チェックインの時間まで少し早いので、熊野大社に立ち寄ってみることに。
熊野大社6
 入口から左手の急な石段を登ると、
熊野大社1
まず最初に見かけるのが「湯殿山神社」や「月山神社」、
熊野大社2
他にも願い事を叶える30柱の神様がこの大社に分霊されているとの由。
階段を上り詰めると、古さ故なのか顔が崩れた狛犬と遭遇、
熊野大社6
その背後には、1200年前の建造物と言われている厳かな茅葺きの拝殿が現れます。 
拝殿には皇室と関わりの深さを表す、菊の御紋や五七の桐が屋根の上部に取り付けられいます。又、換気のためか二重の茅葺き屋根となっている珍しい形状が興味を引きます。
熊野大社4
拝殿の横を通って本殿へ向かう途中、30の神様のうち、八幡神社愛宕神社、保呂羽神社、羽黒神社、菅原神社ならびに稲荷神社等のミニチュア版が立ち並んでいます。
熊野大社12
拝殿の奥には三つの神社があり、中央が本殿の「イザナミノミコト」、左が「スサノオノミコト」、右が「イザナギノミコト」が祀られており、 
熊野大社14
この右端にありました伊勢神宮のミニチュア版までも!!!
熊野大社13
本殿の裏に回ると、三兎招福と、うさぎが三羽隠し彫りされている彫刻に、そのうさぎを全部見つけると願いが叶うといわれていますが、
熊野大社15
熊野大社18
cats6
一羽目、二羽目はすぐに見つかたのですが、三羽目はそう簡単には見つかりません。しかも、最後の三羽目を人から聞いて見つけたり、人に教えてしまったりすると、ご利益がなくなってしまうと言われているので誰も教えてくれません。残念ながら周りも暗くなってきたため、探すのを諦めて今日のお宿、赤湯温泉 御殿守に向かいました。
名前から想像していた建物とは違い、シティーホテル並みの外観です。
御殿守3
御殿守の建物と玄関
御殿守5
フロント&ロービー、ラウンジ
案内された部屋は東館3階の和室(10疊)
御殿守6
                          大きな画面のテレビ
御殿守7
案内係りからの説明によると、開湯は約900年前、源義家の弟、源義綱が発見したとされる。家臣達がこの温泉で傷を癒した際、傷から出た血でお湯が真っ赤になったことから、赤湯と呼ばれるようになったそうで、ここ御殿守は創業380年の上杉家の旧別荘「赤湯御殿」として利用されてきた歴史を誇るとのこと。
風呂場には、5つの風呂の東湯、6つの風呂の西湯、さらに貸切湯の12の風呂があり、東と西は夜12時で男女入れ替え制となっています。
御殿守8
全部の風呂に入ってみたい欲望のため、少し落ち着かない面もあるが、大きな石をくり抜いた珍しい風呂や桧風呂等、湯めぐりも結構楽しいもので、何よりも豊富な湯量と泉質に大満足です。尚、源泉の温度は60.4℃、Ph7.3(中性)と記されていました。
夕食は個室の食事処で、
御殿守14
御殿守15
米沢牛の石焼き」と「山形牛のすき焼き」を中心とした会席料理「山の幸・雅膳」でした。

2日目、瀬見温泉

瀬見温泉 七宝倶楽部へ。大浴場、露天風呂も、もちろん源泉かけ流しですが、特に特徴のないさらりとしたお湯で、温泉分析表には源泉温度61.6℃、Ph7.4と表示。

2日目の朝6時に起床、早速風呂場へ、今日は西湯が男性用で6つの風呂の湯めぐりです。

御殿守20

1つの風呂に3分浸かるとしても最低約18分はかかります。4つの露天風呂は豊富な湯量の源泉かけ流しで、中でも一人用の丸太風呂は一番温度が高い温泉でした。

 

朝風呂の後、朝食は1階の大広間で和定食、土曜日の為か、団体客が多く大変混雑。ただ館内には、食後のコーヒが飲める喫茶室やラウンジ、民話の部屋等があり、コーヒをゆっくり楽しんだ後、ラウンジ奥の上杉家の歴史に触れる「時の倉」や、戦国時代の甲冑の展示や試着も可能な「甲冑の倉」へ入ってみました。鎧兜は全て紙でできているそうです。

