熟年夫婦の温泉旅日記

源泉掛け流しを求めて…。熟年夫婦が全国の温泉を旅して歩いた記憶を辿ります。本ブログ記事には広告が掲載されておりますがご了承下さいな。

河原野天風呂

7日目の朝、今日も晴です。朝食を済ませ、チェックアウトの10時30分までの僅かな時間ですが、再び川の湯へやって来ました。

cats5
駐車場に車を置き、「河原野天風呂この先200m」の立て札を越え、「川風呂入口」から階段を降りて辿り着きます。
すでに数名が入浴中です。

f:id:tedd707:20210922142313j:plain

天気が良く、川湯の中から眺められる紅葉も綺麗です。
川湯3
大自然の中の野天風呂の気持ち良さはたまりません!

f:id:tedd707:20210922142330j:plain

いつまでも浸かっていたい気持ちになりますが、チェックアウトの時間もあり1時間ほどで旅館に戻り、部屋で着替えを済ませ10時にチェックアウトを終え帰路に着きました。
405号線を少し南下すると道の駅・六合観光物産センターがあり、六合を「くに」と呼ぶことが未だに不思議でなりません。
六合
新鮮な野菜を調達し、405から144号線に入りました。
いつも紅葉の綺麗な嬬恋村付近はまだ少し早い感じでしたが、上信越自動車道の上田菅平まで所々で、紅葉が始まっています。
144
上田菅平ICから高速に入り、長野、中央自動車道、そして名神の西宮ICで高速を出て、17時30分無事自宅に戻りました。(今回の全走行距離は1,985Km)

尻焼温泉 川の湯

6日目の朝、やっと晴れ間が見えています。今日は⑤地点の二俣温泉から花敷温泉まで約280kmのドライブとなります。紅葉も眺めながらと考え、敢えて高速道路を通らず、ローカルの121、120及び145号線のルートを走行することにしました。

static1
大丸あすなろ荘出発、9時00分の天気です。
二股
青い空に紅葉が映えて綺麗です。

118号線から121号線、日光道を経由して120号線まで順調に来ましたが、いろは坂では大渋滞に巻き込まれ、1時間ほど余分な時間を費やしました。

いろは
いろは坂の渋滞と紅葉

結局、花敷温泉には、予定より1時間遅れの16時30分に到着。

花敷
20141024163219(4)
玄関、入口通路
cats1
フロント、ロビー
案内された部屋は2階の和室(8.5+8畳)、
hana2new
花の弐番客室

旅館の温泉はさておき、暗くならないうちに予定していた「川の湯」へ急ぎました。

f:id:tedd707:20211020174649j:plain

               川の湯(尻焼温泉

旅館から車で5分+徒歩5分で到着。川の底からわいてくるお湯がお尻を焼く感じがするため、この名前がついたことが理解できましたが、何にせ生まれてはじめての川湯の貴重な体験に感動でした。
旅館に戻り、夕食の時間まで部屋で待機しておりましたが、夕食場所はこの旅館外にある別邸囲炉裏の食事処に車で案内されることになりビックリ。

cats3
囲炉裏
別邸囲炉裏の食事処

樹齢1000年とも言われる大木に囲まれた中で、囲炉裏深山会席料理を頂きました。

 3cats
cats4
会席料理の全メニュー

ゆったりとしたスペースで落ち着いてゆっくりと食事が出来た為、初めて全ての料理を撮影。久しぶりに完食させてもらいました。
最後に、ここの大木にはそれぞれ説明書きがあり、歴史を感じさせられます。

夕食13
再び出迎えの車で旅館に戻り、館内の温泉に。
風呂
内風呂
風呂1
露天岩風呂(貸切)

いずれも大きな浴槽ではないが、宿泊客の数からしても問題ない大きさだと思います。源泉の温度は43.0度、Ph7.9の弱アルカリ性、無色透明の気持ちの良いお湯でした。

二岐温泉 大丸あすなろ荘

イクラインを過ぎ459号線を進むと、ゴールドラインを示す看板の所までやって来ました。
ゴールド
そのまま直進すると、「磐梯山噴火記念館」の立派な建物に遭遇、興味があったので立ち寄ってみると、磐梯山の噴火前の形や桧原村の水没など、写真や模型を使い詳しく説明されており、以下はパンフレットに掲載されていた内容の一部です

cats1
記念館を後に、459号線からゴールドラインに入り、紅葉の林が続きましたが、相変わらずの曇り空が残念でなりません。
滑
滑滝前(ゴールドライン・ビューポイント
ゴールド2
標高が下がるにつれ紅葉の色づき状況が変わってきます。
30分程のドライブでゴールドラインを終え、会津若松市外を通り抜け、118号線で二岐温泉に向いました。(この118号線は、今年1月会津から湯野上温泉まで走行した同じ国道です)

16時丁度に、今日のお宿、二岐温泉 大丸あすなろ荘に到着。今日の走行距離は200Kmとなりました。
外観
大丸あすなろ荘玄関前から建屋を撮影
二股
二股1
玄関と旅館入口
furonnto
フロント前ロビー付近
チェックインを済ませ、3階ロビーからエレベーターで、2階山法師の和室に案内され、食事処、風呂場や入浴時間などの説明を聞きました。
熟年夫婦温泉旅行客室2
秘湯の旅館イメージとは想像できないぐらい館内は豪華で、しかも築後20年とは思えないぐらい、手入れが行き届いているのに感心です。
cats1
和室(10畳+掘りごたつ付談話室)
露天男
部屋の窓から川沿いの露天風呂(男)の脱衣小屋が見えます。浴衣に着替えまずは露天風呂へ、
露天
源泉の温度は51.8度、Ph7.8の弱アルカリ性で無色透明、丁度よい適温でしたが、その後自噴泉岩風呂へ、
岩
少し不気味な甌穴が見えます。恐る恐る足を湯につけてみると、最初はその熱さにビックリして足を引っ込めましたが、熱いのを覚悟の上、ゆっくり、ゆっくりと足を入れ全身を湯につけると、熱いことは熱いのですが、なんとも言えない快感があり、この熱い温度が癖になりそう。後で判ったのですが湯の温度は45度でした。
尚、自噴泉岩風呂、甌穴については、下記の記事が掲載されていましたので、ご興味のある方は拡大してご覧ください。
自噴
食事のほうですが朝晩とも2階の食事処で、特に特徴のあるものでなく、多からず、少なからずの適量でした。
最後に、この大丸あすなろ荘は、「日本秘湯を守る会」の会長経営の旅館だそうです。