御殿守31
又中庭に出ると、 
御殿守
御殿守のパワースポットと言われている横穴式井戸「龍穴洞」や、「花見の足湯」への散策道があり、そのすぐ北側に山形県の桜スポット「烏帽子山公園」と隣接していることが分かりました。

 ※ 昔、水の確保や野菜の保管など冷蔵庫代わりにも使われていたようです

チェックアウト後、場所的にはすぐ近くなのですが、車では回り道をして烏帽子山公園へ、公園の奥に進むと、烏帽子山八幡宮があり巨大な石造大鳥居に、

大鳥居
烏帽子
烏帽子山から掘り出された継ぎ目の無い一本岩から造られた大鳥居(総高10.75m 、笠石12.7m、柱心間7.65m)で. 南陽市文化財にも指定されているとのことです。

さらに赤湯温泉街が一望できる場所に来ると、烏帽子山の名前の由来になったとされる烏帽子岩が置かれています。ただ、誰がどのようにこの場所に運んだかは不明です。

烏帽子2
神社は改装中のため、立ち入りせず赤湯温泉街に引き返し、地点の瀬見温泉に向け出発したのですが、赤湯温泉を離れる前に、昨日の三羽目の兎がどうしても気に掛かり、熊野大社に舞い戻ることに。

昨日と同じ場所に着くと、アレ~昨日の顔ぶれが、挨拶はすれどもお互いに教え合えない異様な雰囲気の中、一時間ほどかけて探しましたが、二羽の兎以外、三羽目はどうしても見つけられませんでした。
兎5
予定外の時間を費やした為、新庄市観光の計画は取りやめ、山形新幹線の始発駅となっているJR新庄駅にのみ立ち寄ってみることに。
山形3
2時間半のドライブで、モダンなガラス張りのJR新庄駅に到着。
山形駅1
駅構内に入ると、新庄祭りの山車の展示と、ユネスコ無形文化遺産候補に!!と表示の、のぼりが...
山形駅2

新庄祭りの山車は、歌舞伎の名場面や歴史上の物語の決定的瞬間を再現したもので、毎年各町内の若者たちがそれぞれ工夫を凝らして作り上げているようです。

観松館14
玄関、フロント&ロビー
予約済みの温泉付き客室「七宝倶楽部」(しっぽうくらぶ)~里の山桜~へ案内され、          
10畳和室で
観松館4
左の囲いの中に陶器のお風呂と
観松館3
そしてマッサージチェアー付き
観松館2
窓の外には薄らと雪化粧の山々が...(昨日雪が降ったようで~)
観松館5
大浴場、露天風呂も、もちろん源泉かけ流しですが、特に特徴のないさらりとしたお湯で、温泉分析表には源泉温度61.6℃、Ph7.4と表示。
観松館12
cats100
夕食は個室の食事処で、
観松館7
観松館6
事前に並べられた料理長特選料理、この他、山形牛の包焼き、温もの、あみ焼き等、食べきれないほどの量。夕食後部屋に戻りましたが、磁器のお風呂のかけ流し湯の流れる音が結構やかましく、温泉の流れを止めることになり、温泉風呂付きの部屋も良し悪しです。新庄祭りは、藩政時代の宝暦6年(1756年)、藩主戸沢正諶(まさのぶ)が前年の大凶作でうちひしがれている領民に、活気と希望を持たせ豊作を祈願するため、戸沢氏の氏神である城内天満宮の「新祭」を、領民あげて行ったのが起源との由。
駅構内は山車の展示などで賑やかな様相でしたが、今日のお宿、瀬見温泉、ゆめみの宿観松館へ向かう駅前通りの商店街は、シャッター通りと化しておりモダンな新庄駅とは対照的な光景です。
30分程で、観松館に到着。

    湯田川温泉 九兵衛旅館に宿泊。源泉の温度は42.2℃、Ph8.7のアルカリ性、加温はされているようですが源泉かけ流し、 泉質は透明であまり癖がないやわらかい感じの気持ちの良いお湯です。

     3日目の朝、瀬見温泉 観松館を10時に出発。
    観松館30
    最上川芭蕉ライン舟下り」に向かいました。
    後で分かったことですが、最上川舟下りには
    この「芭蕉ライン」を含め「義経ロマン観光」と、さらに川の上流の方に
    「三難所舟下り」3つのコースがあったということです。昨日、赤湯温泉から新庄までのドライブ途中で、村山市「三難所舟下り」が体験できたのに通り越してしまったことを残念に思いながら...、
    舟下り
    30分程で古口港の最上川舟下り乗船所に到着、昔の戸沢藩古口船番所を再現された門をくぐって乗船券売り場に入り,
    舟下り2
    10時50分発、リバーポート行き定期航路(12Km)約1時間の乗船券を購入(同時に下図の見所マップを入手)。
    舟下り18
    出発5分前に女性のガイドさんの案内で舟下り乗船場へ、その途中で芭蕉姿の人形が...、「五月雨を集めて早し最上川」の有名な俳句を思い出します。その昔、芭蕉もこの古口から舟下りに乗船したそうです。
    舟下り19
    眼下に乗船場が見えてきました。
    舟下り3
    今日の乗客8名で舟下りスタートです。
    舟下り4
     
    乗船後すぐに「柳巻の急流」を通過(水深12~15mと最上川では最も深い所)、

     舟下り8
    源義経が平泉に逃げる際に馬のクツワを洗ったといわれている「轡滝」、その他48の滝があるようです。
    舟下り18
    20分程で水上コンビニエンス・ストアーへ、明日からは冬季休業に入るとのこと。玉コンニャク1本150円を注文。
    舟下り10
    その後、大きく蛇行する最上川を下り、 
    舟下り16
    源義経にゆかりのある仙人堂(縁結びの神社)を通過。
    舟下り12
    終点近くにある、日本の滝100選の一つ、最上四十八滝中最大の瀑布・落差120m「白糸の滝」を観賞。
    舟下り1
    約50分の乗船で終点のリバーポートに到着。
    舟下り14
    古口港に車を駐車のため、路線バスで戻り、昼食を済ませた後、リバーポート近くの樹齢千年前後といわれる天然杉の巨木で有名な「幻想の森」に車を進めましたが、
    20151130132636(4)
    一昨日に降った雪が残っており、奥に進むにつれ積雪量が増してくるため、残念ながら途中で引き返し、今日のお宿、湯田川温泉 九兵衛旅館へ。

    15時30分湯田川温泉に到着。旅館そのものが幹線道路に面していないため探すのに苦労しましたが、地元の人のアドバイスで、車を旅館専用駐車場に置き、荷物を抱え2~3分の徒歩で、なんとか旅館に辿り着くことができました。
    九兵衛
    九兵衛旅館玄関
    九兵衛1
    九兵衛2
    フロント&ロビー
    案内された部屋は、2階の和室(10畳)、清潔感のあるきれいな部屋。
    九兵衛3
    早速温泉へ、山の湯と、川の湯の2カ所があり午後8時で男女入れ替え制。
    九兵衛7
    山の湯(露天風呂併設)
    九兵衛9
    川の湯(金魚を眺めながら)
    源泉の温度は42.2℃、Ph8.7のアルカリ性、加温はされているようですが源泉かけ流し、 
    泉質は透明であまり癖がないやわらかい感じの気持ちの良いお湯です。

    夕食、朝食共個室の食事処で、
    九兵衛6
    夕食には、冬の日本海の味覚、ズワイガニの膳を食しました。

    瀬波温泉 椿の宿・吉田やに宿泊。浴槽は濾過を使用しない循環式、最後にレオネジラ菌予防の条例により消毒が義務付けされていると記載あり。

    4日目の朝を迎えました。曇り空ですが雨は降っていません。
    今日は酒田市観光ボランティア・ガイドと山居倉庫前で10時に待ち合わせのため、8時45分に九兵衛旅館をチェックアウトし、

    山形11
    約1時間で山居倉庫に到着。ガイドさんの車に乗せてもらい、先ずは本間家旧本邸前へ、
    酒田2
    資材を投じて酒田発展に尽くし、「本間様には及びもせぬが、せめてなりたやお殿様」という歌も詠まれるほどに栄華を誇った日本一の大地主。