磐梯熱海温泉オーベルジュ 鈴鐘

2日目の朝11時、森の湯をチェックアウト、13号線を南下中、まだ雪の世界が続きます。

国道13号

米沢北ICから、下図の青いルート東北中央自動車道に入り福島西ICで高速を降り、4号線から8号線に、

磐梯熱海ー3 -1

福島県に入ってからは道路上に雪は殆どなくなり、8号線を10分ほど進むと道路わきに鈴鐘の案内板が見えてきます。

鈴鐘-66
14時50分、今日のお宿 ②泊目のオーベルジュ 鈴鐘前に到着。
鈴鐘-28
玄関を入ると、西洋の騎士が着用していた西洋甲冑が置かれており、理由を聞くと、宿の守り神との返答。
鈴鐘-16
鈴鐘-17
鈴鐘-19
フロント前のロビーには深紅の応接セットが高級旅館のイメージを醸し出しています。
フロントで予約の名前を告げるとチェックイン手続きは入室後のため、早速部屋への案内となり、ロビー奥の階段前で、夕朝食の場所はこの階段を上がって2階へと説明を受け、
鈴鐘-51
フロント横のガラス戸を開け一旦外に出て、
鈴鐘-18
鈴鐘-86
屋根付きの通路を下図の赤い破線の道順で進み、予約済みの「青磁」の部屋へ。 尚、この旅館の全室は、中庭を囲むように配置された「藤・藍・青磁・利休・香・桜・絹」をイメージした7つの独立した離れ部屋となっており、それぞれイメージにちなんだ色合いで内装がまとめられているようです。
鈴鐘-15-1
2階の食堂が気になり途中で振り返ってみますが、大きなガラス窓しか見えません。
鈴鐘-87
予約部屋「青磁」の玄関前に、
鈴鐘-88
扉を開けるとフローリングの床、広さ90㎡に、和室8畳+1畳、リビング18畳、寝室12畳そして源泉かけ流しの石造内風呂がついています。(下図右の間取り図参照ください)
鈴鐘-82-1
この部屋のテーマは「土の静けさ」。どこか懐かしく切なく、そして清々しく温かい、そんな哀歓ある錆青磁色を中心にコーディネートされているようです。
イタリア製の家具が配置されたリビングには暖炉があり、床暖房も完備され、さらにミニキッチンまで備え付けられています。尚、TVはスターチャンネルが見放題となっています。
鈴鐘-33
鈴鐘-39-1
リビング18畳
鈴鐘-37-1
和室8畳+1畳
鈴鐘-40
鈴鐘-41
寝室12畳
鈴鐘-45鈴鐘-49
洗面台、トイレ
鈴鐘-48
石造内風呂
石造内風呂は黒い大理石と水色の十和田石で造られており、源泉かけ流しのお湯は強アルカリ性のためヌルヌル、広い浴槽でゆっくり温泉を楽しみ、窓を開ければ半露店の気分も味わえます。温泉分析表には、源泉温度50.4℃、Ph9.18 泉質はアルカリ単純温泉と記されています。

又この旅館には二つの貸し切り露天風呂が併設されており、空いておれば自由に使用可能となっています。
鈴鐘-81
まずは左の扉から入浴。脱衣場にはバスタオルとフェイスタオルの両方が完備されており、部屋から手ぶらで来られます。
鈴鐘-7-1
鈴鐘-1
鈴鐘-90
洗い場もあり、奥に見える扉はサウナ風呂の出入り口で、小さい風呂は水風呂。
右の扉から入った風呂場ですが、左右対称となっているだけで殆ど変わりありません。
鈴鐘-50
ただ、露天風呂も源泉かけ流しと思ってましたが、「温泉のご案内」の説明で、適正な温度を保つため加温、衛生管理のため塩素系の薬剤注入と循環ろ過装置の使用と記されています。

夕食の時間となり本館の2階へ、バーカウンターの奥の方に案内されます。
レストラン-1
黒い大理石で4室に仕切られた個室感覚の食事処で、
鈴鐘-56
鈴鐘-59
(全部で7つの部屋数なのに4室のみ?と疑問がわきますが、バーカウンターの前に衝立で仕切られた食事処が1ヶ所、通路を挟んで向かいに2ヶ所あることが後で分かりました)
二人では勿体ないぐらいの広いスペース。大きなテーブルには献立表のみが置かれています。
鈴鐘-58
鈴鐘ー70
献立表に示された順に、運ばれてきた料理の写真を掲載しています。
鈴鐘-53
温菜
鈴鐘-54
前菜
鈴鐘-55

鈴鐘-56
造り
鈴鐘-57
家喜物
鈴鐘-58

鈴鐘-59
食事
鈴鐘-60
甘味
河豚ちり鍋に期待していましたが、トラフグとは違う味でイマイチ。雑炊は河豚ではなく別の出汁で味付けされガッカリ。(関西人は河豚鍋、雑炊の味にはうるさいので...)

朝食も同じ場所で、食べきれないほどのボリュームでした。
鈴鐘-64
鈴鐘-65-1

オーベルジュ 鈴鐘は、温泉付き別荘の雰囲気で、館内、室内の清潔感はさすがに抜群。室内は広く、ヌルヌルの温泉に入浴し、暖房の良く効いたリビングルームで TVを見ながら優雅な気分で、ゆったりと寛げる時間が過せ、寝室のベッドの寝心地も素晴らしく室内の居心地は最高でしたが...、少し評価を下げたのは夕食の内容で、期待外れであったメインの河豚ちり鍋、本ふぐ(トラフグ)の使用と、ふぐ雑炊で絞めてもらうよう改善をお願いしたいです。
そしてもう1点ですが、チェックアウトの時間が基本10時となっていますが、せめて11時と変更してほしいものです。

 