    続いて、北前航路で財をなした酒田を代表する廻船問屋、旧鐙屋(きゅうあぶみや)前へ、

    酒田3
    代表的な旧家を後に日和山公園へ、公園手前にどこかで見たような建物、映画「おくりびと」の撮影現場となった場所でした。
    酒田4
    日和山公園は、日本の都市公園百選にも選ばれる酒田港を見下ろす絶好のロケーション。最上川と隣接の酒田港、その昔、北前船の発着で賑わったことでしょう。
    酒田8
    日本で最古級の木造六角灯台も見られます。
    酒田5
    その後、相馬樓へ、
    9913e985-s
    北前船によって運ばれ、東北の地に根づいた「京文化」として、江戸時代から酒田を代表する料亭の「相馬屋」を修復、今では舞妓茶屋として舞妓さんの踊と、食事を楽しむことができるようになっている。見学のみで入館(撮影禁止)しましたが、思いもよらなかった酒田の舞妓さんにも出会うことができました。
    尚、ここ酒田では現在1、2を争う観光スポットとなっているようです。ガイド時間も1時間を超え、急遽山居倉庫に戻ってきました。
    酒田9
    現在も12棟の倉庫が残っており3棟は「庄内米歴史資料館」、「酒田市観光物産館 酒田夢の倶楽(くら)」として一般公開されている。残りの9棟は現在も現役の農業倉庫となっており、米の収容能力は、10,800トン(18万俵)。
    酒田14
    白壁、土蔵づくりからなる倉庫は、夏の高温防止のために背後にケヤキ並木を配し、内部の湿気防止には二重屋根にするなど、自然を利用した先人の知恵が生かされた低温倉庫と説明を受けました。

    酒田市内1時間半のガイド付観光を終え、次の訪問先、12時半予約済みの人気のイタリア料理店、庄内のアル・ケッチアーノ に、
    アル11
    ランチコースを注文、
    アル10
    cats50
    食事中、有名な奥田チェフが各テーブルまで挨拶に来られ、
    自然の味を生かしたイタリア料理と説明があり、確かに濃い味付ではなく、薄味で全て美味しく完食。

     昼食後343号線を南下し、今日のお宿、瀬波温泉 椿の宿・吉田やに。途中で有名な景勝地笹川流れを通過しましたが、曇り空で風が強く、波も高い為、残念ながら遊覧船は欠航。

    1笹川流れ
    1笹川流れ2
    2時間半のドライブで、16時椿の宿・吉田や到着。
    吉田や18
    玄関、フロント&ロビー
    予約済みの2階、半露天風呂付客室(和室8畳・ダイニング・ベッドルームの3室と檜の半露天風呂)に案内され、
    吉田や1
    吉田や19
    部屋の間取り&3室
    部屋は広くて快適なのですが、ただ、檜の半露天風呂の扉を開けると、消毒剤の匂いが充満しており、源泉かけ流し風呂を求めてきた我々にとっては、とても入浴できるものではありませんでした。隣には瀬波温泉元湯があり、JTBや、じゃらんなどの予約サイトには源泉かけ流しと表示されていたのに~???

    疑問を感じながら大浴場へ、内湯は程度の差はあれ、やはり消毒財の匂いがあり、露天風呂のみに入浴。
    吉田や21
    吉田や20
    浴場内の説明書きを読むと、源泉温度は92℃、Ph8.9のアルカリ性、加水はあるものの、源泉かけ流しの放流式と明記されているが、浴槽は濾過を使用しない循環式、最後にレオネジラ菌予防の条例により消毒が義務付けされていると記載あり。訳の分からない方式で、とにかく消毒剤の匂いには閉口。
    夕食、朝食共部屋のダイニングルームで、夕食は、5人前はあろうかと思われる船盛をはじめ、揚げ物、焼き物、鍋物など、我々2人では到底食べきれないボリュームでしたが、この量を2人でたいらげるお客がいることを聞いてビックリ、新潟の人々には標準量なのでしょうかね~?
    吉田や22
    吉田や23

    瀬波温泉-村上(上信越)

    5日目の朝、晴天に恵まれました。
    帰りのフライトまで時間がある為、今日も観光ボランティア・ガイド(村上市)に予約を取り、10時に村上市役所前で待ち合わせ、早速、鮭の遡上で有名な三面川へ。

    村上1
    一括採捕(いっかつさいほ)の鮭漁前
    鮭漁に次の3つの方法(一括採捕、居繰網漁及びテンカラ漁)があることの説明を受け見学に、
    鮭漁
    テンカラ漁実施中。
    20151202101518(1)
    この一括採捕鮭漁前に「三面川鮭産漁協」のふ化場があり、
    20151202100927(3)
    村上19
    建屋の中では、はらこ(いくら)や鮭の販売も行われています。
    20151202102618(2)
    これらはオス鮭の値札で、メス鮭はイクラを取り除いた後は1匹100円の値札でした。但し、脂の乗った美味しい鮭は、遡上前の海で捕獲されるとのことで、遡上の鮭は鼻や口が曲がり、脂おちして美味しさに欠けると耳元でガイドより囁かれました。
    約30分の見学を終え、市役所前に戻り車を駐車後、徒歩で市内の散策に。 
    20151202104107(1)
    市役所前から見える山の上には、その昔村上藩主の居城、村上城(焼失)がそびえ立っていたようです。
    一筋町中に入ると出てきました、鮭とばのお店や工場が、それぞれ中に入って見学後、
    20151202105542(1)
    さらに奥へ進むと黒塀の小路が、城下町らしい昔ながらの景観に戻そうと、平成14年住民発意で始まった黒塀プロジェクトで、黒塀1枚千円運動で寄付を募ったそうです。
    cats80
    ここから市役所への帰り道、鮭とばの老舗、「きっかわ」へ案内され、
    村上4
    何本の鮭が吊るされているのでしょうかね?
    20151202114927(2)
    神戸からの訪問者ということで、吉川社長が出てこられご夫妻と面談しました。尚、社長夫人は神戸のご出身のようで、とても寒い所ですと笑いながらおっしゃていました。
     20151202115328(1)
    2時間のガイドが終わり、市役所前駐車場から昼食のため四川飯店へ、
    村上5
    約4年前の訪問時に食べた陳麻婆豆腐の味が忘れられず、今回の再訪問を計画済み。
    cats91
    注文の陳麻婆豆腐定食(かなりのボリュ-ム)
    4年前ほどの感激はありませんでしたが、やはり山椒の辛さと味付けは天下一品です。ご飯のお替り自由と聞き、エーこのボリュームに~? 昨日の夕食の量といい、地元の人の大食いぶりには驚嘆です。
    全部は食べきれずに満腹となり、ここで今回計画した旅行訪問先の全ての行程を終え、予約の帰り便(15:30発)搭乗の為、新潟空港へ。レンタカー返却時、今回の全走行距離は568,9kmとなりました。

    追記
    酒田市の観光はも少し時間があれば良かったのですが...、もう一度チャンスを見つけ、ゆっくり時間をかけて巡ってみたいと思っております。
    東北で豊かな町並みと京文化が運ばれた酒田に魅力を感じました。
     

    六日町温泉(上信越)

    今回も「うまさぎっしり新潟の旅」に応募し、1月26~30日(4泊5日)で温泉の旅を計画しました。
    いつものように新潟までは飛行機で、新潟空港到着後は、レンタカーで0地点新潟空港から下図④地点の各温泉宿(六日町、奥湯沢貝掛及び岩室温泉)青いルートに沿って巡りました。尚、赤字の箇所は立ち寄りスポットです。

    新潟―貝掛ルート1
    11時30分、一面雪で真っ白の新潟空港に到着。予約済のレンターカー( 
    スタッドレス、4WD装備の
    トヨタVitz)で地点の六日町温泉に向け出発。
    レンタカー
    7号線から北陸自動車道に入り、中之島見附のICに近づいたところ、この先渋滞と表示があり高速道を下りて、一般道の8号線に迂回しました。ところが、一昨日長岡地方に降った雪が一般道でも未だ除雪されておらず、延々の渋滞に巻き込まれ、1時間ほどロス。16時、やっとのことで今日のお宿、六日町温泉、龍言に到着。
    龍言1
    龍言の立派な門を入り、越後の庄屋や豪農の館を移築した建物と、約4000坪の大庭園のある広大な敷地を持つ館の玄関へ。 
    龍言5
    フロント前のロビーでチェックインの手続きを終え、
    龍言3
    龍言4
    一階の平屋建て、全部で33部屋の中から「向月の間」へ、二間続きの囲炉裏やコタツのある和室です。
    龍言9
    龍言6
    龍言8
    「圓の湯」に近い部屋なのですが、案内係から庭園露天風呂「和楽の湯」への入浴を勧められ、フロントからでも約130メートル(赤い破線)はある廊下を進み、
    龍言10
    長い廊下の窓から、凍り付いた龍神の池や、雪景色が見られ、待望の雪見露天風呂への期待が膨らみましたが、
    龍言11
    龍言13
    庭園露天風呂に入ってビックリ、露天とは名ばかりで風呂は屋根とガラス戸で囲われているため、滝のように流れるお湯の蒸気が立ち込め、ほとんど見えない状況で雪見露天は全くの期待外れに。
    龍言14
    ここには洗い場の設備もないため、早々に「圓の湯」へ移動、
    龍言15
    内湯から露天風呂へ、
    龍言16
    こちらの露天風呂ではたっぷりと雪見を満喫出来ましたが、何故か入浴後、温泉特有の体のホカホカ感がないのが不思議。浴場の温泉分析書には源泉温度は47.5℃、Ph7.9、無色透明と説明されていましたが、残念ながら源泉かけ流しではなく循環式のようでした。