遠刈田温泉別邸 山風木

3日目の朝、10時鈴鐘をチェックアウト後、7年前の1月猪苗代湖訪問時、たまたま白鳥の渡来に遭遇した長浜へ、此処までくると雪深く、以前に比べ数は減っていますが白鳥の姿を改めて確認できます。
猪苗代湖ー1
長浜で15分ほど滞在後、下図の青い線(国道4号線に沿って北上、③泊目の今日のお宿 オーベルジュ 別邸 山風木へ。
磐梯熱海ー3
2時40分に別邸 山風木に到着。
20210211144102(3)
山風木ー4
車を駐車場に駐めて(この時点で通常、宿のスタッフが出迎えに来るのですが?)玄関入口の暖簾をくぐるがスタッフの姿はなく、右手にフロントらしき机(誰もいない?)、
山風木ー9
ロビーを探しに奥へ進もうとすると、窓越しにお酒の瓶が無数に置かれた部屋?その奥の扉から中に入ると、
山風木ー123
ここは広い食堂のよう、
ダイニング-1
食堂前廊下の向かえには赤い椅子のある図書室が、さらに廊下を進んでいくと、
山風木ー12
コーヒーや飲料水が置かれた黒い棚、その前に池を見渡せるラウンジが設けられています。
山風木ー23
山風木ー74
山風木ー24
山風木ー25
黒い棚の左手に第二の図書室発見、さらに廊下を進み突き当りを右に、
山風木ー77
薄暗い廊下が続きます。
山風木ー78
山風木ー79
山風木ー80
山風木ー81
突き当り右手に紺の暖簾、男湯への入口のよう。(後で分かったのですがここは「風と木々の湯」で20時に男女入れ替え)
山風木ー114
広くはない脱衣場から扉を開けると、
山風木ー89
左手にサウナの入口、水風呂、洗い場
山風木ー85-1
正面に石をくりぬいたかかり湯、
山風木ー86
その奥の扉を開けると、3~4人位は入れそうな浴槽、内湯のみで露天風呂はなし。
山風木ー90
男湯前を左に曲がると赤い暖簾の女湯前に(月と風の湯)、
山風木ー83-1
脱衣場から浴場に入ると左手に3つの洗い場、正面に内湯、
山風木ー93
山風木ー92
そして扉の外には大きな露天風呂。
山風木ー91-1
さらに廊下を進むと突き当りに、マッサージチェアーが2台置かれています。その奥に貸し切り風呂、「空いています」の札があり、予約不要のようです。
山風木ー125
風呂場には、2人は入れる広さの浴槽に、洗い場が設けられています。
これら共同浴場の入浴心得に示されていた、浴槽の利用形態(下表)に、加水無し、加温有あり、循環無し、消毒(入浴剤)無しの正真正銘の源泉かけ流しと説明されています。
山風木ー137

チェックインが始まる3時迄に探索を終えフロントに戻ってきました。入室後見つけた下図の建物配置図(池の周りに全部で10室)に青い破線で探索ルートを記入。
山風木ー2-2
3時を過ぎるとフロントにスタッフが現れ、チェックインの手続きがスタート。下記のコロナ対策予防のお願いや入浴時間などの説明後、上図の赤い破線で「橙」の部屋まで案内となり、
山風木ー28
山風木ー126
玄関入口横のSHOP前を通り、突き当りを左に曲がって真っすぐ。
山風木ー42
山風木ー30
山風木ー31
山風木ー29-1
「橙」の部屋の前に、入室すると入口付近は非常に狭く、左側に押し入れ、冷蔵庫置き場(上にポットなど)、正面に和室入口、右側はベッドルームへの細い廊下、ベッドルーム手前に洗面所、トイレへの入口が見えます(右の間取り図ご参照ください)。
山風木ー64山風木ー105

和室(8畳)へ入ると、奥にサンルーム(6畳)、右に低床ベッドの和室(6畳)と繋がっています。
山風木ー56-1
低床ベッドの和室の窓から池の向こうに蔵王山眺められるようです。
山風木ー134
8畳和室には、高座椅子とオレンジ色のソファーが置かれており座布団はありません。
山風木ー50
山風木ー49
 
  
山風木ー128-1山風木ー47
テレビ台の左端に奇妙な形の置物、これはCDプレーヤーで、傍に山風木のオーナー自ら選曲のジャズ中心の自作CDがあり、BGMとしてCDを聞くと懐かしい曲に癒されます。
低床ベッドの部屋からも行ける狭い洗面台とトイレ。
山風木ー101-1
冬の日差しは弱く、暖房設備のないサンルームは寒いだけ、マッサージチェアーもあるが殆ど使用せず、露天風呂へ行くための着替えの場所となりました。
山風木ー81山風木ー74
山風木ー72
山風木ー77
露天風呂のお湯は自家源泉からこんこんと涌き出る源泉かけ流し、柔らかいサラットした感じのお湯でちょうどよい温度に調整されており、ついつい長湯してしまいます。コロナ禍の折でもあり、部屋から遠くにある共同浴場には足が向かず部屋の露天風呂で温泉を満喫。
尚、温泉分析表によると、源泉温度45.5℃、Ph7.5 泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 低張性弱アルカリ性高温泉と書かれています。

午後6時となり、食堂(ロータス・ダイニング)へ、昼間とは違う幻想的な雰囲気の中で、席は早い者勝ちとなっており、
山風木ー121
池の前の席より、カウンター席へとのアドバイスに従い着席。テーブルには夕食メニューとお酒の銘柄がリストアップされており、午後6時~8時迄はドリンク・オールインクルーシブとなっています。(カウンター席はお酒の注文に最適な場所となります)
山風木ー122
メニュー
ヤマブキー1
出てきた料理を以下順番に載せています。
ヤマブキー2
蔵王 彩りの前菜
ヤマブキー3山風木ー136
おばんざいコーナーから            
ヤマブキー5
ヤマブキー6
鍋物
ヤマブキー7
果実のシャーベット
ヤマブキー9ヤマブキー8
仙台牛フィレステーキ
ヤマブキー13
煮物
ヤマブキー10
ヤマブキー11
釜炊きご飯「ズワイ蟹」
久しぶりに好物のシャルドネピノノワールのワインを1.5本分ぐらい空けたでしょうか、お腹もいっぱいとなり、デザートは部屋へのデリバリーを依頼。
山風木ー135
デザート(ルームサービス)
 
翌朝、部屋の露天風呂入浴後、朝食のため食堂へ、サラダなどのバイキングコーナーもあり、夕食と同じカウンター席で朝食を済ませ、
山風木ー138
山風木ー143
デザートのコーヒーはカウンター席から池の前の席に移動、目前に広がる池は凍り付いており、周りに建てられた部屋のすべてにサンルームが、寒くないのかね~?
山風木ー110
山風木ー112
山風木ー144-1
印は「橙」の部屋の窓が見えています。
 
11時に別邸 山風木をチェックアウト、この旅館の率直な印象ですが、大浴場を含め源泉かけ流しの温泉設備、2時間を超えるフリードリンク付きの夕食など評価する点は多々ありますが、車を駐車場に駐めても誰も姿を見せない宿のスタッフ、時間にならないとチェックインすらさせない宿の姿勢、しかも値段の割に、部屋は狭く、お粗末な部屋の装備、加えてサンルームには暖房設備がなく寒くてステイ出来ない無用の長物となりました。
一般的に評判の良いこの宿も一長一短はあり、温泉と食事を重要視されるならこの宿は最高かもしれませんが...?
ただ、帰りは駐車場まで宿のスタッフの見送りを受け(出迎えもやらんかい~、と言いたくなります)、仙台空港へ約1時間、レンタカー返却後13時25分発の飛行機で、今回も東北の温泉を満喫して無事伊丹空港に戻りました。

玉造温泉佳翠苑 皆実

本年2月20日日経新聞プラスワンに温泉津温泉島根県)の紹介記事を見つけ、激アツ湯で回復力シャキッとの表題で、「けがで足が曲がらなかったのに、帰りはスタスタ歩けた」、また「温泉に入ったら膝の痛みを感じなくなった」との温泉の効能?に興味を覚え、

温泉津温泉の訪問を主目的として、併せて山陰地方の源泉かけ流し温泉の宿を、ドライブ時間も考慮の上探索し、①泊目 玉造温泉 佳翠苑 皆実、②泊目 温泉津温泉 のがわや旅館、③泊目 岩井温泉 岩井屋、④泊目 京・Tango Resort はなれ空遥(そらはるか)と、4月上旬に予約を取り四泊五日の日程で、自宅より下図の青いドライブルートに沿って巡りました。
温泉津温泉地図ー3ー311
出発前には鳥取市の桜の名所で有名な鳥取城跡、鹿野城跡公園などへの立ち寄りも計画し、鳥取経由のルートでスタートしましたが、ただ、前日の豪雨と風の影響が心配になり、途中で鳥取観光協会に確認したところ、今年は桜の開花が1週間ほど早く、一昨日迄満開であった桜は、昨日の雨ですべて散りましたとの情報 ...。
島根県松江城山公園の桜も同様終わっており、今日のお宿 ①泊目の 玉造温泉 佳翠苑 皆実に直行。
玉造温泉
15時前に、高い建物がそびえる大型旅館「皆実」前に到着。玄関前の駐車場に車を駐めて入館します。
皆実-2
正面には立派な日本庭園が、右に曲がって館内入口へ。
皆実-3
皆実-4皆実-5

入口の自動ドアーを入ると、フロント前に広いロビー、ラウンジへと繋がっています。

皆実-11
皆実-12
チェックインはこの庭園ラウンジ「茶蔵楽」で、ラウンジの奥まで進むと手入れの行き届いた日本庭園が眺められます。
皆実-13
皆実-17皆実-16
皆実-14
席にはウエルカム・ドリンク(お茶とリンゴのジュレ)が提供され、ここでチェックイン手続きを済ませ、売店前のエレベーターで3階へ、
皆実-15
1階の平面図(下図)に、入口からエレベーターまでのルートを赤い破線で示しています。
皆実-6-6
皆実ー20
この大型旅館の建物は、9階建ての西の館、6階建ての東の館及び喜多の館の3つの館に分かれており、全部で109室。
予約の部屋は喜多の館、部屋に露天風呂付きの「雲のね」ですが、各館は立面図のみで平面図がなく、各館の配置がよくわからないまま、3階でエレベーターを降り、「雲のね」317号室に案内されます。
皆実ー21皆実ー30ー2

扉を開けると右側に和室、その奥が洋室となった和洋室、但しこの部屋にはトイレが左右に2ヶ所設置されています(上の間取り図ご参照ください)。
皆実ー32皆実ー25
皆実ー30皆実ー26
和室の前にベッドルームがあり、
皆実ー105
ベッドルームの窓から見えるテラスですが(洋室からも出入りが可能)、眺望を期待していたわけではないが屋根瓦しか見えないのに少し憤慨するも、予約時に4階以上の部屋とリクエストしなかったことを反省。
皆実ー108
部屋付きの露天風呂は、入口から左側に行くと、トイレ、洗面所、洗い場から露店風呂へと続いています。
皆実ー34-1
皆実ー33
実際には窓が解放できる半露店風呂で、浴槽は広く源泉が常時かけ流されており、湯面にはお湯に浮かべて湯温を管理できる湯温計が置かれています。
皆実ー35-1
皆実ー37
お湯は無色透明 無臭ですが、若干塩辛い味で、少しトロミのある肌に柔らかい良いお湯です。湯上り後は汗が吹き出し収まるまでかなりの時間がかかります。
温泉分析表によると源泉温度62.3℃、Ph8.1 泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)と表記。 

食事の方ですが、夕朝食とも2階の旬の宿り、ダイニング「穀厨(こくり)」で、【グレードアップ】メインが選べる季節の会席料理(車海老の香草オイル焼き、銀鮭香草オイル焼き、又は和牛のステーキ)との宣伝文句に期待させられるが、
皆実ー109
ダイニング「穀厨」の窓の外には目隠しフェンスが設置されており、窓際の椅子に座ると全く見晴らしがなく、個室感覚もない単なる大食堂で、
皆実ー110
おまけに、テーブルには重箱と小鍋がすでに置かれており、朝食の用意かと間違うほどお粗末な演出。
重箱を開けた先附~お造りの内容の周りに、時計周りで後から出てきた洋菜(和牛のステーキを選択)以降の写真を掲載。
皆実ー101
皆実ー80
メインの洋菜のなんと薄く小さなステーキに唖然、食堂の雰囲気が悪く、なぜか全て美味しく味わえなかった点は否めません。

この旅館の大浴場は1階と9階の2ヶ所にありますが、いずれも循環式で塩素消毒との情報あり、このコロナ禍の折、あえて入浴しませんでしたが、ご参考までに佳翠苑 皆実の大浴場の詳細は下の写真をクリックしてご覧下さい。
皆実ー100
1階大浴場(男湯)
尚、朝食(バイキング形式)は同じ食堂で済ませ、10時にチェックアウト。部屋付きの源泉かけ流し風呂(半露店)を除き、高評価する点は余りなかったが、お湯は非常に良かったと思います。

温泉津温泉のがわや旅館

2日目になりました。今日のお宿 ②泊目の温泉津温泉までのルートで、島根県の桜の名所を観光協会に問い合わせたところ、比較的標高の高い飯南町は、まだ桜の開花が続いているかも?との情報を得、玉造温泉から下図のルートで飯南町に向けスタート。

温泉津温泉地図ー3ー511
国道54号線走行途中、道の駅とんばらの観光案内所で、張戸のお大師桜が満開との情報あり、下の地図をもらって臨時駐車場へ、

 