    食事の方ですが、朝晩共部屋食で夕食には和牛すき煮鍋を、

    龍言18
    多くも少なくもない適度の量で、特に岩魚炭火立焼きは、骨も含め頭から尻尾迄すべてが食べられることを教えてもらい、その美味しさに感激。ご飯は云うまでもなく魚沼産のコシヒカリ、お釜で炊かれたご飯は天下一品でした。

     

     2日目、奥湯沢貝掛温泉

     

    奥湯沢貝掛温泉(上信越)

    2日目の朝、龍言の朝食です。全て
    朱色の陶器に盛られており、朱色は元気を出す為の色と、女将さんが特注されたことを
    中居さんから説明されました
    龍言20
    今日は奥湯沢貝掛温泉に向かうのですが、チェックインの15時まで時間がある為、 
    近くで適当な
    時間潰しの訪問先をフロントで尋ねたところ、西福寺と永林寺に日本のミケランジェロと言われている石川雲蝶( 
    江戸時代末期に活躍した木彫りの名工
    の彫刻があることを教えてもらい、訪問してみることにしました。
    新潟―貝掛ルート1-1
    ①地点の龍言から30分程で西福寺に到着、 
    正式には赤城山西福寺という名前の曹洞宗の寺院です。
    西福寺
    開山堂(左の建物)
    院内は全て撮影禁止であった為、写真の掲載は出来ませんが、芸術に疎い私でも、精密で立体感を表す彫刻はとても迫力があり、素晴らしいものでした。
    西福寺開山堂のHP、並びに魚沼市観光協会が発行している石川雲蝶ガイドブックに彫刻の写真が載っていますので、クリックして御覧ください。
    開山堂
    西福寺開山堂HPの写真の一部
    その後、永林寺
    にも立ち寄って、
    天女の透かし彫りも見学し
    永林寺のHP)
    今日のお宿、②地点の奥湯沢貝掛温泉へ車を進めました。
    この細い雪の積もった橋を渡り終わったところが貝掛温泉旅館です。
    貝掛12
    貝掛温泉旅館前に到着。
    貝掛1
    貝掛2
    旅館玄関前
    貝掛9
    貝掛8
    フロント&ロビー
    部屋は2階の和室「萩の間」に案内されました。 
    貝掛13
     貝掛7
    貝掛5
    貝掛11
    冬でも温泉の湯で元気に泳いでいる錦鯉(窓からの眺め)

    正真正銘の源泉かけ流しの温泉を楽しみに
    早速風呂場へ、
    貝掛16
    内湯
    貝掛15
    露天風呂
     
    無色透明で無臭のさらっとしたお湯ですが、温度の低さに驚きました。 
    露天風呂はさらにぬるく、
    内湯の小さい浴槽のみが41℃位で、殆どこの浴槽に浸かって上がりました。
    後でフロントに文句をと思いながら一旦部屋に戻り、テーブルの上にあった温泉の説明書きをふと見ると、
    昔から貝掛にはぬるい風呂に長く入る「長湯」入浴法があり今も守られていますと...アアそうでしたか~
    貝掛18
    さらに、メタホウ酸を多く含む貝掛の湯は「眼の温泉」として広く知られるようになっており、眼の洗い方まで説明されています。
    貝掛17
    これでぬるい温泉の入浴法がわかり、その後は長湯を実行することにし、それなりに満足感が得られ、翌朝の入浴も含め4回も入浴してしまいました。 
    尚、源泉の温度は38.2℃、Ph7.7と説明されていました。

    食事の方は夕、朝食共食事処で、山菜や川魚などを中心とした地産地消の料理でした。
    貝掛17