お大師桜ー11
駐車場に車を駐め、民家の間の路地を矢印の方向に進みます。
お大師桜ー8-3
坂を上がると、なんと大木に満開の桜が!
お大師桜ー13お大師桜ー3
お大師桜ー2
樹高15メートル・枝幅10メートル・幹周り4メートルの推定年齢200~300年の巨木。根元に弘法大師を祀った小祠が安置され、「お大師桜」と呼ばれており、田に水が張られると水面に花鏡となって映りこむようです。
丁度タイミングよくこの巨大な満開の桜をゆっくり堪能後、今日のお宿 温泉津温泉 のがわや旅館へ急ぎ、15時に旅館前に到着。
玄関を入り、フロント前の応接間でチェックイン手続きを終え、フロント横の階段で2階へ、
のがわや-1-1
のがわや-2のがわや-11
のがわや-4
2階の通路を真っすぐ(下図赤い破線)、マッサージチェアーの横を通り抜け、突き当りの階段を上がった部屋(松山)に案内されます。この旅館は全部で10室のみ。
のがわやー31ー4のがわやー31ー6
部屋に入ると7.5畳の控えの間に続き、奥に8畳の主室、周りに廊下、
のがわや-19
のがわや-6のがわや-7
のがわや-8
廊下に置かれた椅子の後ろに冷蔵庫、廊下入口側奥に洗面所、トイレが設置されています。
のがわや-18
カーテンを開けた窓からは、隣の家の畑?と古びた家屋の屋根瓦が見られます。
のがわや-21
今回の旅行の主目的の温泉入浴ですが、コロナ禍の折、ここの3つの風呂場(岩の湯、石の湯、たぬきの湯)は入浴後の消毒作業のため、すべて50分の貸し切り対応となっており、予約と入浴後の連絡が必要と注意を受け、夕方までの2回、夜及び朝の計4回の予約を済ませ、早速1階のたぬきの湯へ
のがわやー41-1
浴槽は2人が入れるほどの大きさがあり、お湯はかけ流し、少し鉄分の匂いがして、淡茶褐色でまったりとする感じ、舐めると塩辛い。このお湯は薬師湯温泉から引湯されており、源泉温度は45.3℃(使用位置で41.5℃)、Ph6.4で、ここのお湯の温度は41℃前後で管理されている模様。
尚、薬師湯温泉のお湯は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(低張性中性高温泉)で、日本温泉協会公認の天然温泉、新基準検査の全項目(6項目)で、最高評価の"5"を取得!島根県では薬師湯だけとのことらしいです。
夕方までの予約の石風呂へ、脱衣場から扉を開けると、浴槽は石で区切られ、温泉部分は四角の浴槽のみで、L字部分は沸かし湯。湯量に限りがあることからの苦肉の策?のようです。
のがわやー42-2

夕食は部屋食で、海の近くの旅館の為か、我々好物の魚づくし料理コースで、配膳された料理順に写真を掲載しています。
のがわやー61
蕎麦、ごま豆腐、河豚の湯引き 
のがわやー59-1
刺身盛合せ(ヒラマサ、ヒラメ、チカメキントキ)
のがわやー51
とろろのせんぎり、貝柱、甘鯛
のがわやー52
ノドグロの煮つけ
のがわやー53
鰆の野菜巻き蒸し
のがわやー54
穴子、野菜天ぷら
のがわやー55
御飯
のがわやー56
デザート(フルーツの盛合せ)
結構なボリュームで食べ残した料理もありましたが、味付けは全て美味しく満足。ただ、河豚の湯引きにはトラフグを使用してほしい。
就寝前に予約済みの岩風呂へ、浴槽は一番大きなサイズですが、温泉は左の四角部のみでL字部は沸かし湯。前の2つの風呂に比べ、お湯の温度も若干高く、一番落ち着いて入浴できます。ただ、評価の高いお湯ですが、最高のお湯と肌で実感できるほどのものでもありません。
のがわやー43
朝風呂(予約済みの岩風呂)の後、朝食は2階の大広間で、
のがわやー57
朝食の内容は一般的な量ですが、山陰地方独特のカレイの一塩干には舌鼓を打ちました。
のがわやー58

尚、冒頭の日経新聞プラスワンに掲載された温泉津温泉の記事は、元湯のお湯のことでしたが、旅館群に引湯されているお湯は、全て薬師湯のみであることが分かり、のがみや旅館から徒歩で4~5分の距離(下図)にある元湯(公衆浴場)への入浴も考えましたが、旅館でも浴場は貸し切りとして消毒を繰返している実情から、コロナ禍での公衆浴場への入浴の勇気がなく、今回は断念することになりました。
のがわやー62-2

岩井温泉岩井屋

3日目の朝、のがみや旅館を10時にチェックアウト、岩見銀山などへの訪問アドバイスを受けたが、既に2016年5月に訪問済みの為、③泊目の岩井温泉へ、9号線から山陰自動車道で約220㎞、4時間弱のドライブとなります。

温泉津温泉地図ー3ー101
9号線に入り10分ほど進むと、琴ケ浜鳴き砂海岸の看板を見つけ、チョット立寄ってみることに。
琴が浜-6

この看板の裏には見事な白い砂浜の海岸、180度撮影出来ないのが残念ですが、上下の写真をつなぎ合わせてご覧ください。

琴が浜ー2-1
琴が浜-0

ものすごく細かい砂で、確かに砂の上を歩くとキュッ、キュッと鳴る珍しい体験ができました。
尚、今日のお宿 岩井屋はご招待の形での宿泊で、

日本秘湯を守る会-1
2018年6月から2019年12月迄の一年半の期間中、日本秘湯を守る会加入のお宿、上の押印済みのスタンプ帳で2回目となる10軒を訪問。
美郷館(たんげ温泉)
仙狭閣(芦ノ牧温泉)旅館ひのえまた(桧枝岐温泉)旅館大黒屋(甲子温泉)御宿万葉亭(中の沢温泉)岩井屋(岩井温泉)虹岳島荘(虹岳島温泉)まるほん旅館(沢渡温泉)法師温泉長寿館(法師温泉)旅館岩倉(岩倉温泉)

スタンプ帳に押印のある宿から1件を選び、1泊無料での招待を受けられることから、今回、岩井温泉 岩井屋と決めた背景があります。(前回は肘折温泉 丸屋でした
尚、10軒の温泉につきましては過去記事をリンクしておりますので温泉名をクリックでご参照ください。

今回の岩井屋訪問時入手しましたパンフレットに、温泉の内容が詳細に説明されていますので添付しておきます。
岩井温泉ー2-1

天狗の庭吾妻八景

5日目の朝、雨は止んだものの空は厚い雲に覆われています。原計画では、カイバレーを戻りゴールドラインに入って、⑤地点の二俣温泉に向うルートでしたが、昨日の雨で通れなかったスカイラインを走行したいという強い思いから、米沢市経由で国道13号を通り70号線(スカイラインに入りました。

cats8
スカイライン入口前の高湯温泉、安達屋旅館(一昨日宿泊)を通り過ぎ、山を見上げるといまだに雲が停滞しており、一抹の不安もありましたが幸いなことに標高1350mの「天狗の庭(吾妻八景の一つ)」近くから晴れ間が見え出しました。
20141023110837(3)
 
眼下に見られる雲海
小富士
天狗の庭から吾妻小富士撮影
浄土平近くになると様相が一変。
浄土2
樹木が全くない白い岩肌の道を過ぎると、濃度の高い火山性ガスが噴出している場所があり、「この付近では駐停車や下車はせず、通過するようにしてください」との注意看板が設置されていたのにはビックリしましたが、危険地帯を素早く通り過ぎ浄土平ビジターセンター前に到着。 
浄土4
浄土平の名前の由来は、厳しい山道を歩んできた登拝者にとって、吾妻小富士や一切経山(いっさいきょうざん)に囲まれた鮮やかな花々に満ちた平坦地が、極楽浄土のように思えたことから名付けられたと言われています。
まずは吾妻小富士へ。
浄土7
吾妻小富士登山
Map1
浄土平周辺地図
10分ほどで階段道を登り、吾妻小富士登頂地点より噴煙が少し見える一切経山を眺めます。
浄土8
山頂までの火口壁道
浄土9
雲海
浄土10
水のない火口底
        浄土13
雲海で見晴らしがない為、火口壁道を進むのをやめ、下山してスカイラインのドライブに戻りました。ただ、雲海の中へ突入の為、スカイラインの紅葉は楽しめませんが、標高の下がったイクラインに入ると、綺麗な紅葉の林のなかを疾走することが出来、
紅葉1
雲も少し切れ始め、随所に車を止めて紅葉を楽しみました。
2紅葉
紅葉のイクラインから望む磐梯山

小野川温泉河鹿荘

4日目の朝、目が覚めると雨の音です。今日は、磐梯吾妻スカイライン、レークライン及びスカイバレーの紅葉ラインを通り、③地点から④の小野川温泉まで約100Kmドライブの途中で、浄土平、中津川渓谷、グランデコ・リゾートや、最上川の源流が流れ落ちる双竜峡等の訪問を予定していたのですが...

cats8
この雨の為、山全体がガスで覆われているではありませんか、景色どころか運転にも支障をきたす恐れがあるため、スカイラインの通行を諦め、福島西経由の国道115号線でレークラインの中津川渓谷へ向いました。
中津2
雨の中でも見事な紅葉が見られます。
2中津
1中津
 中津川橋より撮影
その後、レークラインを通り抜けカイバレーへ、相変わらず雲が厚く、雨が降っています。
46429580-s
雲に覆われ、残念ながら何も見えませんでした。
東鉢
 東鉢山七曲りの景色
雨がさらに激しくなり、期待していたカイバレーはただ通り抜けただけで、15時前に小野川温泉に到着。小野川スキー場の近くに位置するとあったので、山の中の温泉を想像していたのですが、田んぼの真ん中に今日のお宿、河鹿荘がありました。
玄関
河鹿荘玄関
cats3
 
               フロント、ロビー付近
 部屋2
部屋1
           10畳和室(マッサージチェアー付)
部屋は、この宿一番奥の3階10畳和室に。建物自体はかなり古いですが、室内はリニューアルされているようです。早速浴衣に着替え風呂場へ、
IMG1
IMG2
内風呂(上)のすぐ外に露天風呂(下)が位置しています。ネットの写真ではラジウム豊富な美人の湯「せせらぎ」が鶯色だったのですが、実際は無色透明のお湯で少しガッカリ。この温泉は高温の源泉(80.3度)と低温の源泉(35.6度)をブレンドし、適温に調整後かけ流されており、加水は一切されていないのが特長とのことです。Phは7.1とほぼ中性です。
夕食
夕食は米沢牛のすき焼きでした。

高湯温泉安達屋旅館

3日目の今日は、安達太良山登山と、あだたら渓谷自然遊歩道散策を計画しています。その後、磐梯吾妻スカイラインを経由して、②の岳温泉から③の高湯温泉、安達屋旅館に向います。走行距離は約50Km程です。

cats7

空のリゾートから10分ほどで、9時20分安達太良山ゴンドラ乗り場前に到着です。まずはゴンドラで山頂駅を目指します。

ゴンドラ
晴天で紅葉が綺麗です。
ロープウエイ
ゴンドラ乗り場前
ゴンドラ4
ゴンドラからの眺め
10分程で山頂駅に到着。駅前には皇太子同妃両殿下行啓記念碑が立てられおり、ここが安達太良山登山のスタート地点となります。
記念碑
約50分で、山頂まで1.3Kmの仙女平分岐点に到達。
cats6
仙女平分岐点から山頂
別名を乳首山と呼ばれているように山頂が乳頭みたいです。その後、一気に1,700mの山頂まで約40分で登頂。
山頂
鉄山
前に見える山は、おそらく鉄山でしょう。
急に雲行きが怪しくなってきたので、山頂で長居をせずに下山し、昼食は、ゴンドラ乗場のレストハウスで済ませ、午後から予定の自然遊歩道散策に向いました。
自然
自然2
遊歩道として想像していた平坦な道とは違い、実際はかなりのアップアンドダウンを繰り返す険しい山道でしたが、1時間の間、紅葉真っ只中の景色を満喫。
遊歩
昇龍の橋から撮影
残念ながら、14時頃から雨が降ってきました。
今日のお宿、高湯温泉、安達屋旅館まで、磐梯吾妻スカイラインの紅葉ドライブを楽しみにしていたのですが...
スカイ
雨のスカイライン入口付近
進めば進むほど雨雲が厚くなり、道路も霧状の雲に覆われ景色は何も見えず、10m先が僅かに見える中で徐行を続け、やっとのことで安達屋旅館にたどり着きました。
玄関
玄関
cats1
フロント周辺とロビー
チェックイン後、2階の8畳角部屋に案内され、
cats3
早速温泉へ、ここは温泉場の撮影が禁止となっているため、旅館にあった写真のみ掲載しました。
温泉

この写真は、混浴の露天風呂ですが、実際に入浴してみますと、むしろ野天風呂と言っても過言ではないぐらい周りに自然が残されています。源泉の温度は43.7度、Ph2.7の強酸性のお湯ですが、肌に刺激もなく、ついつい長湯をしてしまいました。

しかし、夕食は狭い食事処で、しかも換気が強くやかましい落ち着かない雰囲気の所で、さらに我々の嫌いな鯉の刺身とか、鯉の味噌汁などが出て最悪でした。 

岳温泉空の庭リゾート

2日目の今日は、①角神温泉から出発し国道459号線を東へ、桧原ビューラインを通って桧原湖五色沼を訪問し、国道115号線②地点の岳温泉に向います。約130Kmのドライブです。

cats7
8時30分にホテルをチェックアウトし、2時間ほどで桧原ビューラインに入ります。さすが紅葉真っ盛りが桧原湖まで続きました。少し曇り空で紅葉が青い空に映えないのが残念です。
桧原ビ3
桧原ビ
桧原ビ2
11時前に、桧原湖に到着。早速島めぐり35分の遊覧船に、
IMG1
肉眼では対岸の紅葉が綺麗に見えていたのですが、この曇り空では残念ながら上手く写真が撮れません。
桧原湖5
星リ
船の発着場すぐ横に、今年の1月末に宿泊した星のリゾート裏磐梯ホテルが見えています。おそらく露天風呂はあの場所?だったかも、氷に埋もれた桧原湖から、雪交じりの寒風に吹きさらされて入浴したのを懐かしく思い出されます。
1桧原湖
桧原湖
3桧原湖
湖上からの紅葉は見頃なのですが、相変わらずの曇り空が続いています。
今日の午後は、ガイド付き五色沼トレッキングを予約していますが、集合時間の13時30分まで少し時間があった為、今回、満室で予約が取れなかった裏磐梯高原ホテルを訪問してみました。
弥六沼からの裏磐梯山は、裏磐梯高原ホテルからのみの眺めとなります。さすが素晴らしい眺めです。
弥六3
弥六1
この景色が眺められる宿泊部屋は、2及び3階の24室のみで、シーズン中に予約を取るのが難しいことが分かりました。

13時30分近くになりましたので、高原ホテルを後に、集合場所の裏磐梯高原駅前(物産館)へ向かいました。今日は我々を含め5名+ガイド1名のグループで13時45分トレッキングスタートです。
map3
まずは最初の柳沼から最後の毘沙門沼まで、それぞれ特長を持つ沼を見て歩きます。ただ、竜沼は雑木林の奥にあって全体が見渡せない為、撮影していません。
柳沼

柳沼

青沼
青沼
瑠璃沼
瑠璃沼
弁天沼
弁天沼
みどろ (2)
 
みどろ沼
赤沼2
毘沙門沼
途中ガイドから色々説明を受けましたが、綺麗な青色が見られるのは、水の中に、アルミニュームの含水ケイ酸塩の微粒子が大量に含まれており、これらが水の中に入った太陽光を反射するためと説明があったことは覚えていますが、後のことは見学に夢中になりあまり良く覚えていません。
ただ思い出すのは、竜沼は元々滝沼という呼び名であったが、登録時、役場の担当者が「さんづい」を忘れて登録し、竜沼となったこと、そして赤くない赤沼、それと最後の毘沙門沼は個人の所有地であることなどですかな~。

90分のトレッキングを終え、ビジターセンター前から集合場所まで車で送ってもらう途中ですが、看板に赤がない...???
出光
7
裏磐梯には環境保護条例で看板に原色が使えなく、出光のアポロマークや、セブンイレブンもこげ茶色になっおり、7の別名をブラックセブンと呼ばれているそうです。

15時30分に集合場所で解散となり、今日のお宿、岳温泉、空の庭リゾートへ急ぎました。
玄関
玄関
cats2
  フロント周辺とロビー
洋室
 ツインベッドルーム
4階のツインベッドの洋室に、17時丁度到着。ただ、このホテルは部屋への案内はおろか、荷物のサポートも全くなく、サービスは安物のビジネスホテル並み。早速風呂場へ、
内湯
露天
内風呂からの眺め&露天風呂 
さすが岳温泉の源泉かけ流し、源泉の温度は56.7度、Ph2.5の強酸性ですが肌に全く刺激を感じず、まことに結構なお湯でした。夕食は食堂でハーフバイキングの料理となっていました。
源泉かけ流し温泉で選んだ宿としては満足でした。 

玉造温泉に長楽園に宿泊【ブログ】。温泉は無色、無臭、透明そのもので特に透明度の高さに驚きです。源泉の温度は、69.7~72度、Ph8.1の弱アルカリ性。その後、館内1階の温泉大浴場にも入浴、露天風呂も結構大きく快適。

9月3日、9時30分に岩井屋旅館をチェックアウトし今日は、①地点から、②地点の玉造温泉へ移動します。

IMG2
9号線を戻り鳥取までの途中、鳥取砂丘ジオパークセンター近くの砂丘を見学。今年の長雨で、オアシスと呼ばれているグリーン地帯に水溜まりが出来、砂丘は秋の様相だと観光業者が嘆きの声を上げていました。
20140826103335(2)
砂丘近くに、「砂の美術館」という看板を見つけ訪問。
page8
20140826110145(1)
今回の展示は、「砂で世界旅行・ロシア編」ということで、ロシアにまつわる多くの砂像が展示されています。


その後、9号線から山陰道に入り、しばらく行くと「道の駅・はわい」の看板に遭遇。丁度、昼食時間でもあり立ち寄ってみたところ、以前にソフトバンクのコマーシャルで、トリンドルが鳥取の「はわい」出身という役柄で出ていたのを思い出し、道の駅にあった大きな地図で調べてると、東郷池の西岸に「はわい(羽合)温泉」が位置していることが分かりました。
昼食後、少し回り道ですが興味本位で、東郷池西岸まで行ってみると、昼間のせいか、人も殆ど見かけない寂しい場所でしたが、池に面して大きなホテルが数軒建ちならんでおり、このコマーシャルによる効果は、温泉地の宣伝に大きいものがあるでしょうね~?

他にも寄り道をして、今日のお宿、玉造温泉、長楽園には16時20分に到着。

長楽園
長楽園の玄関前
page1
長楽園のフロント、ロビー風景

案内された部屋は、玉泉閣、5階の和室(十畳)、部屋の浴室にも源泉が引かれている由。

20140826153440(1)
浴衣に着替え、館外にある日本一大露天風呂(龍宮の湯)へ、
IMG_0961
龍の口、他から源泉が噴出しています。温泉は無色、無臭、透明そのもので特に透明度の高さに驚きです。源泉の温度は、69.7~72度、Ph8.1の弱アルカリ性。その後、館内1階の温泉大浴場にも入浴、露天風呂も結構大きく快適。

夕食は、2階の食事処で、宍道湖産の白魚、シジミなど、さらに島根牛のステーキまで、大変美味しく頂きました。

4日の朝、昨日と同じ場所に用意されていた朝食を済ませ、日本庭園を散策。

20140827094105(2)

長楽園50
庭園、泉水
20140827094956(1)
昭和天皇御宿泊処

昭和天皇御宿泊処を外から見て20分程の散策後、10時前に長楽園をチェックアウトし、山陰道及び、178号線を経由して但馬牛の本場豊岡に向う途中、「道の駅・あまるべ」の標識が、上を見上げると、なんと、真っ赤な余部の鉄橋はいつのまにか真っ白のコンクリート橋に変身しているではありませんか。

20140827131119(4)
2010年8月に橋梁が完成
page5
余部鉄橋の桁(実物)と、昔の鉄橋の写真が展示されていましたが、1968年の突風による列車転落事故が思い出されます。

引き続き、178号線で豊岡に向かい、ステーキ他、焼肉、すき焼き用など、但馬牛を買い込んで和田山ICから播但連絡道路、福崎ICより中国道で西宮北ICまで高速道路で、16時40分無事自宅に戻り、今回の全走行距離は772.7kmを記録しまた。

岩井温泉 岩井屋に宿泊【ブログ】。1300年の歴史を持つと云われている岩井温泉、中でも、創業130年、江戸時代末期から続く山陰最古と言われる温泉旅館、鳥取県で唯一「日本秘湯を守る会」に加盟。

鳥取から宍道湖玉造温泉まで、9月2~4日、2泊3日で山陰の温泉地を訪問しました。
ドライブ・ルートは、西宮北インターから中国道に入り、佐用ジャンクションから鳥取道を北上し、9号線で岩美方面へ約30分、今日のお宿、①地点岩井温泉、岩井屋に到着。自宅から約3時間(192Km)。
IMG2
1300年の歴史を持つと云われている岩井温泉、中でも、創業130年、江戸時代末期から続く山陰最古と言われる温泉旅館、鳥取県で唯一「日本秘湯を守る会」に加盟している岩井屋旅館の入り口に到着。
岩井屋
車を特設駐車場にとめ、チェックインの為入館。
フロント・ロビー
フロント、ロビー、ティー・ラウンジ風景
早速、2階の「すずらん」、八畳間に案内されました。
すずらん
民芸調の落ち着いた部屋で、最初は気づかなかったのですが刺繍畳が敷かれていたのに驚かされます。
畳
何の刺繍か(家紋?)、聞くのを忘れましたが...。
少し休憩の後、風呂場へ。
kagu
途中、さすが歴史を感じさせられる家具や調度品が随所に展示されています。
IMG_0922
ティー・ラウンジ前の中庭を越えて(なぜか、この緑が癒しを感じさせてくれます)、左に見えるガラス張りの廊下を渡り、下図の赤い破線に沿ってお風呂場へ。
IMG_0927
今日の20時までは、女性が長寿湯、男性は祝いの湯となっています。
IMG_0919
秘湯、祝いの湯
日本秘湯を守る会の提灯が奥に見えます。広くはないが深さは胸まであり、源泉かけ流し、且つ底から湯が沸いているのか、湯面に泡がポコポコと出てきます。癖のない無色透明、無臭のお湯で、源泉温度は49.8度、Ph7.1の中性とのことです。又ここでは、シャワーにも源泉が使用されていることを後で知りました。

20時以降の男女入れ替えを待って、長寿湯へ。
IMG_0930
長寿湯(内湯)
IMG_0940
露天風呂
長寿湯は、併設の露天風呂もあり、祝いの湯より全体的に少し広く、湯は同じですが落ち着いて入浴できる感じです。ただ露天風呂(屋根付)は内湯に比し、湯の温度がかなり高目に設定されており、短時間の入浴に終わりました。

当初、日本秘湯を守る会の温泉旅館は、一般的に古さというイメージからくる一抹の不安もありましたが、ここに来てみて、古く見える建物の外観は別として、館内は全く古さを感じないメンテと工夫がなされています。玄関、通路、ロビーには歴史ある調度品に溢れ、緑溢れる中庭の前には、ティー・ラウンジやロビーが配置され、ここにいるとなぜか心が落ち着く感じがします。
食事は、夕食、朝食とも、個室の食事処が用意され、食べきれないほどの豪華なものでした。(冬場はカニ料理となるそうです)
今後又、機会があれば是非訪問したい温泉旅館の一つです。

ご参考までに、「岩井温泉の由来」としての説明書がありましたので、ご興味のある方はクリックで拡大してご覧ください。
IMG_0957
 

花巻温泉郷 山の神温泉 優香苑に宿泊【ブログ】。なまはげ館、ゴジラ岩、男鹿半島・大潟ジオパーク展示室に立ち寄り。

5日目の朝、久しぶりに青空が見えます。今日の予定は④地点からスタートし、男鹿半島西海岸沿いをドライブして、寒風山に立ち寄り、花巻温泉郷、山の神温泉、優香苑(⑤地点)へ移動します。

花巻ルート
チェックアウト時、フロントで男鹿半島の観光スポットを聞いてみると、即座になまはげ館と、又しても「なまはげ」!結局その館へ向い車で約10分の距離。
20140717091348(1)
20140717092122(2)
 館内には、なまはげ行事に使用されてきた面が100面以上も展示されています。
20140717101552(3)
20140717101552(5)
なまはげの語源や、行事の内容が記されています。(マウスで拡大してご覧ください)

又、隣の男鹿真山伝承館(曲屋民家)では、

20140717092434(2)
20140717093529(1)
12月31日のなまはげ習俗を実演で見せてくれます。現地の東北弁も非常に興味深いものでした。

以上でなまはげに別れを告げ、西海岸の起点となる入道崎に向い、
20140717104013(1)
入道崎の灯台
入道崎から約1時間ほど海岸線を走ると、ゴジラ岩の看板に遭遇。
20140717114207(1)
20140717114812(1)
波の浸食が造った傑作
その後、天気が崩れない内に、急ぎ寒風山へ、
20140717135108(1)
20140717131810(1)
寒風山回転展望台から大潟村を望むが、霞がかかったようで、よく見えません。

ただ、この展望台には「男鹿半島・大潟ジオパーク展示室」が2階に併設されており、男鹿半島の誕生から大変興味深い、詳しい資料による説明がありました。景色もさることながら、男鹿半島訪問前、最初にここを訪れ、観光の知識を得るべきであったと反省しています。(今回は、天候により、駒ケ岳登山の予定を変更した為、仕方ありませんでした)
20140717135133(1)
  この看板にも見所ジオサイトマップがありますが...
 
その後、展望台のレストランで昼食後、今日のお宿 花巻温泉郷 山の神温泉 優香苑に、秋田自動車を走り、16時30分(約2時間半)に到着。
20140717163601(2)
優香苑玄関
優香苑50
フロント&ロビー
20140717164347(4)
予約済みの和洋室(2階)
小奇麗に清掃された部屋で広さも満足。浴衣に着替え風呂場へ、当館には「とよさわの湯」(大)と、「こもれびの湯」の2つの浴場があり、サイズや趣が異なるようですが、湯は同じとのことでした。最初は大きい「とよさわの湯」に、この日はある団体さんが宿泊で脱衣場は大変混雑していましたが、風呂の広さが混雑を許容 し、内、露天共、余裕で入浴が出来ました。入ってビックリ、ここの湯はヌルヌルです。後で分かりましたが、PH9.3の強アルカリ性、今まで経験したことがない感触でしたが、お湯から上がると逆にサラットして、不思議な感じです。
後で、「こもれびの湯」も試してみましたが、風呂のサイズは小さめながら、目の前に迫った新緑の樹海が夜間照明に映え、すばらしい景観でした。尚、源泉の温度は42.3度とのこと。

6日目の朝、「とよさわの湯」に最後の入浴後、花巻空港10時発の飛行機のため、8時にチェックアウト。空港に戻りレンタカーを返却(全走行距離は857.8kmとなりました)。今回は5泊とも、源泉掛け流し温泉に執着して、宿を選択しましたが、酸性からアルカリ性まで、各種の温泉に入浴でき、大満足して花巻空港を後にしました。